「ゆづ・・・ゆづ・・」
まるで餓えた獣のように、一矢は弓弦を貪った。身体中にくちづけ、跡を残していった。
「やっ・・あ・・」
まるで一矢の口唇で触れられたところから、弾け飛んでしまいそうになるくらい感じる。
「ひぁっ!」
はしたなく勃ち上がっていたモノを口に含まれると、それだけで達きそうになった。
「せっっ・・先輩っ!?」
「先輩なんて呼ぶんじゃねぇよ。俺の名前知ってんだろ?」
「い・・いっ・・し・」
「そうだ。恋人になったんだから、名前で呼べよな」
そう言って一矢は再び弓弦を咥えた。
「お・・俺もするっ! させてよ」
弓弦はそう言うと、69の体勢に身体を入れ替えて、一矢の下腹部に顔を埋めた。
「ゆっ・・ゆづ!?」
思いがけない、弓弦の大胆な行動に一矢は驚いたが、背筋を上ってくる快感にうれしくなって、恋人を愛する行為を続けた。
部屋の中にはお互いを愛するいやらしい水音と、荒い息遣いだけが響いていた。
「ぅ・・ふっ・・も・・らめ・・・イく・・ぅ・・」
堪え切れなくなって、一矢の口の中で弓弦は弾けてしまった。
「ご・・ごめんなさい・・」
一矢はまだ達っていない。弓弦は泣きそうになりながらも、再び一矢の剛直に舌を這わせた。
一矢は弓弦の双丘を割り開くと、口内に放たれたものを塗り込めた。
「あっ・・・」
襞を撫でられて、弓弦の口から一矢が外れた。
「もういい・・・ゆづの中で達きたい・・」
一矢は弓弦を組み敷くと、久しぶりできつく閉じている蕾を解しはじめた。
「ぅ・・・」
弓弦の身体が異物感に強張ると、慣れるまで一矢は辛抱強く待った。ゆっくりと抽挿を繰り返すうちに、一矢の指を誘い込むようにヒクヒク蠢きだした。
「気持ちいいのか? ゆづ・・俺の指を咥え込んでるぜ」
一矢の問いに、弓弦の真っ赤な顔は泣き出しそうに歪んだ。
「カワイイぜ・・・」
一矢はうっとりと呟くと、弓弦の蕾を穿つ指を2本に増やした。
「あ・・先輩・・・もぅ・・・ねが・・い・・」
内部の感じるポイントを執拗に責められて、弓弦は堪え切れなくなって腰を揺らした。先走りの雫が茎を伝って、シーツに恥ずかしい染みを作っていた。
「先輩じゃないだろ?」
呼び方を間違えたおしおきに、一矢は弓弦から指を抜き去った。喪失感に弓弦はとうとう泣き出した。
「ごめ・・な・さい・・・一矢ぃ・・お願い・・挿れてぇ・・」
「んー、ゆづはナニを挿れてほしいのかな。この間はバイブですごくヨがってたから、また挿れてやろうか?」
一矢はわざとイジワルを言う。弓弦は泣きながら一矢に抱きついた。
「イヤ・・だ・・・一矢を・・一矢を挿れてよぉ・・」
可愛くねだられて、そろそろ一矢も限界にきていた。雄々しく勃ちあがったモノを弓弦の蕾にあてがった。
「力抜いてろよ・・」
「ああっ・・!」
灼熱を一気に受け入れさせられた弓弦は、その衝撃だけで弾けていた。
「おい、まだ寝るのは早いぞ」
続けざまに達かされて、弓弦は意識が朦朧となっていたが、一矢はまだ一度も達っていない。
「今度は俺のこともヨくしてもらうぞ」
一矢はゆっくりと腰を使い始めた。弓弦は無意識のうちに一矢をやわやわと締め付けていた。
「ヤベ・・・うっ・・」
思わず暴発してしまった一矢は、弓弦を強く抱き締めた。