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改造・ロッドの修理・リールのメンテナンス

   
★ ロッド改造・ロッド修理やリールのメンテナンスは当店にお任せ下さい

 








ロッド改造・ロッド修理例
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ロッド改造・ロッド修理
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 職人気質でロッドビルディング歴40年以上の店主がロッドの改造・ロッドの修理等のロッドリメイクとリールのメンテナンスをお受けしております。
 ロッドチューニングは単に市販パーツを組み合わせるロッド改造ではありません。 コルク・EVAのグリップパーツは切削加工して極力ご希望の形状に製作し、市販の金属パーツも加工・組み合わせして御要望に答える様にしております。
 リールは「回転が悪くなった」等のトラブルに対するメンテナンスや、メーカーに出すまでもない修理を行いっています。


 ⇒ ロッド改造・ロッド修理例の写真集へ
 
 カスタムロッドに関しては (カスタムロッド工房へ)

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 
★ ロッド改造 ・ ロッド修理

 釣竿の改造は、リールシートの機種変更・グリップ素材の変更(コルクをEVAに交換など)・グリップの形状変更(ストレートグリップをセパレートタイプに変更など)・グリップの延長・グリップの短縮・ガイドの機種変更・スパイラル仕様への変更・etc....、様々なロッドリメイクに応じます。
 釣竿の修理はガイドの交換・ガイドの付け替え・スレッドの巻き直し、折れたロッドの補修再生(修理不能な場合もありあります)、グリップ破損箇所の修理補修、etc・・・。

 ロッドに関して何か悩みや問題があったり、ロッドの改造やロッド修理を御希望であれば、まずはメールかTELで御相談ください。
 
ロッド改造・ロッド修理の基本工賃 (パーツ代別途)
 
 ガイド交換・ガイド修理
  ガイドの取り外し (ガイド1ヶ所につき)
    トップガイド       ¥400 (簡易な取り外しは ¥250)
    シングルフットガイド ¥450 
(簡易な取り外しは ¥250)
    ダブルフットガイド   ¥600 
       (ダブルラッピングは ¥200プラス)
  ガイドの取り付け (ガイド1ヶ所につき)
    トップガイド       ¥600  (簡易取り付けは ¥400)
    シングルフットガイド ¥700
    ダブルフットガイド   ¥1000
 (ダブルラッピングの場合は +¥600~1000、簡易ダブルラッピングは+¥200~400)
  ガイド部以外の化粧巻き(1ヶ所につき)
     ¥600~¥1500
 ※ 上記はスレッドが単色のみの場合です
    縁取り・ライン入れ・多色になる場合は1ヶ所または1色増す毎に ¥100プラス

 ※ 施す箇所が3箇所以上の場合は、取り付け・コーティングの工賃が<5%OFF>となります

 ※ ダイヤモンドラッピング・プリズムラッピング・幅広等の特殊な巻き方の場合は応談します

ガイド修理に関して
 ガイド修理は当店で最も多く行っている得意な作業でもあります。 修理は状態を確認しないと対応が決めれませんが、ガイド修理でお悩みの方はご相談下さい。
 トップガイドのリング割れの修理の場合、当店ではリングだけを交換する修理もしています。 ガイドのリングだけでは市販されていないので、安いステンレスフレームのガイドを壊してリングを取り出して使います。 但し、マイクロ系の小型ガイドや、フレームが酷く変形している物はこのリング交換が出来ませんので、その場合はフレームごとの交換となります。
 フレームの変形したガイドの修理は全ての機種ともにフレームごと新品に交換する事が基本ですが、状態によっては修正して付け直したり、取外す事無く修正できる場合もあります。
 ガイドのフレームごとの交換は通常は数日~1週間ほどお預かりしますが、お急ぎであれば硬化速度の速い樹脂でコーティングし、数十分~数時間で修理する事も可能です。 当店ではその為に、午前中にガイド修理で持ち込まれたロッドが午後には使用可能になったりします。 但し、硬化速度の速い樹脂はコーティング作業が難しく、塗る面積が広い場合は極めて困難なのでトップ~ベリー部のガイドに限ります。

グリップ改造・修理

 グリップ部の取り外し・取り付け   
  完全取り外し(フォアグリップ有り)  ワンピース¥5000~
                         セパレート¥6000 ~
  フル組み立て(フォアグリップ有り)  ワンピース¥7000~
                         セパレート¥8000 ~


  フォアとリヤグリップの取り外し     ワンピース¥3000~
                         セパレート¥4000 ~
  フォアとリヤグリップの組み付け    ワンピース¥4500~ 
                         セパレート¥5500 ~

  フォアグリップ取り外し          ¥2000 ~
  フォアグリップ組み付け         ¥2500 ~

  リールシートの取り外し         ¥2500 ~
  リールシートの組み付け        ¥3000 ~

  フォアとリールシートの取り外し    ¥3500 ~
  フォアとリールシートの取り外し   ¥4500 ~

  リヤグリップの取り外し       ワンピース¥2500~
                       セパレート¥3500 ~

  リヤグリップの組み付け      ワンピース¥3500~
                       セパレート¥4500 ~

  セパレートリヤ部の取り外し           ¥2000 ~
  セパレートリヤ部の組み付け           ¥2500 ~

  リヤとリールシートの取り外し    ワンピース¥4000~
                       セパレート¥5000 ~

  リヤとリールシートの組み付け  ワンピース¥5500~
                       セパレート¥6500 ~

 グリップ部のシェイプ加工等
  フォアグリップ            コルク¥500~1500
                       EVA¥300 ~1000

  セパレート(リヤ又はセンター)  コルク¥500~1500
                       EVA¥300 ~1000
  ワンピースリヤグリップ       コルク¥1000~2500
                       EVA¥800 ~2000

 ロッドの重量バランス調整
  バランサーの取り付け             ¥1500 ~
 (グリップの作り直し等に付随する場合は、そちらの費用内で行います)
       
  特殊な加工の場合は個々に算出します


※ 上記は当店で購入されたパーツで改造・修理する場合の金額で、 お客様が持ち込みになられたパーツを用いる場合の費用は~25%UPとなります。 ロッド修理でガイドを交換せずに外した物を付け直す場合などは持ち込みパーツと同様の扱いとさせて頂きます。
           (工賃の金額表示には消費税を含んでおります)
  カスタムロッドの場合はロッド改造・修理と工賃が異なるのでカスタムロッド工房のページをご覧下さい


グリップの修理に関して
 破損したリールシート・コルクやEVAグリップの交換などのロッド修理は常時行っております。
 コルクの割れ補修や目穴のパテ埋めなどのグリップ修理についても承りますので、何でもご相談下さい


※ ロッド改造・ロッド修理に関するお問い合わせ、ご注文はQ&Aのページを見て参考にし、オーダーページからどうぞ
       ⇒Q&Aへ  ⇒ リメイク オーダー へ


 当店ではロッド改造・ロッド修理にあたって、ガイドやリールシートはFuji社、金属パーツ・樹脂パーツはマタギ社・ジャストエース社のパーツ等を使用したり、それを改造して利用しておりますので、リンクページからJustace・MATAGI・ブルーピークス社のサイトでお好みのパーツやブランクを探す事も出来ます。  ⇒LINK へ

 探しやすい様に各サイトへのリンクをこのページにも貼っておきますので御利用下さい。
  〇 Fuji社  ⇒ Fuji ウェブカタログへ
  〇 マタギ社  ⇒ MATAGI ウェブカタログへ
  〇 ジャストエース社  ⇒ JustAce ウェブカタログへ

 なお、カスタムロッド作成に関しては、マタギ社扱いののTラッセル・セントクロイ・MHX、ジャストエースオリジナルブランクの他に、ブルーピークス社が輸入しているノースフォークコンポジット社のブランクも扱っております。  ⇒ ノースフォークコンポジット社ブランクのリストへ

納期について
  比較的簡単なロッド修理・ロッド改造で店主の手が空いておれば、その場で対応致します。
  多少時間がかかる修理・改造の場合は通常数日~2週間程度の時間を頂きます。
  パーツの取り寄せや多忙な場合は稀に3週間以上必要な場合があります。

 お支払いについて
  基本的には完成後に費用をお支払い頂いております。
  遠方の場合はは、指定口座にお振込み頂き入金確認後に発送させて頂いております。
  ・パーツが高額の場合(¥15000以上)
  ・当店での使用頻度が少ないガイド等のパーツ使用の場合
  は、ブランク代やパーツの一部費用を前金で頂きます。

 遠方の方が改造を御希望の場合
  通販扱いで応じております。 まずはメール・TEL・FAXなどでお問い合わせ下さい
  ロッドを送る場合は丈夫な紙筒・塩ビパイプ等に入れて宅配便で送って下さい
   (ホームセンターで売っているボイド管を切って使うと便利です)
  ロッドを延長する場合は、改造後でも入る様に筒の長さは余裕をもたせて下さい
 
 1.6m以上の長尺物は、輸送を断る運送会社や営業所もあるのでご注意下さい

 馴染みのショップが通販等を手掛けているならば、そのショップに頼んで送るのも良いでしょう
 多量に通販するショップは運送会社と契約しているので、通常より安い料金で送れる可能性があります
 参考として下さい

※ 注意事項

 最近、海外で製造された釣り竿が日本メーカーのブランドで販売されている製品が増加しています。 一流ブランドの製品はほとんど問題ないのですが、一部のロッドはコストダウンの為にロッドに無理な負担をかける様なパーツの組み合わせや製造方法をとっている場合がある様です。 ガイドのメーカー等と相談したところ、ガイドを取り外すと中でブランクが傷ついており(外見的には判らない場合もある)、改造後にそこから折れる危険性も判明しました。 その様な改造後のトラブルは当店の信用問題にもなりますので、一部にロッド改造・ロッド修理の依頼をお断りする場合がありますので御了承ください。
 
 また、現在の状態が明確で無いとロッド修理・ロッド改造の可否が判断できないので、可能な限り現在の状態を明確にお伝え願います。 既に何らかの改造を程している場合や破損した状況等は、特に詳しくお伝え願います。 お伝え頂いた状態と現物の状態が異なる場合や破損に至った状況が説明と異なると判断した場合、改造困難・改造は可能でも強度的等に不安が残ると判断した場合は、一旦依頼をお受けした後に持込・送付されてからでも依頼をお断りして返送する場合があるので御了承下さい。
 
 ロッド改造やロッド修理には万全を期しておりますが、ロッドの材質・構造によっては改造によりアクション・強度に悪影響を与える事が原因でロッドが破損する可能性もあり、この様な事が予想される場合は基本的に御依頼をお断りさせて頂きます。 その様な場合であっても改造・修理を切望されるのであれば、最悪の場合にロッドが使用不能になっても完全にノークレームという条件でならお請けする事を検討させて頂いております。
 

ロッド改造・ロッド修理例の写真集

 (記載してある釣り竿の改造・修理費用は製作時でのパーツ代・工賃によるものです。 使用するパーツが値上がった場合や、工賃の改定により同様の改造・修理をした場合でも費用が変動する事があります。 費用の見積もりに関しては、改造・修理をご検討の際にお尋ねください。)  なお、遠方からの依頼の往復の送料や代金振り込み手数料等は記載した費用に含まれておりません。
 

☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ソリッドティップ化修理が完了した折れロッド ・ (右の写真) ソリッドティップ接合状態修理

 
積極的に修理例として載せたくなかったのですが、ティップ部が折れたロッドにソリッドティップを接合して修理したものです。 元々が張りの強いMパワーのベイトロッドだったので、ソリッドティップもジャストエース社のST-SFT631Mを考えたのですがパワー・張りの不足を感じ、同じジャストエース社の最大パワーのソリッドティップST-350MHを使用しました。 

 まず問題となるのはソリッドティップの接合部外径とブランクの内径です。 本来ならばソリッドティップの接合部と同じ太さの部位でブランクを一旦切断し、そこから数㎝ずつブランクを切断してピッタリ接合できる部位を探し出します。 ソリッドティップのロッドは接合部にガイドを取り付けないとロッドが折れてしまう可能性が高いので、ガイド設定はソリッドティップの接合部が基準となります。 修理ロッドであってもガイド設定を全て見直して全て付け直す前提であれば問題ないのですが、修理費を抑えるためには接合部より下側のガイドは外さずにノーマル設定のまま使いたいのですが、なかなか都合の良い位置で接合できるものではありません。 1~2㎝程度のズレであれば僅かに削ったり樹脂を塗ったりして太さ調整できるのですが、ガイドとガイドの中間位置だと何ともなりません。

