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ルアー・カープフィッシング

(鯉をルアーで釣る方法)

 
 
ルアー・カープフィッシング












ルアーで釣った
鯉の写真集へ





 ここは、ルアー(疑似餌)で鯉を釣りたい方の為のページです




 このページに記するルアー・カープフィッシングとは、ルアーでは釣り難いとされる鯉を純粋にルアーと言える物で狙って釣る事を指します。 ここではルアーと称した物の針にパンを付けて釣る様な方法ではなく、ワーム・ラバージグを用いての鯉の釣り方を紹介します。

 鯉がプラグ・スプーン・ワーム・ラバージグ等あらゆるルアーで釣れるのは事実ですが、殆ど偶然によるヒットの場合が多く、常に確実に狙って釣れるとは言い切れませんでした。 当店の店主は、近所で手軽に楽しめる事が釣りの基本と考え、街中の用水路の様な小河川において確実に鯉をルアーで釣る方法を研究し、何年か試行錯誤を繰り返した結果、現在では週1〜2回・平均1〜2時間の釣行で年間200〜300尾の鯉を釣れるまでになっています。 皆さんにもこの釣りを知って頂きたく、ルアーで鯉を釣るノウハウを記載しました。

 御要望があれば実地のレクチャー&ガイドも行ないますので、是非とも手近な大物釣りのルアー・カープフィッシングをお楽しみ下さい。


 確実に狙って鯉をルアーで釣る事は可能で、釣れるアベレージサイズは60〜80cmクラスです.。


 店主がルアーで釣り上げた鯉。 コンスタントに、このクラスの鯉をルアーで釣り上げています

○ ルアーで鯉を狙えるエリア


 店主がルアーでコイを釣っているのは、街中や田園地帯を流れる浅くて幅の狭い小河川や用水路です。 川幅5〜20m位・水深1m前後の、水底のコイを目視で探せれるエリアがベストです。

 完全な肉食魚でないコイは積極的にルアーを追う事が少ない為、湖や大河川で広範囲に狙うのは困難です。 しかし、喰い気のあるコイを見つけ出して1尾ずつ狙って釣るサイトフィッシングは可能なので、コイを見つけ易い川幅が狭くて浅い小河川・用水路等がエリアとなるのです。

 この様な場所はブッ込み釣りの鯉釣り師もほとんど居ないので、釣り人同士のトラブルも起き難くく、探せば皆さんのお住まいから遠くない場所に在るでしょう。 ただし、釣り禁止になっていないかは確認して下さいね。


 住宅や田園地帯の中を流れる小河川が、ルアーでの鯉釣りエリア。 写真は店主のホームグラウンド。


 工場のある街中も良く、特に低水温期は温排水の影響で鯉のルアー釣りの好スポットとなり易い。

○ 鯉用のルアータックル


 店主は、コイのルアー釣りタックルとして6〜7.6ftのML〜MHクラスのベイトロッドにナイロン12〜16Lbラインを使っており、15年以上前の古いロッドも使っています。 現在のメインはコイ用に自作した6フィート10インチのMLクラスのロッドにナイロン15Lbラインを巻いたベイトタックルです。

 一般的なバスロッドなら、バット部にパワーがあれば殆どのベイトロッドで対応できます。 スピニングタックルの場合は、バットの強いL〜MクラスでPE1.5〜2号に12〜16Lbリーダー等が適当で、ボートシーバス用のロッド等も良いでしょう。

 専用のタックルを考えるのであれば、6.6ft前後で適度な喰い込みと感度を兼ね備える、ベイトフィネススロッドのバットパワーがありティップが軟らか過ぎない様なタイプが最適です。

 ラインは基本的にナイロン14〜16Lbが使い良いです。 フロロカーボンラインも使えますが、太くなると軽量ルアーが扱い難くなるのでナイロンラインの方が適しています。 店主はサンライン社製のディファイアー・13〜15Lb、マシンガンキャスト・12〜16Lb等を用います。

