「こういうプレイも新鮮でいいじゃないか」
「プレイって何だよぉっ? 訳わかんないこと言ってないで、早くなんとかしてよぉっ!」
僕が泣き喚くと、グレアムはお尻の中を指で掻き回しながら、僕の芯を咥えた。
「ひゃっ!?」
一体何がなんだか、もう下半身が蕩けそうなくらい気持ちがいい。
「グレアム…グレアムぅ…」
股間に顔を埋めているグレアムの頭を押し返すけど、全然力が入らない。
「ヤだ…もう・・もう・・」
いつのまにかシャワーは止まっていたのに、どこからかクチュクチュ水音が聞こえる。自分の下半身がその淫らな音の発生源なのだと思ったら、恥ずかしくて消えてなくなりたいと思った。
身体の奥深くの感じるポイントを指で執拗に弄られながら、強く吸い上げられると、僕は呆気なくグレアムの口の中で弾けてしまった。
「あぁ…っ! グレアムぅ…」
身体に力が入らない。ぼんやりとグレアムを見ると、驚いたように僕を見つめていた。そして喉仏が上下したので、僕が放ったものを嚥下したのだとわかった。
「一体…」
グレアムが僕を凝視したままつぶやいた。
「え…?」
呆然としているグレアムの身体が、みるみるうちに光をまとったように輝き出した。
「何だ・・・? これ・・・」
グレアムが淡い光を放つ自分の両手に視線を落とした。
「お前のせいなのか? セラフィ」
グレアムが尋ねてきたけど、僕にも訳がわからなかった。
「わかんない…知らないよ・・ そんなの・・」
本当に一体何が起きてるのか、昨日からいろんなことがあり過ぎて、僕の頭はパンクしそうだった。
ぼんやりと全身を覆っていたグレアムの光は、胸の辺りに集まってきたかと思うと、そのまま身体に吸い込まれていった。
「っ!」
光が吸い込まれた場所を押さえてうずくまったグレアムは、しばらくじっと動かなかった。
「グレアム?」
おそるおそる近づいて、グレアムに手を伸ばしたら、人差し指にブルーの小鳥が止まった。
「え? お風呂に小鳥?」
小鳥は僕の指に止まったまま、逃げる様子も見せずにいた。
「フレディか…」
落ち着いたのか、グレアムが顔を上げてつぶやいた。
「え…この小鳥、フレディさんなの?」
『ずいぶん、ながぶろですね。もしかして、のぼせてらっしゃいますか?』
小鳥が言葉を話したので、僕は驚いた。
「違う違う。これはフレディの分身魔法だ」
「へぇ… そうなんだ?」
「わかったからそう急かすな、フレディ」
グレアムがそう言うと、小鳥は空中にとけるように姿を消した。
「うるさいヤツがいるから、行くとするか」
グレアムが指を鳴らすと、僕達はフレディさんの目の前にいた。
しかも、ちゃんと衣装も身につけていたんだ。