虫干しについて

     
    干す時間帯と場所

虫干しは湿気の無い時期の午後、二階の風通しのいい部屋で

衣文かけに書けて干します

     
    午後の2時間程度がいいと思います

1日の中で湿気の無い時間帯は午後十二時から二時ごろです。

二時間程度であれば,短いハンガーでも肩がしわにならず、良いのではないでしょうか。

三時頃までにかしまってください。

仕舞うときの注意点

仕舞うときに、着物にカビやしみが無いか点検して、留袖など紋がある場合は、紋の上に紙を乗せ、柄や刺繍の上にも紙を乗せ、仕舞っておくうちに,金や銀、箔が写らない様にする事が大切です。

この時にしみやカビを発見した場合は、専門のしみぬき店に出すことが大切です。

黒留袖や喪服などのカビを、ほっておくと、白から茶色になり、黒い地色を、変化させ生地を悪くします、最後にはちょっと引っ張るだけで、裂けたりします。そうなると着ることはもちろん、他のことにリフォームする事も出来なくなります。

そのような事にならないためにも、虫干しを心がけ、大切な着物を、干して見て楽しみながら数時間を過ごして下さい。

     
    たんすの中の奥の隅にも、汚れた紙、湿ったものが無いか確認し、たんすのなかもも乾燥するように勤めてください。

一枚ずつ文庫に入れて、仕舞ってください。

絹ものは、ウールと違って、虫はつかないと聞いていますが、ナフタリンなどを、入れる場合は、直接上に乗せずに、ふちの方にに置くようにして下さい。

また異なった防虫剤を入れる事は避けてください(反応しあって、ガスが出て金糸銀糸などに変化を起す場合があります。)

この様に大切な着物のお手入れを、わずらわしく思わず、考えをかえて楽しむ時間と思って行って下さい。

わかリにくい事がありましたら、メールでお聞き下さい。

     

 

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