第二の人生後半期の計画

28 老計―5 【 物 】(お金、品物)

 

老計は70歳から80歳までの計画です。

『何物も あの世には持って行けない』


 

【お金の計画】

 

第一の人生の時代は、稼ぐ時です貯える時です。第二の人生は使う時です。

お金はどれくらい必要か?

それは貴方が必要と思うだけは、第一の人生の時代に蓄えなさい。

私は退職時と同レベルの暮らしができる金額を目標にしました。

 

お金は大切なものです、大事なものですが、無限ではありません。

第一に、必要なものを買うだけのお金があればよい。

第二に、満足するものを買うだけのお金があればよい。

    満足は人により違います、必要のお金も違います。

 

使えないほど沢山のお金を持っていようと、

耕しきれないほどの広い農地をもっていようと、

掃除しきれないほどの大きな家を持っていようと、

そんな物は、私には何の価値もない、そんなに欲しいですか。

天に輝くあの星を5つ6つもらっても何の価値もないのと同じです。

 

第一、必要なものを持つだけのお金があればよい。とは

生きたいという願い、幸福に生きたいという願い、

健康を保ちたいと言う願いを叶えるだけの最低のお金です。

空腹であれば食べたいと思い、寒ければ温まりたいと思い、

疲れれば休みたいと思い、苦痛なれば苦痛を取りたいと思う。

その思いを叶えるだけのお金があればいいのです。

 

第二、満足するものを持つだけのお金があればよい。とは

誰もが空腹を満たすだけでなく、美味しい物を食べたいと思う。

たまには良い服を着たいと思うものです。その為のお金です。

人により満足するものは違いますが、際限なく満足を追い求めるは

愚かなことです。自分の持っている分で満足することです。

 

第二の人生のお金は、計画通り有効に使うことです。

80歳までの計画(予算)は立てています)

 

『お金は、喜んで活用して 楽しみなさい。』

 

お金の豊かさとは

 

「自分のやるべきことを、やる必要のある時に、行えること、行うこと」です。

「自分のやりたいことを、やりたいと思う時に、行えること、行いこと」です。

 

欲しい物は、買いなさい。食べたい物は、食べなさい。

行きたい所は、行きなさい。見たいものは、見なさい。

着たい服は、着なさい。やりたいことは、やりなさい。

 

お金をムダに使うも愚かですが、ムリに残すも愚かです。

私達(自分たち)の一番良い計画を立てて実行することです。

 

『資産は一代』と心得なさい。

 

自分達が稼ぎ貯えたお金は、自分達で使いなさい。子供は成人まで

育てれば自分で生きてゆくことです、そんな育て方をしておきなさい。

余裕があれば、共に楽しめばいい、それも計画に入れればいいのです。

人は資産を多く持っていないのに 不自由を我慢して残そうとする。

残こしても あの世まで持っては行けないのです。

 

自分自身がこの世に居なくなるのに、お金や品物を残すことは無意味です。

子供のために残そうとする気持はわかりますが、生きている内に、有効に

賢く使いなさい。喜んで使うことが大事です。出来るなら子供家族のため、

人のためにも使いなさい。

 

 

 

 

 

 

 

【品物の計画】

 

品物は徐々に減らしなさい。

自分で買ったものでも、与えられたものでも、この世での借り物です。

あの世まで待って行くことはできません。この世に置いてゆくのです。

もう欲しいと言う欲望だけで掻き集めないことです。

 

自分には大切な物でも、死ねばすべてゴミです。

私には芸術品も骨董品も高価な品物もありません。残せる物はありません。

思い出深いものでも、私が死ねばゴミになるのです。ならば残さないことです。

 

両親は物のない時代に生きたのですから、一杯溜めこんでありました。

使える物はなく、沢山捨てましたが まだ捨て切れないものがあります。が

子供にまで捨てさせることはできませんので、私達が捨てていきます。

 

品物が多くあるのも『苦』です。苦は早く減らしなさい。

お釈迦様は「有っても苦、無くても苦」と言われた。使うだけ有ればいい。

 

私達の品物も沢山あります。有効に活用し楽しんで減らしていきます。

これも自分の体力のある今のうちに行いなさい。これからの仕事の一つです。

 

 

 

 

              「品物は減らしなさい。

 

沢山品物を持っていても、使わなければ何の価値もありません。

使ってこそ、その品物の価値が発揮できるのです。

あるものは使いなさい。使って減らしなさい。

家屋敷まで減らす気はありませんが、出来るものは減らしなさい。

今は有効に活用できても活用できない時が来ます。その時捨てなさい。

上手に減らしていきなさい。

 

 

  「仕事も減らしなさい。」

 

一生現役と云う人もいますが、趣味ならいいが仕事なら止めなさい。

70過ぎて政治家は趣味でも困ります。70過ぎても漁師は気の毒です。

第二の人生の中間期(65歳〜73歳)には地域の仕事も減らします。

民生委員の定年は75歳ですが、私は71歳で止めます。

町会長には定年はありませんが、72歳で終わります。

人の体力には差がありますが、責任を果たせるには私はこれが限度です。

自分の限度は自分で分かります。分かった時点では止めなさい。

 

 

  「物欲・金銭欲は捨てなさい」

   「取越し苦労も捨てなさい」

   「心配・苦労も減らしなさい」

   「見栄やこだわりも捨てなさい」

   「執着・しがらみも捨てなさい」

 

 

 

 

 

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