イブプロ次年度企画案
探偵を狂言回しとしたネット恋愛を企画案としてプレゼンします。
馬渕卓郎探偵事務所…略してマ−ロウ探偵事務所の馬渕卓郎より
あらすじをお話しします。
馬渕「皆さん、初めまして馬渕卓郎探偵事務所の所長の馬渕です。
マ−ロウと呼んで頂いたら光栄です。
事務所を持たない(実情は家賃滞納で追い出され、ネット上に事務所を開いて
依頼を待っている有様。今の所は、マスタ−の温情で酒場のカウンタ−が事務
所代わりだ。マスタ−からも依頼者を紹介してもらっているので頭が上がらない)
探偵事務として主にネット上にて営業致しております。
調査内容は、定番の浮気調査・最今話題のスト−カ−対処の為の調査(馬渕は、
江戸川乱歩の少年探偵団を小学校から読みふけり以来、探偵にあこがれ、チャン
ドラ−のマ−ロウ-に出会ってからは探偵しかないと思い、とどめは、松田優作
の「探偵物語」。
念願かなって探偵になったものの、尾行がばれ、スト−カ−と間違われて逮捕
されかかるというドジ振りを発揮したりもしている。)
人探し・素行調査などいたしております。
さて、皆さん。ここからが本題です。
しばらく閑古鳥の鳴いていたわがマ−ロウ−探偵事務所に依頼のメ−ルが届き
ました。天の恵みです。
差出人は、仮名で奥村水城。20代のOLです。
依頼は、「ネットで知り合って、メ−ル交換だけで半年近く交際していた、
これも仮名で黒木陽介。にあいたいとメ−ルを送ったが頑なに拒絶された。
拒絶の真意を調べて欲しい」という内容でした。
ここに、水城さんと彼とに交わされたメ−ルの内容がファイイルされています
が、拒絶される理由を見出すことが出来ません。むしろ、交際は順調そのもの
の内容です。(水城と陽介は、ネットのデジカメ写真ライブラリ−の常連投稿
者で、お互いの作品を介してメ−ルのやりとりをするようになった。
陽介は、山や自然のネイチャ−フォト・オフロ−ドバイクレ−スなどの写真を
投稿していた。陽介は、登山やオフロ−ドバイクが趣味なのだ。
最初の頃は、お互いの作品や好きな写真家について意見交換をしていたが、
いつしか絵日記のようにまた、交換日記のようにメ−ルを出し合うように
なった。水城は、陽介に毎日の出来事・好きな言葉・最近お気に入りの食べ物
レシピを送ったり、旅先から写真つきのメ−ルを送ったりした。
水城は、自分を入れて写真を送っていたが、陽介からは、自分が写った写真は
一枚も送られてはこなかった。
理由は、自分が写真に写るのは嫌いだと水城に告げていた。陽介は、この半年あ
まりのメ−ル交際で長野在住であるという意外、身元がわかる事柄は水城に伝
えてはいなかった。
が、水城に対する思いは文面から読み取る事は容易にできた。)
皆さん、では一体なぜなんでしょう?
わたしは、水城さんから渡されたメ−ルファイルを手がかりに、陽介さんを長野
に探す調査を始めました。
探す手がかりといっても、わかっている事柄は、長野在住であること、山岳写真
を撮る事・山登り・オフロ−ドバイクが趣味であることぐらいではて?どうした
ものか…
ここからが探偵の腕の見せ所です。
陽介さんのデジカメ写真から場所が特定できるものを当たり、登山スポットに
出向き、オフロ−ドバイクを愛する連中の溜まり場・レ−ス会場を当たり、フォ
トギャラリ−を当たり紆余曲折の末、やっと陽介さんにたどりつきました。
(この間、もちろんわがマ−ロウ探偵のどじ探偵振り、長野観光、長野名物に舌
つつみをうつ満喫ぶりも披露される。)
ですが…わたしのたどり着いた陽介さんの真意は、水城さんにとって驚愕の内容
でした。これは、わたしにとってもですが…
実は、陽介さんは女性だったのです。
正確に言えば、肉体は女性ですが、内面は男性だったのです。
皆さんは、性同一性障害という言葉をご存知でしょうか?
陽介さんは、自分自身と闘っていました。わたしは、調査報告を逐一メ−ルで
水城さんに送っていましたので、陽介さんがみつかりそうだという事を伝えて
ありましたので水城さんにどう報告すればいいか大いに悩みました。
もちろん、陽介さんは水城さんを特別なひとと思っていることは間違いありま
せんが、真意を打ち明ける決心が出来ずに悩み抜いていました。
さて、皆さん。
水城さんと陽介さんのふたりの結末はどうなったでしょうか?
この結末をイブプロ次年度企画案としてプレゼンします。
次に、次年度やってみたい事ですが、、
自作企画案については、監督・脚本をと考えています。
馬渕卓郎は、つきかげさんのイメ−ジ-です。他皆さんの企画については、出来
る限りスタッフの一員として参加したいと思っています。
役者・音楽・編集・撮影以外のスタッフにて参加を希望したりしますが…
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