2012年  人生ノート

 


20121

 

『自分で幸福を感じている人は、それだけで満足し感謝するが

自分が幸福を感じていない人は、他人に尊敬されたかったり、

他人に何かをしてもらうことを求める傾向になりやすいものです。』

                         (武者小路実篤)

人の目、人の評価を気にして生きていては幸せを感じられない。

まず自分の幸せを感じることが大事です。そのためには感謝することです。


 

『お金は運命(運)によって得られることもあるが、

 幸福は運命(運)によって得られるよりも、

 むしろ努力で獲得する方が多いものです。』

 

お金と幸福はイコールではありません、関係はないのです。

お金があれば幸福だ、無いから不幸だと思わないことです。

そうならば世界の中の日本人はすべて幸福と云うことになる。


 

「自分で自分を支配できない人や他人に流される人は、不幸になりやすい。」

 

幸福は自分で掴むものですが、不幸は向こうからやってくるものです。

 


 

人生に一つの答えなど無いのですから、捜し求める必要は無い。

人生の意味を問うな、人生とは死ぬまで生きることであるから、

人生の意味を問うことなく、現在を精一杯生きることです。

 


 

人生とは思い通りにはならないものです。それが分かれば楽になります。

 

上を見ても下を見ても、切がありません。比較しても良くも悪くもなりません。

自分の心が動揺するだけです。心配するだけです。

 

 

 


20122

 

一生(80年)は長いですか、短いですか?

過ぎてしまえば一生は一瞬です。長生きしても、しなくても同じです。

私たちにあるのは今と云う一瞬の時だけです。今を生きているのです。

 


 

「人は死に直面した時に、すべきことが

   山ほどあることに 気付くものです。」(親鸞)

 

死に直面してからでは遅いのです。今からすべきことは行いなさい。

死の床で悔いを残さないように、やるべきことは行っておきなさい。

 


 

急ぐばかりが人生ではない「第二の人生」ゆっくり生きよう。

 

急ぐばかりがじんせいではないよ、時にはゆっくりやろうじゃないか。

人生わずか80年、どんなに急いでも80年ほどしか生きられません。

ゆつくり楽しくやるも人生です。急ぎ苦しむのも人生です。

第二の人生はゆっくり生きようではありませんか。そのほうが面白い。

もう十分に急ぎ走って走って 生きてきたのではありませんか。

 


 

『 疲れたら休みなさい 』

 

オーバーヒートしないうちに疲れたら休みなさい。

第二の人生 急ぐ必要はないし、おいてきぼりにされることもない。

自分の体力に応じて行えばいいのです。

 

 


 

20123

 

煩悶(はんもん) (そく) 解脱(げだつ)

    苦しめるだけ苦しめば、苦しみから脱却できる。という意味です。

 

私の考えも同じようなものです。

「苦しみは、苦しんで苦しみから救われるなら、苦しみなさい。

  そうでなかったら、苦しむのを止めなさい。

悩みも同じです。悩んで悩みから救われるなら、悩みなさい。

  そうでなかったら、悩むのを止めなさい。

迷いも同じです。迷って迷いから救われるなら、迷いなさい。

 そうでなかったら、迷うのを止めなさい。

心配も同じです。心配して心配から救われるなら、心配しなさい。

 そうでなかったら、心配することを止めなさい。」

            私はそう考えることにしています。

 

私は自分に「苦しみがいのない苦しみは止めなさい。

      悩みがいのない 悩みは止めなさい。

      迷いがいのない 迷いは止めなさい。

      心配がいのない 心配は止めなさい。」 と言い聞かせています。

 


 

『最善を尽くし、天命を待つ』

人生は常に精一杯努力することです。たとえ仕事にしても生活にしても、

遊びにしても一生懸命に最善を尽くすべきです。

努力と結果は同じでないかもしれませんが、結果は遅れてやってきます。

第二の人生では、努力と結果は同じになると思います。

しかし努力以上の結果は望まないことです。   kazuo

 


 

『 若さ 』

 

若さと云うものは、年齢でも身体でもありません。

気持ちです、心です、未来に向かって希望を持って

今を生きる力です。それが本当の若さです。

 



20124

 

『平家物語』

「祇園精舎の金の声、諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理あらわす

おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし、

たけき者も遂に滅びぬ、まさに風の前の塵に同じ・・・」

 

人間万事、塞翁が馬です。(諸行無常です)

私の町にも多くの繊維企業がありましたが、今はほとんどありません。

従業員が何百人もいた工場もたくさんありましたが、もうありません。

この世のあわれさを感じます。これが現実です。一代で変わるか、100年で変わるか。

私の人生も変わらないと思いたいが、無理なことです。不変や永遠などはありません。

諸行無常ですが、それでもまだ気が付かないでいます。

    だから人は今も争っています。世界中で争っているのです。

    何のためですか?損得ですか?名誉・権力ですか?

