Gacharic Spin Tomo-zoさん 来店


2011年10月でバンド結成2周年を迎え、全国各地のライブハウスやイベントへの出演だけに留まらず、2011年3月にはアメリカ・ヒューストンにて行われた「ANIME MATSURI」に出演し、バンド初の海外公演を成功させたGacharic Spin
ファンからはガチャピンの愛称で親しまれ、メンバー全員が独自の個性と、キュートなルックスからは想像もできない超絶テクニックを併せ持つバンドとして幅広い層からの支持を獲得し、現在最も注目を集めているガールズバンドです。
Gacharic Spin Official Web Site:http://gacharicspin.com/

そんなGacharic Spinのギタリストで、メンバーからは「マスコットキャラクター的存在」とも言われているTomo-zoさん。
2010年には教則DVD「一緒に弾ける!ロックギター超入門」も発売され好評を博しその名前を知られた方も多いのではないでしょうか。

そんなTomo-zoさんがAm Grifbrettに来店!現在Tomo-zoさんが使用している機材を拡張、再調整してほしいとの依頼があり、当店で行うことになりました。

スイッチング・システムを当店で取り扱い中のG-Lab社製GSC-3に変更し、MIDIによるアンプのチャンネルや設定の切替、
Delayのプリセット呼び出し、G-Lab社製コンプレッサー、Boosting Compressor BC-1のモード切替を同時に行えるよう設定しました。
GSC-3本体にMIDI OUTを装備している為、拡張機器を使用せずMIDI機器を動作させることが可能になりボードの中もすっきりしました。

G-Lab GSC-3 http://www.digimart.net/amp-eff/inst_detail.do?instrument_id=DS01299074
G-Lab BC-1http://www.digimart.net/amp-eff/inst_detail.do?instrument_id=DS01209614

GSC-3は9V電源を6台まで供給可能なパワーサプライを内しているので(本体向かって左側の側面)、
転換時のセッティングもスピーディーに行えます。また6個の電源それぞれの出力は完全に直流で分離
されているのでグラウンドループを避けることができます。電源周りをすっきりずればノイズの原因も減ります。
Tomo-zo
さんは9V電源が必要なものが足元に9個ある為、足りない分はBoss TU-3からパラレルで電源供給しています。

接続順は、ギター → Line6 Relay G50(ワイヤレス) → ERNIE BALL Volume Pedal → G-Lab WW-1 Wowee-Wah →Boss PH-5 → GSC-3
GSC-3のループにはG-Lab BC-1、オーバードライブ、ブースター、ELECTRO-HARMONIX Small Clone、Boss PH-5 → ENGL Special Edition。
ENGL Special EditionのループにBoss CH-1とEventide TIMEFACTOR。


今回Tomo-zoさんの為に特別にセッティングしたのがG-Lab社ワウペダル Wawee-Wah WW-1と同じくG-Lab社のWah Pad WP-1です。

G-Lab WW-1は、プレースタイルに合わせて筐体上面のミニスイッチによって様々なワウトーンの設定が可能です。
このワウペダルの最も大きな特徴は機械式や板バネ式スイッチではなく、トゥルーバイパス設計で足の重さを感知する感圧センサーによってエフェクトON/OFFできることです(ペダル横面のミニスイッチでトラディショナルなワウペダルのように、つま先部分の内蔵スイッチによるON/OFFも可能)。

簡単に言うと「ワウペダルに足を乗せればON、足を離せばOFFにできる」のです。

トラディショナル・スタイルのワウペダルは、ペダルを踏み込み機械式のスイッチをON/OFFします。
また足を離せばOFFになるワウペダルも何種類か発売されていますが、足を離すとペダルが上がってしまいその状態からワウをONすることになってしまいます。
足を近づけるだけでワウを操作できる製品もありましたが、操作性が旧来の製品と大きく異なるので慣れが必要なことと、機種が限られているのでトーンや
操作感がプレーヤーに合わない場合もありました。