 リールは、正常なドラグ作動と比較的軽量なルアーをキャストできる物であれば何でも使えます。 但し、軽量ルアー専用リールだとラインキャパシティが少なく、ヒットした大型のコイに走られるとライン不足になる場合があるので、使用するラインを最低75m前後巻ける物を選んでください

 専用タックルを考えて揃えるのは、ルアー・カープフィッシングの楽しみ方を知ってからで十分です。 形から入るのではなく、まずは手持ちの適当なタックルでチャレンジしましょう。


 店主のメインタックルで釣り上げた87cm・9.4kgの鯉。 店主が自作したカスタム鯉用ルアーロッドですが、バスタックルで鯉のルアー釣りは可能です。


 店主はタックルとしてML〜MHクラスまで使い、古い15年以上前のバスタックルも現役です。 専用でなくともルアーで鯉釣りができるロッドはあります。

○ 鯉に効くルアー


 コイは雑食性で小魚なども喰う事がある為にプラグ・スプーン等にもヒットし、店主もそれらのルアーで釣った経験はありますが、ここで紹介するコイの釣り方はワーム・ラバージグを基本に用います。

 過去に実績があったワームは3inクラスのホッグ系やシャッドテール系ワームでしたが、現時点では小型クロー系であるのエコギアのロッククロー2inが一番適していると感じて多用しています。 バスと異なり口が小さいコイには小型ワームが良いのですが、小さくともボリューム感がある方が発見され易く効果的なのです。 テキサス・スプリットショット等のリグも試しましたが、ジグヘッドやラバージグと組み合わせて用いるのが最適です。

 ジグヘッドは軽量・小型フックの物が良いのですが、通常のバス用小型ジグヘッドではフックが細過ぎて巨大なコイの引きに絶えられないので、店主は太軸フックの黒鯛用ジグヘッドを用います。 ウェイトは1/32〜3/16ozまでを使い分けていますが、コイはバスほど吸い込む力が強くないので軽い方が良く、1/16ozをメインに1/32〜3/32zozを多用します。 ワームは必ず通し刺しで針先を出す事が重要です。 コイの口は柔らかく、噛み付くのではなく吸い込む様に喰うので、フックポイントが隠れているとアワセてもスッポ抜けが多発するので注意して下さい。

 ラバージグはアピール力が高い上にナチュラル感を兼ね備えるので、釣果がジグヘッドよりもアップします。 これも軽量・小型のフックの物が良いですが、やはりバス用スモールラバージグではフックのワイヤーが細過ぎて曲げられたり折られ易いです。 店主は太軸フックの黒鯛用ジグヘッドにラバーを巻いて自作したラバージグを「コイラバ」と称し、これにロッククロー2inをセットした物をコイ用ルアーのメインとして使用しています。 ラバージグを作った経験のある方なら誰でも自作できますが、作れない方の為に店主が暇を見つけてはコイラバを少しずつ作製して当店で販売もしています。 自作なされる場合は、ラバーに柔らかく動きの良いファインラバーを用いて下さい。


 店主が黒鯛用ジグヘッドをベースに自作している、鯉用ルアーのスモールラバージグ 「コイラバ」 です。


 コイラバにロックロー2inをセットした物。 この単純なルアーで店主は年間200〜300尾の鯉を釣り上げている。

 色に関してですが、ワームやラバージグのスカートカラーは地味なナチュラル系の色が基本です。 食パンを流して喰わせるチャミングと言う撒き餌をしてから白いプラグやフライを使って釣る方法がある為に、派手で明るい色を選びがちですが、黒・茶・緑系のカラーの方が普段から捕食している物に近い色なので食わせ易いです。 光り物にも反応するので、トレーラー用ワームのラメは多少入っていた方が良い場合も結構あります。 注意点として、コイは明るい赤色や紫色を嫌う傾向があると感じるので、濁りが強い等の条件下以外では避けた方が賢明でしょう。

