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朝は背が高い
一日のうちで一番背が高いのは朝です。
これは、椎間板のせいです。
背骨は24個の椎骨(ついこつ)が縦につらなってできていて、それぞれの椎骨の間に椎間板という軟骨がはさまっている。この椎間板がクッションの役目をするので、背骨を曲げることができるのです。
人間の頭の重さって体重の8〜13%くらいあるので、体重50キロの方で約5キロなんです。その重みを支えているのが背骨であり、一日起きて活動をしていると、夕方には頭の重みで椎間板が縮んで全体として1cm以上も身長が低くなるのです。
朝と晩の身長を測って、その差の平均をみると、小学生で約1.3cm、中学生で約1.5cm、大人になると2cm近くも朝よりも身長が低くなります。重い物を何時間もかついで労働をすると3cmも縮むこともあります。
しかし、椎間板の縮みは夜眠っている間に元に戻り、朝起きる時には身長も元に戻っています。だから、一日のうちでは朝がいちばん高く、夜がいちばん低いのです。
足の裏の面積も、一日のうちで大きくなったり小さくなったりしています。
朝起きた時が最小で、それから6時間くらいたつと、起きた時より20%もふえています。靴を買う時は夕方にしろと言われるのそのためです。
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