オーナーってこんな人 店舗情報 フィッシングガイドの詳細(店主が同行します) ロッドの修理・改造・製造の詳細 フィッシングギア(釣具)の紹介 リンク

BASSリメイク
(ロッド改造・ロッド修理)
(リールのメンテナンス)

 
  BASS リメイク (職人のこだわり工房)
   
 ロッドの改造・ロッドの修理・リールのメンテナンス
   
★ ロッド改造・ロッド修理やリールのメンテナンスは当店にお任せ下さい

 








ロッド改造・ロッド修理例
写真集

ロッド改造・ロッド修理
Q&A


ロッド改造・ロッド修理
オーダー



カスタムロッド製作
(カスタムロッド工房へ)


カスタムロッド
完成例写真集

カスタムロッド
Q&A


カスタムロッド
オーダー

 職人気質でロッドビルディング歴45年以上の店主がロッドの改造・ロッドの修理等のロッドリメイクとリールのメンテナンスをお受けしております。
 ロッドチューニングは単に市販パーツを組み合わせるだけのロッド改造ではありません。 コルク・EVAのグリップパーツは切削加工して極力ご希望の形状に製作し、市販の金属パーツも加工・組み合わせして御要望に答える様にしております。
 リールは「回転が悪くなった」等のトラブルに対するメンテナンスや、メーカーに出すまでもない修理を行っています。


 ⇒ ロッド改造・ロッド修理例の写真集へ
 
 カスタムロッドに関しては (カスタムロッド工房へ)
 
 お問い合わせは直接の御来店の他、下記のTEL/FAX及びEメールでも構いませんので、どうぞお気軽にご連絡ください。

  BASS STOP 〒494-0001 愛知県一宮市開明字杁西郭39-2  
   TEL/FAX 0586-45-8128   E-mail bassstop@orihime.ne.jp
 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 
★ ロッド改造 ・ ロッド修理

 釣竿の改造は、リールシートの機種変更・グリップ素材の変更(コルクをEVAに交換など)・グリップの形状変更(ストレートグリップをセパレートタイプに変更など)・グリップの延長・グリップの短縮・ガイドの機種変更・スパイラルガイド仕様への変更・etc....、様々なロッドリメイクに応じます。

 釣竿の修理はガイドの交換・ガイドの付け替え・スレッドの巻き直し、折れたロッドの補修再生(修理不能な場合もありあります)、グリップ破損箇所の修理補修、etc・・・。

 ロッドに関して何か悩みや問題があったり、ロッドの改造やロッド修理を御希望であれば、まずはメールかTELで御相談ください。 当店は作業を外注に出す様なショップではなく、40年以上前から自分自身のカスタムロッドを造ったり長年ロッドメーカーのアドバイザーを務めて市販ロッドをプロデュースまでしていた店主が責任をもって改造・修理をを行っていますので、安心してお任せください。(塗装とネームシール作成は専門業者に委託しております)

 
ロッド改造・ロッド修理の基本工賃 (パーツ代別途)

ガイド交換・ガイド修理

  ガイドの取り外し (ガイド1ヶ所につき)
    トップガイド       ¥400 (簡易な取り外しは ¥250)
    シングルフットガイド ¥450 
(簡易な取り外しは ¥250)
    ダブルフットガイド   ¥600 
       (ダブルラッピングは ¥200プラス)

  ガイドの取り付け (ガイド1ヶ所につき)
    トップガイド       ¥600  (簡易取り付けは ¥400)
    シングルフットガイド ¥700
    ダブルフットガイド   ¥1000
 (ダブルラッピングの場合は +¥600~1000、簡易ダブルラッピングは+¥200~400)

  ガイド部以外の化粧巻き(長さ5㎝以下1ヶ所につき)
     ¥600~¥1500

 ※ 上記はスレッドが単色のみの場合です
    縁取り・ライン入れ・多色になる場合は1ヶ所または1色増す毎に ¥100プラス

 ※ 施す箇所が3箇所以上の場合は、取り付け・コーティングの工賃が<5%OFF>となります

 ※ ダイヤモンドラッピング・プリズムラッピング・幅広等の特殊な巻き方の場合は応談します

 ロッドのガイド修理に関して

 ガイド修理は当店で最も多く行っている得意な作業でもあります。 修理は状態を確認しないと対応が決めれませんが、ガイド修理でお悩みの方はご相談下さい。
 トップガイドのリング割れの修理の場合、当店ではリングだけを交換する修理もしています。 ガイドのリングだけでは市販されていないので、安いステンレスフレームのガイドを壊してリングを取り出して使います。 但し、マイクロ系の小型ガイドや、フレームが酷く変形している物はこのリング交換が出来ませんので、その場合はフレームごとの交換となります。
 フレームの変形したガイドの修理は全ての機種ともにフレームごと新品に交換する事が基本ですが、状態によっては修正して付け直したり、取外す事無く修正できる場合もあります。
 ガイドのフレームごとの交換は通常は数日~1週間ほどお預かりしますが、お急ぎであれば硬化速度の速い樹脂でコーティングし、数十分~数時間で修理する事も可能です。 当店ではその為に、午前中にガイド修理で持ち込まれたロッドが午後には使用可能になったりします。 但し、硬化速度の速い樹脂はコーティング作業が難しく、塗る面積が広い場合は極めて困難なのでトップ~ベリー部のガイドに限ります。

・ロッドのグリップ改造・修理

 グリップ部の取り外し・取り付け
   

  完全取り外し(フォアグリップ有り)  ワンピース¥5000~
                         セパレート¥6000 ~
  フル組み立て(フォアグリップ有り)  ワンピース¥7000~
                         セパレート¥8000 ~


  フォアとリヤグリップの取り外し     ワンピース¥3000~
                         セパレート¥4000 ~
  フォアとリヤグリップの組み付け    ワンピース¥4500~ 
                         セパレート¥5500 ~

  フォアグリップ取り外し          ¥2000 ~
  フォアグリップ組み付け         ¥2500 ~

  リールシートの取り外し         ¥2500 ~
  リールシートの組み付け        ¥3000 ~

  フォアとリールシートの取り外し    ¥3500 ~
  フォアとリールシートの取り外し   ¥4500 ~

  リヤグリップの取り外し       ワンピース¥2500~
                       セパレート¥3500 ~

  リヤグリップの組み付け      ワンピース¥3500~
                       セパレート¥4500 ~

  セパレートリヤ部の取り外し           ¥2000 ~
  セパレートリヤ部の組み付け           ¥2500 ~

  リヤとリールシートの取り外し    ワンピース¥4000~
                       セパレート¥5000 ~

  リヤとリールシートの組み付け  ワンピース¥5500~
                       セパレート¥6500 ~

 グリップ部のシェイプ加工等

  フォアグリップ            コルク¥500~1500
                       EVA¥300 ~1000

  セパレート(リヤ又はセンター)  コルク¥500~1500
                       EVA¥300 ~1000
  ワンピースリヤグリップ       コルク¥1000~2500
                       EVA¥800 ~2000

 ロッドの重量バランス調整

  バランサーの取り付け             ¥1500 ~
 (グリップの作り直し等に付随する場合は、そちらの費用内で行います)
       
  特殊な加工の場合は個々に算出します


※ 上記は当店で購入されたパーツで改造・修理する場合の金額で、 お客様が持ち込みになられたパーツを用いる場合の費用は~25%UPとなります。 ロッド修理でガイドを交換せずに外した物を付け直す場合などは持ち込みパーツと同様の扱いとさせて頂きます。
           (工賃の金額表示には消費税を含んでおります)
  カスタムロッドの場合はロッド改造・修理と工賃が異なるのでカスタムロッド工房のページをご覧下さい


ロッドのグリップ修理に関して

 破損したリールシート・コルクやEVAグリップの交換などのロッド修理は常時行っております。
 コルクの割れ補修や目穴のパテ埋めなどのグリップ修理についても承りますので、何でもご相談下さい


※ ロッド改造・ロッド修理に関するお問い合わせ、ご注文はQ&Aのページを見て参考にし、オーダーページからどうぞ
       ⇒Q&Aへ  ⇒ リメイク オーダー へ


 当店ではロッド改造・ロッド修理にあたって、ガイドやリールシートはFuji社、金属パーツ・樹脂パーツはマタギ社・ジャストエース社のパーツ等を使用したり、それを改造して利用しておりますので、リンクページからJustace・MATAGI・ブルーピークス社のサイトでお好みのパーツやブランクを探す事も出来ます。  ⇒LINK へ

 探しやすい様に各社のサイトへのリンクをこのページにも貼っておきますので御利用下さい。
  〇 Fuji社  ⇒ Fuji ウェブカタログへ
  〇 マタギ社  ⇒ MATAGI ウェブカタログへ
  〇 ジャストエース社  ⇒ JustAce ウェブカタログへ

 なお、カスタムロッド作成に関しては、マタギ社扱いののTラッセル・セントクロイ・MHX、ジャストエースオリジナルブランクの他に、ブルーピークス社が輸入しているノースフォークコンポジット社のブランクも扱っております。  ⇒ ノースフォークコンポジット社ブランクのリストへ

納期について
  比較的簡単なロッド修理・ロッド改造で店主の手が空いておれば、その場で対応致します。
  通常時間のかかるガイドの交換や修理でも即日可能な場合も多いので御相談ください。
  多少時間がかかる修理・改造の場合は通常数日~2週間程度の時間を頂きます。
  パーツの取り寄せや多忙な場合は稀に3週間以上必要な場合があります。

お支払いについて
  基本的には完成後に費用をお支払い頂いております。
  遠方の場合はは、指定口座にお振込み頂き入金確認後に発送させて頂いております。
  ・パーツが高額の場合(¥10000以上)
  ・当店での使用頻度が少ないガイド等のパーツ使用の場合
  は、ブランク代やパーツの一部費用を前金で頂きます。

 遠方の方が改造を御希望の場合
  通販扱いで応じております。 まずはメール・TEL・FAXなどでお問い合わせ下さい
  ロッドを送る場合は丈夫な紙筒・塩ビパイプ等に入れて宅配便で送って下さい
   (ホームセンターで売っているボイド管を切って使うと便利です)
  ロッドを延長する場合は、改造後でも入る様に筒の長さは余裕をもたせて下さい
 
 1.6m以上の長尺物は、輸送を断る運送会社や営業所もあるのでご注意下さい

 馴染みのショップが通販等を手掛けているならば、そのショップに頼んで送るのも良いでしょう
 多量に通販するショップは運送会社と契約しているので、通常より安い料金で送れる可能性があります
 参考として下さい

※ 注意事項
 
 現在の状態が明確で無いとロッド修理・ロッド改造の可否が判断できないので、可能な限り状態を明確にお伝え願います。 既に何らかの改造を程している場合や破損した状況等は、特に詳しくお伝え願います。 お伝え頂いた状態と現物の状態が異なる場合や破損に至った状況が説明と異なると判断した場合、改造困難・改造は可能でも強度的等に不安が残ると判断した場合は、一旦依頼をお受けした後に持込・送付されてからでも依頼をお断りして返送する場合があるので御了承下さい。
 
 ロッド改造やロッド修理には万全を期しておりますが、ロッドの材質・構造によっては改造によりアクション・強度に悪影響を与える事が原因でロッドが破損する可能性もあり、この様な事が予想される場合は基本的に御依頼をお断りさせて頂きます。 その様な場合であっても改造・修理を切望されるのであれば、最悪の場合にロッドが使用不能になっても完全にノークレームという条件でならお請けする事を検討させて頂いております。 外見上は問題無くともロッドの基本性能に影響がある改造・修理を安易に請けたり誇大な宣伝する業者が存在しますが、当店ではロッドの性能・耐久性を重視している事を明言致します。
 

ロッド改造・ロッド修理例の写真集

 (記載してある釣り竿の改造・修理費用は製作時でのパーツ代・工賃によるものです。 使用するパーツが値上がった場合や、工賃の改定により同様の改造・修理をした場合でも費用が変動する事があります。 費用の見積もりに関しては、改造・修理をご検討の際にお尋ねください。)  なお、遠方からの依頼の往復の送料や代金振り込み手数料等は記載した費用に含まれておりません。
 

 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
 (左の写真) ベイトロッドへの改造後 ・ (右の写真) 改造前のスピニングロッドの状態

 
神奈川県の方からの依頼で、以前にグリップを改造したNeiのカンパニュラ66というスピニングロッドをベイトロッドへと再度改造した物です。

 以前はノーマルのセパレートグリップが嫌いなので、ワンピースでトラウトロッドらしいのコルクグリップにして欲しいという要望で改造したものでした。 その際に使用したのがアンドリュース社のフラットフェイス・タイニーというウッドリールシートで、コルクを一部剥がしたところ新たなカーボンパイプをベースに作ったグリップにロッドを差し込み接着する方法で改造してありました。 そこで今回も同様の工法を用いる事とし、剥がし難いウッドのリールシートを削って取り外してブランクを取り出しました。 このロッドはワン&ハーフの様な2ピースロッドでグリップセクション側にガイドが無く、フックキーパーも無いのでフォアグリップ部は抜き取るだけなのでそこの作業は楽でした。

 新たなベイトロッド用のグリップデザインは基本的にシマノ製カーディフノベイトロッド風で、条件としてはリヤグリップはストレートで現状より2㎝延長して欲しいとい御要望でした。 カーディフのリールシートはシマノ独自の物である事が問題でしたが、形状が似ているFuji社のPTSシリーズのPTS-MJK17を使用する事にし、御希望によってマタギ社でカラーをブラックグリッターに塗装させました。 バットキャップとフォグリップのワインディングチェックは以前の物を再利用し、新たに3点の組み込んであります。 内部なので写真では判りませんが、フォアグリップ内にブランク径ピッタリのスペーサーをEVAで作って入れてあり、ブランクがワインディングチェックに当たって表面が傷付く事の無い様に配慮してあります。

 グリップ以上に大変なのがガイドで、ソリッドティップ独特のファーストテーパーのアクションを変えずに維持したいという要望に応える事で悩みました。 ウルトラライトのソリッドティップ部が極端に軟らかいのに長さの関係でガイド数が少なく、その位置のままでガイドを上に取り付けるとロッドが曲がった際にラインがブランク下側までの行ってしまうし、ガイドを増やせば繊細なアクションに影響が出てしまうからです。 そこでソリッド部のガイドはそのままの下側取り付け状態で残し、スパイラルガイドにする事で対応しました。 毎度の問題となるのはガイドの取り付け位置が変わる事で起こる元のガイドを外した跡で、今回もブランクのクリアー系塗装が簡単に剥がれてしまうのので対応に苦慮しました。 まずはガイド跡部の塗装を綺麗に剥がしてからガイド部用のコーティング剤を塗り、硬化してからサンドペーパーとコンパウンドで切削研磨しました。 部分的に太くなる事と、クリアー塗装でも太陽光線を浴びて染色しているのでコーティング部と微妙に色合いが異なる欠点はありますが、何とか目立たぬ様に処理できました。

 費用総合計 ¥35921

 
 
☆ ロッド改造 ・ロッド修理の完成例
 (左上の写真) 新たにに作り直したグリップ ・ (右上の写真) ノーマル状態のグリップ
 (左下の写真) 再利用したバットキャップグリップ ・ (右下の写真) ノーマルのナットとの比較

 千葉県内の方からの依頼で、ABU社製 fsnc-69ls bf mgs のグリップを完全に作り直すロッド改造をした例です。

 このロッドはメーカー独自のトリガーレスのタイプなのですが、手に合わないのでリールシートを交換したいという要望でした。 リールシートは一番手に馴染むFuji社製ECS-16で、可能ならばフォア部のロックナットパーツを再利用欲しいとの御希望でした。 残念ながら構造・サイズの問題でロックナットパーツを再利用する事は出来ませんでしたが、なるだけ近いイメージになる様にパーツを組み合わせたり加工したりしてあります。 

 グリップのデザイン・素材を完全に変える事とセパレートパイプ部の太さの御希望等の問題ににより、ロッドをリールシート部で切断して新たに作製したグリップに差し込み接着する工法を取る事にしました。 この様な方の場合はフォアグリップの作業の為にガイドを外す必要が無い事が多いのですが、御希望のパーツのサイズと元々ブランクバット部に取り付けられていたリップスティック型ワインディングチェックの鍔のサイズの問題でガイドを何個か取り外して作業後に付け直す必要がありました。 ただ、このロッドはマイクロガイド系のガイドセッティングだったのでバット部の3個を外すだけで済んでいます。

 リヤグリップ部のデザインは依頼者の方が図面を送ってくださっており、長さで1mm・太さで0.5mm単位の細かい御指定がありました。 太さは取り付ける金属パーツの太さの関係で0.5mm単位は厳しかったですが、極力指定のサイズに合わせて作ったので結構EVAの切削加工とパーツの接着には神経を使いました。

 費用総合計 ¥30581

 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 修理したジョイント部 ・ (右の写真) 差し込み部に取り付けた口金

 福島県の
方からの依頼で、2ピースのジョイント部にヒビが入ってしまったシーバスロッドの差し込み部に口金を取り付けるロッド修理をした物です。

 ジョイントタイプのロッドは差し込み部が割れるトラブルが時々あり、以前にも何回か紹介しております。 バスロッドやトラウトロッドであれば補強スレッドをダブルラッピングして処理する事が多いのですが、ジョイント部に強い負荷が掛かるシーバスロッドで、しかもヒビが数㎝に渡って入っていたので強度上の不安があり、そこで口金補強で処理する事にしました。 まずは、破損部のヒビに接着剤を浸み込ませ、カーボン繊維のササクレを防止し、補強する部分の塗装を落として素のカーボン状態にしてから細いスレッドを巻いて締め上げます。 薄く接着剤をスレッドに浸み込ませて固めてから、補強用のアルミパイプを被せます。 アルミパイプはリップスティック型ワインディングチェックに内径・長さ共にピッタリの物があったので、それを採用しました。 差し込んだパイプの先端部は元々の補強を兼ねた飾り巻きスレッド部に上手く掛ったのですが、それでも少しの隙間・段差があるのでコーティング剤を塗って綺麗に仕上げてあります。

 このロッドの修理を完了し、依頼者の下へ返送してから2日後に写真付きのメールを頂きました。 予想以上に良い仕上がりだったという事と、早速実釣して80㎝のシーバスを釣り上げたとの報告で、非常に喜んでもらえたのでロッドビルダー冥利につきました。

 費用総合計 ¥3290
 
 
☆ ロッド改造 ・ロッド修理の完成例
 (左上の写真) 同型に作り直したグリップ ・ (右上の写真) ノーマル状態のグリップ
 (左下の写真) ノーマルデザインを踏襲したグリップ ・ (右下の写真) 収縮したノーマルグリップ

 愛知県内の方からの依頼で、デビジョンのPULS #1C 7.9ftXXH を修理改造した物です。 デビジョン社のグリップはタコ糸様のものを螺旋状に巻いた上に熱収縮チューブを被せてある様な独特のデザインのグリップですが、この機種は同じデザイですが軟質樹脂の一体形成で造られているグリップでした。 この素材は熱にはあまり強くない様な説明はあったそうなのですが、職場から直接釣りに行くために朝から車に入れて仕事に行くという事を数回したところ、グリップが収縮してリールシートやワインディングチェックとの間に隙間が出来てしまったのだそうです。 EVAグリップでも収縮する事はあって以前にUFMウエダのロッドで何本か修理した例がありますが、この様な樹脂でも今年の夏の暑さでは起きる様です。

 熱収縮チューブはゴム質なので常にベースとなるグリップを圧迫する為にベースが軟らかいEVA等だと潰れて細くなって緩んでしまい、再度加熱して収縮させても同様な事が起きてしまう可能性が高く、基本的には当店では使用しない物です。 そのためにデビジョン風グリップへの改造依頼は通常お断りしているのですが、今回は修理と言う事で熱収縮チューブを用いてグリップを再生しました。 まず問題となるのがブリップのベース部で、EVAは論外だしコルクでも不安があります。 そこで潰れ難く硬さと弾力を持っている集積コルクを削り出してベースを作り、そこに紐を螺旋状に巻いてボンドでズレない様に固定し、その上から熱収縮チューブを被せました。 チューブの端は万一縮んでも下地の集積コルクグリップが出ない様に内側に織り込み、厚みや角を調子してあります。 このグリップを2個作成してからリールシート・ワインディングチェックに密着する様に組み込み接着しました。 作業の為に剥ぎ取ったバットキャップは新たに市販のEVAバットキャップを切削加工して取り付け、外見的にはグレーのグリップがブラックのグリップに変わっただけの様に仕上げてあります。 集積コルクでグリップを削り出すのは難儀ですし、このロッドはセパレートパイプ部の塗装がちょっと弱くてワインディングチェックの取り外しの際に塗膜が剥がれ易いなどの問題もあり、言葉や文章では簡単そうに思えてもかなり苦労の多い作業でした。

 今回の修理に当たって、依頼者の方には普通のシェイプデザインのEVAかコルクに変更する修理をお勧めしたのですが、まだ購入して間もない事もあってノーマルのデザインで使いたいという強い御希望に押されてお請けする事にしたものです。 万全を期して作成してありますが、もし緩みなどのトラブルが発生してもノークレームと言うお約束を頂いており、その際に再度修理する場合はは通常のEVAかコルクのグリップへと改造するというお約束もしております。 ですので、今回の修理改造例は例外的な手法によるものであり、通常の改造等ではお請けし方針なので御理解願います。

 費用総合計 ¥19775
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
   (左の写真) リングの填め替え付け直し修理をしたガイド ・ (右の写真) リング部のアップ

