しつこく舐め解いてヒクヒクし出した蕾にグレアムは指を一本沈めていった。
「イヤあぁっ!」
セラフィはぐすぐす泣きべそをかいていたが、初めて経験する圧迫感に悲鳴を上げた。
「色気のない声出すなよ・・ 今からイイとこ見つけてやるから…」
グレアムは根元まで差し入れた指を細かく動かして、花筒の内部を探りはじめた。
「あっ… あっ… んぁっ!」
甲高い声を上げたポイントを、何度も擦られると、先ほど蜜を放って力を失っていたセラフィの雄芯に、また熱が集まりはじめた。
「ヤだぁ… グレアム・・もぅ、やめてぇ…」
泣きながら懇願すると、グレアムはあっさりとセラフィの内部から指を抜き去った。
ホッとセラフィが息を吐いたのもつかの間、高く腰を掲げられると同時に、グレアムの灼熱の杭で貫かれた。
「―――――っ!」
あまりの衝撃に声も出せずに、セラフィは大きく見開いた目から涙をポロポロこぼしながら、蹂躙されるがままになっていた。
「んっ…んっ…」
初めて交わることを覚えた時でさえ、こんなに半狂乱にはならなかったはずなのにと、グレアムが自嘲するくらい激しく揺さぶられて、セラフィは意識を飛ばしかけていた。
グレアムは獣のようなポーズからセラフィを抱き起こし、絡み付いてくる内部から抜かないまま胡座をかいた。その中にすっぽり収まる形になり、背後から抱き締められたセラフィは、自分の体重でさらに奥深くまでグレアムを飲み込まされることになった。
「ああぁっ・・」
飛びかけていた意識を強引に戻されたセラフィが、思わず上げた悲鳴は艶めいていて、グレアムは危うく暴発しそうになった。
すんでのところで留まると、片手でセラフィの胸の粒を、もう片手で下生えを弄りながら、激しく腰を使った。
「イや…っ・・グレアム・・グレアム…何か・・ヘンだよ・・」
さっき、指で暴かれたポイントをグレアム自身で突き上げられて、セラフィは決して痛みだけではない熱を感じ始めていた。
「セラフィ・・お前…感じてるのか?」
セラフィは無我夢中で頷くと、背後のグレアムが笑ったように感じた。
「入り口はギューギュー食い千切る勢いで締めつけてくるクセに、ナカは熱くて柔らかくまとわりついてきて…もう最高だぜ…」
グレアムは限界を感じて、セラフィを先に達かせるために、手のピッチを早めた。
「あ・・あ… グレアム…グレアムぅ・・」
「そう・・そうだ、セラフィ…達く時には俺の名前を呼べ…」
セラフィが切ない声を上げてグレアムの手を濡らすと、グレアムもセラフィの最奥に情熱を迸らせた。
「な…・・なんだ? 一体何が起こったんだ?」
セラフィの奥深くに精を放出した途端、その余韻に浸る間もなく、物凄い力で胸を突き飛ばされたグレアムは、無様にもベッドから転がり落ちたのか、気づいた時には天井を眺めていた。
「羽根?」
部屋中、純白の羽根がヒラヒラと舞っている。ムクリと起きあがってベッドの上のセラフィを見ると、うつ伏せに横たわった背中で純白の一対の翼がフルフルと揺れていた。
「達く度にコレかよ・・」
グレアムは大きなため息をついた。
「いや、待てよ… さっき達かせた時にはこうならなかったはずだよな…」
グレアムは目の前で揺れる翼に手を伸ばしたが、触れる寸前にキラキラと光の粒子のように消え失せてしまった。
「どういうことだ?」
グレアムは呆然としたが、考えてもわからないことだと、意識を失うように眠ってしまったセラフィを胸に抱き寄せると、自分も目を閉じた。