2011年 8月  人生ノート

 


81

 

日々の平凡な生活の中に、感動を見出せる人は

どんな平凡な人生でも幸福にし、どんな苦労や困難からも

なにかを学び、自分の人生を生きて行くだろう。

 

日々の平凡な生活の中に、感動を見出せない人は

他のどんな すばらしい生活ができても

幸福を見出せないことだろう。

 

 


83

 

「日々の生活を楽しむ、日々の暮らしを楽しむ」

 

これは私の第二の人生(退職後)の夢です。目標です。

私は退職後、日々の暮らしを楽しむことに、心のスイッチを切り替えた。

 

一般的に、しみじみした幸福感は、夕食どきに得られます。

  貴方の夕食どきは 何時ですか、8時ですか、9時ですか。

    今の私たちは、5時です。

  貴方に人生で 夕食どきは、何歳ですか。

    60歳ですか、65歳ですか、70歳ですか。

    私たちは 58歳でした。(58歳で退職した)

 

人それぞれ夕食どきは 違いますが、その時が一番幸せを感じられます。

 

  私は夕食どきから 眠るまでが 楽しい時です。

  退職後が 楽しい時です。それを第二の人生としました。

 

 

 


85

 

「生きるに 幸せが あります。生きるに 苦しみも あります。

 死ぬに 悲しみが あります。死ぬに 幸せも あります。」

 

誰もが死にたくないと云います。生きるにも こんなに苦労があるのに、

それは たくさんの幸せがあるからでしょう。

死ぬことは、他人の目からは 悲しいことですが

本人にとっては、幸せもあるのです。私はそう思います。

 

私は  幸せのために 生きたいものです。

    幸せのために 死にたいものです。

 

両親は そんな生き方をしたと思います。

 

 

 


87

 

長生きは人間(私)にとって、本当に幸せなことか?

 

短命でも 長命でも満足を感じられる人が、幸せな人生と云えるでしょう。

 

 


89

 

「幸せな人生」

 

大きな幸せの中にいながら、その中の小さな不幸を見つめて、

いつもブツブツ云いながら、不幸に生きる人間もいます。

 

大きな不幸の中にいながら、その中の小さな幸せだけを見つめて、

いつも笑顔を見せながら、幸せに生きている人間もいます。

   私は そんな人になりたい。

 

 


812

 

「第二の矢」

 

お釈迦様は「人は苦難の第一の矢を受けた上に、嘆き悲しみ混乱して

第二の矢を受けてしまうものです。第一の矢を受けても、第二の矢を

受けないようにしなさい。」と教えています。

 

第二の矢とは、この先どうなるか分からない、という自分自身の

不安感が作り出すものです。人の苦しみの大部分は第二の矢の苦しみです。

 

どんな事態に対しても、その苦しみをしっかりと見据えれば、

たとえ第一の矢をうけても、第二の矢は避けられます。

このことが大切です。この第二の矢を受けないよう注意しなさい。

 

 


816

 

一休禅師は「私は耕さずして、ご飯を頂いている。織らずして着物をきている。

私はもらい過ぎている。これをどう返せばいいのか」と語っておられる。

私もそう思います。「私はもらい過ぎている」という考えが大事です。

「どう返せばいいか」という気持ちが大切です。

 

でも人は逆に「私はまだもらい足りない、不足だ」と思っています。

国家に対しても、社会に対しても、他人に対しても、それを望んでいる。

 

 


820

 

「命が一番大切と思っていたころ、生きるのが 苦しかった。

 命より大切なものがあると 知った日、生きるのが 楽しくなった。」

                        (星野 富弘)

 

 


822

 

急ぐな、ゆっくり歩め

 

人生にゴールなどないのだから、急ぐな ゆっくりと歩め。

ただ自分のやるべきことは早めにやっておくことだ、そして

やりたいことは沢山やればいい、貴方が出来る範囲で!

 

 


825

 

世界平和など あると思うな

 

人間はそれぞれ考えが違うから人間です。

考えの違う人間が、世界平和を創ることは出来ない。

人間の世界では すべてが平和の社会はありえない。

求めてもムダであるが、努力は行うべきです。

 

 


827

 

人間の平等など あると思うな。

 

本来 人は平等であったと思います。それを不平等にしているのは人間です。

人間は競争が好きです。スポーツも競争です。学問も競争です。

個人も企業も地域も国家までもが 金儲けに競争しています。

争いも戦も戦争も同じことです。平等を口にして不平等に努力しています。

 

 

 


829

 

人間は 皆 同じではない。

 

人間は皆同じ皮を着ているからといっても、皆同じ価値観や人生観を

持っているものでもない。それぞれ持っているものは天と地の差がある。

それを皆同じに扱うことが、間違っていると思う。

同じでないものを、同じように扱おうとしているから難しい。

 

 


830

 

人に踊らされるな。

自分の価値観で行動せよ、自分の考えで行動せよ。