 お手持ちのロッドをソリッドティップに改造したいという要望が時折あるのですが、このパワー・調子的に適合して接合位置の問題なく接合可能なソリッドティップが存在するのか? 上手く改造できるか否かはブランクを切断してみないと判らないので「賭け」になります。 それ故に元々が折れたロッドで、上手くいかなくとも諦めて頂ける条件でなければ請けれないのです。

 今回もリスクを御承知の上で修理改造しました。 接合部は4番ガイド位置でピッタリ位置より3~4㎝下でしたが、樹脂を塗っての太さ調整で何とか上手く接合しました。 しかしブランクがMパワー表示でも硬く張りがある為に、曲がり易いソリッドティップではMHパワーでも調子やパワーバランスに若干不満が残りました。 ガイドはパイプサイズの問題でトップガイドのみ新品に交換しましたが、ソリッド部と接合部のガイドは元の折れたロッドから取り外した物を再利用してあります。 それ故にこのページに修理例として載せるのを躊躇しましたが、これも一つの例として提示する方がお客様の参考になると判断して載せました。

 費用総合計 ¥11267 
 
 
  
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) エンドキャップを改造した2本のロッド・ (右の写真) 集積コルク製に改造したエンドキャップ

 岡山県の
方からの依頼で、depsのアジング用とエギング用のロッドのエンドキャップをGPシリーズの様な集積コルク製ラウンド型エンドキャップへと改造をしたものです。

 以前にもサイドワインダーのグリップをGP風のエンドキャップに変更依頼なさった方からで、今回も集積コルク製のラウンド型エンドキャップに変更して欲しいとの依頼でした。 通常であればノーマルのアルミ製バットキャップを外す際にEVA部も2㎝ほどカットして集積コルクエンドキャップを被せるのですが、短くてテーパーの強いセパレートタイプのリヤグリップはカット部が細くなってサイズ的に合わなくなったり、極端に短くなってしまいます。 その為、リヤグリップのEVAも剥がし、新たにEVAを切削加工したグリップと打0区ガンメタリックカラーの幅5mmのデコレーションリングを組み込み、市販のラウンド型集積コルクバットキャップをdepsのGP風に切削加工して取り付けてあります。 店主にとっては難しい作業では無く、パーツ在庫があり手も空いていたのでロッド到着の翌日には完成させました。

 費用総合計 ¥14810 (1本各¥7404)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 短縮したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 三重県の方
からの依頼で、エギ用のロッドのグリップを基本デザインそのままで短縮し、グリップエンド内へウェイトを入れて重量バランス取り直したものです。

 作業的には難しいものではなく、グリップパイプ部をカットして短縮し、新たにEVAで作ったパーツと取り外した金属パーツを組み込んでリヤグリップを作り直すだけの事です。 まずセパレートパイプ部の径にあったEVAパイプを用意し、改造前のグリップを見本に切削加工してパーツを作ります。 その後グリップのリヤ部を分解し、再利用するワインディングチェックとバットキャップは傷付けぬ様に取り外してから接着剤を綺麗に剥がします。 後はグリップパイプをカットして短縮し、パーツを組み込んでからワインディングチェックも前側にスレッドを巻いてコーティングします。

 元々バランス的にはグリップエンド部に少しウェイトを入れたいロッドだったので、グリップ短縮した分だけ多めにカウンターバランス用のウェイトを入れる必要がありました。 グリップパイプが細い為に挿入する鉛の錘を叩いて細くせねばならず、錘のサイズ調整は毎度必要な作業ですが通常よりは少し時間がかかりました。

 このロッドはお預かりした次の日には作業完了し、3日目にはお客様にお渡ししています。 コーティング作業が無い場合や、多少仕上がりにムラが出る場合が在れど硬化速度の早いコーティング剤を使用するならば、最短では当日に仕上げる事もふかのうではありません。 当方の手が空いているという条件は外せませんが、お客様にお持たせしない様な仕事を心掛けています。

 費用総合計 ¥7340
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 新たに作ったグリップ ・ (右の写真) 交換したガイドと外したノーマルのガイド

 千葉県の方
からの依頼で、初期のシマノ製バンタムスコーピオンのスピニングロッドのグリップを作り直し、ガイドもチタンフレームのKガイドへ交換したものです。

 初代スコーピオンのスピニングロッドの中にはテネシーグリップタイプの物があり、このロッドはその機種でした。 グリップ上部のワインディングチェックを残してコルクグリップを依頼者が剥ぎ取った状態でしたが、接着剤などは剥がしてないので、それの処理は必要はありました。 御要望はリールシートに無塗装のTVS-TJCをアップロックで取り付け、フォアグリップ・センターグリップレスのセパレートタイプで、リヤはコルクグリップと集積コルクのエンドキャップ、ガイドは小径のKガイドで取り付け位置・数はノーマル通りという条件でした。

 まず問題となる事はセパレートパイプ部の処理ですが、これは相談の結果外径10mmのメッシュカーボンパイプを被せ、リールシートのタッチ窓部にも外径15mmのメッシュカーボンパイプを採用しました。 グリップ関係で一番問題となるのがフォア部の処理でしたが、残っているワインディングチェックとリールシート専用ワインディングチェックのサイズが合う物を何とか組み合わせて上手く処理しました。 予想外の事は、凸型のバットキャップを取り付けようとしたところ、ブランクの内径が細すぎて加工しないと取り付けれなかった事です。 これはブランク側の内径を0.5mm広げる事で対応出来ました。

 ガイドはKRコンセプトに用いる小径のKガイドですが、ガイド数・取り付け位置を変えないという条件だったので、ガイドの機種・サイズ選択は悩みました。 予めノーマルのガイドの背の高さ・リングの大きさを測ったデータを送って頂いていたので、概ねの設定は見当を付けておきました。 その結果トップ側からT-LGST4・T-KTSG4・同4・T-KLSGM-5.5M・T-KLSGH-10H・同20Hの6個設定になり、ノーマルと同色系のスレッドで巻き上げて取り付けてあります。

 費用総合計 ¥29577
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 短縮してセパレート化したグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 京都府の方
からの依頼で、エバーグリーンのヘラクレス HCSC-82XX アクティオンマグナムのグリップを短縮した上でセパレート化するロッド改造をしたものです。

 ノーマルのグリップが長すぎるので短縮する同時にセパレートグリップ化し、短縮した分だけバランスを取り直して欲しいとの要望でした。 グリップデザインにあっては見本となる写真とサイズの希望を送って頂いており、エンドキャップ部のみはノーマルデザインのままにしたいという御希望でした。

 グリップ内部のカーボンパイプが細い場合は、EVAを剥がしてからセパレートパイプ部用に綺麗なカーボンパイプを被せるのですが、グリップパイプが太い物だとその工法が使えません。 今回はリールシート下部数㎝の部位でグリップパイプを切断し、ほぼ同径のメッシュカーボンパイプを補強材を介して接合してあります。 補強・ジョイント材として内側に肉厚カーボンパイプを差し込み接着し、外側には一回り径の太いカーボンパイプを被せてあります。 強度を確保する為に被せたカーボンパイプの長さはセンターグリップと同じ長さですが、グリップの端にはワインディングチェックを取り付けてあるので外見からでは全く判りません。 お送り頂ていたのがグリップのみだったので、当店で適当な重めのブランクを差し込んでノーマルグリップでの重心位置を確認し、最終組み立て時に同じ重心位置となる様にエンド部にウェイトを内蔵接着させてあります。 ヘラクレスシリーズのEVA製バット部は作り難いのですが、過去に何本も作業していたので結構スムーズに作る事ができました。

 余談ですが物事がスムーズに行くときには落とし穴があるものですね。 実はセパレートパイプを接合し、センターグリップも接着してからセパレートパイプのメッシュカーボンパイプのコーティングが浮いている事に気付いたのです。 リヤグリップが被って隠れる部位でもないので結局作り直しとなり、頑丈に接合したパイプを割ったり削って剥ぎ取らねばならず苦労しました。 無論ですが完成品は外見的にも強度的にも全く問題なく仕上がっています。

 費用総合計 ¥15616
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) バット部で折れたロッドの接合修理 ・ (右の写真) ガイド部での折れたロッドの接合修理

 写真のロッドは愛知県在住の別々の方からの修理依頼で、左の写真はdepsのGPコンストリクターがバット部で折れたのを接合修理したもので、右の写真はエバーグリーンのヘラクレス・マニピュレーターのガイド部で折れたのを接合修理した物です。


 depsのGPコンストリクターの方はリールシート上部2㎝位の本来最も丈夫な部分で折れており、釣りの最中に突然折れたそうで原因不明の破損でした。 断裂部の内側に裂けもあったので接着剤で一旦裂けた部分を固めてながら内側を成型し、肉厚のカーボンパイプ2本を重ねた補強材を差し込み接着してブランクを接合。 外側はブランク表面のテーパーを少し切削加工してからりップスティック型ワインディングチェックを被せて内・外両方から補強接合する構造で修理しました。 リップスティック型ワインディングチェックとリールシート先端の間に出来た隙間はスレッド巻きコーティング処理してあります。 ブランクにプリントにされたエンブレム文字を残したいという、修理する方としては厳しい要望もありましたが、これも何んとか運良くクリアーする事ができました。

 ヘラクレスのマニピュレーターの方は自宅でお子さんにロッドを踏まれたそうで、ガイドフットがブランクにめり込んで折れていました。 まずガイドを外して酷く裂けた部分を切り取り、残った多少の裂けは接着剤で固めて成型。 破断部にソリッドカーボン差し込み接着して接合し、接合部の上側には然程厚くない程度に削ったカーボンパイプを被せて補強してあります。 その補強カーボンパイプの上に変形を修正したノーマルガイドを取り付け、スレッド巻きした部分とフット間のカーボンパイプ部も同時にコーティングしました。 このロッドは無塗装のアンサンド仕上げのブランクなので、表面を削ったカーボンパイプにコーティングすると同じ色目になり、接合部が太くなった事を除けば外見的には目立たなく修理出来ました。 接合部がガイドの真下なので補強によってブランクが硬くなる事によるアクションへの影響も少なく済みました。

 折れロッドの修理は強度・アクション・外見の問題で困難な事が多いのですが、偶然にも折れた部位や折れ方によっては何れにも大きな影響なく修理する事が出来る場合があります。 今回の2本は折れるという不幸中、偶然にも折れた部位と折れ方がマシであったという物で、毎度の様に上手く修理できるというものではありません

 費用総合計 ¥8290 (左の写真のGPコンストリクター)
          ¥6380 (右の写真のヘラクレス・マニピュレーター)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 延長改造したグリップ ・ (右の写真) 延長する前のグリップ

 福島県の
方からの依頼で、DAIWAのソルティスト MB SB94ML-5 のリヤグリップを延長するロッドの改造をしたものです。

 このロッドはパックロッドの為にコンパクトに作られており、その為にグリップも短目なのかキャストし難いとの事でした。 グリップを7㎝延長する事を依頼され、セパレートグリップだったのでリヤグリップのみを作り直して延長する事にしました。

 リヤグリップのワインディングチェックのみを残してEVAを剥ぎ取り、ブランク表面を綺麗に処理してから一回り太いカーボンパイプを被せて延長し、その上に新たに切削加工した長いEVAグリップを取り付け、市販の大型EVAバットキャップをノーマルと同型に切削加工した物と、取り外した金属リングを組み付けて完成させました。 元々が短めのワンピースグリップ並みの長さなので、材料費と微妙なテーパーを付ける加工費でセパレートタイプのリヤグリップのみの延長としては少し高めの費用となりました。 

 費用総合計 ¥10509
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のセパレートグリップ ・ (右の写真) 改造前のセパレートグリップ

 4段下の改造例と同じ北海道の方
からの依頼で、前回と同じメガバス社のトマホーク F4 1/2 711 GTA セパレートグリップの形状変更と重量バランス調整をするロッド改造したものです。

 今回はグリップのみを入手したので、前回と長さの異なるグリップに改造して欲しいという依頼でし、基本的には前回と同じ工法で改造しました。 今回も苦労したのはセンターグリップで、極力細くしてほしいとの要望にお応えするのが大変でした。 センターグリップの内側は元のグリップパイプを切断して外径17mmのメッシュカーボンパイプを接合しており、内側にジョイント材として肉厚カーボンパイプを挿入接着してあるのですが、ヘビーな使用にも十分耐えれるようにアルミパイプに被せてある為にコルクの肉厚の限界があります。 最も薄いセパレートパイプ側の厚みが1mm以下になるまで削る事を2度試みてみましたが、1度は切削加工中に割れて破損。 2度目は上手く切削加工に成功したものの接着中に割れ、固まりかけの接着剤も剥がさねばならなくなり、余計に大変なさぎょうとなってしまいました。 何とか前回よりは細身に感じるシェイプ加工ができましたが、何事にも限界がありますね。