しかしWW-1はニュートラルな位置でも足を乗せるだけでワウをONにすることができるうえに、従来のワウペダルと操作感は何ら変わりません。
ワウをON/OFFする操作を省きより演奏に集中することができます。

そしてそのWW-1の下にG-Lab Wah Pad WP-1をセットしました。このWP-1GSC-3のWah Pad端子に接続して使用します。重みを感知した時に瞬時にプリセットを呼び出すことができます。

例えば、アンプをクリーンチャンネルにしての演奏中、瞬時にアンプをリードチャンネルにして、ワウを絡めたリードを弾きたい時、スイッチャーやA/B Boxを導入したとしてもまずアンプのチャンネルを切り替えワウをONにするという動作が必要になります。クリーンでの演奏時時にワウをONにしていたとしても一旦足を離してアンプのチャンネルを切り替えなくてはなりません。

そんな時にこのWP-1WW-1を使うことにより足を乗せるだけでワウをONにしてGSC-3内に予め設定しておいたワウ専用プリセットも呼び出せるのです。
つまりワウに足を乗せるだけで、アンプのチャンネル切替、MIDI機器の操作、GSC-3で設定したループのON/OFFが瞬時に行えるのです。

今回は使用しませんでしたが、この機能は使いたいけどお気に入りのワウペダルを使いたい!という方の為にG-Lab社 True Bypass Wah Pad TBWPが発売されています。
お気に入りのワウペダルを無改造でトゥルーバイパス化できる上に足を乗せるだけでワウをONにでき、GSC-3のWah Pad端子に接続すれば上記のようにGSC-3連動させることが可能です。http://www.orihime.ne.jp/~ggag/g-lab-tbwp.htm


Tomo-zoさんもこちらがご用意したこのスペシャル・セッティングがお気に召されたようで、近々ご自分でスペシャルなセッティングをされるそうです。
ライブで披露される日も近いと思いますのでファンの方は要チェックです。

今回Tomo-zoさんのボードに新たに加わったのがG-Lab Boosting Compressor BC-1です。BC-1はクラシカルなアナログ・コンプレッサーペダルですが、モダンかつハイクオリティなパーツと設計によりローノイズと優れた利便を備えています。ギターとベースそれぞれに対応可能な設計になっています。

各コントロールは
2ペアで2モードのコンプレッサー、ブースターとしてA/B切替フットスイッチで切り替えられます。ON/OFFスイッチにはG-LAB独自のノイズレス・トゥルーバイパス回路を採用しています。これら2つのフットスイッチは4モードで使用でき、用途に応じて役割を設定することができます。
また
MIDIにより更に細かなコントロールが可能となっているのでGSC-3のMIDI OUTから接続しスイッチャーでのモード切替ができるようセッティングしました。
今回は
GSC-3のループに接続しましたが、MIDIを使用することによりエフェクトのON/OFFも可能なのでスイッチャーの前段で使用も可能かと思います。


今回Tomo-zoさんのシステム構築をさせていただきましたが、Tomo-zoさんは私の拙い説明にもしっかり耳を傾け細かくメモを取られている姿に、機材に対する真剣さを感じました。実際にエフェクターやアンプの細かいセッティングをご自分で設定されていた所はさすが!

Am GriffbrettはそんなTomo-zoさんを、Gacharic Spinを今後もサポート、応援していきたいと思います。
遠路遥々お越しいただいたTomo-zoさん、ブリスクルー西野さん、宮地さん、今回はお世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
またいつでも遊びに来てください。お待ちしております。


余談ですが、実際にご本人にお会いしお話をさせていただいて、イメージ通りのキュートな方で私もファンになってしまいました。

最後にGacharic Spinのツアーパンフレットにサインをいただき、記念撮影をしていただきました。

当店ではシステム構築、エフェクトボード製作を承っておりますので、興味のある方は是非当店までメールをいただくかお電話をくださいますようお願いします。

平成23年12月14日
Am Griffbrett
店長:小寺

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