「フレデリック様から貰った薬を飲んで横になってたのに、段々苦しそうになってきて・・・・」
ケインはそう言うと、堪えきれなくなった涙が瞳からポロポロ溢れてきた。
「フレディに貰った薬?」
グレアムが怪訝に思ったら、窓からフレディの分身魔法の青い小鳥が入ってきた。
「フレデリック・・・お前、セラフィに何を飲ませた?」
『ふふふ。滋養強壮剤なんだけど、副作用でちょっと悩ましい気持ちになる薬。マーシャルの薬だからヘンなことになったりしないから安心していいよ』
「媚薬か・・・」
フレディが消えて、チッと舌打ちしたグレアムは、メソメソ泣いているケインを安心させる為に嘘をついた。
「これはちょっとした薬の副作用でセラフィは大丈夫だから、今日はもう下がっていい」
「ホ・・ホントですか?」
グレアムが頷くと、ケインはホッと安心したように頬を緩ませて、ペコッと頭を下げると部屋から出て行った。
「セラフィ・・・」
呼びかけるとピンクに上気した顔をこちらに向けて、潤んだ目で見上げてくる。何か言いたそうにしているけど、口唇から洩れてくるのは熱い吐息ばかりだった。
「苦しいか?」
「あ・・・熱・・い・・身体・・・ヘン・・」
やっとのことでそれだけ言って、セラフィは自分の身体を抱くように、ベッドの上で丸くなった。
「すまん・・だけど、こうするのが一番いいから・・・」
グレアムはベッドに入って、丸くなっているセラフィをそっと抱きしめた。
「あ・・」
「俺に任せて・・・心配いらない・・」
セラフィの堅くなっている中心に手を伸ばそうとしたグレアムは、いきなり抱きついてきたセラフィに驚いた。
「えっ!?」
なんとセラフィはグレアムの脚に自ら腰を押し付けてきたのだ。
「あ・・・ん・・もぅ・・ヤだぁ・・・」
「セラフィ・・・お前・・」
「グレアムぅ・・・助けて・・・」
グレアムの脚にこすり付けるように腰を揺らして自慰をしているようなセラフィに、グレアムの理性はブチッッッと音を立てて切れた。熱い吐息を漏らす口唇を荒々しく塞いで舌を絡めてきつく吸い上げた。
「んんっ!」
身体を震わせて、あっと言う間にセラフィは達ったようだ。しかしグレアムの脚に押し付けられたモノはまだ力を失っていなかった。
「ヤだ・・どうし・・・て? まだ僕・・」
「薬の所為だ・・お前が悪いんじゃない・・」
グレアムはセラフィの服を脱がせると自分も裸になった。
「セラフィ・・・セラフィ・・・」
「あ・・ん・・グレアムぅ・・」
ゆうべとは打って変わって、セラフィが積極的に求めてくる。触れてもいないのに既に胸の突起は堅く尖っている。指先で弾いてやると、セラフィはそれだけで全身を震わせた。
「や・・ぁん・・」
「イヤじゃないだろ? イイって言ってみな」
くりくりと転がしたり摘んだりしながら耳元で囁いてやると、セラフィは素直に従った。
「イイ・・イイよぉ・・・グレアムぅ・・・」
赤く色づいてきた突起を口唇で挟んでチュッと音を立てて吸い上げると、セラフィはまた精を噴き上げた。
「んっ・・・・ぁ・・」
続けざまに達かされてぐったりとしているのに、セラフィの中心は萎えることはなかった。
「も・・ヤだ・・グレアムぅ・・助け・・お願い・・」
「畜生・・フレディの野郎・・・ただじゃすまさねぇからな・・・」
グレアムはセラフィの放ったもので、双丘の奥でひっそりと息づく蕾を解しはじめた。
「あっ・・ぁ・・・早く・・何とかしてぇ・・・」
ゆうべも散々弄られてふっくら腫れぼったくなっていた蕾は、グレアムの指を貪欲に飲み込んだ。
「焦るな・・・今夜はお前の気の済むまでとことんつきあってやるから・・」
グレアムはセラフィの啼くポイントを探り始めた。