 以前に問題があるから御依頼内容には応じれないと説明しても無理強いなされた方が居られました。 ビックベイト用のロッドの改造でしたが強度的に問題のあり、責任は取れないと申し上げたのに改造を御希望なさいました。 改造から1年後に問題が生じた上に御自身が手を加えられた事もあって修理が難航し、更には対応が悪いと心外な苦情まで言われてしまい、以後はその方からの依頼は全てお断りする事になってしまいました。 困難があっても依頼者の方の御要望に応じたいのが店主の信条なのですが、結果的に依頼者の方の為にならない様な事が起こりそうな場合はお断りするべきなのでしょうね。 今回は失敗しても当店の負担になるだけだったのでお請けしましたが、数千円分のコルクと数時間の作業が無駄になってしまったのはチョットもったいなかったです…反省。

 今回は前回よりもグリップを長くしたので、カーボンパイプ・コルクの使用量が少し増えた為、費用も少しアップしています。。

 費用総合計 ¥17161
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ワンピース化したグリップ ・ (右の写真) ネームシールを貼ったbランクのバット部

 岐阜県の
方からの依頼で、他店のオリジナル用としてレジットデザインで作られたCONFIDENCEというロッドのセパレートグリップをワンピース化し、バット部にネームシールを貼り付けるロッド改造をしたものです。

 依頼者はセパレートグリップがお好きでない方で、以前から何本ものロッドのグリップ改造を依頼してくださっておられ、今回もワンピースのシェイプされたEVAグリップへの改造を御希望でした この様な改造は手慣れているので作業に大きな問題はありませんが、このロッドに使われているFujiのゴム製エンドキャップは多用されているBRC-22ではなく小さいBRC-19でした。 当然EVAグリップのエンド部の径も細く、この為にシェイプ加工はシッカリと削り込まねばならなかったので、それが手間と言えば手間でした。 あとは重量バランス改善の為にウェイトをグリップエンド内に装着してあります。

 今回の依頼で大変だったのは、ブランクバット部へのネームシール貼り付けでした。 元々あるエンブレムを消して新しいネームシールを貼りたいという御要望なのですが、元のエンブレムを消すという事が簡単ではありません。 エンブレムは塗装されたブランクの上にシールを貼るか直接プリントされ、更にその上にコーティングを施してあるのが普通です。 無塗装ブランクなら起きない問題ですが、コーティングを剥がすとブランク塗装が傷付いたり剥がれてしまうので、その処理をどうするかという問題が起きます。 このロッドの場合はコーティング・シール・飾り巻きスレッドを全て剥がしてから塗装も剥がし、そこにブラックの塗料を吹き付けてから研磨して下処理しました。 あとは両サイドにスレッドを巻き、オリジナルで作成したシールを貼ってコーティングするだけですが、このコーティングも大変で、一般の方がロッドビルディングをなさる際に最も苦労されるのがこの作業でしょう。

 気温が高くなるとコーティング剤の硬化速度が速まるので手早く作業する必要があるのですが、特に今回は気温が急にに高くなった日だった為に表面を滑らかにする作業が上手くいかず、目立つ大きな凹凸が出来てしまいました。 その為、目の荒さの異なるサンドペーパー3種とコンパウンド3種を用いて表面を研磨処理する作業も加わっていますが、追加料金を頂く訳にもまいりませんので増えたのは当方の手間と苦労だけでした。

 費用総合計 ¥16324
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシートとエンドキャップを変更したグリップ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 香川県の方
からの依頼で、ツララの社ドのモンストロ610のグリップのリールシート機種とエンドキャップを変更し、同時に重量バランスを取り直すロッド改造したものです。

 最近のツララ斜のロッドに使われる事が多くなったPTSタイプのリールシートが手に合わず、一度ロッドを落としそうになったと言われる方からの依頼でした。 以前から何度も改造を依頼してくださる方で、慣れて手に合うACSタイプのリールシートに変更し、エンドキャップもEVA製から丈夫なFujiのゴム製BRC-22に変更すると同時に重量バランス調整をしました。

 1段下の改造例はACSをPTSに変更したもので、今回の例はその逆ですが問題点はタッチ窓部である事は同じです。 タッチ穴位置が異なると、新たなタッチ穴部に接着剤を剥がした表面状態の悪いパイプが現れてしまう事です。 グリップパイプが15mm以下であれば内径15mm・外径17mmのカーボンパイプを被せてから内径17mmのACS-17を組み付けますが、このロッドの場合はグリップパイプ径が15mm以上でした。 多少の径の差であれば被せるカーボンパイプの内側を削って内径を広げる手法がありますが、今回グリップパイプを傷付けぬ様にPTSリールシートを外してみたところ、ACSタッチ窓部で接着剤跡が見えるのは僅かである事が判りました。 そこで慎重に接着剤を剥がしてから3種類のコンパウンドを用いて研磨し、グリップパイプのノーマル塗装部分を上手くタッチ窓部に残す事に成功し、それに径の合うブラックに塗装したACS-SD17を組み付けました。

 PTSのグリップとの接点の径は27mmでACSは28mmなのでセンターグリップも交換せねばならない場合も多いのですが、このロッドのセンターグリップは径が太めだった為に交換する必要がありませんでした。 ただ、グリップを傷付けぬ様にリールシート取り外し作業をするのはかなり気を使って大変な作業です。 EVA製のエンドキャップを外す方は然程難しい作業では無く、BRC-22への交換とバランサー用ウェイトのグリップ内装着は問題なく進める事ができました。 この他の問題点はリールシート上部の金属リング再利用の要望でしたが、これも今回は比較的大きな苦労なく取り外せたので助かりました。

 今回はノーマルガイドの物と、スパイラルガイドの物の2本の依頼を請け、スパイラルガイドの方はガイドの捻りを逆にセッティングして欲しいとの依頼もありましたが、下記の費用はグリッ改造のみの1本当たりの金額です。

 費用総合計 ¥12958
 
 
 

☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシート変更とセパレート化したグリップ像 ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 滋賀県の方
からの依頼で、デビジョン×ツララのコラボロッドのホライゾン73のグリップをセパレート化してのリールシートの機種も変更するロッド改造したものです。

 ノーマルのグリップが少し長いので、1.5cm短縮すると同時にセパレートグリップ化し、手が小さいのでリールシートをACSから握り易いPTSに変更して欲しいとの要望でした。 ECS・ACS・PTSはタッチあの部の処理が問題となるのですが、このロッドのグリップパイプの径は約15mmだったので、Fuji純正のカーボンパイプ内蔵型でブラック塗装済のあるB-PTSMPS17CSが問題なく取り付ける事が出来ました。 このロッドで問題となりそうだったのはグリップエンドに仕込まれた純正の真鍮製7バランサーウェイトの取り外しでした。 グリップパイプの外径と真鍮パイプの内径がピッタリだと取り外しが極めて困難なのですが、真鍮パイプの内径が大きくスペーサーが入っていたのでグリップパイプを傷めずに取り外せて助かりました。

 セパレート部は一回り太いメッシュカーボンパイプを被せ、パイプリングの上側にはガイド部と同じカラーリングのスレッドを巻いてコーティング。 エンド部には取り外した純正の金属リングを取り付け、ゴム製BRC-22バットキャップの内側には純正の真鍮製バランサーウェイトを取り付けてあります。 グリップエンドを1.5cm短縮しているのでバランスが先重りになるかと思っていたのですが、先重りどころか後ろ重りと言えるほどのバランスでした。 このロッドは元々78の改バージョンで73の長さになった物らしく、どうやらグリップの重量バランサーが78仕様のままだった様に思えます。 依頼者の方は改造前だとロッドティップがフワフワし過ぎると感じられていた様ですが、丁度良い位になったと喜んでおられました。

 費用総合計 ¥21016
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のセパレートグリップ ・ (右の写真) 改造前のセパレートグリップ

 北海道の方
からの依頼で、新品のメガバス社のトマホーク F4 1/2 711 GTA セパレートグリップの形状変更と重量バランス調整をするロッド改造したものです。

 センターグリップ・リヤフリップ共にメールに添付して頂いた資料の様に短いタイプにし、セパレート部はメッシュカーボンパイプにしてほしいという内容でした。 この様な要望の場合は、通常だとコルクグリップを剥がしてから一回り太いメッシュカーボンを被せ、それに新しいコルクグリップを組み込みます。 ですが、このロッドのグリップパイプが太い為に被せれる径のメッシュカーボンンパイプがありません。 そこでセンターグリップ内でグリップパイプを切断してメッシュカーボンパイプを補強材を介して接合しました。 接合は内側に肉厚のカーボンパイプを挿入接着して外側にはアルミパイプを被せ、そのアルミパイプの上にセンターグリップのコルクを組み込んであります。

 接合も手間ではありますが、一番苦労した部分はセンターグリップのシェイプです。 御希望のデザインだとセンターグリップの後ろ側が非常に細くなるシェイプなのですが、アルミパイプに被せてある為に最も細い部分の肉厚は1mm程しかありません。 これを削り出すのも大変ですが、割れてしまわない様に組み込んで接着するのも大変でした。 目穴が原因でヒビが入ったりもしましたが、エポキシ接着剤とコルクパテで修正して御希望の形状に仕上げる事が出来ました。

 北海道から愛知県までだと長いロッドは送料が非常に高くなるので、グリップだけをお送り頂いていたのですが、かなり先重り感があるので重量バランスも取り直してほしいとの要望もありました。 そこでお送りいただく前にブランクを接合した際の重心位置がグリップ先端から何㎝の位置か測って頂いておき、当店にある同じ位置が重心となるブランクを探し出し、それを仮接合してバランサー用のウェイト量を決めました。

 費用総合計 ¥16513
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルクグリップへの改造後 ・ (右の写真) 改造前のEVAグリップ

 
これはシマノ社スコーピオンXTのグリップ延長したうえで、EVAグリップから端4ヶ所をシャウラの様に集積コルクにしたコルクグリップへと変更するロッド改造をしたものですが、依頼者の方から仕上がりに御不満を告げられてしまった物です。

 以前にも他の方から同様の依頼を請けており、
比較的簡単な作業と思ったのですが、面倒な部分も何ヶ所かありました。 フォアグリップのベースとなる樹脂パーツが三段の凸型であり、その為にフォアのコルク部も三段の凹型に内部を削らねばなりませんでした。 コルクの外側なら当店の卓上旋盤でも綺麗に削れますが、内側は削れないのでルーターで少しずつ削り具合を確認しながら削る事になりました。 また同サイズ・形状で作るとフォア部の先端が薄くて割れ易いので、この部分は集積コルクを接合して作ってあります。 リヤグリップもリールシートリングが凸型でグリップ側に埋め込まれる形状で、バットキャップも凸・凹複合型の為に、コルクパイプをシェイプ加工するだけでなく両端の内側を切削加工せねばなりませんでした。 改造やカスタムは外見からでは判らない作業の難しさがある場合があります。 逆に外見の割には簡単な作業というものは殆どありませんね。
 と、このページにも載せていました。 今回もその難しさはあったのですが、コルクグリップの加工には根本的な問題があり、それが大きな要因となってお客様の不満になってしまいました。

 コルクパイプはコルクリングを繋ぎ合わせた物なのでリング1個ずつ材質にバラつきがあり、軟らかいリング・硬いリング・目穴や大きな穴のあるリング・部分的に硬い箇所があるリング等、様々なリングが混じって1本のパイプを形成しています。 この為にコルクパイプを旋盤にかけて外側を削る際に、サンドペーパーを軽く当てただけで深く削れる部分と硬くてヤスリでも簡単に削れない部分が隣り合わせになっている事があり、均一に削る事が非常に難しい場合も多いです。 グレードの高いコルクならば品質が均一で削り易く問題が起きないのですが、パーツメーカーから仕入れるコルクパイプは質に限界があり、品質にバラツキが多いのも難点です。 新品のストレートパイプ状態だと綺麗に見えるのに、シェイプ加工する為に切削するとビックリする事も多いです。 今回の改造でも均一に削れなかった事によってグリップに凹凸をお感じになられた様で、期待外れとお𠮟りを受けてしまいました。