 コイの餌釣りだと味や匂いを重視して、集魚剤入りの餌や別の集魚剤を混ぜて用いる事も多い様ですが、店主は集魚剤の効果をコイのルアー釣りにおいては然程に期待していません。 バス用のクローフィッシュ・シュリンプ・シャッド系のフォーミュラや、コイ用のサナギ・タニシのエキス入りの集魚剤、それらを何種類かブレンドした物まで使ってみましたが、特に大きな効果を感じなかったからです。 ただルアーをセットする際に、手の匂い(特にタバコの匂い等)が移る可能性があり、その匂いを誤魔化す効果は十分にあると思います。 将来的にはメーカーが本気でコイ用のワームフォーミュラを開発してくれる事を期待したいですね。

 ルアーが軽いのでキャストし辛く感ずる方も居られるでしょうが、ラインやガイドにフッ素樹脂スプレーを吹きかけておくと飛距離が伸びてトラブルも減少します。 下手にリールをチューニングするより効果的であり、店主はサンラインの「パワーアップ・ラインコート(ライン製造時に用いると全く同じフッ素樹脂のスプレー)」を愛用しています。


 軽いルアーの飛距離を伸ばしてライントラブルを防ぐラインコートスプレーやノットスプレーは強い味方です。 ただ、ノットスプレーは廃盤になったかも?


 バス用フォーミュラから鯉用集魚エキスまで試したが、鯉のルアー釣りでは手の匂いを消す事が期待できる程度。 メーカーに専用のフォーミュラを開発して欲しい。

○ ルアーでの鯉の釣り方

 基本的にサイトフィッシングなので、水底を確認し易い浅くて川幅の狭いフィールドで釣りをします。 魚を見つけ易いポジション、簡単に言えば高い位置で逆光にならない側からコイを探し、移動しながらジックリと釣り歩きます。 1ヶ所で粘るのではなく、魚を捜し求めて歩き回る事が小河川におけるコイのルアーフィッシングの基本スタイルなので、渓流でのトラウト釣りに近いものを感じます。

 店主が行なうルアーでのコイの釣り方は、基本的には極めて単純です。 簡単に言えば、コイを見つけたら上流側からキャストし、ワーム・ラバージグを流れに乗せてコイの鼻っ面に送り込むだけです。 喰い気のあるコイならば一発で喰ってくる事もあります。 川底を突付いて餌を探していたり、水面でパクパクと浮遊物を食べているコイは捕食モードに入っており、このタイプの比較的喰わせ易いコイを狙います。

 水底のコイに対しては、ワーム・ラバージグを流れに乗せて底を這いずる小さなザリガニがユックリと流されていく様に演出しながら鼻っ面まで送り込む、いわゆるナチュラルドリフトと呼ばれる釣法で狙います。 コイが直に反応しなければ鼻先で止めてポーズを入れ、軽く誘いを入れてみます。 あまり大きなアクションだとコイが驚いて逃げてしまう事が多いので、あくまでナチュラルな動かし方が基本になります。

 コイに違和感を与えずにルアーを送り込む為には止水よりも流れがある河川の方が釣り易いのですが、流し方を誤ってラインやルアーが直接コイに触れると一目散に逃げられるので注意して下さい。 高活性であれば1m先を流しても喰ってくる事がありますが、基本的には鯉の鼻面20cm以内を通した方が良いので、水深・流速の読みは重要です。 コイのルアー釣りの基本は単純なのですが、単純であるが故の難しさもあり、経験を積むほどに奥の深さを感じます。


