1. 2ピースのベイトロッドの問題点。


'91年秋、奈良県某池で。ルアーはウッディーベルのウッドトリッカー。
 '90年代前期に使っていた、今はなきエビスフィッシングのミスタードン・アドミレーション・スタンプヒッターSH6002。

 このロッドを数年使ったが、ツーピース(ロッドの中央でつなぐタイプ)のベイトロッドは問題があると思った。キャスティング時にリールを左へ倒すのでロッドにネジレの力が加わり、ティップ側のブランクがねじれて行ってしまう。しっかり差し込んでも少しずつ回ってしまう。重いルアーを使うと特にひどい。

 時々直しながら釣っていたが、ナイトゲームの時は夜空にロッドをかざしてガイドの位置を確認して直すのだが、当然やりにくい。一投でも多くキャストしたい時間帯だとほんとイライラする。

 マルチピースのパックロッドも売られているが、本当に使えるのだろうか。スピニングロッドではこの問題は出ない。

(2008年9月記)

                  
2. 長さの表示に異議あり

ロッドを購入するときに長さを決めるが、メーカーのカタログには大抵全長しか表示されていない。

ロッドを持つ位置はトリガーの位置によって決まるので、全長が同じでもリアグリップの長さによって、トリガーより先の長さが変わってくる。

トリガーを基準に前後の長さも表示すべきだと思う。

長いロッドを買ったつもりが、トリガーより先の長さを比較したら、今持っているロッドと大して変わらなかったこともある。

リアグリップの長さを表示しているメーカーもあるが、EVAやコルクの部分の長さのみを表示しているようだ。トリガーから後ろの長さを正確に表示した方がよりいいと思う。

(2010年3月記)


3. トリガーとリールの位置関係。


ダイワリール×ダイワロッド
ベイトタックルの使いやすさを考えるとパーミング性などが問題になるが、ロッドのトリガーとリールとの位置関係も影響すると思う。

キャストの時は親指でスプールを押さえるわけだが、通常人差し指のみをトリガーに掛けるため、リールが前寄りだとルアーが重めの時スプールを押さえにくい。2本指を掛けたりして対応できるが…。

また、パーミングする時はトリガーの後ろに小指を置くので、リールが前寄りだと手の中に納まりにくい。

ダイワのリールシートは、トリガーの位置に対してリールが前過ぎるように感じる。また、同じダイワのリールでも機種によって位置が微妙に変わるし、シマノのリールを付けるとさらに前進してしまう。

ほんの数ミリの違いだし、手の大きさも関係するが、自分なりの使いやすさを追求すると気になる。購入時に釣具店で試着することはできないが、リールの足やリールシートに傷がつくからだろう。

(2010年3月記)

ダイワリール×フジリールシート

ダイワリール×ダイワロッド

シマノリール×ダイワロッド


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