 当店の様なビルダーは木工材料メーカーの様なコンピューター制御の工業用旋盤を持っていません。 それでもグレードが高いコルクなら卓上木工用旋盤でもこの様な問題は起き難いのですが、コルクの値段が非常に高いのが難です。 コルクのグレードは原産国や輸入商社・メーカーにより品質も値段もマチマチですが、高級なカスタムのバンブーフライロッドのグリップに使う様なコルクには惚れ惚れする程の良質コルクリングがあり、目穴のパテ埋めが不要な程の物まで存在します。 但し、本当に最高質の物だと幅1.3cmのコルクリング1個が¥500以上の価格の為に、30㎝位のパイプを作ろうとすると工賃抜きのコルク材料費だけで1万数千円になってしまいます。(EVAパイプなら50cmで税込み¥1600位のなのですが・・・) 原産国が需要の少なくなったコルクを作るよりも、儲かる建築材料用の樹木に植え替えてしまった事が良質のコルク不足と値段高騰の原因だと思います。

 当店で仕入れているコルクパイプは30cmの物で¥3000以上するのですが、それでも全体が均一で良質と思えるコルクパイプに当たる確率は非常に低いです。 今回はお客様からのお叱りという恥の部分を曝しましたが、コルクは材質上の問題で仕上がりにバラつきがあると言う事を皆さんに知って頂きたくて載せました。 今後入手可能なコルクパイプの質が向上する可能性は低いので、何とか技術向上に努力します。
 
 

 
☆ ロッド改造・ロッド修理完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造の為に分解して組み立てる前の状態

 愛知県の方
からの依頼で、リールシートが壊れてしまったダイワのハートランド疾風琵琶湖スペシャルのリールシートを交換するという、ロッド修理でもあるロッド改造をしたものです。

 ダイワのロッドのリールシートには着色された半透明の綺麗な物があるのですが、材質的に硬い為か割れるというトラブルが起こる場合があります。 このロッドもトリガーの前位の部位で割れて入り、リールを確実に取り付ける事が出来なくなっていました。

 リールシートをFujiのACS-KN16に交換する事は直ぐに決まったのですが、それに伴ってフォアグリップ・センターグリップも交換する事となり、予算と工法の問題が起こりました。 本来であればガイドを取り外して作業するのですが、ガイドの取り外しと再取り付け作業にかかる費用が予算的にネックとなる事です。 そこでリールシートとセンターグリップを分解して取り外してからリールシート部でブランクを切断し、ジョイント件補強用のカーボンパイプを内側と外側に配してリールシートを被せるという手法をとりました。 右の写真はEVAグリップを削り出したり各パーツのサイズを合わせ、組見上げる前の状態を写したものです。 写真で判る通り、センターグリップ下部の金属リングより下側はノーマルのままです。 またバット部のリップスティック型ワインディングチェックは残し、フォアグリップのワインディングチェックも再利用しました。

 作業する方としての最大のネックは、センターグリップにグレーのEVA使用して欲しいというを要望でした。 材料・パーツを仕入れているマタギ社ではグレーのEVAは全て廃盤でり、メーカー在庫もセパレート部の金属リング径以上の非常に内径の大きい物しか残っておらず、ジャストエース社の物は発売されているのですが内径の種類が少ないのでEVAパイプの内側を削って広げねばなりません。 今回は外径28mmのグレーEVAパイプの内側を削りましたが、コルクと異なりEVAの内側は非常に削り難いのでなかなか大変でした。

 費用総合計 ¥23811
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のEVAワンピースグリップ・ (右の写真) 改造前のコルク製セパレートグリップ

 岐阜県の方
からの依頼で、新品のザクトクラスト社ナマンチュNWG-B70MのコルクのセパレートグリップをEVAのワンピースへとグリップのロッド改造をしたものです。

 この方からは以前にも何本かのナマズ用ロッドの改造を依頼されており、コルクグリップ・セパレートグリップが嫌いなのでEVAのワンピースグリップに改造して欲しいとの依頼が主でした。 以前はストレートのワンピースグリップへの改造が多かったのですが、シェイプタイプのワンピースグリップへとの依頼でした。 ちなみに、このロッドは前日に他店にて購入した新品だそうで、写真でも判る通りコルクグリップには汚れ防止のフィルムが被さったままで持ち込まれました。

 ザクトクラフト社のロッドのバットキャップは少し外し難く、ベースとなる本体アルミパーツからデコレーションリング・ゴム部・エンブレムプレートを一旦外してから熱処理を加えて本体部分を外し、その後に組み立て直して再使用しました。 コルクグリップ等の剥ぎ取りは然程に問題ないのですが、グリップパイプに残った接着剤を取り去るのは難儀でした。 当店が使う様なエポキシ接着剤であれば過熱すれば軟らかくなるので剥がし易いのですが、このロッドに使われている接着剤はガチガチで過熱してもあまり軟らかくならないので非常に作業し難かったです。 以前はこの種の接着剤が使われているロッドは殆ど無かったのですが、最近多い中国等で作らせているロッドなどに多用されていると感じます。

 グリップ着脱式ブランクの為にフォアグリップの交換には支障が無く、EVAのシェイプ加工も特に変わった形状では無いので特に問題はありませんでしたが、極めて先重りするロッドだったので重量バランスを取り直しました。 グリップパイプが太いのでグリップエンドへ集中的にウェイトを入れれるので効率は良いはずなのですが、結構な重量のウェイトを入れねば依頼者のお好みの重量バランスになりませんでした。

 グリップ改造以外に、ブランクにネームシールを貼ってコーティングして欲しいとの要望もありました。 バット部のエンブレムのある位置の下側にネームシールを貼ってコーティングしたのですが、元々のエンブレム部のコーティングが厚い為にかなりバット部が太くなりました。 ただ上手くコーティングしたので、ノーマルの状態よりも表面の凸凹が少ない綺麗な表面に仕上がっています。

 費用総合計 ¥15387
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ワン&ハーフ式の2ピース化したロッド ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 東京都の方からの依頼で、ワンピースロッドのダイワ社ハートランド白疾風HL-Z691HMHRB-04を、バットガイドの下側で切断してワン&ハーフタイプの2ピースロッドへと改造したものです。

 数ヶ月前にもハートランドZの疾風を切断して2ピースロッドに改造された方からの依頼です。 2ピースへの改造はブランクを切断してから強度上の問題が判っても後戻りができませんので、「ロッドが使い物にならなくなってもノークレーム」 の確約書を頂かない限りはお断りしています。 依頼者の方は公共交通機関で移動するために長いワンピースロッドでは使う事が出来ないので、「万一の事があっても構わない」 と、今回もノークレームの確約書を同封してロッドを送付なさっています。

 今回のロッドは、等分の2ピースに改造する事を考えると8番ガイド部が最適位置となり、ガイドの上下いずれかでカットすると仕舞い込み時にトップセクションとバットセクションのどちらかが数㎝長く飛び出す事になってしまいました。 トップセクションの方が長いと持ち運び時に無意識のうちにトップを破損させる事があり、バットセクションの方を長くするとアクション・強度的に多少劣る事になり悩みました。 そこで、中途半端にトップセクションを長くするよりワン&ハーフの2ピースにした方がアクション・強度的に優位であり、持ち運び時には逆に注意する様になって破損事故が減ると考えられ、それを依頼者の方に提案して相談した結果ワン&ハーフ方式に決定しました。

 改造方法は、バットガイドの下側でブランクを切断し、ジョイント部に合う径・テーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットセクション側に差し込み接着しました。 バットセクションの切断部には補強スレッドを巻いてコーティングしましたが、トップセクション側はバットガイドの取り付けスレッドがその役目を果たしています。 問題となったのは、このロッドと同じカラーのスレッドが無い事で、写真では判り難いですが少々色合いが異なるスレッドで巻いてあります。

 毎度書きますが、2ピース等への改造はトラブル発生の可能性が無いとは言い切れないので、依頼者の方が主力でお使いになっているロッド等の場合は依頼をお断りする事も多く、今回の依頼と同時期に他の方からあった依頼はリスクが高いという事で諦めて頂きました。

 費用総合計 ¥5300
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左上の写真) コルク化とワンピース改造したグリップ ・ (右上の写真) 再取り付け困難なバットキャップ
 (左下の写真)ノーマルバットキャップの構造 ・ (右下の写真)構造変更の改造を施したバットキャップ

 新潟県の
方からの依頼で、シマノ社ポイズンアドレナ172Mのセパレートグリップをシェイプしたワンピースのコルクグリップにして延長もして欲しいという要望で改造したものです。 このロッドのグリップ改造にあたっては、ノーマルのバットキャップを再利用して欲しいとの条件がありました。

 ポイズンアドレナのリヤ部は太いカーボンパイプ製グリップで、セパレートパイプ部と一体の構造の物です。 そこで、太さが均一のセパレートパイプ部でグリップパイプを切断し、センターグリップのEVAを剥がしてから一回り太いカーボンパイプを被せてグリップ延長しました。 その上からシェイプ加工したコルクグリップを取り付けるのですが、ここまでは通常よく作業する内容なので特に大きな問題もなく進んだのですが・・・。

 意外にも大きな問題は再利用を御希望なされているノーマルのバットキャップでした。 バットキャップはカーボンパイプ製グリップの内側に埋め込む構造で、カーボン製グリップは肉厚が1mm以下と薄いのでバットキャップの埋め込み部の外径が極めて太かったのです。 この為に、同じ様にコルクグリップに埋め込む構造にするとコルクが薄過ぎて全く強度がありません。 逆にコルクを凸型にしてバットキャップを被せ、エンド部が太くなりますが埋め込み部の上だけにある程度の厚みの集積コルクを被せて強度を確保するる方法も考えました。 しかし、集積コルクを厚さ数mm程度のリング状に削り出す事も困難ですし、何よりも依頼者の方からデザイン見本用に頂いた写真のグリップと明らかにイメージが異なる事がネックでした。

 そこで、まず差し込み部を切り取ってプレート状にし、その中央の凹みに大きいリベット状の部品を接着して市販のバットキャップの様な構造に作り変える事を考え出しました。 問題は最も重要なリベット状のパーツで、当店が金属加工業であれば難なく作れるのでしょうが、小さな釣具屋にはアルミの塊を削り出す様な金属切削用機械は在りません。 そこで市販のアルミ製バットキャップを分解し、手持ちのハンドグラインダー・木工用卓上旋盤・ルーター・ヤスリ・サンドペーパーを駆使して切削加工して何とか作り出しました。 毎度の様に存在しないパーツは在る材料を加工して作り、極力依頼者の希望に沿う様にしていますが、技術以前に閃きが重要になりますね。 手間で難儀しましたが、到着の翌日には完成させ、3日目には返送するスピーディなロッド改造の対応もしております。

 費用総合計 ¥15778
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真)ワン&ハーフ化改造したジョイント部 ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 埼玉県の方からの依頼で、depsのTGC70HR/GPフェルデランスを、バッ部トで切断してワン&ハーフタイプの2ピースタイプへとロッド改造したものです。

 このロッド改造は下側2段の改造例と同じ方からの依頼で、琵琶湖への遠征釣行の際に長いワンピースロッドを持っていけないので、グリップ着脱式に改造できないかとの相談でした。 しかし、ワンピースロッドをグリップ着脱式に改造するのは、チャンピョングリップや古いFujiグリップの様なフェルールでの着脱式のグリップに交換する以外はほぼ不可能です。 そこで、ロッドを切断しての2ピース改造はジョイン部の精度と強度上の問題があるのですが、精度はともかく強度的には等分2ピースよりも頑丈なワン&ハーフ方式の2ピース化を提案しました。

 改造方法は、バット部のエンブレムの上側にある飾り巻きの上部で切断し、ジョイント部に合う径・テーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットエンド部側から差し込み接着しました。 元々持ち重りするロッドなのでグリップエンドにバランサーウェイトを入れて欲しいとの依頼もあり、集積コルク製のバットキャップを分解したのでバットエンド側からジョイント部を入れる事ができました。 ただ、このロッドはグリップパイプにブランクを差し込み接着してある構造だったので、グリップパイプ内にはみ出している接着剤を取り去らないとジョイント材を入れれなかったので、その接着剤除去作業が面倒でした。 あと、太いグラスロッドだったので、ジョイント材用に太さの合うカーボンパイプを探し出すのにも苦労しました。 当然ですが、トップセクションのジョイント部には補強の為のスレッド巻きコーティングを施してあります。

 写真は載せてありませんが、バランサーウェイトを入れる為に分解して取り外した集積コルク製バットキャップは、市販のラウンドタイプ集積コルク製バットキャップを切削加工してノーマルとほぼ同型にした物を取り付けてあります。 持ち重りのするロッドでしたが、バランサーウェイトを入れた事によって振り抜き易くて操作性の良いロッドに変貌しました。

 毎度書いておりますが2ピース等へのロッド改造は、トラブル発生の可能性が少ないと判断でき、かつ万一使用不要になっても構わないロッドで、何が起きてもノークレームを確約して頂ける場合以外はお断りしています。 今回は遠征用に購入したロッドなのに持っていけないのでは無駄な存在になるので、万一にもロッドの改造に失敗したり使用中に折れたりしても構わないから改造して欲しいと頼まれてお請けしたものです。