 泳いでいる鯉は釣り難いが、水底を突付く捕食行動を始めればチャンス。 ジックリと観察する事が大切です。


 捕食モードに入って水底の餌を喰っている、ルアーで釣り易い鯉の典型例。 慎重にアプローチして狙いましょう。

 ルアーで釣り易いコイは、障害物の下流側で水底を突付いているタイプのコイです。 この様なポイントは水が巻いて餌となる物が集まり易い場所なので、完全に捕食モードに入っているコイと判断しても良いのです。 ルアーに反応せず無視したりポジションを変えるコイは、喰い気が無いか警戒してる状態なので、しつこく攻めずに次の獲物を探す方が正解です。

 注意する点として、コイは捕食モードスイッチのオン・オフが短時間で切り替わる事を覚えておいて下さい。 捕食モード・スイッチオン状態で喰い気満々のコイを見つけも、近づいてキャスティングポジションに入った時にはスイッチオフとなって喰い気が無くなっている場合も多く、逆に釣れそうでなかったコイが急に喰い気を出す事もあります。 最初の頃は見つけたコイを片っ端から狙ってみれば良く、次第にルアーで喰わせ易いコイと喰わせ難いコイの判断が出来る様になり、慣れるにつれて効率良く狙えます。

 釣り難いのは流れに乗ってユックリ泳いでいるタイプのコイです。 これはコイの鼻先より少し上流をルアーが通る様に流れにクロスさせてキャストし、微妙なシェイクを入れながらルアーをスイミングさせて誘います。 コイもユックリ移動しているので、通すコースとキャスト位置の選択が難しい上に、移動中のコイは捕食モードに入っていない事が多いのでヒット確率はかなり低いです。 突然に捕食モードへ入って水底を突付きだす事もあるので、まずはジックリと観察しましょう。

 同じ泳いでいるコイでも、表層近くを泳いで水面を流れる浮遊物をパクパク食べているコイは捕食モードに入っているので釣り易いです。 水面で引き波を立てながらルアーをスイミングさせて鼻面を通すと、肉食魚の様にチェイスして喰ってくる事が多いので楽しいです。 店主はボトムで使うコイラバにロッククローをセットした物をそのまま表層スイミングさせて釣りますが、このタイプのコイは虫系ワームを使っても面白そうだし、小型のトップウォータプラグ・ミノー・シャロークランクでもヒットする可能性が高いでしょう。

 浅場で群れてジッとしているコイは日向ぼっこか休息中の魚で、喰い気が無い為に殆ど釣れません。 中には喰い気のあるコイが混じっている事もあるのですが、1尾でもルアーやラインを嫌って逃げると連られて全部逃げてしまうので非常に釣り難いです。 発見し易く数も多いので、1尾位なら簡単に釣れるだろうと思って狙う方が多いのですが、実はこれが 「コイはルアーで釣れない魚だ」 と思い込む原因になっています。


 鯉を探し求め歩く事が、鯉のルアーフィッシングの基本です。 渓流釣りに近いのかもしれません。


 水路の流れ込みは盛期だと好ポイント。 初心者でも鯉をルアーで簡単に釣り易いポイントです。

 捕食モードのコイは、口を動かす為か部分的体色が変る為なのか判りませんが、口が白くなっていると感じます。 その為、グッドポジションに付いている口が白く見えるコイは積極的に狙う様にします。

 サイトではなくブラインドフィッシングとなりますが、小さな水路の流れ込みの白泡の中にいるコイは釣り易いです。 ノベ竿釣りの様に流れ込みの泡の中へルアーを流すだけで釣れる事が多いので、初心者でも簡単です。 ただゲーム性が乏しい事と、初夏〜初秋頃までの季節的制限があります。 水音と泡のおかげでポイントの真横まで近づいてもコイに気付かれ難いので、水量の多い流れ込みの方が攻め易いです。

 コイはバスと異なり産卵中に怒ってルアーにアタックする事がなく、産卵行動中(いわゆるハタキ)のコイは狙ってもまず釣れません。 ハタいていなくとも雄が雌を追い回している様子であれば釣り難いコイなので、反応が鈍いと判断したらパスして別の獲物を狙いましょう。