    個人だけではありません、企業も国家も争っています。

 

    愚かです。この世は「諸行無常」です。

 


 

自分は自分で自信を持ちなさい。

 

私は他人にどうのこうのと言われても、自分の人生をどうしょうとも、

こうしょうとも思わない。私は私なりの生き方で良いのです。

その日その日が楽しくなくては、人生はつまらないものです。

近き将来 遠き将来に夢が無くては、人生は淋しいものです。

私は、私なりの生き方に満足し自信を持って生きています。

 


 

豊かさの不安

 

今の日本人は、どんなに豊かになってもこれでいいと満足しない。

逆に豊かになればなるほど、不安にとらわれている。

落ち着いて考えれば、われわれの不安は他愛のないことです。

生活に困っても、食うに困って命がなくなるものでもない。

経済後進国の人から見れば貴族のような暮らしをしている。

戦争も暴動もない平和な国に住んでいる。贅沢な不安です。

これを豊かさの不安と云う。あわれな心の不安です。

 


 

『整理整頓』(減らす)

 

これからの私が生きる上で大切なことは「身軽」になることです。人は死ぬ時は

何も持ってはいけません。生まれた姿で死ぬのです。そうだとすれば、

人生における整理整頓は常にしておかなくてはなりません。自分の人生において

貯めた物は減らさないと整理整頓はできません。減らすことによって、

はじめて残すべき大切なものが分かるのです。自分の人生を不幸にするものは

金銭欲、物欲、自我、愚痴、批判、不正不満、他人の目、等いろいろあります。

はやく減らそう、はやく捨てなさい。

 

 

 


20125

 

第二の人生の後半期になれば、身体も弱ってきます。

 

今元気であっても、いつまでも同じ状態が続くと思ったら間違いです。

今のうちにやりたいことを行っておかないと、出来なくなってしまいます。

誰もがそう思っていますが、実行できた人は少ないのです。分かっていても

実行しないのは、分からないと同じです。やりたいことがあれば、

納得するまで、満足するまで、実行しなさい。今実行しなければ出来ない。

 


 

好きに生きてこそ第二の人生です。

 

自分のペースで好きなことをやれる時が、一番楽しいものです。

好きに生きるには、お金よりも夫婦で楽しめることです。

いろいろ趣味や生きがいを持つことです。

それが出来るのは今しかないのです。1日1日、この時間を

丁寧に生きるべきです。

 


 

「過ぎ去った人生は短い、これからの人生はもっと短い」

          その短い残りの人生を大切に生きたいものです。

 

「唐辛子は辛いから 良いのです、辛いからと言って捨てはしない。

 苦労も苦しいから 良いのです、苦しいからと言って止めてはいけない。」

               人生には苦しいことも、悲しいこともすべて必要なことです。

 

「人生は損得や勝ち負け、多い少ないではありません。

   自分の生きたいように生きることです。

     自分のやりたいようにやることです。」

          今 そのように生きているのであれば 最高です。

 

「この社会で、貴方が主役を演じる必要はないが、

     貴方の人生では、貴方が主役を演じなさい。」

          悲劇を演じようと、喜劇を演じようと貴方が主役であります。

 

「人生は自分で創るものです、ただ上手に創れるか下手であるかです。

     どちらにしても、自分で創った人生ですから、満足することです。」

          たとえ下手であっても、一生かかって創った人生です。

              自分で創った人生です、じっくり味わうべきです。

 

「人生は右手で幸福の帽子と左手で不幸の帽子を持っています。

     どちらをかぶるかは、貴方に任せられているのです。」

              出世しなくても、大金持ちにならなくても幸せの帽子はかぶれます。

 

 

誰もが金持ちになれるのではありません、出世できるものではありません。

ましてや名誉などは受けられるものではありません。

しかし、幸せには誰にもなれます。自分でなろうと思えばなれるものです。

 


 

 


20126

 

「明るい時に見えない物が、暗い時に見える物もあります。

 目を開けていては見えなくても、目を閉じれば見えることもあります。

 若いときに分からなかったことが、老いて分かることがあるのです。

 第二の人生になり、見えなかったことが、沢山見えるようになりました。

          分からなかったことが、多く分かるようになりました。」

 


 

「幸せなことは、一杯あるんだと」

 

楽しいこと、うれしいこと、面白いこと、感動すること、

好きなことをすること、好きな人と一緒にいること、

ワクワクすること、安らかな気持ちになれること、

人にやさしくできること、一生懸命に頑張れること、

やりたいことができること、安心できること、笑えること、

本当は当たり前と思っていたことも幸せなことがあるんだよ、

生まれたこと、健康なこと、家族のいること、自由なこと、

幸せなことは、一杯あるんだよ。

 


 

    『 幸せ 』

過去の幸せは、大切な宝物にしておこう。

過去の不幸は、人生のいい経験にしよう。

 

