7 天使の言葉

 

7−1 神とは


「神とは 1」


 

「神はエネルギーであり、法則である。(法則を支配している)

貴方が正しいことをすれば、自動的に貴方は自然の法則と調和する。

窮地に陥った貴方一人のために、人間的な神様が来てくれるような

ことを想像してはならない。神はあなた方の個人的なことについて

救いには来ないのである。」       (天使の言葉)

 


 

人間は人間に都合のいいように神様や仏様を「擬人化」しているのです。

貴方だけを助ける神様はいないし、アジア人を救う仏様もいないのです。

ユダヤ教の神もイスラム教の神もキリスト教の神もいないのです。

仏教の大日如来も阿弥陀如来もいません。

 

宗教では特定の神仏を信じれば救われる、信じなければ救われない。と云うが

そんな宗教はインチキです。信じても信じなくても神の法則は同じです。

神社で家内安全、商売繁盛の願い事をしても、神様は叶えてはくれません。

 

では 神様は存在しないかと言うと、そうではなく

この宇宙を見れば分かります。このエネルギー、法則を見れば分かります。

これが神の力です、叡智です。と私は理解します。

 

  人々は「神の愛」に、苦しむ人間への期待をしてきたが、

  神は決して救いに来てはくれない。その事実を知るべきです。

  神の法則、自然の摂理を学んで自分から実践することです。

  科学の法則、物理の法則、天体の法則には理解できますが、

  霊の法則、生命の法則には分からないことが多いのです。

 

  神仏に願うのではなく、自分から行動を起こし実践することです。

  このことが、我々がこの世に来た目的であると思うのです。

 

 


「神とは 2」


 

「本来 神は拝んでもらったり、云う通りにしたからとて 

その代わりに人間の願いを叶えたり、面倒を見ることでもない。

今の生活や、将来のこと死後のこと、を保証するものでもない。

むしろこの肉体を持っている、この一瞬一瞬を創造してもらい、

満足してもらい、喜んでもらい、楽しんでもらいたい。

今と言う時をおろそかにして、死後に意識を向いたり、

後で面倒を見てもらおうと言う考え自体、神の考えではない。

肉体を持っているこの時点を、いかに喜んで生きるか、

自分の現実をいかに満足するものに、造り替えていくか、

この一瞬一瞬を創造し、喜びを創り上げて欲しいものだ。」

                   (天使の言葉)

 


 

一般的に人間が求める神仏は、私達の願いを聞いてくれる神様仏様ですが、

天使の言葉には、神様は人間の願いは叶えてくれないと云っています。

期待はずれですが、これが本当なのです。真実です。だから私は信じます。

 

特定の人の願いを聞かれても不公平です。全部の願いをかなえられても

公平ではなく、不平が出ます。願いは叶えられなくて正解です。

 

だから神仏が私達に何かをしてくれると、思うのは間違いなのです。

それよりもこの肉体を持っている(生きている)一瞬一瞬を創造し

満足し、喜び、楽しんでもらいたい。と云う言葉は、神仏に依頼する

のではなく、自分で築き上げよと言っているのです。

これが「生きる」と云うことと思うのです。

 

 


「神とは 3」


 

「神は、いかなることも特別の干渉はいたしません。

法則、大自然の摂理として働き、これからも永遠に続きます。

世の中の出来事は、自然の摂理によって支配されており、

神による直接の関与も、特別の干渉も必要ありません。」

  (天使の言葉)

 


 

 

大自然の摂理、法則が支配している、とは。

重力の法則は重力の法則として働き、それ以上でもそれ以下でもない。

慣性の法則も同じです。光の法則も音の法則もすべての法則も同じです。

当たり前ですが、法則は不変であるからいいのです、変わっては困ります。

 

地球が太陽を一周する時間は一定で何万年も同じです。月も同様です。

 

また神が特定に人に干渉されても困りますが、干渉しないと言っています。

それでいいのです。公平でなければなりません。平等でなければなりません。

 

 


「神とは 4」


 

「地上では特定の神仏を信じれば救われ、信じなければ救われない。

と説く宗教もあるが、そのようなことは絶対にありません。

神とは人間に崇拝されて喜ぶような人間的な存在ではありません。

 

また神に祈っても、願い事をしても、答えてくれることはありません。

人は神を「擬人化」しているのです。」     (天使の言葉)

 


 

人間は我々を救ってくれる神様を期待しています。

自分を助けてくれる仏様を求めていますが、期待はずれです。

人間は「擬人化」した神仏にそれを求めているのです。

 

神仏は一人の困っている人や、頼まれた人を助けることはしない。

沢山のお金を寄付した人や、偉く出世した人を救うこともしない。

神仏は一定の人だけにエコヒイキをすることは絶対にないのです。

 

もしエコヒイキするような神様ならば、私は信じないでしょう。

 

 


「神とは 5」


 

「自分の魂を救うのは自分だけだ、貴方を救うは神様ではない。」

                        (天使の言葉)

 


 

いかなる宗教も、神様が救ってくれる、仏様が助けてくれると云いますが、

本当は見ているだけです。聞いているだけです。

 

神様は私たちを救ってくれるのではない、願いを叶えてくれることもない。

自分が救われたければ、自分で救うことです。自分で叶えることです。

信じても祈っても願っても、神が叶えるのではなく、自分で叶えるのです。

 

この世の中で叶えられるのは、自己の努力(自助努力)のみです。

 

 


 

神様とは

 

神とは、大宇宙のエネルギーです。大自然の法則です。

神仏を信じた人が救われ、信じない人は救われないと言うが

えこひいきするような神仏はいません。これは間違いです。

 

人間のような擬人化した神様や仏様はいません。

神仏は人間に何かを強制したりはしない。

「・・をせよ」「・・をするな」と云うことはない。賞罰もない。

 

人は神仏のために何かをする必要はなにもない。