 夏場の水草が多いエリアでは、コイが水草の下の影に入り込んでいる事が多くて発見し辛く、見つけても水草が邪魔をしてルアーを上手く送り込めない上に、ヒットさせても水草がラインに絡んで苦労します。 密集したウィードエリアで釣るのは少々難しいので、初心者はそういう場所を避けた方が無難です。

 ヒットさせた後はリールのドラグを活用し、十分にコイを走らせて弱らせねばりません。 なにせ重量とパワーがあるので無理は禁物です。 小河川や用水路だと深い場所が少ない為に潜られる心配が無いので、丈夫なML〜Mクラスのロッドに12〜16Lbクラスのラインを巻いたドラグの良いリールを組み合わせれば十分対応可能で、走られても川幅が狭いので釣り人自身が上下流に移動すれば対処できます。 注意すべきはドラグの締め過ぎで、コイの口切れやフックの曲がり・折れによるバラシの原因となります。 そこで、店主は14〜16Lbライン使用でも、ドラグは8Lbラインの適正値位に調節しています。


 浅いので潜るのではなく、上・下流へと走り回るパワフルファイトが鯉のルアーフィッシングの醍醐味です。


 こんな場所で5kgオーバー当たり前のサイズの鯉をランディングするには、やはり大型ネットが必要です。

 ヒット後の一番の問題はランディングです。 引きずり上げられる様な場所でない限りは70cmオーバーのコイをハンドランディングする事は不可能なので、ランディングネットを用意する必要があります。 獲物のサイズがデカイので、護岸された用水路などでは柄の長い大型ネットを用意しましょう。 足場が低ければボガグリップの様なフィッシュグリップでも対応できるのですが、重さの為にコイの口が切れてしまう事も起こるので、やはり魚体を傷めずにランディングできるネットを用意したいです。

 コイ専用のネットや磯ダモは高額な上に重いので、店主は柄の長いバス用の特大サイズかボートシーバス用のネットを使用しています。 ネット枠サイズの1.5倍位の長さの魚までなら十分ランディング可能です。 バスアングラーだと特大ネットを持っている方は少いでしょうから、手持ちバスタックル以外にネットだけは用意して欲しいですね。 五千円前後で伸縮式アルミ柄の60cm枠のネットが市販されているので、まずはそれらが使い易いでしょう。 アルミ枠のネットをコンクリート護岸の上に放り出すとカラカラと乾いた金属音がしますが、コイはこの音を嫌って警戒し易いので、その点はご注意を!

 コイを見つけてポジションや状態を確認する為には、偏光グラスが必需品です。 お持ちの方は多いでしょうが、良質の偏光グラスを使用するほどヒット率が上がるとも言えるので、可能な限り良い偏光グラスを選んで下さい。 ちなみに偏光グラスは日光がレンズに直接当ると水中が見難くなるので、必ずツバ付きの帽子も被りましょう。

 基本的にサイトフィッシングである事だけでなく、コイは音・波動・匂いよりも視覚に頼ってルアーを目で確認して喰っていると思われるので、濁りは大敵です。 大雨の後の濁り・増水時はさすがに釣りになりませんが、コイの姿を確認できさえすれば釣りは可能と言えます。

 コイのルアーフィッシングはコツさえ掴めば決して難しいものではありません。 店主の息子も小学5・6年生の頃に70〜80cmクラスのコイを何尾も釣っていますから。


 店主の息子が小学生の時に釣った初カープ。 レクチャー受けながらのルアー・カープフィッシングでしたが、自力で72cmの鯉を釣り上げました。


 息子に良い偏光グラスを与えたところ、一人で狙ってルアーで鯉を釣る様になりました。 写真は中学1年の時に釣った85cmの鯉です。

○ ルアーでの鯉の釣り期・時間帯など

 釣り期としては周年可能です。 コイは高水温・低水温にも強いので真冬の雪の中でもある程度条件が揃っておれば釣れます。 急激な水温低下や、大雨による濁り・増水、産卵時期の捕食モード低下などの条件では厳しい場合もありますが、基本的には1年中可能と考えれます。 サイトフィッシングなので、天候的には水中が見難い強い雨の日や風で波立つ日は不向きとなります。