将来の幸せは、現実するように努力しよう。

将来の不幸は、気にするのはよそう。

 

現在の幸せは、喜んでおおいに味わおう。

現在の不幸は、自分を育てる材料にしよう。

 


 

    『 失敗 』

思うように行かない事があっても、

諦めずに努力し続ける限り、失敗ではない。

目標を持っている限り、困難やつまずきはあります。

課題や試練はいい経験と考えればいいのです。

自分が諦めた時、失敗と言う結果になるのです。

 

たとえ自分の夢や目標を諦めることがあっても、

すべて諦めずに努力する限り、人生の失敗はありません。

 

努力している限り、前進している限り

目標達成という希望を胸にイキイキ生きられるでしょう。

 


 


20127

 

『第二の人生後半期で思うこと』

楽しく生きたければ、欠点に目をつぶろう。

  自分の欠点も他人の欠点も見過ごすことです。100点満点の人はいない。

  誰もが皆、不完全のまま生きているのです。

やってみて、無理なことは止めればいい。

  無理なことを行うから苦しむのです。自分を壊すほど苦しむのであれば止めればいい。

  報われることに努力すべきです。第二の人生になればそれが許されるのです。

いやなことはほどほどに、好きなことは全力で。

人は時間をかけて「自分」になるのです。

  他人の幸せをうらやましがらないことです。他人の不幸を喜ばないことです。

「何をしたか」よりも「どう感じたか」を大事にしたい。

他人と比較するな。

  


20128

 

『本当の苦労』

私は本当の苦労のためには、苦労すればいいが、

本当でない苦労(取り越し苦労)まで苦労することは無い。

  人間は本当の苦労に悩み苦しんでいるだけでなく、本当でない取り越し苦労にも

  悩み苦しんでいるのです。今の苦労が本当の苦労であるかどうかを、見極めるべきです。

  本当の苦労とは今現在の苦労です。今現在以外の苦労は、今は止めることです。

お釈迦様は「第二の矢」を心配するなと教えられた。

聖書には「明日のことを思い煩うな・・・」と教えている。

  私は思う、心配して解決できるなら、大いに心配すればいい、

  でも 心配しても解決できない心配なら、止めたほうがいい。

  出来るなら、心配するよりその対策をとることです。と自分に言い聞かせている。

 

 


20129

『リッチマン』

「自分のために使える、お金を多く持っている人をリッチマンと云えるだろう」

   誰もがそう思っていますが、本当のリッチマンとは、お金ではないのです。

   お金だけではリッチマンにはなれません。使える時間が必要です。

 

「自分のために使える、時間を多く持っている人がリッチマンです。」

   そういう意味では退職した人たちはリッチマンと云うことですが、

   退職した人は、自分がリッチマンだとは思っている人は少ない。

 

お金の経済学は必要ですが、年を取れば時間の経済学も必要です。

お金は貯めることも楽しいが、使うことも楽しいものです。

お金は貯めて半分、使って半分の価値があるのです。

100万円貯めただけでは、100万円の価値は無いのです。

使って初めて100万円の価値があるのです。

 

 


201210

『品物』

新製品に飛びつく消費者があって、社会経済は成り立っています。

そしてこの現代社会は品物を買わせるように出来ているのです。

新しい機能を付けて使わなければならないようになっているのです。

便利さは社会の流れです。

 

第二の人生になれば、人が生きるのに必要なものは、ほんのわずかで

良いのです。年を取ると品物は少ないのがいいのです。

 

私も第一に人生の時には、足し算の人生でしたが、第二の人生では、引き算の人生です。

 

 


201211

『心のリハビリ』

人は年を取ると肉体(身体)を大事にするようになる。健康管理にウオーキングをしたり、

食事管理にバランスを考えている。それよりも頭を大事にすること、心に気を費やすことです。

   ウオーキングしている人に、頭の体操や心のリハビリを進めればイヤな顔をされる。

   でも私は進んで頭や心のリハビリをします、ときどき身体もしています。

 

 


201212

『マイケル・ローズ』

 

「自分を大切にする。ただそれだけです。

 そうすれば 人生が貴方を大切にしてくれるでしょう。

 自分を愛しなさい。

 そうすれば 人生が貴方を愛してくれるでしょう。」

この世で一番大切な自分を大切にしていますか?

この世で一番大切な自分を愛していますか?

案外 自分を酷使したり、嫌っていませんか

もう一番大切な自分を大切にし、愛してやりましょう。

 

「自分を信頼することが大切です。

 あなた自身の信頼度を計る方法があります。

 貴方に心配事が沢山あるならば、自分自身の信頼度が低いのです。

 もし、心配事が少ないのなら、自分自身の信頼度が高いのです。」

誰もが沢山の心配事を抱えています。自分自身に不安を持っています。

それでも 自分を信頼することです。

最後に頼れるのは、他人ではなく 自分自身だけです。

 

 

 


 

 


 

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