 費用総合計 ¥10100
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップとパーツ取り用のグリップ

 埼玉県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・バレットショットーのグリップを同じdepsのGPシリーズ風のグリップに変更するロッド改造をしたものです。

 バレットショットのリヤグリップをGP風に改造したいという依頼は多いのですが、今回は折れたスペックルレーサー/GPのパーツを使ってGPグリップソックリにして欲しいとの依頼内容でした。 GPはフォアのKDPSナット部内にリールシート上部の赤い金属パーツが収まる様にリールシートのスクリュー部がカットしてあります。 これはGPのナット部の構造の関係で、そうしないとナットを一杯まで締め込めずにリールが取り付け出来なくなるからです。 そこでバレットショットのグリップを完全分解してカーボンパイプにまで戻し、新たにパーツを組み付けて作り直しました。

 問題はまだありました。 バレットショットとパーツ取り用のスぺックルレーサー/GPではグリップのカーボンパイプの太さが異なり、リールシート先端の赤い金属パーツが流用できないのです。 そこで赤い金属製のスペーサーとパイプ用リングを組み合わせて似たイメージのパーツを作り、それをブラックに塗装してスクリュー部をGPと同じ長さにカットした新品のTCS-17型リールシートに組み付けました。 これによりGP用フォア部のナットが無事に流用できました。

 リヤグリップはEVAパイプをGP風に切削加工して取り付け、エンドキャップとデコレーションリングはGPのグリップからからく取り外した物を組み付けてあります。 このエンドキャップとリングの取り外しも、壊さぬ様にするのが難しかったです。 この組み付け時にウェイトを少しバットエンドに入れて、打ち物系ルアー使用での操作性・感度アップも図ってあります。

 費用総合計 ¥18543
 
 
 
☆ ロッド改 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップエンド ・ (右の写真) 改造前のグリップエンド

 一段上の改造例と同じ埼玉県の
方からの依頼で、depsのヒュージカスタムのH2S-75RFのグリップエンドのバットキャップを同じヒュージカスタムのH2N-64R風の集積コルクとEVAを組み合わせたラウンドタイプに変更するロッド改造をしたものです。

 EVA製のバットキャップを取り外し、新たなバットキャップを取り付けるだけなのですが、H2N-64R風の集積コルクとEVAを組み合わせたラウンド型バットキャップは市販パーツに存在せず、加工可能な似た形状な物も無い事が問題でした。 そこで市販の集積コルク製ラウンド型バットキャップを切断した物とEVAパイプを接着し、更に旋盤で切削加工した物を作って取り付けてました。 加工の為に使用した集積コルクバットキャップの径の為に本物のH2N-64Rとはサイズが異なりますが、全体のデザインイメージは合わせて作ってあります。

 このロッドは非常に持ち重りする欠点があるので、重量バランスの調整も重要な要素の依頼としてありました。 ウェイトを入れればロッド自重も重くなるので、フォアグリップ先端が重心点とするのに最低必要な量のウェイトをグリッププエンド内に挿入接着し、巻き物系ルアーにベストで打ち物系ルアー使用でも十分に使い易いバランスになっています。 これにより自重は増しているのにロッドが非常に軽くなった様に感じ、操作性・感度も確実にアップしました。

 費用総合計 ¥5264
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真)修理完了したロッド3本 ・ (右の写真) 修理前の状態

 岐阜県の
方からの依頼で、ガイド破損したロッドとトップ部の折れたロッド2本を修理したものです。 よくある依頼であると同時に当店では即日作業してしまう事が多い内容の為に件数の割には写真を載せない事が多かったのですが、今回は3本まとめての依頼の為に1日お預かりしたので写真を取って掲載しました。

 上のロッドはシマノの炎月で、6番ガイドのリング周りのフレームが切れてS.I.C.リングが無くなってしまった物で、これはフレームごと交換するしか方法がありませんでした。 本来はステンレスフレームのEKWSG7が付いてたのですが当店に在庫が無く、お急ぎ修理だったのでチタンフレームのT-KWSG7に交換しました。 リング径が小さければステンレスフレームとチタンフレームの金額差は費用の差は小さく、この場合は¥324の差でした。

 中央はクレージーオーシャンのロッドで、ティップが1番ガイド直上で折れており、折れた部分にトップガイドを付けて欲しいとの依頼でした。 そこで1番ガイドを取り去り、1番ガイドと同リングサイズのトップガイドT-LGST4を取り付け、ノーマルと同系カラーのスレッドを巻きました。 ただ、明るいカラーのスレッドはメーカーにより発色の違いハッキリ出るので色を合わせ難いです。

 下のロッドもクレージーオーシャンのロッドで、ティップと1番ガイドの間で折れており、折れた部分にトップガイドを付けて1番ガイド位置をずらして欲しいとの依頼でした。 このロッドも1番ガイドと同リングサイズのトップガイドT-LGST4.5を取り付け、1番ガイドは約1.5cm下に移動させ、これもノーマルと同じ様なカラーのスレッドを巻きました。 白く塗装されたブランクはガイド取り外しで塗膜が剥がれ易く、このロッドも塗膜が剥がれたので白いペイントで目立たぬ様に補修してあります。

 費用総合計 ¥8452 ( 上 ¥2718 ・ 中 ¥2346 ・ 下 ¥3388 )
 
 
  
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルク化とワンピース改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAセパレートグリップ

 三重県の
方からの依頼で、メガバス社F5-76XノーチラスのEVAセパレートグリップを、シェイプされたワンピースコルクグリップへと変更するロッドの改造をしたものです。 下の段の茨城県の方からの依頼も同様の内容でしたが、最近はセパレートグリップからワンピースグリップへの改造依頼が多くなっています。 15年位前まではワンピースグリップが主流だった為にセパレートグリップへの改造依頼が多かったのですが、現在は市販ロッドの殆どがセパレートグリップの為にワンピースグリップへの改造依頼が増えるという逆転現象が起きている様です。

 このロッドも基本的には難しい作業ではないのですが、やはり再利用するバットキャップの取り外しに苦労しました。 今回も接着剤の問題があったのですが、それだけではなくグリップパイプに被せるバットキャップの金属部分がリヤグリップ全体に被さるパイプ状であった事も加わりました。 長い金属パイプは過熱しても熱が逃げやすいので簡単に接着剤が緩まず、過熱し過ぎればグリップパイプのカーボンまで焼けて傷んでしまいます。 そこで再利用に支障がない長さに金属パイプ部を切り取る方式で作業しましたが、カーボンパイプを傷付けない様に金属パイプのみを切断するのは非常に神経を使います。

 組み付けの方も、御希望のデザインに合わせたコルクグリップのシェイプ加工が大変でした。 内径12㎜・外径28mmのコルクパイプを加工したのですが、コルクグリップの大部分は外径19.5㎜まで細く削る必要があるので薄い部分の厚みが4mm以下となります。 更にエンド部のデコレーションカーボンパイプに差し込むの接合部の厚みは2mm以下となるので、切削時のみならず接着時にも破損せぬ様に気を使いました。 バットキャップ上側のEVA部も加工に多少手間が掛かりましたが、それでもコルクの加工よりはずっと楽ですね。 トップ側が持ち重りがするとの事なので、組み付け時にグリップパイプ内へウェイトを挿入接着してバランスを取ってあります。

 費用総合計 ¥13972
 
 




☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルク化・ワンピース化したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAセパレートグリップ

 茨城県の
方からの依頼で、ジャッカル社ネオのEVAセパレートグリップを、シェイプされたワンピースのコルクへと変更するロッドのグリップ改造をしたものです。

 基本的には難しい作業ではないのですが、再利用するバットキャップの取り外しに苦労しました。 グリップのパーツは通常だとエポキシ接着剤で接着してある事が多く、過熱すると少し軟らかくなるのでパーツを取り外し易くなるのですが、このロッドはエポキシ接着剤使用ではありませんでした。 最近の中国などで製造されているロッドに多いのですが、黄色味を帯びたエポキシと異なり透明度のある樹脂で、熱を加えても軟らかくならない接着剤でした。 この接着剤の硬化した物は柔軟性が無くてガリガリに硬く、剥がすのに一苦労します。 削り取れる部分は全て削り取り、バーナーで加熱してパーツに貼り付いた接着剤を焼き剥がす事を試みながら力を加えて取り外すという、非常に注意力と根気のいる作業です。 何しろカーボンパイプやバットキャップのゴムも多少は焼けてしまう為に細心の注意を払う必要があるし、再利用パーツやカーボンパイプに貼り付いたガチガチの接着剤も剥がさねばならないので疲れました。

 取り外しが完了してパーツを組み込みられる様にグリップパイプを綺麗に仕上れば、後はコルクグリップと再利用パーツを「組み込みだけです。 コルクはパイプを旋盤による切削加工でシェイプしてからパテ埋めし、依頼者の方の御希望であるオリムピック社のヌーヴヴィゴーレ風に仕上げて組み込んであります。

 費用総合計 ¥12362
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) スピニングロッドヘの改造後 ・ (右の写真) 改造前のベイトタイプ

 岐阜県の
方からの依頼で、メガバス社のHYUGA66-6MLというベイトタイプでEVAグリップのパックロッドを、コルクグリップでスピニングタイプのパックロッドへと改造したものです。 このロッドはメバル釣り等にPEラインを使用するという事と、仕舞い込みをコンパクトにしたいのでバットガイドのサイズをなるだけ小型にして欲しいとの要望がありました。

 グリップデザイン等はお客様に写真・展示見本ロッド・現物のリールシートやパーツを見て頂きながら決定し、VSS-KN16タイプリールシートを用いたダウンロックでセパレートタイプのコルクグリップとなりました。 グリップ関係で一番問題になったのはセパレートパイプ部の処理ですが、グリップカーボンパイプの塗装まで綺麗に剥がしたら外径14㎜のメッシュカーボンパイプがピッタリ被せられたので、極めてとは言えないもののスマートな外観に仕上げれました。

 細めのPEライン+8Lb程度までリーダー使用との事なので、トップトップがLGタイプの4.5でバットガイドはKLHタイプの20Hを使ったKRコンセプト仕様とし、お客様の御要望でステンレスフレームガイドを採用しました。 ベイトからスピニングタイプに改造するには元のガイドを全て外さねばなりませんが、今回はお客様がガイドを外して持ち込まれました。 ガイドを外してもコーティング剤が酷く残っていたり塗装が剥がれて後処理が必要な場合は、お客様がガイドを外されても費用が安くなりませんが、このロッドは綺麗にコーティング剤も剥がされていたので作業が楽で費用も少し安くなっています。

 ガイド部のスレッドは剥がされずに残っていた飾り巻き部のカラーリングに合わせて巻き、セパレート部・バット部の他にジョイント部のガイドを外す事によって無くなった部分にも巻いてあります。 このロッドはジョイント部に白い合わせマークが入れてあったので、ジョイント部のガイドスレッドや飾り巻きには同じ様に合わせパークを入れておきました。 ジョイント部の関係で重量がやや重くなるパックロッドにステンレスガイドを採用した事と、ロッドを立てて操作する事が多い釣りなので、グリップエンド内にカウンター用ウェイトを挿入して重量バランスを取ってあります。

 費用総合計 ¥42426
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 材質をコルクへと改造したグリップ ・ (右の写真) 改造前のEVAグリップ

 兵庫県の
方からの依頼で、シマノ社スコーピオンXT・15101F-2のEVAグリップを、デザインを変えずにコルクグリップへと変更するロッド改造したものです。

 ワンピースや通常の2ピースロッドだとフォアグリップ改造の為にガイドの取り外し・再取り付け作業が必要ですが、このロッドは2ピースでもワン&ハーフだったのでバットセクションにガイドが付いておらず、グリップ着脱ロッドと同じ様にガイドの作業無しで改造できました。

 比較的簡単な作業と思ったのですが、面倒な部分も何ヶ所かありました。 フォアグリップのベースとなる樹脂パーツが三段の凸型であり、その為にフォアのコルク部も三段の凹型に内部を削らねばなりませんでした。 コルクの外側なら当店の卓上旋盤でも綺麗に削れますが、内側は削れないのでルーターで少しずつ削り具合を確認しながら削る事になりました。 また同サイズ・形状で作るとフォア部の先端が薄くて割れ易いので、この部分は集積コルクを接合して作ってあります。 リヤグリップもリールシートリングが凸型でグリップ側に埋め込まれる形状で、バットキャップも凸・凹複合型の為に、コルクパイプをシェイプ加工するだけでなく両端の内側を切削加工せねばなりませんでした。

