7 天使の言葉
7−7 苦難
苦難1、 苦難とは 「すべての苦難は貴方に与えられた成長の機会である。 この世で生きることの唯一の目的である。 もし貴方が座っているだけで、欲しいものが手に入るならば、 貴方は成長しないだろう。困難や試練、病みや痛みを経験し、 それに立ち向かえば、貴方は必ず成長するだろう。 苦難が特別な目的を持った贈り物として受け取るべきである。」 (天使の言葉) 苦難を喜んで受け入れることは難しいでしょう。 でも成長のためと思えば、受け入れられるでしょう。 人間には苦しみの「試練」が必要です。 でも苦しむための試練ではなく、成長のための試練であるべきです。 この人間社会には、成長に関係のない苦しみもあります。 その様な苦しみは、苦しまないような対処が必要です。 試練の目的を知り、目的に反する苦しみは避けることです。 |
苦難2、 「苦の原因は、利己主義と私利私欲です。」 欲とは、物欲、金銭欲、名誉欲、権力欲などです。 利己主義は自己中心的な考えを第一とすることによる、 不平と不満と独占欲からくる嫉妬や妬みです。 物と云うものは、霊(霊)にとって何の役に立たないものですが、 この世で生きる人間(身体)にとっては、必要不可欠なものです。 肉体的に考えれば、物があることに、こしたことはありませんが、 霊的にみれば、肉体を維持する物があれば、他に必要ありません。 もちろん人間は物があっても悩み、なくても悩むものです。 でもこの悩むことが、人間を成長させるのです。 成長は、物があることでも、ないことでもありません。 人間は利己主義や私利私欲という煩悩を持って生まれてきて、 自分自身で苦しみを作っているのです。 そして、その苦しみが自分自身を成長させているのです。 |
苦難3、 「心の苦痛を減らすには、受け止め方を変えればいい、貴方が 他人によって創造された外部の出来事を変えることは出来ない。 だから内側の経験を変えるしかない。これが生きる王道である。 どんなことでも、それ自体には苦痛はない。 苦痛は誤った思考から生まれる。考え方が違っているからだ。 物事を勝手に決めつけて苦しむのである。 決めつけることを止めれば、苦痛はなくなる。」(天使の言葉) 身体(肉体)の苦痛は ある程度あるが、心の苦痛は始めからないのです。 自分で苦痛を作っているのです。思うままにならないことを、 思うままにしようとするから、苦しい思いをするのです。 せっせと取り越し苦労を かき集めて来るから、苦しむのです。 心の苦痛は、中途半端な知恵を持つことでおきるのです。 幼い子供には、心の苦痛はありません。 心の苦痛を無くすほど、賢い知恵を持つことは難しいが、 私は、大きな苦痛に我慢せず、受け止め方を変えて苦痛を和らげています。 ある程度の苦しみは、自分が成長するための試練です。 もともと人生とは、苦しみを乗り越えるためにあるのです。 |
苦難4、 「要するに理解が行き届かないから、苦しい思いをするのです。 充分な理解ができれば、苦しい思いはなくなります。」 「それによって苦しい思いをするかしないかは、 貴方の進化の程度の問題です。」 「苦しみが何とも思わない段階まで到達すると、 いかなる環境にも影響されなくなります。」 自分に与えられた出来事や問題が苦しく思うのは、理解できないからだ。 100%理解できなくとも、30%理解できれば、苦は30%は少なくなる。 苦しみは自分を成長させるために起きるのですから、 だから、出来事や物事をいやいや受け止めるのではなく、 頭や心で考えて受け止めることです。理解できれば苦は減るでしょう。 |
苦難5、 「神は乗り越えることが出来ない試練は与えない。」 貴方に解決できないほど大きな問題、 背負えないほど重い荷を、与えられることはありません。 その試練が 与えられたのは、 それだけのものに、耐え得る力が貴方にあるからです。 『神は人間に必要以上の試練は与えません』 「貴方は苦難から何かを学び取るように努めることです。 耐えられない苦難を背負わされることは絶対にありません。」 現実には神が試練を与えるのではありません。 自分が試練に立ち向かうのです。立ち向かっているのです。 |
苦難6、 「地上の人生は 長い戦いであり試練です。魂に秘められた可能性を試される 戦場です。魂にはありとあらゆる長所と短所が秘められています。すなわち 動物的進化の段階の名乗りがある下等な欲望や感情もあれば、神的性質も 秘められている。どちらが勝つか、その戦いが人生です。 地上に生まれてくるのは、その試練に身をさらすためです。 人間は完全なる神の分霊を受けて生まれていますが、それは魂の奥深くに 潜在しているのであって、それを引き出し磨きをかけるには、 是非とも厳しい試練が必要なのです。」 (天使の言葉) 人間には苦しみの「試練」が必要です。でも苦しむための試練ではなく、 成長のための試練であるべきです。 この人間の社会には成長しない苦しみも多くあるのです。 そのような苦しみには、苦しまないように対処することです。 |
苦難6、 「すべての苦難は貴方に与えられた、成長のための機会である。」 苦難には与えられた苦難ではなく、自分から作る苦難もあります。 自分で作る一番悪い苦難は、取り越し苦労です。これは何の益もない。 また欲望の苦しみも成長とは関係のないものです。 |
苦難7、 「地上界の病苦は、人間本来の必要性とは別種です。言わば人工的必要性に 比例して増えています。要求に自分で限度を設け、それ以上の贅沢には何の 魅力を覚えない人は、地上生活における落胆とは縁のないひとです。 本当の意味では豊かな人は、余分なものを欲しがらない人です。」 欲望による苦しみは、貴方の成長には関係ありません。 成長しない苦しみは、避けるべきです。 |
苦難8、 取り越し苦労 「同じ苦しむのでも、地上では無用の苦しみが多い。 自ら背負い込んでいる苦しみ(欲望、利己主義、執着、煩悩)、 自ら好んで無知と愚かさを選んだために引き起こしている苦しみ、 偏見や見栄が生み出している苦しみ、取り越し苦労の苦しみ等、 私が取り除きたい苦しみです。 しかし人間本来の進歩のため目的達成のための苦労はつきものなのです。」 成長につながらない苦労は止めなさい。 |
苦難9、 |
苦難10、 |