 三重県の
方からの依頼で、スミス社のトラウティンスピンインターボロンのS.I.C.リングが欠けて破損した物バットがガイドを修理した例です。

 このロッドは以前にスレッドの巻替えを依頼された物でしたが、今回はバットガイドのS.I.C.リングが欠けてしまったとの事での修理依頼でした。 通常であればフレームごとガイドを交換するのですが、このガイドはT-LVSG25という既に廃盤となっている機種で当店にもパーツ取り扱い業者にも在庫がありません。 程度の良い中古ガイドでもあれば使いたいのですが、それすら在庫がありませんでした。 幸いガイドのフレームはシッカリしていたので、リングの填め替え修理をする事にしました。

 当店ではトップガイド等だと、フレームに変形などが無けれ、リングのみを圧入接着して修理を実施しております。 トップ以外のガイドはブランクが邪魔をしてリングの填め替え作業が困難な為に通常は行わないのですが、今回は交換するガイドが無いというやむを得ぬ理由の為に行いました。 ただ、ブランクに取り付けたままでは作業が困難な上に、作業でガイドに力を加えると経年劣化したガイドスレッドのコーティング樹脂が割れてしまうので、ガイドを一旦取り外してからリングの填め替え作業を行い、そのガイドを再取り付けする方法をとりました。 FujiはS.I.C.リングのみを販売していませんので、在庫していた同じサイズのS.I.C.リングを使用している価格の安いステンレスフレームのガイドからリングを取り外して使用しました。 取り外す際にS.I.C.リングを割ってしまう事があり、今回使用したYSG25も価格が¥1134と決して格安では無いので、当店にとってのリスクが多い作業です。

 まずガイドをロッド取り外してからリングを外すのですが、この際にフレームを傷つけたり変形させぬ様にも注意せねばなりません。 フレームもリングも微妙にサイズのムラがあるので、リングを填め込む際も注意が必要です。 緩ければ使用中にリングが外れる恐れがあり、キツイのを無理に填めるとS.I.C.リングが欠けたり割れたりするからです。 ややキツイ程度のリングがベストであり、必要があれば何個も新品ガイドを分解してリングを取り外さねばならない事もあります。 今回は一発でグッドサイズに当たったリングにエポキシ樹脂を塗って圧入接着し、それをロッドに再取り付けして修理を完了させたので費用も最低限で収める事ができました。

 今回は入手できない旧型のガイドである事とフレームの形状的に当店でも圧入接着出来る事で実施しましたが、現在主流のKタイプのガイドだと専用の道具を自作でもしないと対応が難しいので新品に交換する事になるでしょうね。

 費用総合計 ¥3000
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) セパレートタイプへの改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 
岐阜県の方からの依頼でバレーヒル社のブラックsケールXPディスタンスエディションノグリップ改造をしたレイです。

 センターグリップはノーマルのデザインのままコルクからEVAへ変更し、リヤグリップはノーマルに近いシェイプを持たせたEVAにして集積コルク製エンドキャップをFujiのゴム製BRC-22に変更して欲しいとの要望でした。 基本的には然程難しい作業ではないのですが、セパレート部のリングのセンターグリップ側が全く外れず、リューターに切断砥石をセットした工具で切れ目を入れて剥ぎ取らねばなりませんでした。 原因はグリップの中央のセパレートパイプ部がマット仕様げメッシュカーボン仕上げとなっているのですが、この部分だけリング内径より少し太い事でした。 恐らく組み立てられた際は上下からリングがとりつけられていたのでしょう。 外す事も大変でしたが、新たに取り付けるリングも適合するサイズ・デザインの物が市販パーツにはなく、結局はマタギ社のパイプリングPR-17の内側を削って研磨して対応しました。 一見すると素人でも出来そうに思える改造ですが、やはり電動工具などが必要となるので簡単とは言えないでしょうね

 費用総合計 ¥12857
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) セパレートタイプへの改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 
一段上の写真のロッドと同じ岐阜県の方の依頼でdepsサイドワインダーのバレットショットのグリップを改造をしたものです。

 depsサイドワインダーのバレットショットのグリップ改造の依頼は多く、殆どはFE(フィリッピングエディション)かGP(グレートパフォーマー)風への改造依頼ですが、この方は上のバレーヒルXPディスタンスエディション風にシェイプされたセパレートグリップへの改造を御希望でした。 異なる部分はセンターグリップはグレーのEVAとする事と、バットキャップはdepsのノーマルの物を再利用する事で、グリップの長さも延長する事を御希望もあったのでセパレートパイプ部のデコレーションを兼ねる延長パイプはメッシュ柄のカーボンパイプを被せる事で対応してあります。

 EVAのカラーをブラック以外のグレーやブラウンにしたいという御要望は時々あります。 ただ色物のEVAは元々サイズが少なく、最近では廃盤となるサイズも増えているので全ての御要望にはお答えできません。

 費用総合計 ¥12398
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ブランクを切断してフェルール仕様へ改造 ・ (右の写真) ブランク切断部位の位置関係

 
岡山県の方からの依頼で、スミスのトラウト用パックロッドのマジカルトラウトMT-TEC55ULMをチャンピョン型リールシートに取り付ける為にフェルール仕様に改造した物です。

 パックロッドでも並継タイプなら然程の問題はないのですが、このロッドはテレスコピックタイプの上にエンドキャップを簡単に外して分解する事が出来ない構造だったので大変悩みました。 ブランクのグリップセクションはフォアグリップから数㎝飛び出しており、そこにフックキーパーが取り付けられていたのでフォアグリップを完全に取り外す事が出来ず、ブランクとリールシートの接合部を確認する事も出来ませんでした。

 そこで、まず最初にフックキーパーを取り外してからフォアグリップをリールシートから外しました。 次にブランクをシッカリと伸ばし、リールシートの先端ギリギリでブランクを切断しました。 ブランクのグリップセクションはリールシートから5㎝位飛び出していたので何とかバットセクションを切る事無く切断できるだろうと判断したのですが、バットセクションも1~2mm程度は切れました。 もっとも短くなったグリップセクションの先端部とバットセクションは接着してしまい、フェルールの中に入る部分なので強度的には問題ありません。 取り外したフックキーパーは再度取り付けて欲しいとの要望でしたが、短いグリップセクションではフェルールに差し込むとフックキーパーを取り付けるのに長さが足りません。 そこでフックキーパーの上側のフットを削って少し短くしてからスレッドで巻き上げ、少し内径の大きいフェルールに差し込むことで下側のフット部にフェルールが被さる構造としました。 ただブランクとフェルールの中心が狂わぬ様にコアテープを上手く活用してセンター出しするのには気を使いました。

 費用総合計 ¥5313
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシートより下部を交換修理したグリップ ・ (右の写真) 車で踏んで潰れたリヤグリップ

 以前に当店でノースフォークコンポジットのMB809-1(IMを用いて)製作したカスタムロッドなのですが、所有者の方が誤って車でグリップ部を踏みつけてしまったのを修理した物です


 正直言って悲惨な状態で、センターグリップのEVAを剥がしてみるとリールシートの下側数㎝までヒビが入っておりパレートパイプ部はグチャグチャに潰れていました。 パイプリングはセンター側は千切れており、リヤ側のパイプリングとバットキャップ部のリングも潰れて変形しているので、保険の対象なら全損扱いとなる位の酷さでしたね。 幸いリールシートは少しの傷で済んだので (但しリール本体がフレームが変形してフット部が折れるという重傷で、こちらは完全にパーになったそうです) リールシートから下部を作り直す事にしました。

 まずはリールシートから3㎝程下部でカットして、そこの外径が約15mmだったので外径17mm・内径15mmのメッシュカーボンパイプを被せて新しいグリップパイプを作る事にしました。 ただ被せる部分の長さが3vmほどしかなく、しかも目に見えぬヒビが入っている可能性も高いので、そのままでは使い物になりません。 そこで肉厚カーボンパイプを二重にした長めのジョイント用パーツを作り、十分な接着シロと強度を確保した上でパイプを接合してあります。 その後は新たなEVAグリップを削り出し、パイプリング・デコレーションリング・エンドキャップ全て新しいパーツを組み込んで仕上げてあります。 ブランク側も傷はありましたが小傷程度であり、1個だけ変形したガイドがあったので取り外して修正してから付け直しました。 

 費用総合計 ¥16999
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) セパレートタイプへの改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 
高知県の方からの依頼でウットマーダウンラップのワンピースグリップをセパレートタイプのグリップへと変更するロッド改造をしたものです。

 このロッド改造の最大の問題は、ブランクのエンド部が非常に太い上にテーパーが強いので、エンド側からの改造がやり難いという事でした。 本来はトップ側からパーツを組み込んである構造なのですが、その為にはガイド・フォグリップ・リールシートも外してブランク状態に戻さねばならず、費用が極めて高くなってしまうので何とかエンド側からの改造を試みました。 まずはエンドキャップを取り外してリヤグリップのEVAを剥がし、ブランクに残った接着剤を綺麗に取り去って研磨してエンド部の径を測ると18mmでした。 そこで内径18mmでノーマルグリップとほぼ同じ外径33mmで内径18mmのEVAパイプと内径18mm7のワインディングチェックを取り寄せ、EVAパイプは切削加工してエンド側から組み込みました。 センターグリップ部のブランク径は15mm位なので興亜テープを巻いて太さ調整するのですが、問題となるのがワインディングチェックとの隙間です。 ここはスレッドを重ね巻きして太くしてから厚めにコーティング剤をセパレートパイプ部全体に塗る事で対処してあります。 通称「ボタ塗り」という粘度の高いコーティング剤を一度で厚塗りする手法で、これを行うビルダーは少数派の様ですが当店の店主は得意としております。

 EVAグリップ部はそれぞれ6㎝と短めの7御指定だったので、太めのグリップである事も手伝って外見的にはEVA部が極端に短く見えますね。 なお、バットキャップのFuji/BRC-22は破ることなく外せたので再利用してあります。

 費用総合計 ¥11830
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) リヤ部を短縮して作り直したグリップ ・ (右の写真) 集積コルク製に変更改造したエンドキャップ

 長野県の
方からの依頼で、ツララのモレーナ53ノリヤグリップを短縮してエンドキャップを小型の集積コルク製にするロッド改造を施した物です。

 カヤックで使用するのにグリップが少し長くて使い難いので短縮し、ジャーク・トゥイッチをする際に肘に擦れてロッドを鵜が課し難くなるゴム製ラウンド型バットキャップを外して別の物に交換して欲しいとの依頼内容でした。 ノーマルバットキャップであるFujのゴムi製BRC-19は長さが40.5mmあるので、この分を短縮する事にしました。 折角なのでリヤグリップは作り直して欲しいとの要望で、コルクパイプを切削加工してノーマルと同じ太さで製作し。集積コルク製バットキャップも市販品を加工してサイズを合わせてあります。 問題はこの太さが約25mmと細めであり、コルクグリップとエンドキャップの間に入れる適正サイズの専用リングがない為に、他の用途のリングを流用しました。

 取り外したBRC-19はゴム製の為に19gと重量があり、短縮した事もあって重量バランス的にはも持ち重り感が出てしまうのでグリップエンド内にはバランサー用のウェイトを挿入接着し、ノーマルと同じバランスにする為に全体重量は6~7gアップしました。 返送してから早速お使いになった様で、カヤックに乗ってもジャーク・トゥイッチがし易くなったと喜びの報告メールを頂いております。

 費用総合計 ¥7852
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 部分的にEVAを交換修理したグリップ ・ (右の写真) 修理前の破れたグリップ

 
急な持ち込みで破れたEVAグリップを僅か1時間ほどで修理した物です。

 ロッドはサイドワインダーのGPシリーズで、ボート釣行でフットコンエレキを畳む際にグリップを挟んでしまい、握ると指に当たる部が裂ける様に破れてしまったのだそうです。 通常あればEVAグリップを完全に交換するのですが、他にも折れた無くなったガイド取付と曲がったガイドの付け直し修理があるので極力安価に収めたいという事もあり、部分的にEVAを交換する修理を行いました。

 裂け目が綺麗であれば、そのまま接着しても実用上には問題ない程度なら何とか修理できるのですが、残念ながら裂け目が潰れていたので何ともなりません。 そこで破損部の前後のEVAを真直ぐ輪切り状に切って剥がし、剥がした部分と同じ長さのEVAパイプを加工してはめ込む工法を取りました。 EVAは手では削り難いので、旋盤を用いて切り取った部分とほぼ同形状に切削加工し、それを縦に切ってはめ込んであります。 グリップのカーボンパイプに接する部分は接着力の強いエポキシ系を、EVA同士の部分は弾力のある透明のボンドを用いて接着し、最後に段差を無くす為にサンドペーパーで仕上げ研磨をしてあります。 外見的には輪切りにした2ヶ所と縦に切った部位の接合跡が残りますが、何んとか実用的にはほとんど問題ない程度に仕上げました。

 コルクグリップでは時々行う修理方法で、材質的に値段の高いコルクだとかなりの費用節約になりますし、元々リングを繋ぎ合わせてあるコルクだと接合部もあまり目立ちません。 EVAは手作業での加工がし難い上に継ぎ目が目立ち、材質的に安いのでコルクほどは費用節約にはなりませんでしたが、それでも数千円は安くなっています。 なお、このロッドの修理にはガイド部の修理費用も入っていましたが、下記はグリップ部の費用のみの金額です。

 費用総合計 ¥5540
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 元のベイト用と新しいスピニンググリップとの比較 ・ (右の写真) リールシート部のアップ像

 三重県の
方からの依頼で、グリットデザインのベイトロッドをスピニングロッドに作り直して欲しいとの依頼で改造した物です。

 このロッドはグリップ着脱式なので、本来であれば元の。ベイト用グリップを分解してパイプを取り出したパイプをベースに新たなスピニング用グリップを作ります。 当然元のグリップを分解する手間と費用が掛かりますが、依頼者の方はグリップ着脱の必用が無いとの事でしたので別に新たなスピニング用グリップを製作し、そのグリップにブランクを差し込み接着して完成させてあります。 ビックベイトでもキャストできるパワーロッドなのでリールシートには太目のVSS-17を用い、VSS用のシェイプされたEVAグリップとゴム製ラウンド型エンドキャップBRC22を組み合わせ。 フォア部はKDPSで、依頼者の御希望に合わせてEVAをシェイプ加工したフォアグリップとしてあります。

 写真が載せてありませんが、苦労したのはガイドの方です。 ガイドを外すとブランクの塗装剥がれが起きる事が多く、半透明系ブラウンカラーの塗装だったので剥がれると目立つという問題がありました。 ガイドを外した位置に付け直すのであれば、塗装が剥がれてもまだ隠し易いのですが、「ベイト ⇒ スピニング」ではそうもいきません。 かなり苦労はしたのですが、結構綺麗に付け直せたので依頼者の方には満足して頂けました。 なお、ガイドはチタンフレームKガイドでニューコンセプト的なセッティングとし、トップガイドにT-KGST4.5、以下T-KTSG4.5・5・5.5・6・7・8、T-KLSG12・20・30の10個設定としてあります。

 費用総合計 ¥48284
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォア部からリールシート部のアップ像

 愛知県の
方からの依頼で、フェンウィックTAV-GP69C-MLのリールシート・フォアグリップを変更し、リヤグリップの延長改造をした例です。

 ノーマルのリールシートはトリガーレスタイプのフェンウィック独自の物でしたが、手に合わないので長い間使っていなかったそうです。 これを依頼された方のお好みに合うFujiのTCS-16型リールシートに変更する事になりました。 完全ワンピースのロッドなので通常であればガイドを取り外すかリヤグリップを完全に分解する必要があるのですが、今回はリールシートの中央部でブランクを切断し、補強材で接合すると同時に新しいリールシートを組み込む方式を採用しました。 リールシートの長さの問題でセンターグリップのコルクを短くし、フォアグリップはノーマルのイメージを残したデザインでKDPSに組み込んで新たに作成してあります。

 リヤグリップはコルクを剥がしてからカーボンパイプを被せて延長し、その上に新たに切削加工したコルクグリップを接着してあります。 エンドキャップはノーマルの物を再利用し、取り付けの際にバランサー用のウェイトも組み込んでピッチング等での使用がやり易様にしてあります。 費用的には結構掛かってしまったのですが、他にもロッドの修理などの依頼もあったので特別に工賃をかなりサービスさせてもらって下記の費用となっています。

 費用総合計 ¥18192
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ソリッドティップ化修理が完了した折れロッド ・ (右の写真) ソリッドティップ接合状態修理

 
ティップ部が折れたロッドにソリッドティップを接合して修理したものです。 元々が張りの強いMパワーのベイトロッドだったので、ソリッドティップもジャストエース社のST-SFT631Mを考えたのですがパワー・張りの不足を感じ、同じジャストエース社の最大パワーのソリッドティップST-350MHを使用しました。 

 まず問題となるのはソリッドティップの接合部外径とブランクの内径です。 本来ならばソリッドティップの接合部と同じ太さの部位でブランクを一旦切断し、そこから数㎝ずつブランクを切断してピッタリ接合できる部位を探し出します。 ソリッドティップのロッドは接合部にガイドを取り付けないとロッドが折れてしまう可能性が高いので、ガイド設定はソリッドティップの接合部が基準となります。 修理ロッドであってもガイド設定を全て見直して全て付け直す前提であれば問題ないのですが、修理費を抑えるためには接合部より下側のガイドは外さずにノーマル設定のまま使いたいのですが、なかなか都合の良い位置で接合できるものではありません。 1~2㎝程度のズレであれば僅かに削ったり樹脂を塗ったりして太さ調整できるのですが、ガイドとガイドの中間位置だと何ともなりません。

 お手持ちのロッドをソリッドティップに改造したいという要望が時折あるのですが、「そのロッドのパワー・調子的に適合して接合位置の問題もなく接合可能なソリッドティップが存在するのか?」という問題があり、改造が上手くできるか否かはブランクを切断してみないと判らないのであるリ意味「賭け」になります。 それ故に元々が折れたロッドで、上手くいかなくとも諦めて頂ける条件でなければ請けれないのです。 どんな改造・修理でも完璧に出来る様な宣伝をしている業者が存在しますが、当店の考え方だとそれは無責任に思えますね。

 接合部は4番ガイド位置でピッタリ位置より3~4㎝下でしたが、樹脂を塗っての太さ調整で何とか上手く接合しました。 しかしブランクがMパワー表示でも硬く張りがある為に、曲がり易いソリッドティップではMHパワーでも調子やパワーバランスに若干不満が残りました。 ガイドはトップガイドのみパイプサイズの問題で新品に交換しましたが、ソリッド部と接合部のガイドは元の折れたロッドから取り外した物を再利用してあります。 今回もリスクを御承知の上で修理改造したもので、積極的に修理例として載せたくはないので掲載チョットを躊躇しましたが、これも一つの例として提示する方がお客様の参考になると判断して載せました。

 費用総合計 ¥11267 
 
 
  
  ロッドの感度アップ、ロッドの感度UP、ロッドの感度向上、
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) エンドキャップを改造した2本のロッド・ (右の写真) 集積コルク製に改造したエンドキャップ

 岡山県の
方からの依頼で、depsのアジング用とエギング用のロッドのエンドキャップをGPシリーズの様な集積コルク製のラウンド型エンドキャップへと改造をしたものです。

 以前にサイドワインダーのグリップをGP風のエンドキャップに変更する依頼をしてくださった方からで、今回も集積コルク製のラウンド型エンドキャップに変更して欲しいとの依頼でした。 通常であればノーマルのアルミ製バットキャップを外す際にEVA部も2㎝ほどカットして集積コルクエンドキャップを被せるのですが、短くてテーパーの強いセパレートタイプのリヤグリップはカット部が細くなってサイズ的に合わなくなったり、極端に短くなってしまいます。 そこでリヤグリップのEVAも剥がし、新たにEVAを切削加工したグリップと打0区ガンメタリックカラーの幅5mmのデコレーションリングを組み込み、市販のラウンド型集積コルクバットキャップをdepsのGP風に切削加工して取り付けました。 店主にとっては難しい作業では無く、パーツ在庫があり手も空いていたのでロッド到着の翌日には完成させました。

 費用総合計 ¥14810 (1本各¥7404)
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 短縮したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 三重県の方
からの依頼で、エギ用のロッドのグリップを基本なデザインは変えずに短縮し、グリップエンド内へウェイトを入れて重量バランス取り直したものです。

 作業的には特に難しいものではなく、グリップパイプ部をカットして短縮し、新たにEVAで作ったパーツと取り外した金属パーツを組み込んでリヤグリップを作り直すだけの事です。 まずセパレートパイプ部の径にあったEVAパイプを用意し、改造前のグリップを見本に切削加工してグリップパーツを作ります。 その後グリップのリヤ部を分解し、再利用するワインディングチェックとバットキャップは傷付けぬ様に取り外してから接着剤を綺麗に剥がします。 後はパイプをカットして短縮し、パーツを組み込んでからワインディングチェックの前側にスレッドを巻いてコーティングしました。

 元々バランス的にはグリップエンド部に少しウェイトを入れる方が良いと思えるロッドだったので、グリップ短縮した分だけ多めにカウンターバランス用のウェイトを入れる必要がありました。 グリップパイプが細い為に挿入する鉛のウェイトを叩いて細くせねばならず、ウェイトのサイズ調整は毎度必要な作業なのですが通常よりは少し時間がかかりました。

 このロッドはお預かりした次の日には作業完了し、3日目にはお客様にお渡ししています。 コーティング作業が無い場合や、多少仕上がりにムラが出る場合が在れど硬化速度の早いコーティング剤を使用するならば、最短では当日に仕上げる事もふかのうではありません。 当方の手が空いているという条件は外せませんが、お客様にお持たせしない様な仕事を心掛けています。

 費用総合計 ¥7340
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 新たに製作したグリップ ・ (右の写真) 交換したガイドと外したノーマルのガイド

