着物のお手入れ・・に関して

 

       まず一言          
   

着物の着たあとの一番重要なことは、・・・・しまいこむ前の一回の点検です

一回 それも数時間だから、見たところ大丈夫だろう・・・・・と思い込み来年まで仕舞いこみ そして着るときに、変色になっているのに気ずいて、ビックリする事が良くあります。

自分で手入れをする場合の、注意点

汚れがそれ以上ひどくならない程度に(吸い取るように)拭き取り、後はあまりいじりすぎないことです。着物の生地の絹は非常にデリケートな素材です。汚れを落とそうとこすりすぎるだけで生地の目を痛めてしまうこともあります。

くわしくは〔しみぬきのプロの説明と内容)

       
               
  虫干し〔虫干しのほうほう          
   

着物は湿気を嫌います。

虫干しは湿気の無い日の午後風通しのよい所が、いいでしょう。

虫干しは、湿気を抜き、カビを防ぎ、又 しみが浮き出ているのを、早めに見つけ、処置することが目的でもあります。

ここで見つかるシミは、カビからくる黄変、やのわかりにくかったシミが浮き上がって黄変したシミが良くあります。       

         
   
  この場合の処置の方法は?

しみぬきについて・・・黄変)

     
               
  丸洗い、ベンジン洗いについて?      
   
  1. ベンジン洗いは 、一日中お茶会、趣味などでよく手伝いそして動き、衿、袖口、裾 全体がひどく汚れた場合。

  2. しばらく着てなくて、全体にカビが浮いた場合。
  3. 知り合いに着物をもらい、寸法もちょうど良く、着れるがさっぱりさせてから着たい。

このような場合は効果がありますが、短い時間、普通の着方ですんだ場合は、丸洗いは必要ないと思います。汚れていない所まで洗う必要は無いのです。

着物は洗わないことが基本。洗うとどうしても変色や型くずれを起こしたり、金糸の部分が黒ずんだり、といいことがありません

このような場合は、衿、袖口、裾 を軽く洗い、汗しみ、上前の食べこぼしが無いかチェックする程度で十分です。

なお、丸洗いベンジン洗いでは、全体の汗や、酒などのしみは、十分落ちないことを、覚えておいてください。

         
               
  洗い張りについて?          
   

洗い張りを必要とする場合とは・・・

  1. 上裏、八掛け、がすれたり、黄変したりした場合。

  2. 着る人が変わる、また寸法が大きく変わる場合

  3. 全体のヒドイしみの為、水にしっかりつけ、洗いたい場合。

この場合、費用、仕立代がかかます。…洗い張り内容明細…

       
               
  仕立変えについて?          
   

解き、洗い張り、湯のしなどの後、もとの着物にし立て変える事です。

裾の摺れた所を、内側にいれこみ仕立てますと裾の回りが見違えるようになりますが、

身幅、袖丈を広げる場合、もとの縫い目、折れ目、スレ跡が出る場合がよくありますが、これは仕方が無いことです。

4−5年(使用量にもよりますが) 余裕があれば、されるとよいと思います。

見違えるほど、よくなります。

         
               
   

日本の優雅にして美しい着物を、いつまでも大切に着続けていってい頂きたいと願っています。

         
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