 小河川や用水路のコイは、夜は安全・快適に過し易い水深がある場所で寝て、陽が昇ってから上流や浅場へ移動して捕食活動をしている様です。 特に低水温期や水温の低い河川では、朝は日当たりの良い場所で日向ぼっこして身体を温めてから活動を始めます。 十分に餌を喰って夕方になると夜を過ごす深場へと移動を始め、下流の深場へ移動を始める頃は喰い気が無くなります。 この為、時間的には夏場は午前7時頃〜午後4時頃、冬場は午前10時頃〜午後3時頃がベストです。

 早朝・夕方・夜間でも釣れる可能性はあるのですが、ローライトコンディションではサイトフィッシングが難しいので日中の釣りが基本となります。 逆に言えば、バス釣りに行こうとしたのに寝坊して早朝のゴールデンタイムを逃してしまっても、それから出かけて丁度良いとも言えるのです。


 2月の大雪の翌日の釣行で釣り上げた鯉。 この日は水温が低下していたので、昼過ぎから1〜2時間釣行して数尾の鯉をルアーで釣り上げました。


 夏の夕方、初挑戦のお客様がルアー釣り上げた鯉。 薄暗くサイトが難しかったで、流れ込みのブラインド釣法で攻めてヒットした75cmです。

○ その他

 コイの成魚は60〜80cm位とされています。 コイの口には肉食魚の様な歯が有りませんが、喉のあたりに咽喉歯という人間の臼歯の様な歯があります。 10円玉を飲ませたらペンチで潰した様に二つ折りにして吐き出したと言う話もある位に強力らしく、これで硬いタニシやザリガニの殻でも砕いて食べているそうです。 60cm位に満たない亜成魚や幼魚では大きなタニシやザリガニを吸い込み切れなかったり、まだ咽喉歯で噛み砕けれない様で、ザリガニをイミテートしたルアーだと小型のコイは稀にしかヒットせず、釣れるアベレージは成魚の60〜80cm台で4〜8kgクラスのコイとなります。 逆を言えば大型のコイの方がヒットする確率が高く、また大型ほど発見し易いという利点があります。

 口に歯が無いのでラインに傷が付き難いと思いがちですが、そうではありません。 コイの背ビレや尻ビレの第一鰭棘(ヒレの一番前のトゲ)の内側はノコギリかヤスリの様になっており、ファイト中のコイが反転した際にラインが鰭棘の内側に入り込むとズタボロにされ、これがラインブレイクの第一原因です。 店主のリールドラグ設定がを8Lbクラス用なのに14〜16Lbラインを使用するのは、このラインの傷対策です。 ファイト中、急にコイの動きがスレ掛りの様な動きに変ったと感じた時は鰭棘にラインが絡んでいる可能性があます。 その際は無理が禁物なので慎重にファイトして下さい。 鰭棘にラインが絡むとルアーから数十cm位の部位に傷が入り易いので、釣った後は必ずルアーから60cm位までをラインチェックしましょう。 このラインチェックをサボった為に、店主は何度か泣きを見ています・・・。

 コイは個体差が大きく、80cmオーバーでも重いだけでファイトしないコイもおれば、60cm前後でもラインを一気に数十m引き出すコイもいます。 いずれのコイでもパワーゲームをする事には違いないので、ルアーの結束部のラインは締め込まれて強度が落ちてきます。 その為、ラインに傷が無いからといって連続使用すると、結び目からラインブレイクし易くなります。 それを防止する為に、なるべく頻繁にラインの結び直しをしましょう。 店主はサンラインの「パワーアップ・システムノット(松ヤニ素材のスプレー)」を結束部に吹き付けています。 これはライン解け防止だけでなく、締め込み過ぎを防いで強度低下が減少するのでお勧めなのですが、2014年からカタログ落ちしているので残念でなりません。