 千葉県の方
からの依頼で、初期のシマノ製バンタムスコーピオンのスピニングロッドのグリップを完全に作り直し、ガイドもチタンフレームのKガイドへと交換したものです。

 初代スコーピオンのスピニングロッドの中にはテネシーグリップの物があり、このロッドはそのタイプの機種でした。 グリップ上部のワインディングチェックを残してコルクグリップを依頼者が剥ぎ取った状態でしたが、接着剤などは剥がしてないので、それの処理は必要はありました。 御要望はリールシートに無塗装のTVS-TJCをアップロックで取り付け、フォアグリップ・センターグリップレスのセパレートタイプで、リヤはコルク製グリップに集積コルクのエンドキャップを組み込み、ガイドは小径のKガイドで取り付け位置と数はノーマルと同じという御要望でした。

 まず問題となった事はセパレートパイプ部の処理ですが、これは相談の結果外径10mmのメッシュカーボンパイプを被せ、リールシートのタッチ窓部にも外径15mmのメッシュカーボンパイプを採用しました。 グリップ関係で一番問題となるのがフォア部の処理でしたが、残っているワインディングチェックとリールシート専用ワインディングチェックのサイズが合う物を何とか組み合わせて上手く処理しました。 予想外の事は、凸型のバットキャップを取り付けようとしたところ、ブランクの内径が細すぎて加工しないと取り付けれなかった事です。 これはブランク側の内径を0.5mm広げる事で対応出来ました。

 ガイドはKRコンセプトに用いる小径のKガイドですが、ガイド数・取り付け位置を変えないという条件だったので、ガイドの機種・サイズ選択は悩みました。 予めノーマルのガイドの背の高さ・リングの大きさを測ったデータを送って頂いていたので、概ねの設定は見当を付けておきました。 その結果トップ側からT-LGST4・T-KTSG4・同4・T-KLSGM-5.5M・T-KLSGH-10H・同20Hの6個設定になり、ノーマルと同色系のスレッドで巻き上げて取り付けてあります。

 費用総合計 ¥29577
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) セパレート化と短縮をしたグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 京都府の方
からの依頼で、エバーグリーンのヘラクレス HCSC-82XX アクティオンマグナムのグリップをセパレート化した上で短縮するロッド改造をした例です。

 ノーマル状態のグリップが長すぎるので短縮する同時にセパレートグリップ化し、短縮した分だけバランスを取り直して欲しいとの要望でした。 グリップデザインにあっては見本となる写真とサイズの希望を送って頂いており、エンドキャップ部のみはノーマルのデザインのままにしたいという御希望でした。

 グリップ内部のカーボンパイプが細い場合は、EVAを剥がしてからセパレートパイプ部用に綺麗なカーボンパイプを被せるのですが、グリップパイプが太い物だとその工法が使えません。 今回はリールシート下側から数㎝の部位でグリップパイプを切断し、ほぼ同じ径のメッシュカーボンパイプを補強材を介して接合してあります。 補強・ジョイント材として内側に肉厚カーボンパイプを差し込み接着し、外側には一回り径の太いカーボンパイプを被せてあります。 強度を確保する為に被せたカーボンパイプの長さはセンターグリップと同じ長さですが、グリップの端にはワインディングチェックを取り付けてあるので外見からでは全く判りません。 お送り頂ていたのがグリップのみだったので、当店で適当な重めのブランクを差し込んでノーマルグリップでの重心位置を確認し、最終組み立て時に同じ重心位置となる様にエンド部にウェイトを内蔵接着させてあります。 ヘラクレスシリーズのEVA製バット部は作り難いのですが、過去に何本も作業していたので結構スムーズに作製する事ができました。

 余談ですが物事がスムーズに行くときには落とし穴があるものですね。 実はセパレートパイプを接合し、センターグリップも接着してからセパレートパイプのメッシュカーボンパイプのコーティングが浮いている事に気付いたのです。 リヤグリップが被って隠れる部位でもないので結局作り直しとなり、頑丈に接合したパイプを割ったり削って剥ぎ取らねばならず苦労しました。 無論ですが完成品は外見的にも強度的にも全く問題なく仕上がっています。

 費用総合計 ¥15616
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) バット部で折れたロッドの接合修理 ・ (右の写真) ガイド部での折れたロッドの接合修理

 上の2枚の写真は愛知県在住の別々の方から修理依頼されたロッドで、左の写真はdeps・GPシリーズのコンストリクターがバット部で折れたのを接合修理したもので、右の写真はエバーグリーン社ヘラクレスのマニピュレーターがガイド部で折れたのを接合修理した物です。


 depsのGPコンストリクターの方は、本来なら最も丈夫なリールシート上部2㎝位の部分で折れており、釣りの最中に突然折れたそうで原因不明の破損でした。 断裂部の内側が裂けていたので接着剤で一旦裂け目を固めながら綺麗な筒状に成型し、肉厚のカーボンパイプ2本を重ねた補強材を差し込み接着してブランクを接合。 外側はブランク表面のテーパーを少し切削加工してからりップスティック型ワインディングチェックを被せて内・外両方から補強接合する構造で修理しました。 リップスティック型ワインディングチェックとリールシート先端の間に出来た隙間はスレッド巻きコーティング処理してあります。 ブランクにプリントにされたエンブレム文字を残したいという、修理する方としては厳しい要望もありましたが、これも何んとか運良くクリアーする事ができました。

 ヘラクレスのマニピュレーターの方は自宅でお子さんにロッドを踏まれたそうで、ガイドフットがブランクにめり込んで折れていました。 まずガイドを外して酷く裂けた部分を切り取り、残った多少の裂けは接着剤で固めて成型。 破断部にソリッドカーボン差し込み接着して接合し、接合部の上側には然程厚くない程度に削ったカーボンパイプを被せて補強してあります。 その補強カーボンパイプの上に変形を修正したノーマルガイドを取り付け、スレッド巻きした部分とフット間のカーボンパイプ部も同時にコーティングしました。 このロッドはアンサンドで無塗装のブランクなので、表面を削ったカーボンパイプにコーティングするとほぼ同じ色目になり、接合部が太くなった事を除けば外見的には目立たなく修理出来ました。 接合部がガイドの真下なので補強によってブランクが硬くなる事によるアクションへの影響も少なく済みました。

 折れたロッドの修理は強度・アクション・外見の問題で困難な事が多いのですが、偶然にも折れた部位や折れ方によっては何れにも大きな影響なく修理する事が可能な場合があります。 今回の2本は折れるという不幸中、偶然にも折れた部位と折れ方がマシであったという物で、毎度の様に上手く修理できるというものではありません

 費用総合計 ¥8290 (左の写真のGPコンストリクター)
          ¥6380 (右の写真のヘラクレス・マニピュレーター)
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 延長改造をしたグリップ ・ (右の写真) 延長する前のグリップの状態

 福島県の
方からの依頼で、DAIWAのソルティスト MB SB94ML-5 のリヤグリップを延長するロッドの改造をしたものです。

 このロッドはパックロッドの為にコンパクトに作られており、その為にグリップも短目なのか少しキャストがし難いとの事でした。 グリップを7㎝延長する事を依頼され、セパレートグリップだったのでリヤグリップのみを作り直して延長する事にしました。

 リヤグリップ側のワインディングチェックのみを残してEVAを剥ぎ取り、ブランク表面を綺麗に処理してから一回り太いカーボンパイプを被せて延長し、その上に新たに切削加工した長いEVAグリップを取り付け、市販の大型EVAバットキャップをノーマルと同型に切削加工した物と、取り外した金属リングを組み付けて完成させました。 元々が短めのワンピースグリップ並みの長さなので、材料費と微妙なテーパーを付ける加工費でセパレートタイプのリヤグリップのみの延長としては少し高めの費用となりました。 

 費用総合計 ¥10509
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のセパレートグリップ ・ (右の写真) 改造前のセパレートグリップ

 4段下の改造例と同じ北海道の方
からの依頼によるもので、前回と同じメガバス社のトマホーク F4 1/2 711 GTA のセパレートグリップの形状を変更して重量バランス調整をするロッド改造したものです。

 今回は、依頼者の方がグリップのみを入手する事ができたので、前回と長さの異なるグリップに改造して欲しいというy要望で、基本的には前回と同じ工法で改造しました。 今回も苦労したのはセンターグリップで、極力細くしてほしいとの要望にお応えするのが大変でした。 センターグリップの内側は元のグリップパイプを切断して外径17mmのメッシュカーボンパイプを接合しており、内側にジョイント材として肉厚カーボンパイプを挿入接着し、更にヘビーな使用にも十分耐えれるようにアルミパイプに被せてあります。 その為にコルクの肉厚の限界があり、最も薄いセパレートパイプ側の厚みが1mm以下になるまで削る事を2度試みてみましたが、1度は切削加工中に割れて破損。 2度目は上手く切削加工に成功したものの接着中に割れ、固まりかけの接着剤も剥がさねばならなくなり、余計に大変な作業となってしまいました。 何とか前回よりは細身に感じるシェイプ加工ができましたが、何事にも限界がありますね。

 今回の作業とは全く別の話ですが、以前に問題があるから御依頼内容には応じれないと説明しても無理強いなされた方が居られました。 ビックベイト用のロッドの改造でしたが強度的に問題のあり、責任は取れないと申し上げたのに改造を御希望なさいました。 改造から1年後に問題が生じた上に御自身が手を加えられた事もあって修理が難航し、更には対応が悪いと心外な苦情まで言われてしまい、以後はその方からの依頼は全てお断りする事になってしまいました。 困難があっても依頼者の方の御要望に応じたいのが店主の信条なのですが、結果的に依頼者の方の為にならない様な事が起こりそうな場合はお断りするべきなのでしょうね。 今回は失敗しても当店の負担になるだけだったのでお請けしましたが、数千円分のコルクと数時間の作業が無駄になってしまったのはチョットもったいなかったです…反省。

 今回は前回よりもグリップを長くしたので、カーボンパイプ・コルクの使用量が少し増えた為に費用も少しアップしています。

 費用総合計 ¥17161
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ワンピース化したグリップ ・ (右の写真) ネームシールを貼ったブランクのバット部

 岐阜県の
方からの依頼で、他店のオリジナル用としてレジットデザインにて作られたCONFIDENCEというロッドのセパレートグリップをワンピース化し、バット部にオリジナルのネームシールを貼り付けるロッド改造をしたものです。

 依頼者は以前から何本ものロッドのグリップ改造を依頼してくださっている方で、セパレートタイプのグリップがお好きでないので今回もワンピースのシェイプされたEVAグリップへの改造を御希望でした この様な改造は手慣れているので作業に大きな問題はありませんが、このロッドに使われているFujiのゴム製エンドキャップは多用されているBRC-22ではなく小さいBRC-19でした。 当然EVAグリップのエンド部の径も細く、この為にシェイプ加工はシッカリと削り込まねばならなかったので、それが手間と言えば手間でした。 あとは重量バランス改善の為にグリップエンド内にウェイトを装着してあります。

 今回の依頼で大変だったのは、ブランクのバット部へのネームシール貼り付けでした。 元々あるエンブレムを消して新しいネームシールを貼りたいという御要望なのですが、元のエンブレムを消すという作業が簡単ではないのです。 エンブレムは塗装されたブランクの上にシールを貼るか直接プリントされ、更にその上にコーティングを施してあるのが普通です。 無塗装のブランクなら起きない問題ですが、コーティングを剥がすとブランク塗装が傷付いたり剥がれてしまうので、その処理をどうするかという問題が起きます。 このロッドの場合はコーティング・シール・飾り巻きスレッドを全て剥がしてから塗装も剥がし、そこにブラックの塗料を吹き付けてから研磨して下処理しました。 あとは両サイドにスレッドを巻き、オリジナルで作成したシールを貼ってコーティングするだけですが、この長さをムラなくコーティングする事も大変で、一般の方がロッドビルディングをなさる際に最も苦労されるのがこの作業でしょう。

 気温が高くなるとコーティング剤の硬化速度が速まるので手早く作業する必要があるのですが、特に今回は気温が急にに高くなった日だった為に表面を滑らかにする作業が上手くいかず、目立つ大きな凹凸が出来てしまいました。 その為、目の荒さの異なるサンドペーパー3種とコンパウンド3種を用いて表面を研磨処理する作業も加わっていますが、追加料金を頂く訳にもまいりませんので増えたのは当方の手間と苦労だけでした。

 費用総合計 ¥16324
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシートとエンドキャップを変更したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 香川県の方
からの依頼で、ツララの社ドのモンストロ610のグリップのリールシートの機種変更とエンドキャップを変更し、同時に重量バランスを取り直すロッド改造したものです。

 最近のツララ斜のロッドに使われる事が多くなったPTSタイプのリールシートが手に合わず、一度ロッドを落としそうになったと言われる方からの依頼でした。 以前から何度も改造を依頼してくださる方で、慣れて手に合うACSタイプのリールシートに変更し、エンドキャップもEVA製から丈夫なFujiのゴム製BRC-22に変更すると同時に重量バランス調整をしました。

 1段下の改造例はACSをPTSに変更したもので、今回の例はその逆ですが問題点はタッチ窓部である事は同じです。 タッチ穴位置が異なると、新たなタッチ穴部に接着剤を剥がした表面状態の悪いパイプが現れてしまう事です。 グリップパイプが15mm以下であれば内径15mm・外径17mmのカーボンパイプを被せてから内径17mmのACS-17を組み付けますが、このロッドの場合はグリップパイプ径が15mm以上でした。 多少の径の差であれば被せるカーボンパイプの内側を削って内径を広げる手法がありますが、今回グリップパイプを傷付けぬ様にPTSリールシートを外してみたところ、ACSタッチ窓部で接着剤跡が見えるのは僅かである事が判りました。 そこで慎重に接着剤を剥がしてから3種類のコンパウンドを用いて研磨し、グリップパイプのノーマル塗装部分を上手くタッチ窓部に残す事に成功し、それに径の合うブラックに塗装したACS-SD17を組み付けました。

 PTSのグリップとの接点の径は27mmでACSは28mmなのでセンターグリップも交換せねばならない場合も多いのですが、このロッドのセンターグリップは径が太めだった為に交換する必要がありませんでした。 ただ、グリップを傷付けぬ様にリールシート取り外し作業をするのはかなり気を使って大変な作業です。 EVA製のエンドキャップを外す方は然程難しい作業では無く、BRC-22への交換とバランサー用ウェイトのグリップ内装着は問題なく進める事ができました。 この他の問題点はリールシート上部の金属リング再利用の要望でしたが、これも今回は比較的大きな苦労なく取り外せたので助かりました。

 今回はノーマルガイドの物と、スパイラルガイドの物の2本の依頼を請け、スパイラルガイドの方はガイドの捻りを逆にセッティングして欲しいとの依頼もありましたが、下記の費用はグリッ改造のみの1本当たりの金額です。

 費用総合計 ¥12958
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシート変更とセパレート化したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 滋賀県の方
からの依頼で、デビジョン社×ツララ社コラボレーションのロッドであるホライゾン73のグリップをセパレート化し,、同時にリールシートの機種も変更するロッド改造をしたものです。

 ノーマルのグリップが少し長いので、1.5cm短縮すると同時にセパレートグリップ化し、手が小さいのでリールシートをACSから握り易いPTSに変更して欲しいとの要望でした。 ECS・ACS・PTSはタッチあの部の処理が問題となるのですが、このロッドのグリップパイプの径は約15mmだったので、Fuji純正のカーボンパイプ内蔵型でブラック塗装済のあるB-PTSMPS17CSが問題なく取り付ける事が出来ました。 このロッドで問題となりそうだったのはグリップエンドに仕込まれた純正の真鍮製7バランサーウェイトの取り外しでした。 グリップパイプの外径と真鍮パイプの内径がピッタリだと取り外しが極めて困難なのですが、真鍮パイプの内径が大きくスペーサーが入っていたのでグリップパイプを傷めずに取り外せて助かりました。

 セパレート部は一回り太いメッシュカーボンパイプを被せ、パイプリングの上側にはガイド部と同じカラーリングのスレッドを巻いてコーティング。 エンド部には取り外した純正の金属リングを取り付け、ゴム製BRC-22バットキャップの内側には純正の真鍮製バランサーウェイトを取り付けてあります。 グリップエンドを1.5cm短縮しているのでバランスが先重りになるかと思っていたのですが、先重りどころか後ろ重りと言えるほどのバランスでした。 このロッドは元々78の改バージョンで73の長さになった物らしく、どうやらグリップの重量バランサーが78仕様のままだった様に思えます。 依頼者の方は改造前だとロッドティップがフワフワし過ぎると感じられていた様ですが、丁度良い位になったと喜んでおられました。

 費用総合計 ¥21016
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のセパレートグリップ ・ (右の写真) 改造前のセパレートグリップ

 北海道の方
からの依頼で、新品のメガバス社のトマホーク F4 1/2 711 GTA セパレートグリップの形状変更と重量バランス調整をするロッド改造したものです。

 センターグリップ・リヤフリップ共にメールに添付して頂いた資料の様に短いタイプにし、セパレート部はメッシュカーボンパイプにしてほしいという内容でした。 この様な要望の場合は、通常だとコルクグリップを剥がしてから一回り太いメッシュカーボンを被せ、それに新しいコルクグリップを組み込みます。 ですが、このロッドのグリップパイプが太い為に被せれる径のメッシュカーボンンパイプがありません。 そこでセンターグリップ内でグリップパイプを切断してメッシュカーボンパイプを補強材を介して接合しました。 接合は内側に肉厚のカーボンパイプを挿入接着して外側にはアルミパイプを被せ、そのアルミパイプの上にセンターグリップのコルクを組み込んであります。

 接合も手間ではありますが、一番苦労した部分はセンターグリップのシェイプです。 御希望のデザインだとセンターグリップの後ろ側が非常に細くなるシェイプなのですが、アルミパイプに被せてある為に最も細い部分の肉厚は1mm程しかありません。 これを削り出すのも大変ですが、割れてしまわない様に組み込んで接着するのも大変でした。 目穴が原因でヒビが入ったりもしましたが、エポキシ接着剤とコルクパテで修正して御希望の形状に仕上げる事が出来ました。

 北海道から愛知県までだと長いロッドは送料が非常に高くなるので、グリップだけをお送り頂いていたのですが、かなり先重り感があるので重量バランスも取り直してほしいとの要望もありました。 そこでお送りいただく前にブランクを接合した際の重心位置がグリップ先端から何㎝の位置か測って頂いておき、当店にある同じ位置が重心となるブランクを探し出し、それを仮接合してバランサー用のウェイト量を決めました。

 費用総合計 ¥16513
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 分解したグリップと組み込み前のパーツの状態

 愛知県の方
から、ダイワのハートランド疾風琵琶湖スペシャルのリールシートが壊れてしまったので、リールシートを交換修理して欲しいという依頼により、ロッド修理を兼ねたロッド改造をしたものです。

 ダイワのロッドのリールシートには着色された半透明の綺麗な物があるのですが、材質的に硬い為か割れるというトラブルが起こる場合があります。 このロッドもトリガーの前部で割れてリールシートが割れており、リールを確実に取り付ける事が出来なくなっていました。

 リールシートをFujiのACS-KN16に交換する事は直ぐに決まったのですが、それに伴ってフォアグリップ・センターグリップも交換する事となり、予算と工法の問題が起こりました。 本来であればガイドを取り外して作業するのですが、ガイドの取り外しと再取り付け作業にかかる費用が予算的にネックとなる事です。 そこでリールシートとセンターグリップを分解して取り外してからリールシートの中央部でブランクを切断し、ジョイント兼補強用のカーボンパイプを内側と外側に配してリールシートを被せるという手法をとりました。 右の写真はEVAグリップを削り出したり各パーツのサイズを合わせ、組見上げる前の状態を写したものです。 写真で判る通り、センターグリップ下部の金属リングより下側はノーマルのままです。 またバット部のリップスティック型ワインディングチェックは残し、フォアグリップのワインディングチェックも再利用しました。

 作業する方としての最大のネックは、センターグリップにグレーのEVA使用して欲しいというを要望でした。 材料・パーツを仕入れているマタギ社ではグレーのEVAは全て廃盤でり、メーカー在庫もセパレート部の金属リング径以上の非常に内径の大きい物しか残っておらず、ジャストエース社の物は発売されているのですが内径の種類が少ないのでEVAパイプの内側を削って広げねばなりません。 今回は外径28mmのグレーEVAパイプの内側を削りましたが、コルクと異なりEVAの内側は非常に削り難いのでなかなか大変でした。

 費用総合計 ¥23811
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のEVAワンピースグリップ・ (右の写真) 改造前のコルク製セパレートグリップ

 岐阜県の方
からの依頼で、新品のザクトクラスト社ナマンチュNWG-B70MのコルクのセパレートグリップをEVAのワンピースへとロッドのグリップ改造をしたものです。

 この依頼者の方からは以前にも何本かのナマズ用ロッドの改造を依頼されており、コルクグリップ・セパレートグリップが嫌いなのでEVAのワンピースグリップに改造して欲しいとの依頼が主でした。 以前はストレートのワンピースグリップへの改造が多かったのですが、シェイプタイプのワンピースグリップへとの依頼でした。 ちなみに、このロッドは前日に他店にて購入した新品だそうで、写真でも判る通りコルクグリップには汚れ防止のフィルムが被さったままで持ち込まれました。

 ザクトクラフト社のロッドのバットキャップは少し取り外し難く、ベースとなる本体のアルミパーツからデコレーションリング・ゴム部・エンブレムプレートを一旦外し、熱処理を加えて本体部分を外した後に組み立て直して再使用しました。 コルクグリップ等の剥ぎ取りは然程に問題ないのですが、グリップパイプに残った接着剤を取り去るのは難儀でした。 当店が使う様なエポキシ接着剤であれば過熱すれば軟らかくなるので剥がし易いのですが、このロッドに使われている接着剤はガチガチで過熱してもあまり軟らかくならないので非常に作業し難かったです。 以前はこの種の接着剤が使われているロッドは殆ど無かったのですが、最近多い中国等で作らせているロッドなどに多用されていると感じます。

