「気持ちヨかっタ?」
あまりの速さに、恥ずかしくていたたまれなくて、泣きべそをかきながら、聖夜はコクコク頷いた。
「泣かなイで・・・イジワルしてる訳じゃナイんだから・・」
バートは甘い吐息をもらす聖夜の口唇を優しく吸った。
「だって・・だって・・」
自分一人だけ全裸にされていて、しかもあんなに速く達かされてしまって不公平だと思った聖夜は、手を伸ばしてバートのジーンズのボタンを外し始めた。
「ホーリー・・」
「俺だけなんてヤだよ・・・バートも裸になってよ・・・」
バートは一瞬まん丸に目を見開いたが、猛然と服を脱ぎ捨てると見事な裸体を晒した。
「・・ズルい・・・」
同じ男なのに、こんなに差をつけられているなんて、聖夜は頬を膨らませた。
「ホーリー・・・覚悟決めテね」
聖夜の返事を待たずに、聖夜の両膝に手をかけて大きく開かせると、バートは双丘の奥の蕾に口唇を寄せた。
「なっ・・なっ・・」
驚きのあまり、金魚のように口をパクパクさせて聖夜は言葉を失った。
「こんな風になレルなんて思っテもいなかったカラ、ジェルを用意しテなかっタよ」
そう言い訳をして、バートはそっと割り開いた奥で息づく蕾を舐め解いた。
「ヤダヤダヤダっ!」
聖夜は恥ずかしがって暴れだしたが、バートは両脚をしっかり抱えて、舌先を尖らせて聖夜の蕾に差し入れては引き抜くことを根気よく繰り返した。
「うわーん! バートのバカぁ・・・」
話に聞いて知識として知ってはいたけど、信じられないことをされて、聖夜は大声で泣き喚いた。
「ゴメンね・・でも、モウ止マラないよ・・諦めテ・・・」
バートは聖夜の脚を抱えあげると、雄々しく勃ち上がっているモノを、舐め解いた聖夜の蕾に押し当てた。
「ぎゃーっ! 痛ーいっ!」
本来ならば出口のはずの場所に、信じられないほどの質量と硬度をもったバート自身が侵入してくる。聖夜は悲鳴を上げたが、侵略は止まらない。痛みに耐え切れず涙がボロボロ溢れ出した。
「ち・・カラ・・・ヌいて。ホーリー・・・ボクも痛イよ・・」
バート自身も食いちぎられそうなくらい締め付けられて、痛みに顔を歪めていた。
「痛いよ・・バート・・バート・・・・お願・・い・・抜いてよぉ・・・」
もう、どうしたらいいのかわからなくなって、聖夜はバートにしがみついた。その瞬間、内部のバートの角度が変わって、聖夜の感じるボイントにヒットした。
「やあぁっん!」
背筋を電流が走ったように感じて、痛みに萎えていた聖夜自身も再び頭をもたげはじめた。
「OK・・ココなんでスね」
バートは宝物を発見した子どものように、そのポイントばかりを突き上げた。
「やっ・・ヤだ・・ソコ・・イヤ・・」
聖夜の身体がビクビク跳ね回る。バートは完全に力を取り戻した聖夜自身と胸の先端も同時に愛撫すると、一気に聖夜を追い上げた。
「ホーリー・・・一緒に・・・イキまショう・・・」
聖夜が2人の腹に白濁を吐き出すと同時に、バートは聖夜の最奥に欲望を放った。
汗やら2人が放った体液やらでドロドロになった身体をシャワーでキレイにしている間も、冬夜の意識は戻らなかった。
使わなかった方のベッドに冬夜を寝かせて、アーニーはその隣に滑り込んで添い寝をした。
【もう離さないからね。私のヤマトナデシコ・・】
冬夜の色白の頬が少し青ざめて見える。アーニーは愛しそうにキスを落とすと冬夜を抱き締めて眠りについた。