 サイズ計測する際は、軟らかい草の上や浅い水溜りで行なう方が魚体を傷つけ難い。


 焼けたコンクリート・アスファルトの上でのサイズ計測は、濡らしたレジャーシートを敷くと良い。

 コイは傷付いても回復が非常に早い丈夫な魚なのですが、何故か直ぐ出血する特徴があります。 サイズを測ったり写真を撮る際は、浅い水溜まりや草の上で行い、特に夏場の熱くなったアスファルト・コンクリートの上などは極力避けたいので、店主は適当な場所がない場合は濡らしたレジャーシートの上に魚を置く様にしています。 ブッ込み釣のコイ釣り師の方々は専用のマットを用意している様ですが、釣り歩くには大きくて持ち運びに不便なので、レジャーシートを1m四方位に切った物を畳んで携帯すると便利です。

 重さを量る場合は、コイをネットに入れた状態でネットごと量り、後からネットの重量分を引いて計算します。 エラ蓋に秤のフックを直接掛けて吊るして量ると、体重に耐え切れずエラ蓋が裂けてしまう事があるからです。

 長さを測ったり写真を撮らないのであれば、店主はネットに入れたままでフックを外してリリースしています。 ネットに入れた状態であれば魚体が直接地面に触れ難いので、コンクリートの上などでも素早く短時間にフックを外してやれば魚へのダメージが少ないのです。 魚を丁寧に扱っても時間を掛けすぎるとダメージが大きくなり、多少乱暴に見えても短時間でリリースした方が良い場合もある事を覚えておいて下さい。

 コイの棲む小河川や用水路では二ゴイやナマズも多くいます。 二ゴイはコイと同じ攻め方で釣れ、重量感はコイ程ではありませんが結構ファイトするので楽しめます。 ナマズはナイターでのトップウォーターゲームが一般的ですが、初夏〜初秋は日中のサイトフィッシングでも楽しめ、ヒット率はナイターゲームより遥かに高いです。 ナマズはコイと異なり、ナチュラルな動きより鼻面や頭の上でラバージグやワームを大きくシェイクすると簡単に喰ってきます。 これ以外にも超大型に成長したヘラブナがヒットする事もあり、他に雷魚・ウグイ等とルアー対象魚は豊富ですので、色々な魚種にチャレンジし頂きたいですネ。

 コイには日本古来から一部の地域に棲息していたと言われる野ゴイと、中国・ヨーロッパから移入した種を養殖改良したヤマトゴイと呼ばれる種とその混血種等が存在し、純粋な野ゴイは極めて数が少ないそうです。 野ゴイは鯉ノボリの様にズン胴で尾ビレの付け根があまりクビレておらず、口が下向きであるのが特徴だそうです。 それに対してヤマトゴイ系は体高があり太く、尾びれの付け根がクビレており、口がやや前向きだそうです。 ヤマトゴイは大型化し易く、大型になると頭の後から背中が盛り上がるのも特徴と言われ、普通に見かけるコイはほぼ100%外来種の改良種であるヤマトゴイ系だと思われます。

 鯉は雑食性の大食漢の上に劣悪な環境にも強い為に繁殖し易く、日本でも最近は生態系を狂わせる危険性の高い魚とされています。 国際的には日本におけるブラックバスと同様に、「侵略性の強い外来生物ワースト100」の魚類部門でトップランクの魚だと言うことも知っておいて下さいね。


 鯉を釣りながらサイトでナマズも狙えます。 ハイシーズンに本気で狙うと2桁釣りも可能。 鯉を狙っているとルアーを横取りヒットする事も多いので困る場合も・・・。


 コイラバ+ロッククローの表層スイミングでヒットさせたの巨ベラ(50cm)です。 ヘラブナもデカくなると雑食性になって何でも喰う様で、コイラバで何尾かヒットしています。