 グリップ着脱式ブランクの為にフォアグリップの交換には支障が無く、EVAのシェイプ加工も特に変わった形状では無いので特に問題はありませんでしたが、極めて先重りするロッドだったので重量バランスを取り直しました。 グリップパイプが太いのでグリップエンドへ集中的にウェイトを入れれるので効率は良いはずなのですが、結構な重量のウェイトを入れねば依頼者のお好みの重量バランスになりませんでした。

 グリップ改造以外に、ブランクにネームシールを貼ってコーティングして欲しいとの要望もありました。 バット部のエンブレムのある位置の下側にネームシールを貼ってコーティングしたのですが、元々のエンブレム部のコーティングが厚い為にかなりバット部が太くなりました。 ただ上手くコーティングしたので、ノーマルの状態よりも表面の凸凹が少ない綺麗な表面に仕上がっています。

 費用総合計 ¥15387
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ワン&ハーフ方式で2ピース化したロッド ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 東京都の方からの依頼で、ワンピースロッドのダイワ社製ハートランド白疾風HL-Z691HMHRB-04を、バットガイドの下側でブランクを切断してワン&ハーフタイプの2ピースロッドへと改造したものです。

 数ヶ月前にもハートランドZの疾風を切断して2ピースロッドに改造された方からの依頼です。 2ピースへの改造はブランクを切断してから強度上の問題が判っても後戻りができませんので、「ロッドが使い物にならなくなってもノークレーム」 の確約書を頂かない限りはお断りしています。 依頼者の方は公共交通機関で移動するために長いワンピースロッドでは使う事が出来ないので、「万一の事があっても構わない」 と、今回もロッドと一緒にノークレームの確約書をお送り頂いております。

 今回のロッドは、等分の2ピースに改造する事を考えると8番ガイド部が最適位置となり、ガイドの上下いずれかでカットすると仕舞い込み時にトップセクションとバットセクションのどちらかが数㎝長く飛び出す事になってしまいました。 トップセクションの方が長いと持ち運び時に無意識のうちにトップを破損させる事があり、バットセクションの方を長くするとアクション・強度的に多少劣る事になり悩みました。 そこで、中途半端にトップセクションを長くするよりワン&ハーフの2ピースにした方がアクション・強度的に優位であり、持ち運び時には逆に注意する様になって破損事故が減ると思えるので、それを依頼者の方に提案して相談した結果ワン&ハーフ方式に決定しました。

 改造方法は、バットガイドの下側でブランクを切断し、ジョイント部に合う径とテーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットセクション側に差し込み接着しました。 バットセクションの切断部には補強スレッドを巻いてコーティングしましたが、トップセクション側はバットガイドの取り付けスレッドがその役目を果たしています。 問題となったのは、このロッドと同じカラーのスレッドが無い事で、写真では判り難いですが少々色合いが異なるスレッドで巻いてあります。

 毎度書きますが、2ピース等への改造はトラブル発生の可能性が無いとは言い切れないので、依頼者の方が主力でお使いになっているロッド等の場合は依頼をお断りする事も多く、今回の依頼と同時期に他の方からあった依頼はリスクが高いという事で諦めて頂きました。

 費用総合計 ¥5300
 
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ロッド修理の完成例
 (左上の写真) コルク化とワンピース改造したグリップ ・ (右上の写真) 再取り付けで悩んだバットキャップ
 (左下の写真)ノーマルバットキャップの構造 ・ (右下の写真)構造変更の改造を施したバットキャップ

 新潟県の
方からの依頼で、シマノ社ポイズンアドレナ172Mのセパレートグリップをシェイプしたワンピースのコルクグリップに変更し、同時に延長もして欲しいという要望で改造したものです。 このロッドのグリップ改造にあたっては、ノーマルのバットキャップを再利用して欲しいとの条件がありました。

 ポイズンアドレナのリヤ部は太いカーボンパイプ製グリップで、セパレートパイプ部と一体の構造の物です。 そこで、太さが均一のセパレートパイプ部でグリップパイプを切断し、センターグリップのEVAを剥がしてから一回り太いカーボンパイプを被せてグリップ延長しました。 その上からシェイプ加工したコルクグリップを取り付けるのですが、ここまでは通常よく作業する内容なので特に大きな問題もなく進んだのですが・・・。

 大きな問題となつたのは意外にも御希望なされているノーマルのバットキャップの再利用でした。 バットキャップはカーボンパイプで作られているグリップの内側に埋め込む構造の物で、そのカーボン製グリップは肉厚が1mm以下と薄い為にバットキャップの埋め込み部の外径が極めて太かったのです。 この為に、同様にコルクグリップに埋め込む構造にするとコルクが薄過ぎて全く強度がありません。 逆にコルクを凸型にしてバットキャップを被せ、エンド部が太くなりますが埋め込み部の上だけにある程度の厚みの集積コルクを被せて強度を確保するる方法も考えました。 しかし、集積コルクを厚さ数mm程度のリング状に削り出す事も困難ですし、何よりも依頼者の方からデザイン見本用にとお送られてきた写真のグリップと明らかにイメージが異なる事がネックでした。

 そこで、ノーマル状態のバットキャップから差し込み部を切り取ってプレート状にして、その中央の凹みに大きいリベット状の部品を接着して市販のバットキャップの様な構造に作り変える事を考え出しました。 問題は最も重要なリベット状のパーツで、当店が金属加工業であれば難なく作れるのでしょうが、小さな釣具屋にはアルミの塊を削り出す様な金属切削用機械は在りません。 そこで市販のアルミ製バットキャップを分解し、手持ちのハンドグラインダー・木工用卓上旋盤・ルーター・ヤスリ・サンドペーパーを駆使して切削加工して何とか作り出しました。 毎度の様に存在しないパーツを色々な材料を加工して作り、極力依頼者の希望に沿う様にしていますが、技術以前に閃きが重要になりますね。 手間で難儀しましたが、到着の翌日には完成させ、3日目には返送するスピーディなロッド改造の対応もしております。

 費用総合計 ¥15778
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真)ワン&ハーフ化改造をしたジョイント部 ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 埼玉県の方からの依頼で、depsのTGC70HR/GPフェルデランスを、バッ部トで切断してワン&ハーフタイプの2ピースタイプへとロッド改造したものです。

 このロッドの改造は下側2段の改造例と同じ方からの依頼で、琵琶湖への遠征釣行の際に長いワンピースロッドを持っていけないので、グリップ着脱式に改造できないかとの相談でした。 しかし、ワンピースロッドをグリップ着脱式に改造するのは、チャンピョングリップや古いFujiグリップの様なフェルールでの着脱式のグリップに交換する以外は、絶対とはいいませんがほぼ不可能です。 そこで、ロッドを切断しての2ピース改造はジョイン部の精度と強度上の問題があるのですが、精度はともかく強度的には等分2ピースよりも頑丈なワン&ハーフ方式の2ピース化を提案しました。

 改造方法は、バット部のエンブレムの上側にある飾り巻きの上部で切断し、ジョイント部に合う径・テーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットエンド部側から差し込み接着しました。 元々持ち重りするロッドなのでグリップエンドにバランサーウェイトを入れて欲しいとの依頼もあり、集積コルク製のバットキャップを分解したのでバットエンド側からジョイント部を入れる事ができました。 ただ、このロッドはグリップパイプにブランクを差し込み接着してある構造だったので、グリップパイプ内にはみ出している接着剤を取り去らないとジョイント材を入れれなかったので、その接着剤除去作業が面倒でした。 あと、太いグラスロッドだったので、ジョイント材用に太さの合うカーボンパイプを探し出すのにも苦労しました。 当然ですが、トップセクションのジョイント部には補強の為のスレッド巻きコーティングを施してあります。

 写真は載せてありませんが、バランサーウェイトを入れる為に分解して取り外した集積コルク製バットキャップは、市販のラウンドタイプ集積コルク製バットキャップを切削加工してノーマルとほぼ同型にした物を取り付けてあります。 持ち重りのするロッドでしたが、バランサーウェイトを入れた事によって振り抜き易くて操作性の良いロッドに変貌しました。

 毎度書いておりますが2ピース等へのロッド改造は、トラブル発生の可能性が少ないと判断でき、かつ万一使用不要になっても構わないロッドで、何が起きてもノークレームを確約して頂ける場合以外はお断りしています。 今回は遠征用に購入したロッドなのに持っていけないのでは無駄な存在になるので、万一にもロッドの改造に失敗したり使用中に折れたりしても構わないから改造して欲しいと頼まれてお請けしたものです。


 費用総合計 ¥10100
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ<下側>とパーツ取りにしたグリップ<上側>

 埼玉県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・バレットショットーのグリップを同じdepsのGPシリーズ風のグリップに変更するロッド改造をした例です。

 バレットショットのリヤグリップをGP風に改造したいという依頼は多いのですが、今回は折れたスペックルレーサー/GPのパーツを使ってGPグリップソックリにして欲しいとの依頼内容でした。 GPはフォアのKDPSナット部内にリールシート上部の赤い金属パーツが収まる様にリールシートのスクリュー部がカットしてあります。 これはGPのナット部の構造の関係で、そうしないとナットを一杯まで締め込めずにリールが取り付け出来なくなるからです。 そこでバレットショットのグリップを完全分解してカーボンパイプにまで戻し、新たにパーツを組み付けて作り直しました。

 問題はまだありました。 バレットショットとパーツ取り用のスぺックルレーサー/GPではグリップのカーボンパイプの太さが異なり、リールシート先端の赤い金属パーツが流用できないのです。 そこで赤い金属製のスペーサーとパイプ用リングを組み合わせて似たイメージのパーツを作り、それをブラックに塗装してスクリュー部をGPと同じ長さにカットした新品のTCS-17型リールシートに組み付けました。 これによりGP用フォア部のナットが無事に流用できました。

 リヤグリップはEVAパイプをGP風に切削加工して取り付け、エンドキャップとデコレーションリングはGPのグリップからからく取り外した物を組み付けてあります。 このエンドキャップとリングの取り外しも、壊さぬ様にするのが難しかったです。 この組み付け時にウェイトを少しバットエンドに入れて、打ち物系ルアー使用での操作性・感度アップも図ってあります。

 費用総合計 ¥18543
 
 
 
 
☆ ロッド改 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) バットキャップ改造後のグリップエンド ・ (右の写真) 改造前のグリップエンド

 一段上の改造例と同じ埼玉県の
方からの依頼で、depsのヒュージカスタムのH2S-75RFのグリップエンドのバットキャップを同じヒュージカスタムのH2N-64R風の集積コルクとEVAを組み合わせたラウンドタイプに変更するロッド改造をしたものです。

 EVA製のバットキャップを取り外し、新たなバットキャップを取り付けるだけなのですが、H2N-64R風の集積コルクとEVAを組み合わせたラウンド型バットキャップは市販パーツに存在せず、加工可能な似た形状な物も無い事が問題でした。 そこで市販の集積コルク製ラウンド型バットキャップを切断した物とEVAパイプを接着し、更に旋盤で切削加工した物を作って取り付けてました。 加工の為に使用した集積コルクバットキャップの径の為に本物のH2N-64Rとはサイズが異なりますが、全体のデザインイメージは合わせて作ってあります。

 このロッドは非常に持ち重りする欠点があるので、重量バランスの調整も重要な要素の依頼としてありました。 ウェイトを入れればロッド自重も重くなるので、フォアグリップ先端が重心点とするのに最低必要な量のウェイトをグリッププエンド内に挿入接着し、巻き物系ルアーにベストで打ち物系ルアー使用でも十分に使い易いバランスになっています。 これにより自重は増しているのにロッドが非常に軽くなった様に感じ、操作性・感度も確実にアップしました。

 費用総合計 ¥5264
 
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真)修理完了した3本のロッド ・ (右の写真) 修理前の破損した状態

 岐阜県の
方からの依頼で、ガイド破損したロッドとトップ部の折れたロッド2本を修理したものです。 よくある依頼であると同時に当店では即日作業してしまう事が多い内容の為に依頼件数の割には写真を載せない事が多かったのですが、今回は3本まとめての依頼の為に1日お預かりしたので写真を取って掲載しました。

 写真の一番上のロッドはシマノの炎月で、6番ガイドのリング周りのフレームが切れてS.I.C.リングが無くなってしまった物で、これはフレームごと交換するしか方法がありませんでした。 本来はステンレスフレームのEKWSG7が付いてたのですが当店に在庫が無く、お急ぎ修理だったのでチタンフレームのT-KWSG7に交換しました。 リング径が小さければステンレスフレームとチタンフレームの金額差は費用の差は小さく、この場合は¥324の差でした。

 中央はクレージーオーシャンのロッドで、ティップが1番ガイド直上で折れており、折れた部分にトップガイドを付けて欲しいとの依頼でした。 そこで1番ガイドを取り去り、1番ガイドと同リングサイズのトップガイドT-LGST4を取り付け、ノーマルと同系カラーのスレッドを巻きました。 ただ、明るいカラーのスレッドはメーカーにより発色の違いハッキリ出るので色を合わせ難いです。

 下のロッドもクレージーオーシャンのロッドで、ティップと1番ガイドの間で折れており、折れた部分にトップガイドを付けて1番ガイド位置をずらして欲しいとの依頼でした。 このロッドも1番ガイドと同リングサイズのトップガイドT-LGST4.5を取り付け、1番ガイドは約1.5cm下に移動させ、これもノーマルと同じ様なカラーのスレッドを巻きました。 白く塗装されたブランクはガイド取り外しで塗膜が剥がれ易く、このロッドも塗膜が剥がれたので白いペイントで目立たぬ様に補修してあります。

 費用総合計 ¥8452 ( 上 ¥2718 ・ 中 ¥2346 ・ 下 ¥3388 )
 
 
  
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルク化とワンピース化改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAセパレートグリップ

 三重県の
方からの依頼で、メガバス社F5-76XノーチラスのEVAセパレートグリップを、シェイプされたワンピースコルクグリップへと変更するロッドの改造をしたものです。 下の段の茨城県の方からの依頼も同様の内容でしたが、最近はセパレートグリップからワンピースグリップへの改造依頼が多くなっています。 15年位前まではワンピースグリップが主流だった為にセパレートグリップへの改造依頼が多かったのですが、現在は市販ロッドの殆どがセパレートグリップの為にワンピースグリップへの改造依頼が増えるという逆転現象が起きている様です。

 このロッドも基本的には難しい作業ではないのですが、やはり再利用するバットキャップの取り外しに苦労しました。 今回も接着剤の問題があったのですが、それだけではなくグリップパイプに被せるバットキャップの金属部分がリヤグリップ全体に被さるパイプ状であった事も加わりました。 長い金属パイプは過熱しても熱が逃げやすいので簡単に接着剤が緩まず、過熱し過ぎればグリップパイプのカーボンまで焼けて傷んでしまいます。 そこで再利用に支障がない長さに金属パイプ部を切り取る方式で作業しましたが、カーボンパイプを傷付けない様に金属パイプのみを切断するのは非常に神経を使います。

 組み付けの方も、御希望のデザインに合わせたコルクグリップのシェイプ加工が大変でした。 内径12㎜・外径28mmのコルクパイプを加工したのですが、コルクグリップの大部分は外径19.5㎜まで細く削る必要があるので薄い部分の厚みが4mm以下となります。 更にエンド部のデコレーションカーボンパイプに差し込むの接合部の厚みは2mm以下となるので、切削時のみならず接着時にも破損せぬ様に気を使いました。 バットキャップ上側のEVA部も加工に多少手間が掛かりましたが、それでもコルクの加工よりはずっと楽ですね。 トップ側が持ち重りがするとの事なので、組み付け時にグリップパイプ内へウェイトを挿入接着してバランスを取ってあります。

 費用総合計 ¥13972
 
 
 



☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルクでワンピース化したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAセパレートグリップ

 茨城県の
方からの依頼で、ジャッカル社製ネオのEVAセパレートグリップを、シェイプしたワンピースのコルクグリップへと変更するロッドの改造をしたものです。

 基本的には難しい作業ではないのですが、再利用するバットキャップの取り外しに苦労しました。 グリップのパーツは通常だとエポキシ接着剤で接着してある事が多く、過熱すると少し軟らかくなるのでパーツを取り外し易くなるのですが、このロッドはエポキシ接着剤使用ではありませんでした。 最近の中国などで製造されているロッドに多いのですが、黄色味を帯びたエポキシと異なり透明度のある樹脂で、熱を加えても軟らかくならない接着剤でした。 この接着剤の硬化した物は柔軟性が無くてガリガリに硬く、剥がすのに一苦労します。 削り取れる部分は全て削り取り、バーナーで加熱してパーツに貼り付いた接着剤を焼き剥がす事を試みながら力を加えて取り外すという、非常に注意力と根気のいる作業です。 何しろカーボンパイプやバットキャップのゴムも多少は焼けてしまう為に細心の注意を払う必要があるし、再利用パーツやカーボンパイプに貼り付いたガチガチの接着剤も剥がさねばならないので疲れました。

 取り外しが完了してパーツを組み込みられる様にグリップパイプを綺麗に仕上れば、後はコルクグリップと再利用パーツを「組み込みだけです。 コルクはパイプを旋盤による切削加工でシェイプしてからパテ埋めし、依頼者の方の御希望であるオリムピック社のヌーヴヴィゴーレ風に仕上げて組み込んであります。

 費用総合計 ¥12362
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) スピニングロッドヘの改造後 ・ (右の写真) 改造前のベイトタイプのロッド

 岐阜県の
方からの依頼で、メガバス社のHYUGA66-6MLというベイトタイプでEVAグリップのパックロッドを、コルクグリップでスピニングタイプのパックロッドへと改造したものです。 このロッドはメバル釣り等にPEラインを使用するという事と、仕舞い込みをコンパクトにしたいのでバットガイドのサイズをなるだけ小型にして欲しいとの要望がありました。

 グリップデザイン等はお客様に写真・展示見本ロッド・現物のリールシートやパーツを見て頂きながら決定し、VSS-KN16タイプリールシートを用いたダウンロックでセパレートタイプのコルクグリップとなりました。 グリップ関係で一番問題になったのはセパレートパイプ部の処理ですが、グリップカーボンパイプの塗装まで綺麗に剥がしたら外径14㎜のメッシュカーボンパイプがピッタリ被せられたので、極めてとは言えないもののスマートな外観に仕上げれました。

 細めのPEライン+8Lb程度までリーダー使用との事なので、トップトップがLGタイプの4.5でバットガイドはKLHタイプの20Hを使ったKRコンセプト仕様とし、お客様の御要望でステンレスフレームガイドを採用しました。 ベイトからスピニングタイプに改造するには元のガイドを全て外さねばなりませんが、今回はお客様がガイドを外して持ち込まれました。 ガイドを外してもコーティング剤が酷く残っていたり塗装が剥がれて後処理が必要な場合は、お客様がガイドを外されても費用が安くなりませんが、このロッドは綺麗にコーティング剤も剥がされていたので作業が楽で費用も少し安くなっています。

 ガイド部のスレッドは剥がされずに残っていた飾り巻き部のカラーリングに合わせて巻き、セパレート部・バット部の他にジョイント部のガイドを外す事によって無くなった部分にも巻いてあります。 このロッドはジョイント部に白い合わせマークが入れてあったので、ジョイント部のガイドスレッドや飾り巻きには同じ様に合わせパークを入れておきました。 ジョイント部の関係で重量がやや重くなるパックロッドにステンレスガイドを採用した事と、ロッドを立てて操作する事が多い釣りなので、グリップエンド内にカウンター用ウェイトを挿入して重量バランスを取ってあります。

 費用総合計 ¥42426
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 材質をコルクへと変更改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAグリップ

 兵庫県の
方からの依頼で、シマノ社のスコーピオンXT・15101F-2のEVAグリップを、デザインを変えずにコルクグリップへと変更するロッド改造したものです。

 ワンピースや通常の2ピースロッドだとフォアグリップ改造の為にガイドの取り外し・再取り付け作業が必要ですが、このロッドは2ピースでもワン&ハーフだったのでバットセクションにガイドが付いておらず、グリップ着脱式ロッドと同じ様にガイドの作業無しで改造できました。

 ガイドの作業が無い分だけ比較的簡単な作業と思ったのですが、面倒な部分も何ヶ所かありました。 フォアグリップのベースとなる樹脂パーツが三段の凸型であり、その為にフォアのコルク部も三段の凹型に内部を削らねばなりませんでした。 コルクの外側なら当店の卓上旋盤でも綺麗に削れますが、内側は削れないのでルーターで少しずつ削り具合を確認しながら削る事になりました。 また同サイズ・形状で作るとフォア部の先端が薄くて割れ易いので、この部分は集積コルクを接合して作ってあります。 リヤグリップもリールシートリングが凸型でグリップ側に埋め込まれる形状で、バットキャップも凸・凹複合型の為に、コルクパイプをシェイプ加工するだけでなく両端の内側を切削加工せねばなりませんでした。

 改造やカスタムは外見からでは判らない作業の難しさがある場合が結構多くありますが、逆に外見の割には簡単な作業というものは殆どありませんね・・・。

 費用総合計 ¥13848
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 2ピース化したジョイント部 ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 東京都の方からの依頼で、ワンピースタイプのダイワ社ハートランドZ疾風七弐タイプWを、中央部で切断して2ピースタイプへとロッド改造したものです。