 改造やカスタムは外見からでは判らない作業の難しさがある場合があります。 逆に外見の割には簡単な作業というものは殆どありませんね。

 費用総合計 ¥13848
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 2ピース化したジョイント部 ・ (右の写真) ジョイント部の接合状態

 東京都の方からの依頼で、ワンピースロッドのダイワ社ハートランドZ疾風七弐タイプWを、中央部で切断して2ピースタイプへとロッド改造したものです。

 ワンピースのロッドを切断して2ピースや4ピースに改造して欲しいという依頼は多くあります。 ですが、元々2ピース等にした場合のジョイント部強度を考えて作られたブランクではありませんし、外見からではブランクの肉厚・内径も判りません。 ブランクを切断してから強度上の問題が判っても後戻りができませんし、何とか改造できたとしても使用中にトラブルが起きる可能性もあります。 何しろはロッドが破損する限界までの強度・耐久テストをする事ができませんので、通常は基本的にお断りしている依頼です。

 今回のロッドは1番ガイド上部のティップ部が折れており、1番ガイドを外して断裂部にトップガイドを取り付けてあるものでした。 つまり万一の場合でも諦めがつくロッドであり、依頼者の方から 「何が起きてもノークレーム」 の確約書を提出して頂いたので例外的にお請けしたものです。 今回はブランクの肉厚・ジョイントパーツの太さも十分にありそうなので、確約はできませんが実用には問題無い仕上がりになったと思っています。

 改造方法としては、完成した時にトップセクション・バットセクションの長さが同じになる様にロッド中央部のやや下側で切断し、ジョイント部に合う径・テーパーの丈夫なカーボンパイプを重ねてソリッド状にしてから切削研磨で微調整し、それをバットセクション側に差し込み接着。 トップセクション・バットセクションそれぞれの切断部にガイド部と同じカラーリングで補強スレッドを巻いてコーティングして完成させました。 ロッドメーカーであればブランク製造時のマンドリル(芯金)の太さ・テーパーのデータがあるのでピッタリのジョイントパーツを作れますが、我々ビルダーの改造は勘とすり合わせの繰り返しで作成します。 その為に微妙な誤差がどうしても発生しますので、接合部にフェルールワックスやロウを塗る事をお勧めしています。

 繰り返して書きますが、2ピース等への改造は基本的にはお断りしています。 改造によるトラブル発生の可能性が少ないと判断でき、かつ万一使用不要になっても構わないロッドで、何が起きてもノークレームを確約して頂ける場合のみお請けしています。 よって依頼者の方が主力でお使いになっているロッド等の場合はお請け出来ませんので御承知おきください。

 費用総合計 ¥6100
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) プレートを埋め込んだバットキャップ  (右の写真)横から見た状態

 岐阜県の
方からの依頼で、ゴム製ラウンド型バットキャップ(FujiのBRC-22タイプ)にプレートを埋め込んで、ネームシールを貼ってコーティングするという、今までにないバットキャッを作るプのロッド改造をしたものです。

 ロッドの盗難に遭った依頼者の方が、ロッドのブランクにネームシールを貼ると同時にバットキャップにもネームシールを貼り、万一ロッドが盗まれて売られたとしても発見し易い様にしたいとの事でした。 ブランクへネームシールを貼る事は問題ないですし、バットキャップもネームシールが貼り易いタイプに交換するのであれば問題ありませんでしたが、ゴム製ラウンド型バットキャップに貼り付けて欲しいという難題の要望でした。

 考え抜いた結果ネームシールが貼り易いゴムや樹脂の縁取り付きアルミ製バットキャップを利用し、縁取り部分をゴム製ラウンド型バットキャップにするという方法を試みる事にしました。 アルミ製バットキャップの縁取りを取り外してから外側を削ってゴム製バットキャップの内径に合わせ、それにネームシールを貼り付けコーティングした物をエンド部に丸く穴を開けたゴム製バットキャップと合体させました。 言うのは簡単ですがゴムは削り難いし、空気抜きの穴が無くなる事になるにで、組み付けにも一工夫が必要となり、かなり難儀しました。

 ホイホイと喜んでやりたい仕事では無いものの、手順は完全に把握したので慣れればもっと要領良く作業できるのではないかと思っています。

 費用総合計 ¥5518このロッドはブランクにもシールを貼りましたが、その金額は含めていません
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) リールシートを交換したグリップ ・ (右の写真) 改造前の状態

 
以前に千葉県の方からの依頼により、当店においてスピニングロッドををベイトタイプのロッドへと改造した物ですが、最初に組み込んだACSからECSにリールシートを変更する再度のロッド改造をした物です。

 前回の依頼によるロッド改造は、Qu-onのスーパートリックスターSTS-511XL-ASとデュナミスDSCS-510XXL-ASというソリッドカーボンのスピニングロッをベイトタイプのロッドへと改造するものでしたが、依頼された方の御希望によりACSリールシートを採用したデュナミスDSCS-510XXL-ASの方をECSリールシートに交換しました。 最初の改造での依頼内容は、ACSリールシートが採用されているエバーグリーンのヘラクレス・ファクトHFAC-511HMST風デザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でしたのですが、実際に使用してみると御本人の手に合わないので慣れたECSに変更してして欲しいとの要望でした。

 このリールシート交換は、構造上からフォア部の金属パーツを残してリールシート以下を全て分解して作り直しました。 リールシート上部の金属パーツはナットが抜けぬ様に微妙に太いタイプなので、元の状態ではリール着脱に支障がない様に造ってあります。 交換するECSはACSよりスクリュー部短い為に単純に交換する問題が起こる可能性があり、そこで厚み約1.3mmの金属リングをスペーサーとして入れました。 ただ、その様な市販パーツが存在しない為に幅のあるリブ付きの金属パーツを切って作ったのですが、これが結構手間な仕事でした。 あと、店主は各パーツをガッチリと接着してロッドを作るので、ロッド改造の為に自分自身が作ったロッドを分解する事が一番面倒だと毎度感じますね。

 費用総合計 ¥20098
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 修理したジョイント部・ (右の写真) 取り付けた口金

 下の写真と同じ福井県の
方からの依頼で、ダイコーのソルトウォーターロッドRVS-1100Mレイヴンの、破損した2ピースのジョイント部に口金を取り付けるロッド修理をした物です。

 ジョイントタイプのロッドは差し込み部が割れるトラブルが時々あり、今回はそれの修理でした。 一般ユーザーは御存じないでしょうが、ジョイント部のメス側差し込み口に補強が無い状態だと、オス側を強く足込むと簡単にメス側が割れてしまいます。 その為に差し込み口はスレッドを巻き上げて丈夫なコーティングで補強せねばならないのです。 それでもブランク自体の強度不足・補強コーティングの強度不足や、差し込みが緩く為にテコの原理で強い力が加わって差し込み部が割れるトラブルが起きる事があるのです。
 今回の様な修理の場合は補強スレッドをダブルラッピングして処理する事が多いのですが、かなりジョイント部に強い負荷が掛かるソルトウォーターロッドだったので強度的に不安があり、昔の並継ロッドに多く用いられていた口金補強で処理する事にしました。  まずは、元の補強スレッドを剥がして状態を確認したのですが、ブランクのヒビは目視では判らない程度だったので助かりました。 口金には市販品が無いので、差し込み部の径より僅かに細い内径のアルミ製リップスティック型ワインディングチェックを短く切り取って加工しました。 パイプの内側を切削して差し込み部ピッタリサイズにまで広げ、切断面を研磨して角を落として専用パーツと言えるほどに仕上げて取り付けました。 口金の上側はノーマルの補強スレッドを同じカラーリングでスレッドを巻いてコーティングし、口金の下側も僅か0.5mmほど飛び出したブランクとの間にコーティング剤を塗って綺麗に仕上げてあります。

 細かい作業は素手で行わねば上手くできないので店主はいつも素手ですが、パイプの内径を広げる切削加工をすると切削砥石の摩擦熱でアルミパイプが熱くなり、時々火傷します。 大した事の無い様な作業でも、お客様に見えないところで結構苦労していますよ。

 費用総合計 ¥3290
 
 
  
☆ ロッド修理・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 作り直したEVAグリップ ・ (右の写真) 修理前の破れたEVAグリップ

 福井県の
方からの依頼で、ダイコーのソルトウォーターロッドCBSS-100Mクロスブリードの破れたEVA製リヤグリップを作り直すというロッド修理をした物で、一段上の写真のロッドと同じ方から同時に頼まれたものです。

 EVAはコルクより材料費が安く、質のバラつきも少ない上に目穴のパテ埋め作業が無いので工賃も安くなるメリットがありますが、破れたり穴が開くとコルクの様な補修が出来ないので基本的に交換せねばなりません。 ストレートグリップであれば破損部から下側だけを剥ぎ取って、デコレーションリングを入れて継ぎ足す修理も可能ですが、シェイプされたグリップの場合はサイズの合うデコレーションリングを見つけ出す事が難しいですし、同じデザインで作り直してほしいとの依頼でしたのでリヤ部を全分解してグリップを作り直しました。

 基本的には難しくない作業なのすが、難儀な点もありました。 メーカーでの製造時はEVAグリップを上側から組み込んでありましたが、リールシート等を外さずにグリップのEVA交換修理するには下側から組み込まねばなりません。 このロッドの場合、エンド部のブランク径は17mmでしたが、リールシート下部の径は15.5㎜です。 当然内径17mmのEVAパイプで作成したグリップを被せるのですが、ブランクにコアテープを巻いてで太さ調整する必要がありました。 問題はEVAグリップのシェイプの太さで、中央の細い部分の径は19.5mmであり、内径が17mmなのでEVAの厚みは計算上1.25mmしかありません。 これだけ薄いとグリップパイプの太さ調整に凸凹があると、表面のEVAにまで凸凹が現れてしまいます。 EVAパイプをノーマルと同じ形状に切削加工するのも難しさはありますが、EVAを薄く削るのは神経を使います。 おまけに太さ調整にもひと手間かけねばならなかったので、結構苦労しました。 エンドキャップは市販のEVAバットキャップを切削加工して、ノーマルから外したデコレーションリングと共に組み付けてあります。

 費用総合計 ¥10674
 
 
  
☆ ロッド改造・ロッド修理完成例
  (左の写真) 改造後のグリップ全体 ・ (右の写真) バランスを取ったロッドの重心点

 大阪府の
方からの依頼で、エバーグリーンのヘラクレスHCSC-82XXアクティオンマグナムのリヤグリップ短縮した上でセパレート化し、重量バランスを取り直すロッド改造をしたものです。

 このロッドは投げ竿やシーバスロッドの様にグリップが長いので通常の使用での操作性が悪くなり、その為に一般的なバスロッドのロンググリップ長位にに短縮した上でセパレート化して欲しいとの要望でした。 グリップ内のカーボンパイプは外径約16mmと太いので、グリップのEVAを剥がしてからグリップパイプの中央部を切り取り、カーボンパイプを二重にした肉厚のジョイント用パイプ間が空くようにを前後に差し込んで接続し、その空いている部分に綺麗なメッシュカーボンパイプを被せてセパレートパイプ部としました。 この為にバットキャップは分解していないノーマルのままです。

 センターグリップとリヤグリップはEVAパイプを切削加工して新たに製作してありますが、ヘラクレスシリーズはリールシート下部が細めの為にEVAグリップも細く、セパレートパイプ部が太いとあまりシェイプできないのでデザインには気を使いました。 ロングロッドのグリップを短縮すると極端に重量バランスが悪くなりますが、エンド部にカウンターバランサー様のウェイトを挿入接着して写真の通りベストバランスに仕上げ、最終的には12cmの短縮となっています。

 このロッドはグリップ着脱式だったので作業がやり易かったのですが、この工法の場合は一体型ロッドだと接着剤を付けたジョイントパイプを差し込む際に空気が抜けないので極めてやり難くなります。 今回の御依頼でガイドの取り付け不良を発見したので同時に付け直し修理をしたのですが、下記の費用にはそれを含まずに表示沿てあります。

 費用総合計 ¥15578
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理完成例
   (左の写真) リングはめ込み修理したトップガイド ・ (右の写真) 修理前の状態

 長野県の
方からの依頼で、ガイドリングが割れて無くなったdepsのスラップショットのトップガイドを修理したものです。

 ロッド修理で多いのが、このトップのガイド修理です。 S.I.C.リングは硬くて傷付きにくい反面、硬さゆえに衝撃で割れる脆さがあります。 トップ部を強く何かに当てたりすれば割れる事がありますが、それ以外にもリールでラインを巻き取った際にルアーやシンカーが当たって割れる事も多いです。 特に硬いタングステンシンカーが一般的になってから多発している様に感じます。