○ ルアー・カープフィッシングのレクチャー&ガイド


 コイをルアーで専門的に狙って釣る人の数はまだ少なく、釣り方を実地で教えれくれる人もいないので、初心者だと釣り方が判らず困っている方も居られるでしょう。 当店では、そんな方の為に店主が店の近所の川でレクチャー&ガイドもしています。

 開店前や、暇があって店主の女房が店番してくれる状況で、30分〜1時間程度の短時間で基本的釣り方の実地レクチャーなら無料サービスで行ないます。 本格的に数時間以上ガイドフィッシングをする場合は、定休日・開店前の早い時間帯・女房に店番をさせれる時間帯に限り実施しますが、時間が長くなるガイドの場合は有料とさせて頂いてます。 宜しければ相談の上で御利用下さい。


 レクチャーを受けて初めてのルアー・カープフィッシング挑戦にて見事ヒット。


 数時間もかけて静岡県からカープフィッシングガイドを受けに来てくださった方の釣果。

○ 終わりに


 コイ専門の釣り師は湖や大型河川でのブッ込み釣りが主体で、一部にノベ竿で野池のコイを狙う人もいますが、小河川・用水路のコイは手付かずの獲物で数も多くいます。 パワー・サイズを考えると日本の淡水では最大級のルアー対象魚となり、都市近郊でも探せばコイを狙える小河川や用水路はいくらでもあるでしょう。 一度味わうと病み付きになりそうなパワーゲームを楽しめる対象魚が近くにいるのなら手を付けずにいるのは勿体無いし、バス等の対象魚が棲む釣り場が遠くて頻繁に釣りに行けない方々には是非チャレンジしてもらいたいです。 近所で足場の良い釣り場であれば、親子で楽しむにも都合が良いでしょう。

 ルアー釣り雑誌でコイのルアーフィッシングとしてコイのルアー釣りが紹介された事は過去に何度もあります。 しかし、撒き餌として食パンを千切って水に投げ込み、コイがそれをパクパク喰い出したら白いポッパーやクランクベイトをキャストして喰うまで浮かせておく等の釣法であり、これらはルアー釣りとは言い切れない釣り方でした。 皆さんには是非ともルアー釣りらしい釣り方でコイの大物を狙って頂きたい。 現時点での店主の記録は94cm・11kgですが、当店のお客様の中にはメーターオーバーを釣り上げている方もおられます。

 以前に週間ルアーニュース紙でルアーカープフィッシングの取材を受けた時の動画が 「YouTube」 で見る事ができ、「小規模河川の巨ゴイハンティング」とキーワードで見つかるはずです。 ⇒ YouTube へ

 現在の店主の釣り方は取材当時より少しずつ進化していますが、基本的な釣り方は変りませんので参考にはなると思います。 バラシのシーンも多いですが、興味のある方は御覧になって下さい。  店主のホームグラウンドの野府川において6月の午前8時半頃から3時間程の取材でしたが、その時間で何尾のコイをヒットさせれるかだけでも初心者の方には驚きでしょう。

 この他にも雑誌の釣り人社から出版されている鯉釣り専門誌「CarpFishing」に、このサイトの内容と同じ様な記事を4ページほど書いています。 Vol.7(2011年Spring号)なので本屋には残ってないでしょうが、どこかで見つけたら読んでみて下さい。

 コイのルアーフィッシングは、エリア・季節によって様々なルアーが使える可能性があると思えます。 多くの方が店主の釣り方を手始めとし、各地で新たなフールド・釣り方を開拓される事を期待したいですね。 ではチャレンジした皆さんが大物を釣り上げる事をお祈り致しております。
 
 
ルアーで釣った鯉の写真集
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  

 

 

 
   
   

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