 ワンピースのロッドを切断して2ピースや4ピースに改造して欲しいという依頼は多くあります。 ですが、元々2ピース等にした場合のジョイント部強度を考えて作られたブランクではありませんし、外見からではブランクの肉厚・内径も判りません。 ブランクを切断してから強度上の問題が判っても後戻りができませんし、何とか改造できたとしても使用中にトラブルが起きる可能性もあります。 何しろはロッドが破損する限界までの強度・耐久テストをする事ができませんので、通常は基本的にお断りしている依頼です。

 今回のロッドは1番ガイド上部のティップ部が折れており、1番ガイドを外して断裂部にトップガイドを取り付けてあるものでした。 つまり万一の場合でも諦めがつくロッドであり、依頼者の方から 「何が起きてもノークレーム」 の確約書を提出して頂いたので例外的にお請けしたものです。 今回はブランクの肉厚・ジョイントパーツの太さも十分にありそうなので、確約はできませんが実用には問題無い仕上がりになったと思っています。

 改造方法としては、完成した時にトップセクション・バットセクションの長さが同じになる様にロッド中央部のやや下側で切断し、ジョイント部に合う径・テーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットセクション側に差し込み接着。 トップセクション・バットセクションそれぞれの切断部にガイド部と同じカラーリングで補強スレッドを巻いてコーティングして完成させました。 ロッドメーカーであればブランク製造時のマンドリル(芯金)の太さ・テーパーのデータがあるのでピッタリのジョイントパーツを作れますが、我々ビルダーの改造は勘とすり合わせの繰り返しで作成します。 その為に微妙な誤差がどうしても発生しますので、接合部にフェルールワックスやロウを塗る事をお勧めしています。

 繰り返して書きますが、2ピース等への改造は基本的にはお断りしています。 改造によるトラブル発生の可能性が少ないと判断でき、かつ万一使用不要になっても構わないロッドで、何が起きてもノークレームを確約して頂ける場合のみお請けしています。 よって依頼者の方が主力でお使いになっているロッド等の場合はお請け出来ませんので御承知おきください。

 費用総合計 ¥6100
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) プレートを埋め込んだゴム製バットキャップ  (右の写真)バットキャップを横から見た状態

 岐阜県の
方からの依頼で、ゴム製ラウンド型バットキャップ(FujiのBRC-22タイプ)にプレートを埋込み、そのプレートにネームシールを貼ってコーティングするという、今までにないバットキャップを作るのロッド改造をしたものです。

 ロッドの盗難に遭った依頼者の方が、ロッドのブランクにネームシールを貼ると同時にバットキャップにもネームシールを貼り、万一ロッドが盗まれて売られたとしても発見し易い様にしたいとの事でした。 ブランクへネームシールを貼る事は問題ないですし、バットキャップもネームシールが貼り易いタイプに交換するのであれば問題ありませんでしたが、ゴム製ラウンド型バットキャップに貼り付けて欲しいという難題の要望でした。

 考え抜いた結果ネームシールが貼り易いゴムや樹脂の縁取り付きアルミ製バットキャップを利用し、縁取り部分をゴム製ラウンド型バットキャップにするという方法を試みる事にしました。 アルミ製バットキャップの縁取りを取り外してから外側を削ってゴム製バットキャップの内径に合わせ、それにネームシールを貼り付けコーティングした物をエンド部に丸く穴を開けたゴム製バットキャップと合体させました。 言うのは簡単ですがゴムは削り難いし、空気抜きの穴が無くなる事になるにで、組み付けにも一工夫が必要となり、かなり難儀しました。

 ホイホイと喜んでやりたい仕事では無いものの、手順は完全に把握したので慣れればもっと要領良く作業できるのではないかと思っています。

 費用総合計 ¥5518このロッドはブランクにもシールを貼りましたが、その金額は含めていません
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシートを交換したグリップ ・ (右の写真) 改造前のノーマル状態

 
以前に千葉県の方からの依頼により、当店においてスピニングロッドををベイトタイプのロッドへと改造した物ですが、最初に組み込んだACSからECSにリールシートを変更する再度のロッド改造をした物です。

 前回の依頼によるロッド改造は、Qu-onのスーパートリックスターSTS-511XL-ASとデュナミスDSCS-510XXL-ASというソリッドカーボンのスピニングロッをベイトタイプのロッドへと改造するものでしたが、依頼された方の御希望によりACSリールシートを採用したデュナミスDSCS-510XXL-ASの方をECSリールシートに交換しました。 最初の改造での依頼内容は、ACSリールシートが採用されているエバーグリーンのヘラクレス・ファクトHFAC-511HMST風デザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でしたのですが、実際に使用してみると御本人の手に合わないので慣れたECSに変更してして欲しいとの要望でした。

 このリールシート交換は、構造上からフォア部の金属パーツを残してリールシート以下を全て分解して作り直しました。 リールシート上部の金属パーツはナットが抜けぬ様に微妙に太いタイプなので、元の状態ではリール着脱に支障がない様に造ってあります。 交換するECSはACSよりスクリュー部短い為に単純に交換する問題が起こる可能性があり、そこで厚み約1.3mmの金属リングをスペーサーとして入れました。 ただ、その様な市販パーツが存在しない為に幅のあるリブ付きの金属パーツを切って作ったのですが、これが結構手間な仕事でした。 あと、店主は各パーツをガッチリと接着してロッドを作るので、ロッド改造の為に自分自身が作ったロッドを分解する事が一番面倒だと毎度感じますね。

 費用総合計 ¥20098
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 修理したジョイント部 ・ (右の写真) 差し込み部に取り付けた口金

 下の写真と同じ福井県の
方からの依頼で、ダイコーのソルトウォーターロッドRVS-1100Mレイヴンの、破損した2ピースのジョイント部に口金を取り付けるロッド修理をした物です。

 ジョイントタイプのロッドは差し込み部が割れるトラブルが時々あり、今回はそれの修理でした。 一般ユーザーは御存じないでしょうが、ジョイント部のメス側差し込み口に補強が無い状態ではオス側を強く差し込むと簡単にメス側が割れてしまいます。 その為に差し込み口はスレッドを巻き上げて丈夫なコーティングで補強せねばならないのです。 それでもブランク自体の強度不足・補強コーティングの強度不足や、差し込みが緩い為にテコの原理で強い力が加わって差し込み部が割れるトラブルが起きる場合があります。

 今回の様な修理の場合は補強スレッドをダブルラッピングして処理する事が多いのですが、かなりジョイント部に強い負荷が掛かるソルトウォーターロッドだったので強度的に不安があり、昔の並継ロッドに多く用いられていた口金補強で処理する事にしました。  まずは、元の補強スレッドを剥がして状態を確認したのですが、ブランクのヒビは目視では判らない程度だったので助かりました。 口金には市販品が無いので、差し込み部の径より僅かに細い内径のアルミ製リップスティック型ワインディングチェックを短く切り取って加工しました。 パイプの内側を切削して差し込み部ピッタリサイズにまで広げ、切断面を研磨して角を落として専用パーツと言えるほどに仕上げて取り付けました。 口金の上側はノーマルの補強スレッドを同じカラーリングでスレッドを巻き上げてコーティングし、口金の下側も僅か0.5mmほど飛び出したブランクとの間にコーティング剤を塗って綺麗に仕上げてあります。

 細かい作業は素手で行わねば上手くできないので店主はいつも素手で作業しますが、パイプの内径を広げる切削加工をすると切削砥石の摩擦熱でアルミパイプが熱くなるので時々火傷します。 大した事の無い様な作業でも、お客様に見えないところで結構苦労していますよ。

 費用総合計 ¥3290
 
 
  
 
☆ ロッド修理 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 作り直し修理したEVAグリップ ・ (右の写真) 修理前の破れたEVAグリップ

 福井県の
方からの依頼で、ダイコーのソルトウォーターロッドCBSS-100Mクロスブリードの破れたEVA製リヤグリップを作り直すというロッド修理をした例で、一段上の写真のロッドと同じ方から同時に頼まれたものです。

 グリップ素材のEVAはコルクより材料費が安く、質のバラつきも少ない上に目穴のパテ埋め作業が無いので工賃も安くなるメリットがありますが、破れたり穴が開くとコルクの様な補修が出来ないので基本的に交換せねばなりません。 ストレートグリップであれば破損部から下側だけを剥ぎ取って、デコレーションリングを入れて継ぎ足す修理も可能ですが、シェイプされたグリップの場合はサイズの合うデコレーションリングを見つけ出す事が難しいですし、同じデザインで作り直してほしいとの依頼でしたのでリヤ部を全分解してグリップを作り直しました。

 基本的には難しくない作業なのすが、難儀な点もありました。 メーカーでの製造時はEVAグリップを上側から組み込んでありましたが、リールシート等を外さずにグリップのEVA交換修理するには下側から組み込まねばなりません。 このロッドの場合、エンド部のブランク径は17mmでしたが、リールシート下部の径は15.5㎜です。 当然内径17mmのEVAパイプで作成したグリップを被せるのですが、ブランクにコアテープを巻いてで太さ調整する必要がありました。 問題はEVAグリップのシェイプの太さで、中央の細い部分の径は19.5mmであり、内径が17mmなのでEVAの厚みは計算上1.25mmしかありません。 これだけ薄いとグリップパイプの太さ調整に凸凹があると、表面のEVAにまで凸凹が現れてしまいます。 EVAパイプをノーマルと同じ形状に切削加工するのも難しさはありますが、EVAを薄く削るのは神経を使います。 おまけに太さ調整にもひと手間かけねばならなかったので、結構苦労しました。 エンドキャップは市販のEVAバットキャップを切削加工して、ノーマルから外したデコレーションリングと共に組み付けてあります。

 費用総合計 ¥10674
 
 
  
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
  (左の写真) 改造後のグリップの全体像 ・ (右の写真) バランスを取ったロッドの重心点

 大阪府の
方からの依頼で、エバーグリーンのヘラクレスHCSC-82XXアクティオンマグナムのリヤグリップを短縮した上でセパレート化し、重量バランスを取り直すロッド改造をした例です。

 このロッドは投げ竿やシーバスロッドの様にグリップが長いので通常の使用での操作性が悪くなり、その為に一般的なバスロッドのロンググリップ長位にに短縮した上でセパレート化して欲しいとの要望でした。 グリップ内のカーボンパイプは外径約16mmと太いので、グリップのEVAを剥がしてからグリップパイプの中央部を切り取り、カーボンパイプを二重にした肉厚のジョイント用パイプ間が空くようにを前後に差し込んで接続し、その空いている部分に綺麗なメッシュカーボンパイプを被せてセパレートパイプ部としました。 この為にバットキャップは分解していないノーマルのままです。

 センターグリップとリヤグリップはEVAパイプを切削加工して新たに製作してありますが、ヘラクレスシリーズはリールシート下部が細めの為にEVAグリップも細く、セパレートパイプ部が太いと僅かしかシェイプできないのでデザインには気を使いました。 ロングロッドのグリップを短縮すると極端に重量バランスが悪くなりますが、エンド部にカウンターバランサー様のウェイトを挿入接着して写真の通りベストバランスに仕上げ、最終的には12cmのグリップ短縮となっています。

 このロッドはグリップが着脱式だったので作業がやり易かったのですが、この工法の場合はグリップ一体型のロッドだと接着剤を付けたジョイントパイプを差し込む際に空気が抜けないので、空気の圧力で押し戻されてしまって極めてやり難くなります。 今回の御依頼でガイドの取り付け不良を発見したので同時に付け直し修理をしたのですが、下記の費用にはそれを含まずに表示沿てあります。

 費用総合計 ¥15578
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
   (左の写真) リングのはめ込み修理をしたトップガイド ・ (右の写真) 修理前の状態

 長野県の
方からの依頼で、トップガイドのS.I.C.リングが割れて無くなってしまったdepsのスラップショットのガイドを修理したものです。

 ロッド修理で多いのが、このトップのガイド修理です。 S.I.C.リングは硬くて傷付きにくい反面、硬さゆえに衝撃で割れる脆さがあります。 トップ部を強く何かに当てたりすれば割れる事があり、それ以外にもリールでラインを巻き取った際にルアーやシンカーが当たって割れる事も多いです。 特に硬いタングステンシンカーが一般的に使われる様になってから多発している様に感じます。

 通常であればフレームごとトップガイドを交換するのですが、チタンフレームのトップガイドはサイズが小さくても千円以上と値段が高いですし、スレッドを巻き直す必要ガあると費用も高くなってしまいます。 そこで当店ではフレームに変形などが無ければ、リングのみを圧入接着して直す方法を採用して安く早い修理を実施しております。

 しかし、FujiはS.I.C.リングのみを販売していません。 そこで同じサイズのS.I.C.リングを使用している価格の安いステンレスフレームのガイドからリングを取り外して使用しています。 取り外す際にS.I.C.リングを割ってしまう事があり、当店にとってのリスクが多いという欠点もありました。 その為に、古い中古ガイドからリングを外すという練習を何度も行って実用に漕ぎつけた方法です。 高いチタンフレームごと交換する事と比べるとパーツ代・工賃共に安価となりますが、トップ以外のガイドは作業が困難ですし、トップガイドでも4.5以下の小さなサイズや安いステンレスフレームがないトルザイトガイド等ではできません。

 この方の場合は修理費用よりも往復のロッド送料の方が高くなっていると思われ、この修理をする度に遠方の方が気の毒になりますね。

 費用総合計 ¥1255
 
 
  
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) リールシートとEVAグリップの接合部

 神奈川県の
方からの依頼で、ダイワ製STEEZハリヤー80のセパレートグリップを延長してワンピースグリップにすると同時にバランサーバットキャップを取り付けるグリップ改造をしたものです。

 最初はセパレートのリヤグリップのみを延長してバランサーバットキャップを取り付けて欲しいとの要望だったのですが、最終的には形状も同じダイワのハートランド疾風七弐風のシェイプしたEVAワンピースタイプにするという内容に変わった依頼でした。

 分解は簡単の様に思えたのですが、リールシートとEVAグリップ接合部内側の接着剤を剥がすのが結構面倒でした。 取り付けるワンピースEVAグリップもリールシート接合部が26~26.5㎜位であるのに対し、取り付けるマタギのバランサーバットキャップWBCの径に合わせてエンド部は27mmでなければならないので、シェイプの際に微妙な調整が必要でした。 リールシートとの接合部は斜めにカットせねばならず、僅かな角度の違いでピッタリ合わなくなるのでEVAパイプの片側を何度かカットして角度を合わせ、その後にエンド部を直角にカットして全長を調整しました。 延長は元のグリップパイプに一回り太いカーボンパイプを被せて4㎝延長してあります。 外側から見えないのですがリールシートの後部は太いパイプ状に数㎝伸びています。 この為、延長パイプの外径に合わせた内径を持つEVAパイプで作ったグリップですが、接合部のから数㎝は内径も削って広げてあり、意外と手間が掛かる作業でした。 バランサーバットキャップのWBCはメスねじを埋め込んで可変式とし、御希望により5mmプレート1枚と2mmプレート3枚を用意しました。 写真では判り難いですがメスねじ周りも樹脂で埋めて綺麗に仕上げてあります。

 費用総合計 ¥16045
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理完成例
  (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前の状態

 
千葉県の方からの依頼で、Qu-onのデュナミスDSCS-510XXL-ASというソリッドカーボン製のスピニングロッドをベイトタイプへとロッド改造したものです。

 以前にも同じQu-onのスーパートリックスターSTS-511XL-ASというソリッドカーボンのスピニングロッをベイトフィネス用ロッドへと改造なされた方からの依頼で、前回の様に極小の3.5サイズのガイドをトップセクションに用いた13個設定のマイクロガイド仕様で、グリップはエバーグリーンのヘラクレス・ファクトHFAC-511HMST風デザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でした。

 今回もノーマルガイドを全て取り外し、ブランクが挿し込み接着してあるグリップはリールシート部で切断して分解してフロントのワインディングチェックのみ外さずに残しておきました。 少しでも軽量にとの御要望なので外径10mmのメッシュ柄カーボンパイプをベースにグリップを作製し、リールシートはブラックに塗装されたACS-16にノーマルのカーボンパイプを組み込んだKDPSロックパーツを再利用。 ヘラクレス・ファクト風のフォア部はジャストエース社のスクリュー側専用ワインディングチェックとノーマルのスクリュー部に付いていたリングを組み合わせて取り付けてあります。 リールシートタッチ部は手が痛くならない様に外径15mmのカーボンパイプを差し込んでありますが、少しでも軽量化をという御希望なのでグリっ追うパイプとの間は前後のみに軽いアーバーを入れ、中央部が空洞になる様に接着してあります。 重量を軽くしても先重り感があっては感度も悪ければ使用感も重く疲れるので、バットエンドにはマタギの可変式バランサーバットキャップWBC-2を取り付け、更に付けた仕様プレートP-2を1枚用意しました。 プレート1枚だけで十分にバランスが良く、しかも137g以下にしたいという御要望をクリアーしてプレーと1枚状態で123gで仕上げる事ができました。

 ガイドはチタンフレームでトップからT-LGST3.5、以下T-KTSG3.5・4、T-KBSG4.5・5・5.5とシングルフットガイドを取り付け、バット部はT-KWSG6・8のダブルフットガイドです。 御希望により前回と同じ13個設定のマイクロガイド仕様としてありますが、毎度極小ガイドをソリッド軟らかいティップ部に巻くのは厄介なな作業だと感じました。 今回はガイド取り付け後の塗装がだいぶ剥がれたので簡易な吹き付け塗装処理をしましたが、元と同じ様な艶消しダークグレーの色合いを出すににも苦労しました。

 費用総合計 ¥51743
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合した修理部 ・ (右の写真) 修理前の折れた状態

 岐阜県の
方からの依頼で、折れてしまったシーバスロッドのトップセクションを、補強材を介して接合する方式でのロッド修理をした例です。

 2ピースのトップセクションの下側から20㎝位の位置でロッドが完全に折れていました。 アクションが悪くなる事を御承知の上での依頼でしたが、元々が長く硬いロッドだったので破断部の補強接合でもアクションへの影響が少なく済みました。 通常だとソリッドカーボンや肉厚カーボンパイプを破断部から差し込み接着するのですが、この2ピースのトップセクションの下側が破断部だったので、テーパーに合わせた補強材を接錯覚して下側から肉厚カーボンパイプ差し込み接着しました。 バットセクションとジョイントする部分に接着剤が付かない様にせねばならないのが厄介ですが、上から差し込む場合の様な内径・外径差によるガタ付きが起きないので、その分は楽でした。 接合部の上には薄く切削加工したカーボンパイプを被せて補強し、ガイド部と同じカラーリングのスレッドを巻いてコーティングを施してあります。

 この手法の修理の度に毎回書いておりますが、折れたロッドを元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能ですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなど困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしている修理です。

 費用総合計 ¥4750
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) 改造した部位のアップ像

 岐阜県の
方からの依頼で、ダイワ社製タイラバ用ロッドの紅牙タイプNのベイトタイプグリップをスピニングタイプへとロッド改造したものです。

 依頼者の方はこの本来ベイトタイプのロッドにスピニングリールを取り付けてタコ釣り用に使用されていたそうです。 ベイト用のリング径の小さいサイズのガイドでも大きな使用上の問題が無いとの事なのですが、さすがにベイトタイプのリールシートのままでは使い難いのでスピニングタイプに改造して欲しいとの御要望でした。

 グリップ着脱式なのでガイドを取り外し必要がないのでその分は楽でしたが、リールシートの取り外しには少々手こずりました。 上部のグリップを完全に分解してからリールシートはFujiのVSS-SD16をアップロック仕様で取り付ける事にし、リールシート下部はノーマルのワインディングチェックとの間に小さく切削加工したEVAで作ったセンターグリップとリールシートリングを取り付け。 フォグリップはジャストエース社のVSS-16用EVAパーツを取り付け、内径をグリップパイプ先端にピッタリ合わせたので、フォア部にはワインディングチェックを取り付けてありません。 リールシートはSDナット共にマタギ社で塗装させたグロスブラックカラーを用い、SDナットのフードはICカラーを用いてあります。 ノーマルの金属パーツはピンクっぽい色なのですが市販パーツに無い色なので、リールシートリングがガンメタカラーである事を除けは、何の違和感もない仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥16647
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 延長改造したグリップ ・ (右の写真) KRコンセプト仕様に交換したガイド

 岐阜県の
方からの依頼で、シマノのポイズン254SUL-Sのリヤグリップを延長し、ガイドも交換してKRコンセプトに変更するロッドの改造をしたものです。

 このロッドのグリップはセパレートタイプだったので、リヤグリップ部のコルクを全て剥がし、グリップ部のブランクより太いカーボンパイプを被せて7㎝延長し、その長さに合わせてコルクパイプをノーマルのデザインイメージに合わせて切削加工したものを被せ、そこに取り外したノーマルのバットキャップを再取り付けしてあります。 基本的には難しくはない作業だったですが、バットキャップ構造の関係でコルクの内側を削ったり、ゴム製バットキャップの内側も削らねばならないのが少し手間でした。

 ガイドはトップ部の方はKガイド仕様なのですがべりー~バット部がYガイド使用であり、特にバットガイドがT-YSG25なので少し背が低いのがキャスト時のPEライン絡みの原因と思われました。 そこでKRコンセプト風にガイドを交換することにし、 KガイドでないガイドはバットガイドからT-KLSGH-25H・同12H・T-KLSGM-6M・T-KLSGL-5.5Lに交換し、更に一つ上に取り付けられていたガイドはT-KTSGガイドでしたがサイズが6だったのでT-KTSG5.5に変更しました。

 重量バランスはまあまあのロッドでしたが、延長により重心が理想的な位置となった為に、持ち重り感軽減・操作性アップ・感度アップも期待できる良い仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥22756
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のフォアグリップ部 ・ (右の写真) 旧型モデルとの比較

