「スッゲェ淫らな眺め・・・後ろだけでイケそう?」
佳尉の問いに真矢は首を振って答えた。感じるけど、これだけじゃイケない。
「若葉マークなんだから仕方ないか・・・」
佳尉は真矢に指を絡めると解放に導いてやった。
「俺の名前呼んで・・・」
真矢を追い上げる手のスピードを上げて耳元で囁いてやると、真矢はうわごとのように佳尉の名前を呼んだ。
「佳尉・・・佳尉・・ぁ・・・い・・・」
そして、ギュッとシーツを握り締めて真矢は弾けた。青臭い匂いが広がる。佳尉は手に受けた真矢の残滓を見せつけるように目の前にかざした。
「アレから自分でシなかったの? すごく濃いよ・・・・」
頬を上気させて荒い息をついて、解放の余韻に浸っていた真矢だったが、佳尉にからかうように言われて青ざめてしまった。
「センパイ・・・まじカワイイのな。俺の言葉一つで赤くなったり青くなったり・・・・」
「ごめ・・・ん・・・」
泣き出しそうに顔を歪めて、真矢はベッドを降りようと身体を捻った。
「――――っ!?」
身体の奥深くに入れられていたオモチャが再び動き出して、真矢はその場にうずくまった。
「どこに行くつもり? 自分が気持ちよくなったら俺はどうでもイイの?」
佳尉は手元のスイッチを最大にすると、真矢の身体をベッドに押し戻した。
「・・・・っ・・く・・・」
うつ伏せにして、腰だけを高く掲げさせて両脚を大きく広げてやる。
「うわ・・・エロい・・・ヒクヒクしてる・・・気持ちイイんだ?」
言葉に嬲られると、真矢の蕾がギュッと閉じる。佳尉はコードを引っ張ると一息にオモチャを抜き出した。
「ローターなんかより、俺で気持ちよくなって・・・」
限界にきていた佳尉は、先走りで濡れそぼっていた怒張を真矢に挿入した。
抜かずの2発で佳尉が満足した時には、真矢の意識は朦朧としていた。
「センパイ? ありゃ・・・・ヤリ過ぎたかな・・・」
力を失った自身を引き抜くと、閉じようとする蕾から佳尉が放ったモノが溢れ出した。
「ぅ・・・ん・・・」
「うわ・・・凶悪・・・すっげぇエロい眺め・・・・」
2度も放ったのに、また下腹部に熱が集まるのを感じた佳尉は、再び真矢に覆い被さっていった。
「ごめん、センパイ・・・後1回だけ・・・・」
ほとんど意識がないはずなのに、乳首を嬲るとツンと存在を主張する。
「参ったな・・・・これほどとは思わなかった・・・」
佳尉は真矢に溺れて行く自分を感じていた。
性欲とは無縁そうなストイックな顔をしているのに、感じている時には信じられないくらい淫らな表情になる。なのに口唇を噛み締めて頑として声を上げない真矢に、佳尉はなんとかして嬌声を上げさせてみたいと思った。
「いい声で鳴くと思うんたけどな・・・」
激しく揺すぶられて小さくうめいている真矢の内に、佳尉は熱い欲望を放った。
完全に意識を失った真矢を浴室に運んだ佳尉は、まず自分の放ったモノを掻き出して、中をキレイにした。真矢の意識があったら、恥ずかしがって泣きじゃくっていたかもしれないなと思いながら。