 通常であればトップガイドのフレームごと交換するのですが、チタンフレームのトップガイドはサイズが小さくても千円以上と高いですし、スレッドを巻き直す必要ガあると費用も高くなってしまいます。 そこで当店ではリングのみを圧入接着して直す方法を取って、安く早い修理をしております。

 しかし、FujiはS.I.C.リングのみを販売していません。 そこで同じサイズのS.I.C.リングを使用している価格の安いステンレスフレームのガイドからリングを取り外して使用しています。 取り外す際にS.I.C.リングを割ってしまう事があり、当店にとってのリスクが多いという欠点もありました。 その為に、古い中古ガイドからリングを外すという練習を何度も行って実用に漕ぎつけた方法です。 高いチタンフレームごと交換する事と比べるとパーツ代・工賃共に安価となりますが、トップ以外のガイドは作業が困難ですし、トップガイドでも4.5以下の小さなサイズや安いステンレスフレームがないトルザイトガイド等ではできません。

 この方の場合は修理費用よりも往復のロッド送料の方が高くなっていると思われ、この修理をする度に遠方の方が気の毒になりますね。

 費用総合計 ¥1255
 
 
  
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) リールシートとEVAグリップの接合部

 神奈川県の
方からの依頼で、ダイワ社のSTEEZハリヤー80のセパレートグリップを延長してワンピースグリップにすると同時にバランサーバットキャップを取り付けるグリップ改造をしたものです。

 最初はセパレートのリヤグリップのみを延長してバランサーバットキャップを取り付けて欲しいとの要望だったのですが、最終的には形状も同じダイワのハートランド疾風七弐風のシェイプしたEVAワンピースタイプにするという内容に変わった依頼でした。

 分解は簡単の様に思えたのですが、リールシートとEVAグリップ接合部内側の接着剤を剥がすのが結構面倒でした。 取り付けるワンピースEVAグリップもリールシート接合部が26~26.5㎜位であるのに対し、取り付けるマタギのバランサーバットキャップWBCの径に合わせてエンド部は27mmでなければならないので、シェイプの際に微妙な調整が必要でした。 リールシートとの接合部は斜めにカットせねばならず、僅かな角度の違いでピッタリ合わなくなるのでEVAパイプの片側を何度かカットして角度を合わせ、その後にエンド部を直角にカットして全長を調整しました。 延長は元のグリップパイプに一回り太いカーボンパイプを被せて4㎝延長してあります。 外側から見えないのですがリールシートの後部は太いパイプ状に数㎝伸びています。 この為、延長パイプの外径に合わせた内径を持つEVAパイプで作ったグリップですが、接合部のから数㎝は内径も削って広げてあり、意外と手間が掛かる作業でした。 バランサーバットキャップのWBCはメスねじを埋め込んで可変式とし、御希望により5mmプレート1枚と2mmプレート3枚を用意しました。 写真では判り難いですがメスねじ周りも樹脂で埋めて綺麗に仕上げてあります。

 費用総合計 ¥16045
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理完成例
  (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前の状態

 
千葉県の方からの依頼で、Qu-onのデュナミスDSCS-510XXL-ASというソリッドカーボンのスピニングロッドををベイトタイプへとロッド改造したものです。

 以前にも同じQu-onのスーパートリックスターSTS-511XL-ASというソリッドカーボンのスピニングロッをベイトタイプのロッドへと改造なされた方からの依頼で、前回の様に極小の3.5サイズのガイドをトップセクションに用いた13個設定のマイクロガイド仕様で、グリップはエバーグリーンのヘラクレス・ファクトHFAC-511HMST風デザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でした。

 今回もノーマルガイドを全て取り外し、ブランクが挿し込み接着してあるグリップはリールシート部で切断して分解してフロントのワインディングチェックのみ外さずに残しておきました。 少しでも軽量にとの御要望なので外径10mmのメッシュ柄カーボンパイプをベースにグリップを作製し、リールシートはブラックに塗装されたACS-16にノーマルのカーボンパイプを組み込んだKDPSロックパーツを再利用。 ヘラクレス・ファクト風のフォア部はジャストエース社のスクリュー側専用ワインディングチェックとノーマルのスクリュー部に付いていたリングを組み合わせて取り付けてあります。 リールシートタッチ部は手が痛くならない様に外径15mmのカーボンパイプを差し込んでありますが、少しでも軽量化をという御希望なのでグリっ追うパイプとの間は前後のみに軽いアーバーを入れ、中央部が空洞になる様に接着してあります。 重量を軽くしても先重り感があっては感度も悪ければ使用感も重く疲れるので、バットエンドにはマタギの可変式バランサーバットキャップWBC-2を取り付け、更に付けた仕様プレートP-2を1枚用意しました。 プレート1枚だけで十分にバランスが良く、しかも137g以下にしたいという御要望をクリアーしてプレーと1枚状態で123gで仕上げる事ができました。

 ガイドはチタンフレームでトップからT-LGST3.5、以下T-KTSG3.5・4、T-KBSG4.5・5・5.5とシングルフットガイドを取り付け、バット部はT-KWSG6・8のダブルフットガイドです。 御希望により前回と同じ13個設定のマイクロガイド仕様としてありますが、毎度極小ガイドをソリッド軟らかいティップ部に巻くのは厄介なな作業だと感じました。 今回はガイド取り付け後の塗装がだいぶ剥がれたので簡易な吹き付け塗装処理をしましたが、元と同じ様な艶消しダークグレーの色合いを出すににも苦労しました。

 費用総合計 ¥51743
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合した修理部 ・ (右の写真) 修理前の折れた状態

 岐阜県の
方からの依頼で、折れてしまったシーバスロッドのトップセクションを、補強材を介して接合するという方式でロッドの修理をしたものです。

 折れたのはトップセクションの下側から20㎝位の部位でした。 アクションが悪くなる事を御承知の上での依頼でしたが、元々が長く硬いロッドだったので破断部の補強接合でもアクションへの影響が少なく済みました。 通常だとソリッドカーボンや肉厚カーボンパイプを破断部から差し込み接着するのですが、この2ピースのトップセクションの下側が破断部だったので、テーパーに合わせた補強材を接錯覚して下側から肉厚カーボンパイプ差し込み接着しました。 バットセクションとジョイントする部分に接着剤が付かない様にせねばならないのが厄介ですが、上から差し込む場合の様な内径・外径差によるガタ付きが起きないので、その分は楽でした。 接合部の上には薄く切削加工したカーボンパイプを被せて補強し、ガイド部と同じカラーリングのスレッドを巻いてコーティングを施してあります。

 この手法の修理の度に毎回書いておりますが、折れたロッドを元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能ですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなど困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしている修理です。

 費用総合計 ¥4750
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) 改造部のアップ像

 岐阜県の
方からの依頼で、ダイワ社製タイラバ用ロッドの紅牙タイプNのベイトタイプグリップをスピニングタイプへとロッド改造したものです。

 依頼者の方はこのロッドにスピニングリールを取り付けてタコ釣り用に使用されているそうですが、ガイドには大きな使用上の問題が無いものの、さすがにベイトタイプのリールシートのままでは使い難いのでスピニングタイプに改造して欲しいとの要望でした。

 グリップ着脱式なのでガイドを取り外し必要がないのでその分は楽でしたが、リールシートの取り外しには少々手こずりました。 上部のグリップを完全に分解してからリールシートはFujiのVSS-SD16をアップロック仕様で取り付ける事にし、リールシート下部はノーマルのワインディングチェックとの間に小さく切削加工したEVAで作ったセンターグリップとリールシートリングを取り付け。 フォグリップはジャストエース社のVSS-16用EVAパーツを取り付け、内径をグリップパイプ先端にピッタリ合わせたので、フォア部にはワインディングチェックを取り付けてありません。 リールシートはSDナット共にマタギ社で塗装させたグロスブラックカラーを用い、SDナットのフードはICカラーを用いてあります。 ノーマルの金属パーツはピンクっぽい色なのですが市販パーツに無い色なので、リールシートリングがガンメタカラーである事を除けは、何の違和感もない仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥16647
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 延長改造したグリップ ・ (右の写真) KRコンセプトにガイド交換

 岐阜県の
方からの依頼で、シマノのポイズン254SUL-Sのリヤグリップ部を延長し、ガイドを交換してKRコンセプトに変更するロッドの改造をしたものです。

 このロッドのグリップはセパレートタイプだったので、リヤグリップ部のコルクを全て剥がし、グリップ部のブランクより太いカーボンパイプを被せて7㎝延長し、その長さに合わせてコルクパイプをノーマルのデザインイメージに合わせて切削加工したものを被せてノーマルのバットキャップを再取り付けしてあります。 基本的には難しくはない作業ですが、バットキャップ構造の関係でコルクの内側を削ったり、ゴム製バットキャップの内側も削らねばならないのが少し手間でした。

 ガイドはトップ部の方はKガイド仕様なのですがべりー~バット部がYガイド使用であり、特にバットガイドがT-YSG25なので少し背が低いのがキャスト時のPEライン絡みの原因と思われました。 そこでKRコンセプト風にガイドを交換することにし、 KガイドでないガイドはバットガイドからT-KLSGH-25H・同12H・T-KLSGM-6M・T-KLSGL-5.5Lに交換し、更に一つ上に取り付けられていたガイドはT-KTSGガイドでしたがサイズが6だったのでT-KTSG5.5に変更しました。

 重量バランスはまあまあのロッドでしたが、延長により重心が理想的な位置となった為に、持ち重り感軽減・操作性アップ・感度アップも期待できる良い仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥22756
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のフォアグリップ部 ・ (右の写真) 旧型モデルとの比較

 新潟県の
方からの依頼で、ウィップラッシュファクトリー社のローディーラーR801RXグラインダーのフォアグリップ部を改造して、フォアグリップとリールシートの間にスペーサーを取り付けたものです。

 このロッドのリールシートはFujiのTCS-18タイプなのですが、右の写真上の旧タイプはSDナットであるのに対し、新型のこのロッドは長いLDナットが使われていました。 更に本来TCS-18は長いスクリュー部なのですが短くカットしてあり、そのカットした長さの関係でメインに使用しているシマノのリールの一部の機種が取り付けできないとのお悩みでした。

 この様な場合はフォアグリップを分解し、ナットをLDから短いSDタイプに交換するか、リールシートの上部にスペーサーを取るける事で対応します。 依頼されたロッドのリールシートは本体もナット部もFuji純正の特殊滑り止め加工タイプであり、同種のSDナットのみの入手が困難の為にスペーサー取り付けの方式を選択しました。 通常であればマタギ社で扱っている凸型のスペーサーを用いるのですが、他の金属部分と同じ色目の物が無いので、ジャストエース社の形状の異なるリールシートリング2個を組み合わせて用いました。 フォアグリップは若干短くなりましたが、コルクパイプと集積コルクリングを接合した物をほぼ同型に削り出してあります。 組み立て作業は然程に難しい物ではありませんでしたが、ノーマル状態のリールシート上部に取り付けられていた金属リングが部分的にリールシート内に埋め込み接着されている構造だったので、これを取り外す際にブランク・リールシートを傷めぬ様に作業するのが厄介でした。 それでも、依頼者の方から 「新たにリールを買う必要がなくなった、最高です」 と喜んで頂けたのでやり甲斐がありました。

 費用総合計 ¥8105
 
 
 
ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ロッドの折れた部分で接合した修理部 ・ (右の写真) 修理部のアップ像

 一段下の写真のロッドと同じ京都府の
方からの別の依頼で、折れてしまったフェンウィックのスピニングロッドのトップセクションを補強材を介して接合するというロッドの修理をしたものです。

 折れたのは1番ガイドの直ぐ上1.5㎝位の部位でしたので、何とか破断部の接合でもアクションへの影響が少ないと判断して依頼をお請けしました。 まず断裂部のカーボンが裂けている部分を切断砥石を付けたリューターで綺麗に切り落とします。 次にソリッドのカーボンを1mm以下の太さまで削ってブランクに断裂部に上下とも数㎝ずつピッタリと差し込める様にし、それをジョイント材として差し込み接着し接合します。 ただ、細いソリッドカーポンだけでは強度が保てないので、同時に接合部の上に細い金属パイプを被せて補強します。 それぞれのパーツにはサイズ的に微妙な差があり、しかも完璧に真っ直ぐな形状ではないので、接合時にセンターを上手く出すのが難しいです。 その為に接合した先がどうしても上下左右のいずれかに曲がってしまうので非常に気を使います。 後は補強パイプの上と上下にブランクカラーに近くて目立たぬスレッドを巻いてコーティングを施せば完成です。