 新潟県の
方からの依頼で、ウィップラッシュファクトリー社のローディーラーR801RXグラインダーのフォアグリップ部を改造して、フォアグリップとリールシートの間にスペーサーを取り付けたものです。

 このロッドのリールシートはFujiのTCS-18タイプなのですが、右の写真上の旧タイプはSDナットであるのに対し、新型のこのロッドは長いLDナットが使われていました。 更に本来TCS-18は長いスクリュー部なのですが短くカットしてあり、そのカットした長さの関係でメインに使用しているシマノのリールの一部の機種を取り付ける事ができないとのお悩みを解消しました。

 この様な場合はフォアグリップを分解し、ナットをLDから短いSDタイプに交換するか、リールシートの上部にスペーサーを取るける事で対応します。 依頼されたロッドのリールシートは本体・ナット部共にFuji純正の特殊滑り止め加工タイプであり、同種のSDナットのみの入手が困難だった為にスペーサー取り付けの方式を選択しました。 通常であればマタギ社で扱っている凸型のスペーサーを用いるのですが、他の金属部分と同じ色目の物が無いので、ジャストエース社の形状の異なるリールシートリング2個を組み合わせて用いました。 フォアグリップは若干短くなりましたが、コルクパイプと集積コルクリングを接合した物をほぼ同型に削り出してあります。 組み立て作業は然程に難しい物ではありませんでしたが、ノーマル状態のリールシート上部に取り付けられていた金属リングが部分的にリールシート内に埋め込み接着されている構造だったので、これを取り外す際にブランク・リールシートを傷めぬ様に作業するのが厄介でした。 それでも、依頼者の方から 「新たにリールを買う必要がなくなった、最高です」 と喜んで頂けたのでやり甲斐がありました。

 費用総合計 ¥8105
 
 
 
 
ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合修理した部位 ・ (右の写真) 接合修理部のアップ像

 一段下の写真のロッドと同じ京都府の
方からの別の依頼で、折れてしまったフェンウィックのスピニングロッドのトップセクションを補強材を介して接合する方法でロッドの修理をしたものです。

 折れたのは1番ガイドの直ぐ上1.5㎝位の部位でしたので、破断部で接合してもアクションへの影響が少ないと判断して依頼をお請けしました。 まず接合し難い断裂部のカーボンが裂けている部分を切断砥石を付けたリューターで綺麗に切り落とします。 次にソリッドのカーボンを1mm以下の太さまで削ってブランクに断裂部に上下とも数㎝ずつピッタリと差し込める様にし、それをジョイント材として差し込み接着し接合します。 ただ、細いソリッドカーポンだけでは強度が保てないので、同時に接合部の上に細い金属パイプを被せて補強します。 それぞれのパーツにはサイズ的に微妙な差があり、しかも完璧に真っ直ぐな形状ではないので、接合時にセンターを上手く出すのが難しいです。 その為に接合した先がどうしても上下左右のいずれかに曲がってしまうので非常に気を使います。 後は補強パイプの上と上下にブランクカラーに近くて目立たぬスレッドを巻いてコーティングを施せば完成です。

 以前から何度も書いておりますが、折れたロッドを完全に元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能ですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなど困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしている修理です。

 費用総合計 ¥4600
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) ウェイトを入れてバランスを取ったロッドの重心位置

 京都府の
方からの依頼で、フェンウィックGP C TVA-GP74CXHJのグリップを延長すると同時に重量バランスも取り直したロッドです。

 作業手順は特に難しいものではなく、リヤグリップのコルクを全て剥がしてから延長用カーボンパイプを被せて接着し、その上から新たなコルクパイプを切削加工したグリップを被せ、バランサー用のウェイトを内蔵させてから外したバットキャップを再取り付けするだけです。 グリップパイプが太い場合は肉厚の延長用カーボンパイプを差し込む方法もあり、グリップのコルクを全て剥がす必要が無いので多少パーツ費用が安く抑えられます。 ですが差し込むパイプが細いとバランサー用のウェイトをグリップエンド部に集中して入れられず、当然の様に多い量を入れねばならなくなって総重量が増してしまます。 特にこのロッドは極めて先重り感があったので、ウェイトをエンド部に多く入れられる太いカーボンパイプを被せてグリップ延長しました。 依頼者の方の要望を検討して約8㎝延長したのですが、それでもベストバランスにするためには52gのウェイトを入れる必要がありました。

 費用総合計 ¥9030
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) EVAのカラーをチェンジしたセンターグリップ

 神奈川県の
方からの依頼で、ツララ社とディビジョン社とのコラボレーションで作られたエルホリゾンテ85RemixのセンターグリップのEVAをブラックからグレーへとカラーの変更をし、リールシートの機種も変更するロッドのグリップ改造をしたものです。

 依頼者の方は、前回は同じ機種のロッドで、傷んだEVA製のセンターグリップをコルクに変える改造をなさった方です。 センターグリップの交換には、バットキャップ・リヤグリップ・ワインディングチェック・飾り巻きスレッドコーティング等の全てを剥がし取ってリヤ側から作り直すのが基本です。 ところが、このロッドはグリップエンド部のパイプにカウンターバランサー用のウェイトの厚い真鍮/製のパイプが被せてあり、これは熱処理をかけて接着剤を緩めて外そうとしても簡単には外れず、過熱し過ぎるとグリップのカーボンパイプが焼けてダメになってしまうので、この構造のタイプのロッドには毎度困らせられます。 前回はピッタリサイズのコルク製センターグリップを作成し、それを縦に二分割した物でサンドイッチのように上下から挟んで接着するという工法を用いましたが、これはEVAではできない工法です。 そこで、今回は着脱式グリップなのでリールシートを取り外してフロント側から作業し、ついでにリールシートもノーマルの無塗装から塗装を施したTCS-SD17に交換する事になりました。 大変だったのがリールシートより上に飛び出しているグリップパイプに施された飾り巻きで、コーティングが硬く塗装がバリバリ剥がれたので跡処理のスレッド巻きコーティングが大変でしたす。 正直言って進んではやりたくないと感ずる位かなり大変でしたネ。

 肝心の交換するセンターグリップはグレーのEVAですが、元々サイズが限られている上に徐々に廃盤となってきており、入手可能な物を用いて、外側だけでなく内側も切削加工してサイズを合わさねばならず面倒でした。 稀にある事なのですがシェイプ加工したらEVAの表面に空気による穴が開いていることがあります。 ラバーフォームはガスを使うので小さな穴はある程度は止むを得ないのですが、今回は完全に削り上げた物に目立つ穴出現したので作り直さねばならず泣きの涙の作業でした。

 費用総合計 ¥18076
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) スピニング用からベイトタイプに改造したロッド ・ (右の写真) リヤグリップ部のアップ写真

 香川県の方からの依頼で、フィンチ・カナリア48というスピニングタイプでハゼクランク用のショート・パックロッドをベイトロッドへと改造したものです。

 まず、この改造にはロッドを完全に分解してブランク状態に戻す必要があり、これが結構大変な作業になりました。 改造前の写真を撮っていないので判り難いですが、このロッドのリールシートはウッド製であり、更にフォアグリップレスの形状でしたがリールシート上部の金属パーツが薄いリングではなくアルミの塊の様なタイプだったので、切削砥石を付けたハンドグラインダーやリューターを駆使してやっとこさ外しました。 特に金属部は電動工具使用での摩擦熱が生じるので水を時折掛けながら作業するのですが、それでも熱がブランクに伝わってブランクの樹脂が痛む恐れがあります。
 そこでグリップ部全体に、元のリールシート位置より少し上までカーボンパイプを被せて念の為の補強を施してあります。 リールシートは御希望によりACS-16を用い、グリップはこれも御希望によりスッポ抜け防止でエンド部が太くなるテーパーでコルクを削り、エンドキャップとの段差でコルクが欠けぬ様に集積コルクも組み込みました。 これに合う外径・内径のコルクパイプが市販にないので、今回のグリップは外径の大きいコルクリングを1個ずつ接着してパイプ状にした物を切削加工して作りました。

 ガイドはPラインE対応のKガイドでスパイラルセッティングを御希望でした。 ノーマル7状態でもショートスピニングロッドとしては多めの8個ガイド設定のロッドだった為に、ベイト仕様でも同じ位置にガイドを取り付ければ良かったので位置決めは楽でした。 しかし、胴調子のウルトラライト・ショートロッドなので、スパイラルガイドの捻り角度を決めるのには苦労しました

 費用総合計 ¥33628
 
 
  
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップの全体像 ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 岡山県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・バレットショットのグリップを同じdepsのGPシリーズ風のリヤグリップに変更するロッドの改造をしたものです。

 このロッドグリップの改造作業の手順は難しいものではなく、リヤグリップのEVAを全て剥がしてからEVAパイプをシェイプ加工したグリップに組み直し、集積コルク製のエンドキャップとデコレーションリングを取り付ければ完成します。 ただ、このロッドはリールシート取付の接着が甘く、作業中にリールシートがグリップのカーボンパイプから簡単に外れてしまうというトラブルがありました。 正直言って今まで外れずに使用できたものだと思えるほど粗雑な接着でした。 タップリと接着剤を付けると組み立て時にはみ出し、そのはみ出した接着剤の処理が厄介なので、多くのメーカーは接着材を少なめに使う傾向があり、それが行き過ぎると時々この様な事が起きる事があります。 当店では接着剤を十分過ぎるほど使うので、この様なトラブルは過去に殆ど例がありませんが、作る方としてはみ出した接着剤処理が毎度多変です。

 今回はグリップパイプの下地処理をしてからリールシートを再取り付けする手間が余分だったので、費用が¥1000ほどアップしてしまいました。 メーカー製のロッドが必ずしもキッチリ作られていると限らないのは、製造メーカーで経験の少ない社員やパートさんが担当した場合に起こる事が多い様です。 当店の店主もテンリュウ社のロッドアドバイザーをしている頃に、プロデュースしたロッドが人材派遣会社から派遣された外国籍の作業員の手抜き作業の為にクレーム問題が起きてしまった経験があります。

 費用総合計 ¥11091
 
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左側上・下の写真) バットキャップをラウンド型集積コルク製に交換したグリップ
 (右側上・下の写真)マタギ社の可変バランサー式バットキャップWBCを取り付けたグリップ

 京都府の
方からの依頼により、シマノ社ファイナルディメンションTS-168Mのバットキャップをノーマルから集積コルク製のラウンド型に交換した上で重量バランスを取り直したロッドと、バットキャップが壊れたノースフォークコンポジット社のブランクをが国内で組ませてロッドとして完成させたTCR-610Lのグリップにマタギ社の可変バランサー式バットキャップを取り付けたものです。

 ファイナルディメンションの方はノーマルのバットキャップを取り外し、市販のラウンド型集積コルク製バットキャップを取る付けたものです。 ラウンド型集積コルク製バットキャップは被せるタイプの構造なので、被せるのに必要な分だけコルクを剥ぎ取ります。 2段下で紹介したダイワのスティーズと同じくノーマルのバットキャップはコルクグリップの中に埋め込まれているのでコルクを剥がす必要があるのですが、やはり深く剥がし過ぎるとコルクを継ぎ足してグリップを作さねばならないし、浅いと新たなバットキャップの取り付けが甘くなるのでピッタリになる様に剥がさねばならないので、そこが気を使う作業です。 グリップエンド内はカウンターバランサー用のウェイトを挿入接着してバランス調整し、エンドキャップとコルクグリップの間にはノーマルエンドキャップを分解して取り外した金属リングを再利用して組み込んであります。 

 ノースフォークの方はノーマルのバットキャップが接着不良で剥がれて無くなっており、ここにマタギ社の可変バランサー式バットキャップWBP-2を取りつけて欲しいとの要望でした。 ノーマルのバットキャップは浅く被せるタイプだった様で、グリップのエンド部が凸状に7~8㎜コルクとグリップパイプが飛び出していました。 長さ的に飛び出し部は不要との事でしたのでカットしてエンド部を平らに処理し、専用のメスねじを太さ調整してグリップパイプ内に埋め込み接着。 実はこのメスねじの埋め込みが一番重要な作業で、センターに真直ぐ取り付けないとバットキャップが偏ったりするので注意が必要なのです。 取り付け後はグリップパイプとメスねじの間の見える部分は樹脂を流し込んで綺麗にしあげてあります。 取り付けたWBPはプレートが薄くて軽い方の2mm厚ですが、御要望で調整の為に付け足し用として別に2枚用意させて頂きました。

 費用総合計 ¥5494 (写真左側上下 シマノ・ファイナルディメンションTS-168M
          ¥5388 (写真右側上下 ノースフォークコンポジットTRC-610L)
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) フォアグリップレス部の処理状態

 奈良県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・ドムドライバーをフォアグリップレス仕様にし、、エンドキャップをFujiのゴム製ラウンド型のBEC22に変更するというロッドのグリップ改造をしたものです。

 このロッドはグリップ着脱式なので、フォアグリップ部をカットしてしまうとグリップパイプ径とブランク差し込み部の径が狂って上手く差し込みできなくなる場合があります。 グリップ内径が細くなるのであればブランク側を研磨調整できますが、逆の場合は調整が極めて困難となり、どちらになるかは実際にカットして確認しないと判らないので厄介です。 この為、グリップ着脱構造を確実に維持したい場合は、グリップパイプを切断せずにリールシートを剥がし、新たな位置にリールシートを取り付けてグリップを作り直します。 ですが、今回は依頼者御自身が調整するのでフォア部のグリップパイプを切断して欲しいとの依頼でしたので、最悪の場合はブランクとグリップパイプを接着して頂く事として依頼をお請けしました。

 まずフォアグリップのEVAを剥がしてから必要な分だけ残してグリップパイプを切断し、切断面は軽く面取りをしてからバフがけ研磨してカーボン繊維は裂けてこない様に処理しました。 ドムドライバーはグリップパイプ外径が18mm近くと太く、リールシートもTCS-18と太いので、他のTCS-17使用のサイドワインダーをフォグリップレス仕様にする際に使うパーツが使えません。 そこでジャストエース社のKDPS-16用の金属パーツとKDPS-16のパイプ部を組み合わせて写真の様に仕上げました。

 リヤ部はエンドキャップをノーマルからFujiのゴム製BRC22に交換しました。 BRC22取り付けに必要な分だけEVAグリップを数㎝剥がし、熱処理で接着剤を緩めてノーマルのアルミ製エンドキャップを取り外し。 EVA切断面の面取りをしてからコアレープで太さ調整し、BRC22を接着取付して完成です。

 費用総合計 ¥8128
 
 
 
   
   
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左上・下の写真) グリップを短縮する為に作り直したリヤグリップ
 (右上・下の写真) グリップエンドに取り付けたFujiの可変バランサー式バットキャップ

 長野県の
方からロッド2本の改造依頼受けたをもので、エバーグリーン社ヘラクレスのHCSC67M-LTSブルーマイスターのグリップ短縮と、ダイワ社スティーズのSTZ701HMXBハスラーのバットキャップをFujiの可変ウェイト式にしてガイドをKガイドに交換するロッド改造をした例です。

 ヘラクレスの方はEVA製のリヤグリップを全て剥がし、グリップパイプを切断短縮してからノーマルと同型のリヤグリップを作って組み込んだものです。 面倒なのはエンド部で、エンブレムの入った金属パーツを組み込み為にEVパイプの内側をピッタリサイズに加工する事でした。 この金属パーツは基本的には凹型形状なのでグリップパイプに被せて接着するのですが、外側は凸型になっているのでEVAの内側も太さを変えた二段に削らねばならず、またエンド部側からはパーツを組み込み接着し難いという問題もありました。 グリップを短縮した分だけ重量バランスが先重りになるので、その分は内部にウェイトを接着してバランスを調整してあります。 

 ステーズの方はノーマルのバットキャップを取り外し、Fujiの可変バランサーウェイト式のバットキャップTWBCを取る付けたものです。 TWBCは被せるタイプの構造なので、被せるのに必要な分だけEVAを剥ぎ取ります。 ノーマルのバットキャップはEVAの中に埋め込まれているのでEVAを剥がす必要があるのですが、深く剥がし過ぎるとEVAリヤグリップを作さねばならないし、浅いとTWBCの取り付けが甘くなるのでピッタリになる様に剥がさねばなりません。 その際にEVAの断面が凸凹になると仕上がりが醜く成るので、TWBCの取り付け作業よりEVAを剥がす作業の方が気を使いました。

 ガイドは御希望によりPタイプのステンレスフレームKガイドに交換し、取り付け位置は変えずにセミマイクロ的サイズにしました。 スティーズはブランクの肉が薄いので破損防止の為にダブルフットガイド部がダブルラッピングされており、その為にガイド交換費用はシングルラッピングのロッドより高くなりました。

 費用総合計 ¥7264 (写真左側上下 ヘラクレスHCSC67M-LTS
          ¥29363 (写真右側上下 スティーズのSTZ701HMXB 内、バランサー取り付け費用は¥4740)
 
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (上左・右の写真) グリップを延長して可変バランサーを取り付けた2本のロッドのグリップ
 (下左の写真)可変バランサー取り付け部 ・ (下右の写真)延長したコルクグリップの接合部

 岡山県の
方からの依頼で、メジャークラフトのソルパラSPS-B702H/TacoとバレーヒルのBKHC-67XHXのグリップを延長し、それぞれ可変式のウェィトバランサーバットキャップを取り付けるロッド改造をしたものです。

 メジャークラフトの方はEVA製グリップなのでリヤ側のEVAを全部剥がし、延長用カーボンパイプを接合してからシェイプ加工した新たなEVAグリップを被せてあります。 デコレーションの金属リングはノーマルの物を再利用し、やはりEVAパイプから削り出したエンド部を取り付けてからマタギ社の可変ウェイト式バランサーバットキャップWBPを取り付け、埋め込んだメスねじの周囲は樹脂で固めて綺麗に仕上げてあります。 

 バレーヒルの方はコルクグリップなので、ノーマルバットキャップ取り外しや延長パイプ取り付けに必要な分だけコルクを剥がし、延長用カーボンパイプの上にコルクを被せてあります。 延長分のコルクは予め必要な太さに加工して一旦パテ埋めし、接合した段差を無くす為にサンドペーパーで研磨した後に再度パテ埋め処理してあります。 メジャークラフトのロッドと同じ様にデコレーションの金属リングはノーマルの物を再利用し、やはりEVAパイプから削り出したエンド部を取り付けてからマタギ社の可変ウェイト式バランサーバットキャップWBPを取り付けてあります。

 費用総合計 ¥16729 (写真左側上下 メジャークラフトSPS-B702H/Taco
          ¥12741 (写真右側上下 バレーヒルのBKHC-67XHX
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
  左の写真) チャンピョン用フェルールの取り付け状態 ・ (右の写真) 傷消し目的で巻き直したスレッド

 千葉県の
方からの依頼で、スミスのスーパーストライクFO-60のフェルールをスミスオリジナルのストライクグリップ用の物からチャンピョン対応タイプに交換したロッド改造です。

 このロッドは復刻版のスーパ^ストライクで、現行のスミスオリジナルであるストライクグリップ用のフェルールが付いているタイプでした。 チャンピョングリップ用フェルール付きのロッドは専用のコネクターを使う事でストライクグリップに取り付け可能ですが、逆にストライクグリップ用フェルール付きのロッドをチャンピョングリップに取り付ける事は不可能です。 そこで依頼者の方は御自身で交換を試みなされたのですが上手く行かず、当店に依頼される事になったものです。

 ブランクを傷付けぬ様、慎重に切断砥石を付けたルーターを用いてフェルールールに3本の切れ目を入れ、そこから割って取り外しました。 それでも微妙な傷が付いたりしますし、依頼者の方がかなり過熱して取りhずしを試みたとの事なので、念の為にブランク内側に補強用のカーボンパイプを差し込み接着してからフェルールを取り付けました。 フェルールは黒色の物を御希望でしたが、最近はグラスアイ社の物が入手しにくい上に当店在庫に合うサイズが無くなっていたので、シルバー色になりますがジャストエース社の物を使用しました。

 依頼者の方は御自信でロッドを改造しようとしてフェルールをヤスリで削り取ろうと試みておられ、その際にフックキーパー取り付けスレッドの下側までけずってしまっていたので、ここはスレッドを巻き直してコーティングしてあります。 スレッドの色をピッタリ合わせるのが困難だったのですが、多少色褪せするとほぼ同じ色になる様にスレッドカラーを選択してあります。

 費用総合計 ¥5338
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) リールシートとフォアグリップのアップ

 岡山県の
方からの依頼で、ダイワのブラックレーベルPF-701MHFBのグリップ改造をした例です。

 依頼者の方が気に入って使っているロッドですが、感度・持ち重り感に不満があるので、エバーグリーン社カレイドのスーパークーガー風デザインのグリップに作り直してバランスも見直してほしいとのロッド改造依頼でした。

 このロッドはブランクがグリップエンドまで入っている構造であり、太さ等を調べた結果で完全分解せずにリールシート後部で切断してから分解し、新たに作成したグリップに差し込み接着接合する工法で改造する事としました。 この工法だと費用が完全分解より安く、一般的には分解作業も少なくなって楽なのですが、このロッドは非常に手間が掛かりました。 リールシートとブランクの間のスペーサーにカーボンパイプが用いられており、これが頑丈に取り付けられていた為に削り取るのに大変苦労しました。 またバット部のリップスティック型ワインディングチェックも切断砥石をセットしたルーターで切り剥がさねばならず、ブランクを傷付けない様に慎重に行わねばならない作業でした。

