今の自分を知ることです。私がこの世で出来る事は一部です。
私が出来る事に最善を尽くせばいいのです。
お互いに自分の任務や責任を果たせばよい。
【10、生きる原点】 A−1 自分で生きているのではない、
自分は生かされているのだと知ることです。
私の心臓も肺も肝臓も胃も血液も脳も内臓も細胞も何一つ私の意志では 動かすことは出来ず、それぞれが、それぞれの任務や責任を果たしている。 そのお陰で私は生き、生かされていることは事実です。 自分の力を過信してはいけない。自分では何も出来ないのです。他人が行ったことに ほんの少し加えることが出来るに過ぎない、米を作らなくてもご飯が食べられる。 糸を紡がなくても服が着られる。水道もガスも電気もテレビも使える。 今の私は何もせずとも生かされているのです。ありがたいと思うことです。 現代人はお金を過信している。お金があれば何でも出来ると思っている。 それが間違いであると早く気付くことです。退職すればなおさら気付くべきです。 お金は生きていくだけは必要ですが、それ以上はいらないのです。 自分は自分の力で生きて行けると思うなら、それはおごりです。その人は多くのことが 出来るでしょうが、これも自分がするのではなく、大勢の人が行ってくれているのです。 今の私は、働かなくても年金をもらっています。なおさら社会に生かされています。 喜んで感謝しています。 |
A−2 神仏は信仰の世界だけでなく、私たちを生かしてくれている存在と悟ることです。
神仏は理解することです、納得することです、感謝することです。 私は偶然に生まれてきたのではない、自分の人格を向上させるために 神の意志と自分の意志で必然的にこの世に来たのです。 宗教を信仰してもしなくても、神様は存在する、仏様は存在するのです。 人は「擬人化」した神様仏様を創造しているが、それは間違いです。 神仏はエネルギーです。大自然の法則です。万物(宇宙)の管理です。 この事実、この存在こそが、神様が存在するといえるのです。 現にエネルギーや法則が管理されているから、この世は存在しており、 私自身も生かされているのです。私は自分の意志で生まれてきたのではないと 否定的にならず、今あることの事実を感謝することです。 |
A−3 人は死んだら灰になって終わりではない、
肉体は死んでも、魂は生き続けると信じることです。
人は死ぬことが分かっていて我慢して苦労しているのであろうか、 そうではなく、生き続けると思うから、忍耐も努力もできるのです。 この世の人生も私(魂)の長い営みの一幕と思うことです。 魂という自分が生き続けると思うから、苦労も悲しみも嫌なことも我慢して 乗り越えることができるのです。死ねば終わりであるならば、なぜ辛い目をして 働くのか、嫌な人とも付き合うのか、人のためにも行うのか? それは肉体が死んでも魂が生き続けることを、身体のどこかで信じているからだと 思うのです。実際のことは知らないが、そう信じて生きたほうがいいと思います。 死んで肉体も魂も終わりなら、それはそれで良いのですが、もしも魂が存在し 続けるならば、それはそれで良かったと思える生き方をしておくべきです。 そのためには 出来る限り良い事をしておきたいものです。 |
A−4 人生の目的は、人格の進化、成長、向上です。
その為に、この人生で自分の分の体験をして味わうことです。
人間の目的は社会的な評価(地位、身分、名誉)や 力(権力、腕力、経済力)を得ることではありません。 自分の人生を精一杯生きて、最善を尽くすことです。 そこから、自分の分を体験し、学び、味わうことです。 本当の自分の人生とは、私が私自身を 100%生きることです。 人は生まれて死ぬまで肉体的にも知識的にも成長し向上していくものです。 一番大事なことは人格の向上です。それが魂の向上であり、成長になるのです。 そして貴方なりの目的を果たして終えるでしょう。それが生まれ来た目的です。 貴方は貴方の目的をもう達成できましたか? 貴方は貴方の生き様に努力することで目的が果たされることでしょう。 本当の人生の目的は、年を重ねないとなかなか理解出来ないものですが、 早く分かり理解した方がいいのです。誰もが死の間際になれば分かるでしょう。 死の床でもう100万円欲しとか、地位や権力を欲しいとは思わないでしょう。 貴方が人生の終わりにどう思うか、そのことをするのが大事なことです。 いまは貴方の人生の分を精一杯生きて、貴方の出来得る最善を尽くすことです。 そこで体験し、学び、味わうことが貴方の成長です、進歩です。 それが貴方の人生の目的です。 人の人生の目的は同じではないのです。能力も体力も性質も違います。 だから貴方は貴方の人生の目的を達成すればいいのです。 他人と同じ人生を生きようとする必要はないのです。 貴方は貴方の分を生きて体験すればいいのです。そこから何を味わい、何を感じる かが大切です。それを知るためにこの世に来たのです。 自分は自分の能力を発揮し自分の人生を体験するために生まれてきたのです。 (貴方が5の能力なら10の能力の人と比較しても叶わない、そうではなく 5の能力を発揮することが大切です。能力だけでなくすべてがそういうことです。 自分は自分を一生懸命に生きることです。精一杯尽くすことです。 それが出来るなら充分です) 貴方は貴方でよい、貴方が他人になる必要は無い。 貴方は貴方の役を果たすために生まれてきたのです。 私も私でよい、私が他人になる必要は無い。 私も私の役を果たすためにここに来たのです。 |