第二に人生後半期の計画

25老計―2【 生 】(人生の完成へ)

 

70歳から80歳までの生きる計画です。

 


【いかに生きるか】人生を完成させる、賢い生き方をすべきです。

 

この世に生まれてきた目的は、自分の人格を成長、向上させるためです。

それには、自分自身を生き切ることです。自分の分を体験することです。


「自分の人生を体験するなら、

意識してよい体験をしなさい。」


自分に応じた体験をすればいい、老いも体験すればいい。

出来るだけ良い体験や、楽しい体験を意識してしなさい。

 

何時までも優雅に、健やかに生きるためには、

自分を生かし切り、自分の分を最大限に活用し

自分に出来るだけ、合ったことを体験しなさい。

無理をして 背伸びをした生き方はやめなさい。

他人の生き方を真似て生きる必要はないのです。

 

良いと思うことは行いなさい、悪いことは止めなさい。

    自分に良いと思うことは、人にもして上げなさい。

    自分に嫌だと思うことは、人にはしないことです。

 

[悔いなく生きることです]

「人は誰でも死が近づけば、すべきことが山ほどあることに気付くものである」

と親鸞聖人は云っている。

死ななくても、動けなくなり、出来なくなれば しておけばよかったとか

あれもやりたかった、これもやりたかったと 悔やむことになる。

まして死が近づけばなおさら、やらなかったことに悔やむことになる。

人間は病気になって、残り少ない命と分かり、初めて今までの生き方の

間違いに気付くものだとも云われている。

間違いの1つは、早くしなければならないことを、後回しにして、

何時してもよいようなことを急いで行っていた。

2つ目は、やらなくてはならないことをせず、どうでもいいことをしていた。

特にもっと人(家族、兄弟友人知人)のためにすれば良かったと後悔するのです。

 

死に臨んでから後悔しても遅い、やらなければならないことは、

先に行うべきです。必ずその時(死)が来ることを知るべきです。

 

人生に悔いを残さないために、自分の人生の目的を決めることです。

そしてその自分の人生の目的を行うことが、この世に生きている時です。

私は「やるべきこと」を決めて実行してきました。

  「やっておきたいこと」も決めて行いました。

  「やりたいこと」も行っています。

      これからも、やるべきことや、やっておきたいことは

      優先的に行います。

やるべきこと、やっておきたいこと、やりたいことは、人によって違いますが

貴方は貴方のやりたいことでいいのです。それをやれる内に行うことです。

 

悔いを残さない為にも、元気で生きている間に行うことです。

人の悔いにはいろいろあるでしょうが、お金や出世ではないことは事実です。

死を直前にした人が、もう100万円稼ぎたかった。とは云わないでしょう。

もっと頑張って部長や、議員になりたかったとは思わないでしょう。

 

人間の目的(目標)は何でしょうか?

人の目標はそれぞれ違います、年齢や性別、家族構成(環境)自分の性格

性質によっても違います。

一般的に一生懸命に勉強して良い学校に入学し、良い企業に就職して出世して

お金を多く稼ぐ人になることでしょう。もう一つは幸せになることでしょう。

その思いに否定しません、私もそのようにしてきました。

健康は幸せの一つです、お金も出世も成功も愛も満足も平和も幸せの一つです。

 

しかし年を取れば病気にもなります、お金も減ります、出世も終わりました、

将来は不安です。幸せから遠ざかっていくことになります。

これらは人生の目的ではないのです。ゲーテは「生きること」と言いました。

私は「体験」だと思います。私には私の人生の体験が必要ですし、

貴方には貴方の人生の体験が必要なのです。同じではありません。

では何のためかと問えば、自分の人格の成長、向上のためと思います。

 

どうせ死ぬのに人格の向上が必要か?

どうせ死ぬのになぜ勉強するか、なぜ働くか、なぜ食べるか?と同じことです。

人間は生まれながらに人格が成長、進歩、向上するように出来ているのです。

それが死んでからも必要だからです。これからも永遠に続くのです。