 分解してしまえば組み立ては手慣れているので、バット部のスレッド巻き直しコーティングと言う作業はありましたが、特に問題なく進みました。 フォア部のパーツのカーボンリングは幅の狭いサイズが市販品にないので長い物を切って使用しています。 切るだけなら簡単ですが、真直ぐにカットしないと幅が狂って上下の金属リングとの間に隙間が出来てしまうので、旋盤を用いて誤差0.1㎜以下に抑えてあります。 全体を組み上げてから重量バランスを確認し、エンド部にカウンターバランス用ウェイトを内蔵させて打ち物・巻き物系ルアーの何れの使用にも使い易い様に仕上げてあります。 写真には載せてありませんが、エンドキャップの底側にはノーマルエンドキャップからダイワのエンブレムを移植してコーティングしてあります。

 依頼者の方からは 「最初からこの形のロッドだったと思える位です」 と喜んで頂けましたが、当店では改造したロッドを中古ショップに持ち込んで 「これは限定モデルです」 と言っても信じてもらえる位の仕上がりを心掛けて作業しております。 でも、折角改造したのですから、お客さまにはロッドが駄目になるまで使い込んで頂きたいと常々望んでおります。

 費用総合計 ¥27887
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のNWC-B78MH ・ (右の写真) 改造前のNWG-B510L

 岐阜県の方
からの依頼で、ザクトクラフト社のナマズ用ロッドのNWC-B78MHとNWG-B510Lの2本をコルクのセパレートグリップからEVAのワンピースへとロッドのグリップ改造をしたものです。

 この2本のロッドは長さに差があるだけで基本的に両方共に上右の写真のデザインなのですが、依頼者の方はこのシェイプしたグリップが手に合わず、またEVAが好みなのでストレートのEVAグリップに改造して欲しいとの依頼内容でした。

 リヤ側は分解する際にバットキャップを外し難くかった以外は特に問題ありませんでした。 バットキャップはベースとなる本体アルミパーツからデコレーションリング・ゴム部・エンブレムプレートを一旦外してから熱処理を加えて本体部分を外し、その後に組み立て直して再使用しましたたが、チョット手間の掛る作業でした。

 一番問題だったのはフォアグリップ部で、フロントのワインディングチェックが外し難く、フックキーパーや多くのガイドを取り外すだけでなくエンブレムまでも剥がさねばならない可能性があり、最悪の場合はフォアグリップのEVA変更は諦めると依頼者の方は申されました。 難しいと「面倒だ」と思いながらも挑戦したくなるものです。 運よくリールシート上部のデコレーションリングとワインディングチェックの外径が同じだったので、その径より僅かに細いEVAグリップを削り出し、やや強引に被せて接着して対応しました。 内部はコルクを剥がしてからコアテープを巻いてEVAグリップの内径に合わた太さに調整してあります。 EVAをピッタリサイズに削り出せねばならない事が一番気を使う作業でした。

 NWC-B78Mの方は2ピースだったのでフォア部を改造する為に外したガイドはバット部の1個のみでしたが、2ピースが嫌いなので接着接合して欲しいとの要望があり、グリップの作業後にジョイント部の隙間が出来ない様に切削研磨してから接着接合しました。 NWG-B-510Lの方は元々ワンピースロッドで、フォア部を改造するのみ邪魔なガイドはバット部の2個でしたので、これを一旦外してから作業後に付け直してあります。 2本の費用金額差はこの様な理由によるものです。

 費用総合計 (NWC-B78MH¥8591 ・ (NWG-B510L)¥8591
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルクグリップへの改造後 ・ (右の写真) 改造前のEVA製のグリップ

 栃木県の
方からの依頼で、ロデオクラフト999.9のホワイトウルフのEVAグリップを、デザインを変えずにコルクグリップへと変更するロッドの改造したものです。

 作業の為に2ピースロッドのバットガイドを外し、EVAグリップをすべて剥ぎ取ってから同じデザインに切削加工したコルクグリップを組み付け、最後に外したガイドを付け直す作業です。 同機種のロッドの改造例は多く、工法で悩む事は無い依頼内容でした。

 問題となるのは、コルクの切削加工に少々気を遣う事です。 市販パーツにあるFujiリールシート用のコルクパーツでは径が合わないので、全てコルクパイプからワンオフで削り出さねばなりません。 外形は当然ですが、フォア部・センター部リヤ部共に接合する金属パーツを組み込む関係で内側も削らねばならず、特にセンターグリップはリールシート側を厚さ1.5㎜位にまで薄く削る必要があり、コルクが割れないように細心の注意を払う必要があります。 外側はリヤグリップとエンドキャップの接合部の段差無しにピッタリサイズに削るのがなかなか難しく、これも気を使いますね。 今回はセンターグリップ作成時に僅かに削り過ぎてサイズが合わなくなった為に作り直しました。 無駄にしたコルクは市販価格で千数百円分であり、これは当方の負担となります。 お客様には判らない事なのですが、当店の店主も見えないところでは苦労しております。

 費用総合計 ¥15626
 
 
 
   
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 2分割方法でコルクに変更したセンターグリップ

 神奈川県の
方からの依頼で、ツララ社・ディビジョン社のコラボレーションロッドであるエルホリゾンテ85RemixのセンターグリップをEVAからコルクへとグリップの素材を変更するロッド改造をした例です。

 元々EVA製だったセンターグリップに熱収縮ゴムパイプを被せていたそうですが、EVAが潰れて細くるだけでなく長さも縮んでグリップ前後のリールシートとワインディングチェックとの間に隙間ができていました。 熱収縮パイプを被せると最初の頃はEVAの弾力の為にパイプがピッタリと付いていますが、圧迫され続けてEVAが収縮するとパイプが緩くなります。 そこでまた過熱してパイプを熱収縮させるという行為を繰り返した結果、EVAの内部の空気が外に出てしまって全体的に委縮してしまったものと思われます。

 センターグリップの交換には、バットキャップ・リヤグリップ・ワインディングチェック・飾り巻きスレッドコーティング等の全てを剥がし取って作り直すのが基本です。 ところが、バットキャップを剥ぎ取ったところ、グリップエンド部のパイプに厚い真鍮製のパイプが被せてありました。 カウンターバランサー用のウェイトなのでしょうが、これは熱処理をかけて接着剤を緩めて外そうとしても簡単には外れず、過熱し過ぎるとグリップのカーボンパイプが焼けてダメになってしまいます。 エバーグリーンのヘラクレスシリーズの中にも同様なタイプがあり、これは非常に困らせられます。 ルーターに切断砥石を取り付けて真鍮製ウェイトを半分に切断して外す方法もあるのですが、センターグリップをコルクに変更して欲しいとの要望だったので他の手段を用いました。

 用いた工法はピッタリサイズのコルク製センターグリップを作成し、それを縦に二分割した物をサンドイッチのように上下から挟んで接着するという工法です。 まずはEVAを剥がしてグリップパイプに残る接着剤を剥ぎ取って綺麗にし、次にピッタリサイズのコルクグリップを作ります。 短いと隙間が空くのでピッタリサイズに作らねばならないのが結構難しいです。 これを縦に真っ二つに切るのですが、コルクは部位で硬さが異なるので真っすぐ切り難く、無理をすると割れる場合があるので細心の注意が必要です。 接着も接着剤不足だと貼り合わせ面が開いて割れたりするので、タップリと接着剤を塗らねばなりません。 当然の様に接着剤がはみ出すので手をベタベタにしながら溶剤とペーパータオルとで拭き取るのですが、接着剤の硬化時間との勝負でもあります。 概ね接着剤が硬化したら、浸み込んだ接着剤を取る為にグリップ前後にマスキングテープを巻いて保護してからコルクの表面をサンドペーパーで切削研磨し、更に目穴をパテ埋めしてから切削研磨をして完成するのですが、このグリップ交換の工法は簡単な様で結構大変な作業です。

 費用総合計 ¥8927
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合修理した部位 ・ (右の写真) 修理前の完全に折れた状態

 三重県の
方からの依頼で、シーバスロッドの折れたバットセクションを補強材を介して接合するロッド修理をした例です。

 依頼者の方が以前にナイター釣行した際、置いたロッドが金属柵の隙間に入り込んでいるのに気付かずに持ち上げてしまい、通常折れる事が考えられないバット部でポッキリ折れてしまったというロッドでした。 ロッドはダイワのモアザンAGS93KLで折れたまま放置してあったのですが、もったいないので何とか使える様にという依頼でロッドの修理をしました。

 幸い、折れたのはアクションに大きな影響を与え難くく丈夫な部位だった事と、破断部が大きく裂けたりせずに比較的綺麗な折れ方でした。 ブランクの内径ピッタリのカーボンパイプを探し出し、その中に更にカーボンを挿入接着して肉厚のジョイント補強材を作製。 そのジョイント補強材を介して折れたブランクを接着接合します。 それだけでは負荷が加わると折れた部位が裂けたりヒビが入る可能性もあるので、これまたブランクの外径にピッタリのカーボンパイプを探し出して薄く削り上げた物を破損部に被せ、その上からスレッドを巻き上げてコーティングして修理完了させました。 この方式だと修理部が太くなるのですが、元々太いバット部であり、スレッドもガイド部と同じ様なゴールド飾り巻きを入れてあるので大きな違和感を感じさせない仕上がりになっています。

 毎度書きますが、折れたロッドを接合して元通りにする事は物理的に不可能です。 接合は困難な場合が多くく、可能な場合でも外見・アクション・強度に問題はある事をご承知の上でのみ折れロッドの修理をお請けしています。

 費用総合計 ¥5320
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 改造したグリップのセパレート部

 岐阜県方からの依頼で、以前にグリップ延長改造をしたdepsのヒュージカスタムH3S-73RF/FEですが再度ロッドのグリップを改造したものです。

 以前の御依頼による改造はセパレートグリップのリヤ部を延長したもので、グリップの太さは変えずにデザインそのままに長さのみ延ばしたので、ノーマルと同じでグリップの太さはは細めでした。 お客様は細めでは使い難く感じられて熱収縮パイプを2重に被せて使用する様になられていたのですが、EVAの太くすると同時にデザインを一新する依頼でした。

 リールシートより下部は完全に分解してグリップパイプのみの状態に戻し、新たに御希望のデザインに切削加工したEVAグリップを組み付け、グリップとパイプの接点にはガンメタカラーのワインディングチェックを取り付け、更にその上側にガイド部と同じカラーリングでスレッドを巻いてコーティング。 エンド部はこれも御希望のFujiのゴム製BRC-22とガンメタカラーのデコレーション金属リングを取り付けてあります。

 このロッドはブランクが重たいのでノーマル状態だと非常に持ち重り感がします。 以前のグリップ延長改造で多少は改善されていたものの、まだまだ持ち重りを感じるのでバランスの取り直しも依頼されました。 延長してあるグリップに重いゴム製BRC-22を取り付けただけでは不十分だったので、グリップエンド内にウェイトを内蔵させてベストバランスに仕上げてあります。

 費用総合計 ¥13825
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) センターグリップのEVA処理状態

 愛知県の方からの依頼で、他のショップで購入したばかりで新品のシマノ社製バンタム278MをコルクグリップからEVAグリップへと変更するロッド改造をしたものです。

 手が乾燥肌の為にコルクグリップでは濡れていないと滑り易いという事で、グリップ全体のコルクをEVAに変更したいという依頼でした。 このロッドはグリップ着脱式だったのでガイドの取り外し無しでフォグリップの改造ができたので、その点では作業が楽でした。 問題はセンターグリップで、リールシートが一見するとFujiのVSSかとも思えたのですがシマノ独自の物で、当然の様に市販のEVAパーツでは合う物がありません。 そこで、似ているVSS-16用のEVAパーツをルターを使って少しずつ切削加工して取り付けました。 完璧にピッタリとは合わず微妙な隙間ができてしまうのですが、何とか写真の程度位までに仕上げてあります。文章にすると簡単ですが、非常に面倒な上に神経を使い、この切削加工だけで1時間位を必用としました。 リヤグリップは御希望により少し細めにシェイプし、エンドキャップはこれも御希望で集積コルクの物を細めに加工して取り付けてあります。 セパレートパイプ部のワインディングチェックは強く接着されていて外し難く、依頼者の方が不要との事だったので切り取って外し、EVAグリップの内径をセパレートパイプ部の外径にピッタリ合わせて組み付けました。

 全長の割には操作性重視のショートグリップの上にグラスコンポジットのブランクの為に持ち重り感があり、これまた依頼によりグリッオプエンド内にカウンターバランサー用のウェイトを内蔵させてあります。 あと御希望により、ブランク側にフップキーパーを取り付けました。

 センターグリップの加工に非常に手間が掛かるで、あまり積極的にやりたい仕事ではありませんが、依頼されればお請け可能な仕事です。

 費用総合計 ¥15054
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ガイドを交換したトップ部 ・ (右の写真) KLHタイプに交換したバットガイド

 ガイド交換を何度かお請けしている東京都の方からの依頼でフェンウック社製ELT70SLJのガイド交換をして、ニューガイドコンセプトからKRコンセプトヘとガイド交換のロッド改造を
したものです。

 元のガイドはステンレスフレームで、トップのFST5からバット部のYSG30までの9個設定のニューガイドコンセプトで、これをPE0.4~0.8+フロロリーダー4ポンド~6ポンドを約1.5M使用との事で、KRコンセプトへのガイド交換を希望なされていました。 KRコンセプトにすると7ガイドが小型化されて軽くなる為にロッドに張りが出易くなるのですが、軟らかな調子は極力変えたくないとの要望もあってステンレスフレームでの10個設定でKRコンセプト化しました。 チタンフレームのEカラーは徐々に廃盤となっている為に新しいPカラーを採用し、トップ側からPLGST-4.5、PKTSG-4.5×5個、PKLSGL-5.5L・PKLSGM-6M・PKLSGH-12H・同25H×各1個としました。
 スレッドカラーはノーマルと同じでメインスレッドがガンメタリックで、縁取りにシルバーのライン1本、中央にゴールドのライン1本を入れてあります。 意外に思われる方も居られるでしょうが、スレッド1本分だけのラインを入れるのはスレッドを何回か巻いて幅のあるラインを入れるよりも難しい作業なのです。

 単なるガイド交換ではなくガイド数を増やした事で取り付け位置が変わるので、元のガイドを取り外した跡の問題が起ます。 このブランクは塗装を施してないアンサンドのブランクであり、元のコーティング樹脂も柔軟性のある良質のものだったので、少し加熱しながら爪で根気に剥がすことによって全く跡が判らなくなりました。 全てのロッドがこの様に上手くいく訳ではありませんし、この作業も指が腱鞘炎を起こしたり爪が削れて割れたりするので、地味なのですが結構大変な作業ですね。

 費用総合計 ¥18881
 
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 作り直した集積コルク製のエンドキャップ ・ (右の写真) バランスを取った重心位置

 大阪府の
方からの依頼で、depsサイドワインダーのハザードマスターGPにバランサー用のウェイトを内蔵させて重量バランスを取り直すロッド改造をしたものです。

 以前から何本もサイドワインダーの重量バランス取り直しを依頼してくださっている方からの依頼でした。 グリップ着脱式であればグリップの上側からウェイトを入れる方法もあるのですが、今回のロッドは完全ワンピースの構造でしたので、バットキャップを取り外してウェイトを入れる事になりました。 そこで、まず集積コルク製のエンドキャップを分解して取り外し、市販の集積コルクエンドキャップを切削加工して同型の物を作ります。 その後グリップエンド内にウェイトを入れてべストバランスなるウェイト重量を調べ、重量が決まったたらウェイトと新しいエンドキャップを接着して完成です。 このロッドはdepsのロッドの中では持ち重り感の少ないロッドでしたが、重心をリールシートの先端部に位置させた事によって、操作性・感度がアップしました。

 カウンターバランサー用のウェイトを入れるとロッドの自重が増えるので、ロッドが重たく感ずると思って嫌う方も居られます。 ですが、バランスの取れたロッドの使用感は逆に軽くなり、しかも感度もアップするので、是非試して頂きたい改造です。 グリップとエンドキャップの形状・構造・材質で工法が変わるので、今回の費用はあくまで参考値としてください。

 費用総合計 ¥3740
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 純正パーツのロックナットを再利用したフォア部

 
千葉県の方からの依頼で、Qu-onのスーパートリックスター・STS-511XL-ASというソリッドカーボンブランクのスピニングロッドをベイトタイプへとロッドの改造したものです。

 同じ機種のスピニングロッドをベイトタイプに改造した物を使用した動画を見て自分も実践しようとされた方からの依頼で、極小の3.5サイズのガイドをトップセクションに用いた13個設定のマイクロガイド仕様で、グリップのフォア部はエバーグリーンのヘラクレス・ファクトの様なデザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でした。

 まずはノーマルガイドを全て取り外し。 ブランクが挿し込み接着してあるグリップはリールシート部で切断して分解し、フロントのワインディングチェックのみ外さずに残しておきました。 外径12mmのメッシュ柄カーボンパイプをベースにグリップを作製し、リールシートはブラックに塗装されたECS-16で、ロックパーツはノーマルのKDPSにカーボンパイプを組み込んだ物を再利用。 ヘラクレス・ファクト風のフォア部は2種類のリールシートリング・メッシュカーボンを短く切って作ったリング・皿状に切削加工したEVAを組み合わせてあります。 金属パーツのカラーはノーマルに合わせたかったのですが、パープルのカラーが無いパーツもあるので、レッドとパープルを組み合わせて作りました。 リールシートから下部の長さは22cmとしたので全長は長くなっています。 更にバットエンド部にはカウンターバランス用のウェイトを内蔵させてあるので、持ち重りし易いソリッドブランクでのロッドでも非常に良いバランスとなり、操作性・感度が向上しています。

 ガイドはチタンフレームでトップからT-LGST3.5、以下T-KTSG3.5・同4、T-KBSG4.5・同5・同5.5とシングルフットガイドを取り付け、バット部はT-KWSG6・同8のダブルフットガイドです。 御希望に合わせて13個設定のマイクロガイド仕様としてありますが、極小ガイドをソリッド軟らかいティップ部に巻くのは結構面倒な作業ですね。

 費用総合計 ¥51849
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 下が完成した改造ロッドで上はデザイン見本 ・ (右の写真) 加工作製した中央のリング

 長野県の
方からの依頼で、ロデオクラフト999.9というロッドのグリップを造したものです。 この写真集の下へ2段目と3段目のロッドを依頼してくださった方で、当店の仕事内容が気に入ってくださり、またもやロッド改造を御依頼をして頂けたものです

 改造するロッドは既にグリップが分解されており、やはり分解されたロッドのリールシートとバットキャップを利用して見本ロッド風デザインとしてブルーのEVAで作製してほしいとの依頼内容でした。

 まずは未分解であったリールシートフォアのナット部をパーツとワインディングチェックに分解し、リールシート本体と金属製雄ネジ部を分解して残った接着剤を剥がし、組み付け部のサイズがブランク径と合わないバットキャップを加工する下準備をしました。 ブルーやレッドの色物EVAはパーツメーカーがどんどん廃盤にしているのですが在庫分はまだ入手できる状態で、なんとかブルーの適正サイズEVAを入手できました。 このロッドのリールシート部の径は見本ロッドより1mm細く、たかが1mmでも径が違うと同じデザインには加工できずイメージも狂って来てしまいます。 EVAの切削加工は見本と睨めっこしながら少しずつ加工して極力同じイメージになる様に配慮しました。

 グリップ中央部のリングは市販品に同サイズ形状の物が無い為に、前回は皿型のリールシートリングを2個揃えて使用しましたが、何とか見本と同じにして欲しいと強い要望がありました。 市販に無いパーツは何ともならないものですが、リブ付きの幅広リールシートリングでリブ部の径・幅が同じサイズの物を見つけ、このリブ部を切り取って使うアイデアを思いつきました。 切断面が見えない様に接合部のEVAを少し凹ませる等の細かい作業も必要になりましたが、写真の通り違和感のない仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥15663
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 三重県の
方からの依頼で、海外製のe21キャロットスティックCCTX691M-M-CというロッドのリールシートをFujiのTBS型にに交換して、グリップをワンピースタイプに変更するロッド改造をしたものです。

 このロッドのノーマル状態はスケルトンタイプのリールシートなのですが、ホールド感が合わず手が痛くなると言う事で、依頼者の方が最も手に合うと感じられているFujiのTBS-16タイプのリールシートに交換しました。 このTBS型のリールシートは既に廃盤機種ですが、当店に在庫があったのでそれを採用しました。 元のリールシート上部のワインディングチェックと飾り巻きは残して、それより下側のグリップパーツは全て取り除きました。 残したワインディングチェックと飾り巻きを生かす為にフォアのFPパイプはカットギリギリまで短くし人差し指が当る部分に凹みを付けたEVAを被せてあります。 リヤはワンピースのEVAで、依頼者のお好みに合わせてシェイプ加工し、エンドキャップは荒れた地面に立て掛けても傷付かず滑らないラウンド型集積コルクを採用しました。 デコレーションパーツはFPパイプフォアグリップ上部の大口径ワインディングチェックと下側のリング、リールシート下側のリングの3点のみで、リールシートも無塗装のシンプルな作りです。 スマートでスタイリッシュに見えるノーマル状態に対し、改造後はズングリして太く見えるデザインなのですが非常にホールド感が良く、実用性重視と言えるロッドに仕上がっています。

 店主の個人的感想ですが、やはりロッドは道具ですので実用性重視が一番だと思います。 最新型のパーツや流行のデザインに改造するのも悪くは無いのですが、あえて廃盤になっていても手に合うリールシートを採用して実用性を追う依頼は作り甲斐を感じますね。

 費用総合計 ¥19331
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 下2本が改造したロッドで上はデザイン見本 ・ (右の写真) リヤグリップの見本との比較

 下の段の写真と同じ長野県の
方からの依頼で、2本のロデオクラフト999.9のグリップを改造したものです。 前回のロッド改造で当店の仕事内容が気に入ってくださり、すぐに次の御依頼をして頂けたものです

 見本となるのは左の写真の一番上のロッドで、これは前回の御依頼の時と同じ物です。 改造する1本は赤いEVAのワンピースグリップで、フォアグリップも見本より長いものでした。 材料となる赤色のEVAパイプは種類が少なく、このロッドに合う細い内径トシテマタギ社の物を使用したのですが、材質的に軟らかく切削加工が非常にやり辛かったです。 外側はまだ何とかなるのですが、リールシート下側は凹型に加工せねばならず、厚みも2mm以下まで削らねばなりません。 その為に僅かにでも削り過ぎると、接着した際に外側が凹んでしまうので極めて慎重に少しずつ削る必要があります。 正直何度か失敗作を作ってしまいましたが、何とか納得いく程度のものができました。 中央部のリングは市販品に適合するサイズ形状がないので、サイズ的に合うリールシートのスクリュー側用リングを2個組み合わせて対応し、エンドキャップは大きいEVA製エンドキャップを切削加工して組み付けてあります。 フォアグリップも見本と同じサイズにEVAパイプから削りだし、ノーマルはワインディングチェックがなかったので新品を取り付けました。 フォア部改造の為にバットガイド1個を取り外しましたが、取り付けは依頼者の方が御自身で行うという事で取り付けてありません。

 コルクグリップの方はリールシート下側にアワビ貼りのリングが取り付けられていますが、全長・サイズ的に見本と同じになる様に作コルクの長さを調整して製してあります 基本作業は上記の赤色EVAと同じですが、フォアグリップのワインディングチェックはノーマルに付いていた物を再利用しました。 このロッドはバットセクションにガイドが付いていなかったので、フォアグリップ作業に伴うガイド取り外しはありませんでした。

 費用総合計 赤色EVAグリップ ¥12790 ・ コルクグリップ ¥15576
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 【下】改造したロッド 【上】デザイン見本 ・ (右の写真) リヤグリップの見本との比較

 長野県の
方からの依頼で、依頼者御自身が分解なさったたロデオクラフト999.9のホワイトウルフのグリップを、同じく分解したロデオクラフトの52Lツーナインプラスのブランクに組み込み、グリップ素材のEVAを黒色へと変更するロッド改造の例です。

 組み付けるグリップのフォグリップ部はそのままですが、依頼者の手によりリールシートはブランクが取り外されおり、EVAは剥がされた状態でした。 その分解作業がないだけ楽でしたが、金属パーツに残るEVAと接着剤が強固で取り去るのにはチョット手間がかかりました。

 フォアグリップはFujiリールシート用に作られた市販品では内側の形状が異なる為に流用できないので、ストレートのEVAパイプの外側と内側を切削加工してワンオフで作り出し、細いブランクとの間を埋めてガタツキを無くす為に集積コルク製のアーバーを加工したスペーサーを内蔵させました。 リヤグリップもEVAパイプの外側だけでなく凸型の金属パーツがピッタリ填まる様に内側も切削加工して作り出し、バットキャップは市販のEVA製バットキャップを切削加工して取り付けてあります。

 今回のロッド改造で問題となったのはグリップとエンドキャップとの接合部で、見本の様にEVAの色が異なれば良いのですが、同色だと接合部が線で残るので外見が悪くなります。 そこで通常は金属リングを間に入れるのですが見本と同じサイズでグリップに適合する径の市販品リングが見つかりませんでした。 しかし、過去に分解したグリップから外したパーツを捨てずに保管してある物の中から、偶然に1個だけ合うリングが見つかったのでそれを取り付けてあります。 逆に言えば同じ物をもう一度作る事になっても、このグリップとエンドキャプ間のリングで悩むことになりそうですね。

 費用総合計 ¥11490
 
 
 
ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合した修理部 ・ (右の写真) 修理前の破損状態

 東京都の
方からの依頼で、折れてしまったロッドのトップセクションを補強材を介して接合するという手法でのロッドの修理をしたものです。

 このロッドは数年前に当店で作製したカスタムロッドなのですが、残念な事に折れてしまったので何とか直したいとの御依頼でした。 以前から何度も書いておりますが、折れたロッドを元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能なのですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなどの修理困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしているロッド修理です。

 今回は折れたのが2番ガイドの直ぐ上の部位だったので、ガイドを接合修理部の上へ取り付ける事でアクションへの悪影響を軽減しました。 まずガイドを外し、折れて裂けた部位を切断し、ソリッド状のカーボンをジョイント材として差し込み接着し接合します。 ただ、細いソリッドカーポンだけでは強度が保てないので、同時に接合部の上に細い金属パイプを被せて補強します。 それぞれのパーツにはサイズ的に微妙な差があり、しかも完璧に真っ直ぐな形状ではないので、接合時にセンターを上手く出すのが難しいです。 その為に接合した先がどうしても上下左右のいずれかに曲がってしまうので非常に気を使います。 後は補強パイプの上にノーマルと同じカラーリングのスレッドを巻いてガイドを取り付けるのですが、これもブランクと補強パイプの段差を隠さねばならないので少々巻き難い作業でした。

 費用総合計 ¥4850
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) フォアグリップレスのセパレートタイプへ改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 奈良県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・ボアコンストリクターのグリップを延長し、更にフリッピングエディショング風のフォアグリップレスでセパレートタイプのグリップへと変更したロッドの改造例です。

 このロッドのリールシートはスクリュー部を短くカットしてある為に、そのままでは改造できないのでグリップを完全に分解して作り直しました。 新品のブラック塗装されたTCS-SD17型リールシートを取り付け、その上部にガンメタ系カラーのアルミ製スペーサーとリングを組み合わせてグリップパイプに取り付けてフォア部を処理してあります。 このロッドのグリップパイプは太いのでセパレートパイプ部は外径18mmメッシュカーボンパイプの長い物を被せ、そのまま延長パイプとしました。

 グリップはEVAパイプを切削加工して取り付け、エンドキャップはノーマルの再ものを取り付けてあります。 depsのフィリッピンエディションの様にセパレートパイプ部との接点にワインディングチェックも飾り巻きスレッドもありません。 その分だけ作業が楽にも感じますが、EVAグリップの内径とセパレートパイプの外径は製品ごとに0,5mm位のサイズ誤差があります。 その為に最大1mm位の隙間ができてしまう事もあり、これを熱処理などで調整せねばならぬ場合もあるので、一概に楽とは言えないですね。。 

 費用総合計 ¥18225
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) バランスを取り直したロッドの重心位置

 岐阜県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダーFEボアコンストリクターのグリップを延長し、同時にウェイトバランスを取り直して操作性と感度アップを向上させたロッドのグリップ改造です。

 リヤグリップを4cm延長してエンドキャップをEVA製のタイプの物に交換し、グリップエンド内にカウンターバランス用のウェイトを内蔵させて重量バランスを取り直して欲しいという御要望でした。

 ノーマルのEVA製リヤグリップとエンドキャップを取り外し、グリップパイプ内へ延長用の肉厚なカーボンパイプを挿入接着。 新たにEVAパイプから切削加工して作ったリヤグリップと市販品を加工したEVAバットキャップを取り付け、その間には幅5mmの金属リングを組みつけてあります。 外見からでは判りませんが、リング接合部はグリップ・エンドキャップともに凸型に切削加工してセンターを出してあります。 パーツ組み付ける際に予め調べておいた重量分の鉛のウェイトを円柱状に整形し、それをグリップエンド内部に挿入接着して重量バランスを取り直してあります。

 もし、お手持ちのロッドが持ち重りで操作性の悪さや感度が悪いと思われる方が居られるなら、グリップエンドにオモリをテープで仮止めし、写真と同じ位の位置が重心をとなる様にしてみて下さい。 操作性も感度もアップする事が期待できます。 無論、中にはかなりの量のウェイトを必要とするロッドもあります。 ですが、シマノのDCモデルとMGモデルのベイトリールを付け替えても極端にタックルの総重量が変わったと感じない様に多少の自重アップは気になりませんし、バランスが良くなった為に逆に軽く感じる様になります。

 費用総合計 ¥8200
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 角度を変えた位置から写したグリップ

 名古屋市の
方からの依頼で、ツララ社のロッドMonstruo75のグリップをを完全に作り替えるというロッドのグリップ改造を行った例です。

 ツララ社のロッドのセンターグリップはかなり細めにシェイプされたデザインの為に、グリップを太くしたいと言う方は結構多くおられますが、このロッドの依頼者の方もそれが御希望でした。 それだけならリールシートから下部だけの改造なのですが、短いEVAフォアグリップの素材をコルクに変更して少し長くし、リールシートのスクリュー部を少し隠したいとの要望もありました。 リールシートのタッチ窓部のグリップパイプは15mmなのですが手への当たりが悪いそうで、ここも太くしたいという事で外径17mmのカーボンパイプと内径17mmの塗装を施したACS-SD17型リールシートに交換しました。

 作業の為に外したEVAリヤグリップも御要望によりコルクで作り直し、エンドキャップもノーマルのFuji製BRC-22からラウンド型集積コルクの物に変更し、重量バランスが変わった分はウェイトをグリップエンド内に挿入装着することで調整してあります。 リールシート機種やグリップの位置関係等の基本部分は変わっていないので一見すると大幅な改造には見えないかもしれませんが、フォアグリップ上部のスレッド巻きコーティングされたグリップパイプ部と、エンブレムが書かれたセパレートパイプ部以外は全て変更してあります。

 費用総合計 ¥25813
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) プレッソAGS風セパレートグリップへの改造後・ (右の写真) 改造前のグリップ

 
栃木県の方からの依頼で、ダイワのブレイゾン662LBのリヤグリップを同じダイワ製のプレッソAGSベイトロッドの様なデザインのセパレートタイプへとロッドのグリップ改造をした例です。

 元のグリップ内のカーボンパイプ(ブランク)はEVAやコルクを剥がした上で接着剤も取り去る必要があるので、その表面は非常に醜くなる事が多いです。 その為にセパレートタイプへの改造は、グリップパイプが細ければ綺麗な太いパイプを上に被せ、グリップパイプが太い場合は細くて肉厚で綺麗なパイプを差込接着してセパレートパイプ部とします。 しかし、どちらの方法も適さない中間的太さのグリップパイプの場合もあり、今回がその例がその場合でした。

 単にセパレートタイプにするのであれば綺麗なパイプを被せる手法が使える程度の太さでしたが、リヤグリップ上部を太さの異なる二段カーボンパイプとするデザインが御希望だったので、どうしてもセパレートパイプ部は細くする必要がありました。 しかし差し込み方式では細くなり過ぎて強度が保てなくなる恐れもありました。 そこでセンターグリップの中央部の位置でグリップパイプを切断し、内側と外側に補強材としてのカーボンパイプを介して、元々のグリップパイプと同じくらいの太さのメッシュカーボンパイプを接合する事で対処しました。

 その他のの問題となったのはは二段カーボンパイプの段差部に取り付ける金属パーツなのですが、これらはワインディングチェックとリールシート用スペーサー等のサイズを検討して組み合わせる事で対処しました。 ロッド改造やロッド修理を行なうビルダーには、どこをどうすれば依頼者の方の御希望に沿えるのかを考え出すセンスが重要だと常々感じています。

 費用総合計 ¥17045
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) ガイドを交換したバット部分 ・ (右の写真) ダブルラッピングしたガイド取付状態

 高知県の
方からの依頼で、少し古いスポーツザウルス社のSS96BF-3という機種のロッドの古いガイドシステムを、新しいKガイドへのシステムへと変更するガイド交換のロッド改造をした例です。

 元のガイドもチタンフレームで、トップガイドは今も現行のFSTでしたが他は既に廃盤となっているLVSGガイドが主体で、バット部はSVSGという古いタイプでのガイド構成のロッドでした。 相談によってトップ部のみワンサイズ下げる以外はガイド位置・数は基本的に変えない事となったので、ガイドのリングサイズと背の高さを考えてトップはT-MNST-6、以下はシングルフットガイドのT-KTSG6・7・8・10とT-KLSG12・16・20、ダブルフットガイドのT-KWSG30L にガイド交換ました。

 今回のガイド交換作業をする上で少々面倒だった事は、トップガイド以外の全てのガイドがダブルラッピングされている事でした。 ガイド外すにも取り付けるにもシングルラッピングの倍近い手間と時間が掛かるので手間のかかる作業なのです。 通常ダブルフットガイドをフット間の狭いSVSGから広いKWSGに交換すると、フット間に残る元のガイド取りつけ跡の問題があります。 ですがダブルラッピングだとフット間も下巻きスレッドを巻き直してコーティングするので、写真の通り綺麗に仕上がっています。 ただ、ダブルラッピングの欠点はどうしても作業が多くなる分だけ費用が高くなってしまう事ですね。

 費用総合計 ¥33771
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造&修理したグリップ ・ (右の写真) グリップの修理前の状態

 京都府の
方からの依頼で、古いレスターファイン社の破損したコルク製ガングリップを修理し、他のロッドからグリップを切断したブランクを専用のフェルールに接合して完成させたたロッド修理&ロッド改造の完成例です。

 依頼者が御自身の手でロッドの改造にチャレンジなされたのですが、接合予定のブランクのバット部に取り付けられていたワインディングチェックが外せないので、グリップに差し込んだフェルールを固定するフードを通せない状態でした。 まずはワインディングチェック上部のスレッドコーティングを少し剥がし、ブランクを傷めぬ程度にワインディングチェックを加熱して接着剤を緩めて取り外しました。 スレッドとコーティングを剥がす際に、残っているコーティング断面がフェルール接合でピッタリになる様にヒビ割れもなく真っ直ぐ切り取るのが肝になる作業です。 そこまで行けば、後はセンターを合わせてブランクとフェルールを接着し、フェルールはエンド部に穴が開いているタイプなので御依頼に従いブランクエンド部断面の穴もEVAで埋めておきました。

 グリップの方は接着剤不足が原因でコルクの接合部が剥がれており、周囲のコルクも部分的に割れている状態でした。 この部分は割れた箇所にも十分にエポキシ接着剤を塗って張り合わせ、欠けている部分と目穴はパテ埋めしてサンドペーパーで研磨処理して仕上げました。 下手にボンドを塗る等の応急修理がなされていると本修理の作業がやり難くなって厄介なのですが、何もなされていなかったので助かりました。 ロッドの修理は御自身の手でやりたくなるものですが、手に負えなくて作業途中の状態で依頼なされる事も多いです。 本音で言わせて頂くなら、ロッド修理は今回の様に何も手を付けずにそのまま依頼して欲しいです。

 費用総合計 ¥3500
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォアグリップレスのバット部

 
長野県の方からの依頼で、フェンウック社製テクナGPのTAV-GP64SXUL-Jのグリップを、最近の国内メーカーのロッドに多いフォアグレップレス仕様のデザインへと完全に作り替えるロッドのグリップ改造をした例です。

 フェンウックオリジナルのグリップが全く手に合わず痛くなってしまうとの事で、御本人が気にいって使用されているABUのスチュディオスシリーズの様なデザインでFuj社製iVSS-16型リールシートを用いたグリップに作り変えて欲しいと言う依頼内容でした。

 このロッド改造はは然程難しい作業ではありませんでしたが、フォアグリップレス部の処理をどの様にするかでイメージが大きく変わるので悩みました。 色々と考えた結果、ジャストエース社のリールシートリングとマタギ社のワインディングチェックを組み合わせる事で対処しましてあります。 このガンメタカラーのパーツはジャストエースとマタギの物とでは色合が異なりますが、大きな違和感はありません。 このロッドのバット部にはフックキーパーが付いており、これを取り外さずに行ったフォア部の作業はチョットやり難かったですネ。

 費用総合計 ¥19302
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) バランサーウェイト部のアップ写真

 岐阜県の
方からの依頼で、ツララ社のロッドのグリップに取り付けてあるFujiのゴム製バットキャップBRC22をマタギ社の可変式バランサーウェイト式バットキャップのWBPに交換し、それに伴いリヤグリップの材質をコルクからEVAに変更したロッドの改造例です。

 ノーマルのリヤグリップはコルク製のグリップで、バットキャップにはFujiのゴム製ラウンド型のBRC22が取り付けらていました。 これをマタギ社の可変式ウェイトバランサータイプのエンドキャップのWBPに交換して、それに伴って加工が必要なリヤグリップはEVA製に作り直して欲しいという御要望でした。 構造的に然程難しいものでは無かったので、グリップが届いたその日の内に改造作業を完了させました。 短時間で作業を終えていますが、メスネジ埋め込み部の隙間も丁寧に黒い樹脂を流し込んで処理して綺麗な仕上げにしてあります。

 マタギのWBP用ウェイトプレートには5mm・2mmの2種類の厚みがあってカラーもゴールドとシルバーの2色があるので、本体の雄ネジ部はしシルバーでウェイトプレートは5mm・2mm共にゴールド・シルバーを各種1枚ずつという御注文でお請けしておりました。

 費用総合計 ¥9161
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォア部とリールシート部のアップ像

 名古屋市の
方からの依頼で、シマノ社のジャッカル・ポイズンアドレナのビックベイト用のロッドをガイドからグリップまでをロッド全体を完全に改造した例です。

 ノーマルはグリップ着脱式なので、本来ならグリップとブランクガイド部を別々に作業するのはずだったのですが完全に固着してブランクをグリップから抜く事が出来ず、色々と試みましたが無理してして外そうとするとするとブランクを傷める恐れがあったので、少々苦労する作業ですがグリップを破壊して取り外し、新たに製作したグリップにブランクを差し込み接着してあります。 グリップはメッシュカーボンパイプをベースに塗装したECS-KN17を組み込み、カーボンパイプ型のフォア、EVAセパレートグリップ、Fujiのゴム製BRC22エンドキャップで構成してあります。 ガイドはバット側のサイズを1クラスアップしてスパイラルセッティングで全て巻き直しました。

 バット部のエンブレムを全て剥がして取って飾り巻きスレッドを巻き直し、新たなネームシールを貼り付けコーティングしてほしいという御要望があったのですが、ブランクを傷つけぬようにエンブレムを剥がすのが一番大変でした。 ロッドをリメイクする際に、ブランクのメーカー名・機種名等のエンブレムを消したいという御要望は時々あるのですが、ユーザーの方がお考えになるよりも遥かに大変な作業です。

 費用総合計 ¥41494
 
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★ リールの修理・メンテナンス

 リールの修理・メンテナンス基本料金

   修理・調整     ¥1500~
   オーバーホール  ¥4000~
  <部品交換が必要な場合は部品代別途>

    
 (上記金額は消費税を含みます)
 
 当店ではメーカー純正品以外のパーツを組み込む改造は行っていません。 また御自分で純正品以外のパーツを組み込んだり加工して改造したリールの修理・整備はお断りする場合があります。


☆ リールの修理・メンテナンス作業
  ベイトリール・スピニングリールのオールドから新型まで、基本的にノーマル状態で対応可能なものならば、お引き受けいたします。 リールが壊れた場合は諦める前に、まず御相談してみてください。 但し、修理・整備は現物のリールを見てみないと正確な判断が出来ないのが事実です。 この為、一旦依頼をお請けした後でも現物を精査した結果、修理・整備が困難・不能と判断した場合は御依頼をお断りして返送する場合があるので御了承願います。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
※ なぜ、BASS-STOPのオーナーがカスタム・ロッドの製作や 改造をする様になったのか?
 
  BASS-STOPのオーナーは45年以上前の学生時代から独学で自分自身のロッドの改造や修理を行い、何本ものカスタムロッドを自作してきました。 ショップを営む様になってからは、某ロッド・メーカーのアドバイザー8年間を勤め、その間に素材の特性をはじめ更に多くの事を学びました。
 その中の一つが 「市販品は万人向きに作られた物が多いが必ずしもそれが各個人に合うとは限らず、特定の人がプロデュースした商品や限定品になれば逆に個性が強すぎて合わない人も多くなる」 という事です。
 市販品は種類が豊富で良い物も沢山あるが、釣り人の体格・体力・クセ・好み等はまさに 「十人十色」 の為、市販品では満足しきれない方も少なくありません。
  釣道具は釣りの為の 「道具」 です。  「道具」 は使い手の 「釣り人」 に合う物でなければ、満足のゆく結果は出し難いというのがオーナーの考え方となり、そして たどり着いたのが、カスタム・ロッド製作や改造です。
  「釣り道具」 でお悩みの方は是非ご相談ください。 ロッドチューニングはガイド機種変更交換・ガイドスレッドの巻き直しやカラーチェンジ・グリップの延長や短縮・リールシートの変更交換・グリップの材質変更・デザインを変更する完全なグリップ交換・バランスのとり直し・etc・・・、むろん相談する事で 「使い易い市販品」 を見つけ出せるかもしれません。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
※ 通信販売に関しては、Tel,Fax.Mail いずれでも構いませんのでお問い合わせ下さい。  まれに返答で送ったメールがエラーで送れなかったり、「迷子」になり届かない例もありましたので、もし1~2週間経過しても返答がない場合はTel等で確認してください。
 改造・カスタムロッドの作製はお客様の要望を最大限に具体化したいので、実際に作製依頼なさる場合はイメージ図・デザインの参考になる市販ロッドの写真・長さや太さの希望数値等をお送り頂ければ幸いです。 無論、当方に完全「お任せ」で作製依頼なさる方もおみえになえりますが、それもOKです。
  現在のところお支払いは銀行口座への振込みか現金書留に限っておりますので、ご了承下さい。
 

 
   

copyright : bass stop creator : aj design

BASS STOP 〒494-0001 愛知県一宮市開明字杁西郭39-2  
tel/fax 0586-45-8128 mail bassstop@orihime.ne.jp
MENU
店舗情報
ロッド改造・修理
カスタムロッド
レクチャーガイド
コラム