 以前から何度も書いておりますが、折れたロッドを完全に元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能ですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなど困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしている修理です。

 費用総合計 ¥4600
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) ウェイトバランスを取ったロッド重心位置

 京都府の
方からの依頼で、フェンウィックGP C TVA-GP74CXHJをグリップ延長して重量バランスを取り直したものです。

 作業手順は特に難しいものではなく、リヤグリップのコルクを全て剥がしてから延長用カーボンパイプを被せて接着し、その上から新たなコルクパイプを切削加工したグリップを被せ、バランサー用のウェイトを内蔵させてから外したバットキャップを再取り付けするだけです。 グリップパイプが太い場合は肉厚の延長用カーボンパイプを差し込む方法もあり、グリップのコルクを全て剥がす必要が無いので多少パーツ費用が安く抑えられます。 ですが差し込むパイプが細いとバランサー用のウェイトをグリップエンド部に集中して入れられず、当然の様に多い量を入れねばならなくなって総重量が増してしまます。 特にこのロッドは極めて先重り感があったので、ウェイトをエンド部に多く入れられる太いカーボンパイプを被せてグリップ延長しました。 依頼者の方の要望を検討して約8㎝延長したのですが、ベストバランスにするためには52gのウェイトを入れる必要がありました。

 費用総合計 ¥9030
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) EVAカラーを変更したセンターグリップ

 神奈川県の
方からの依頼で、ツララ社とディビジョン社とのコラボで作られたエルホリゾンテ85RemixのセンターグリップのEVAをブラックからグレーのカラーへと変更し、リールシート機種も変更するロッドのグリップ改造をしたものです。

 依頼者の方は、前回は同じ機種のロッドで、傷んだEVA製のセンターグリップをコルクに変える改造をなさった方です。 センターグリップの交換には、バットキャップ・リヤグリップ・ワインディングチェック・飾り巻きスレッドコーティング等の全てを剥がし取ってリヤ側から作り直すのが基本です。 ところが、このロッドはグリップエンド部のパイプにカウンターバランサー用のウェイトの厚い真鍮/製のパイプが被せてあり、これは熱処理をかけて接着剤を緩めて外そうとしても簡単には外れず、過熱し過ぎるとグリップのカーボンパイプが焼けてダメになってしまうので、この構造のタイプのロッドには毎度困らせられます。 前回はピッタリサイズのコルク製センターグリップを作成し、それを縦に二分割した物でサンドイッチのように上下から挟んで接着するという工法を用いましたが、これはEVAではできない工法です。 そこで、今回は着脱式グリップなのでリールシートを取り外してフロント側から作業し、ついでにリールシートもノーマルの無塗装から塗装を施したTCS-SD17に交換する事になりました。 大変だったのがリールシートより上に飛び出しているグリップパイプに施された飾り巻きで、コーティングが硬く塗装がバリバリ剥がれたので跡処理のスレッド巻きコーティングが大変だった事です。 かなり大変だったので、正直言って進んではやりたくないと感ずる位でした。

 肝心の交換するセンターグリップはグレーのEVAですが、元々サイズが限られている上に徐々に廃盤となってきており、入手可能な物を用いて、外側だけでなく内側も切削加工してサイズを合わさねばならず面倒でした。 稀にある事なのですがシェイプ加工したらEVAの表面に空気による穴が開いていることがあります。 ラバーフォームはガスを使うので小さな穴はある程度は止むを得ないのですが、今回は完全に削り上げた物に目立つ穴出現したので作り直さねばならず泣きの涙の作業でした。

 費用総合計 ¥18076
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) スピニング用からベイトタイプに改造したロッド ・ (右の写真) グリップ部のアップ写真

 香川県の方からの依頼で、フィンチ・カナリア48というスピニングタイプのハゼクランク用ショート・パックロッドをベイトロッドへと改造したものです。

 まずこの手の改造はロッドを完全に分解してブランク状態に戻す必要があり、これが結構大変な作業になります。 改造前の写真を撮っていないので判り難いですが、このロッドのリールシートはウッド製であり、更にフォアグリップレスの形状でしたがリールシート上部の金属パーツが薄いリングではなくアルミの塊の様なタイプだったので、切削砥石を付けたハンドグラインダーやリューターを駆使してやっとこさ外しました。 特に金属部は電動工具使用での摩擦熱が生じるので水を時折掛けながら作業するのですが、それでも熱がブランクに伝わってブランクの樹脂が痛む恐れがあります。
 そこでグリップ部全体に、元のリールシート位置より少し上までカーボンパイプを被せて念の為の補強を施してあります。 リールシートは御希望によりACS-16を用い、グリップはこれも御希望によりスッポ抜け防止でエンド部が太くなるテーパーでコルクを削り、エンドキャップとの段差でコルクが欠けぬ様に集積コルクも組み込みました。 これに合う外径・内径のコルクパイプが市販にないので、今回のグリップはコルクリングを1個ずつ接着してパイプ状にしたものを切削加工して作りました。

 ガイドはPE対応のKガイドでスパイラルセッティングを御希望でした。 元々ショートスピニングロッドとしては多めの8個ガイドのロッドだったので、ベイト仕様でも同じ位置にガイドを取り付ければ良かったので、位置決めは楽でした。 しかし、胴調子のウルトラライト・ショートロッドなので、スパイラルガイドの捻り角度を決めるのには苦労しました

 費用総合計 ¥33628
 
 
  
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) 改造前のグリップの状態

 岡山県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・バレットショットのグリップを同じdepsのGPシリーズ風のリヤグリップに変更するロッドの改造をしたものです。

 このロッドグリップの改造作業の手順は難しいものではなく、リヤグリップのEVAを全て剥がしてからEVAパイプをシェイプ加工したグリップに組み直し、集積コルク製のエンドキャップとデコレーションリングを取り付ければ完成します。 ただ、このロッドはリールシート取付の接着が甘く、作業中にリールシートがグリップのカーボンパイプから簡単に外れてしまうというトラブルがありました。 正直言って今まで外れずに使用できたものだと思えるほど粗雑な接着でした。 タップリと接着剤を付けると組み立て時にはみ出し、そのはみ出した接着剤の処理が厄介なので、多くのメーカーは接着材を少なめに使う傾向があり、それが行き過ぎると時々この様な事が起きる事があります。 当店では接着剤を十分過ぎるほど使うので、この様なトラブルは過去に殆ど例がありませんが、作る方としてはみ出した接着剤処理が毎度多変です。

 今回はグリップパイプの下地処理をしてからリールシートを再取り付けする手間が余分だったので、費用が¥1000ほどアップしてしまいました。 メーカー製のロッドが必ずしもキッチリ作られていると限らないのは、製造メーカーで経験の少ない社員やパートさんが担当した場合に起こる事が多い様です。 当店の店主もテンリュウ社のロッドアドバイザーをしている頃に、プロデュースしたロッドが人材派遣会社から派遣された外国籍の作業員の手抜き作業の為にクレーム問題が起きてしまった経験があります。

 費用総合計 ¥11091
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左側の上下写真) バットキャップをラウンド型集積コルク製に交換したグリップ
 (右側の上下写真)マタギ社の可変バランサー式バットキャップWBCを取り付けたグリップ

 京都府の
方からの依頼で、シマノ社ファイナルディメンションTS-168Mのバットキャップをノーマルから集積コルク製のラウンド型に交換した上で重量バランスを取り直したロッドと、ノースフォークコンポジット社のブランクで輸入元が国内で組ませたTCR-610Lのバットキャップが壊れたグリップにマタギ社の可変バランサー式バットキャップを取り付けたものです。

  ファイナルディメンションの方はノーマルのバットキャップを取り外し、市販のラウンド型集積コルク製バットキャップを取る付けたものです。 ラウンド型集積コルク製バットキャップは被せるタイプの構造なので、被せるのに必要な分だけコルクを剥ぎ取ります。 2段下で紹介したダイワのスティーズと同じくノーマルのバットキャップはコルクグリップの中に埋め込まれているのでコルクを剥がす必要があるのですが、やはり深く剥がし過ぎるとコルクを継ぎ足してグリップを作さねばならないし、浅いと新たなバットキャップの取り付けが甘くなるのでピッタリになる様に剥がさねばならないので、そこが気を使う作業です。 グリップエンド内はカウンターバランサー用のウェイトを挿入接着してバランス調整し、エンドキャップとコルクグリップの間にはノーマルエンドキャップを分解して取り外した金属リングを再利用して組み込んであります。 

 ノースフォークの方はノーマルのバットキャップが接着不良で剥がれてなくなっており、ここにマタギ社の可変バランサー式バットキャップWBP-2を取りつけて欲しいとの要望でした。 ノーマルのバットキャップは浅く被せるタイプだった様で、グリップのエンド部が凸上に7~8㎜コルクとグリップパイプが飛び出していました。 飛び出し部の長さは不要との事でしたのでカットしてエンド部を平らに処理し、専用のメスねじを太さ調整してグリップパイプ内に埋め込み接着。 実はこのメスねじの埋め込みが一番重要な作業で、センターに真直ぐ取り付けないとバットキャップが偏ったりするので注意が必要なのです。 取り付け後はグリップパイプとメスねじの間の見える部分は樹脂を流し込んで綺麗にしあげてあります。 取り付けたWBPはプレートが薄くて軽い方の2mm厚ですが、御要望で調整の為に付け足し用として別に2枚用意させて頂きました。

 費用総合計 ¥5494 (写真左側上下 シマノ・ファイナルディメンションTS-168M
          ¥5388 (写真右側上下 ノースフォークコンポジットTRC-610L)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) フォアグリップレスの処理状態

 奈良県の
方からの依頼で、depsサイドワインダー・ドムドライバーをフォアグリップレス仕様にし、、エンドキャップをFujiのゴム製ラウンド型のBEC22に変更するというロッドのグリップ改造をしたものです。

 このロッドはグリップ着脱式なので、フォアグリップ部をカットしてしまうとグリップパイプ径とブランク差し込み部の径が狂って上手く差し込みできなくなる場合があります。 グリップ内径が細くなるのであればブランク側を研磨調整できますが、逆の場合は調整が極めて困難となり、どちらになるかは実際にカットして確認しないと判らないので厄介です。 この為、グリップ着脱構造を確実に維持したい場合は、グリップパイプを切断せずにリールシートは剥がし、新たな位置にリールシートを取り付けてグリップを作り直します。 ですが、今回は依頼者御自身が調整するのでフォア部のグリップパイプを切断して欲しいとの依頼でしたので、最悪の場合はブランクとグリップパイプを接着して頂く事として依頼をお受けしました。

 まずフォアグリップのEVAを剥がしてから必要な分だけ残してグリップパイプを切断し、切断面は軽く面取りしてバフ研磨してカーボン繊維は裂けてこない様に処理しました。 ドムドライバーはグリップパイプ外径が18mm近くと太く、リールシートもTCS-18と太いので、他のTCS-17使用のサイドワインダーをフォグリップレス仕様にする際に使うパーツが使えません。 そこでジャストエース社のKDPS-16用の金属パーツとKDPS-16のパイプ部を組み合わせて写真の様に仕上げました。

 リヤ部はエンドキャップをノーマルからFujiのゴム製BRC22に交換しました。 BRC22取り付けに必要な分だけEVAグリップを数㎝剥がし、熱処理で接着剤を緩めてノーマルのアルミ製エンドキャップを取り外し。 EVA切断面の面取りをしてからコアレープで太さ調整し、BRC22を接着取付して完成です。

 費用総合計 ¥8128
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の上下写真) グリップを短縮する為に作り直したグリップ像
 (右の上下写真) グリップエンドに取り付けたFujiの可変バランサー式バットキャップ

 長野県の
方からの依頼で、エバーグリーン社ヘラクレスのHCSC67M-LTSブルーマイスターのグリップ短縮と、ダイワ社スティーズのSTZ701HMXBハスラーのバットキャップをFujiの可変ウェイト式にしてガイドをKガイドに交換するロッド改造をしたものです。

 ヘラクレスの方はEVA製のリヤグリップをすべて剥がし、グリップパイプを切断短縮してからノーマルと同型のリヤグリップを作って組み込んだものです。 面倒なのはエンド部で、エンブレムの入った金属パーツを組み込み為にEVパイプの内側をピッタリサイズに加工する事でした。 この金属パーツは基本的には凹型でグリップパイプに被せて接着するのですが、外側が凸型なのでEVAの内側も太さを変えた二段に削らねばならず、またエンド部側からパーツを組み込み接着し難いという問題もありました。 グリップを短縮した分だけ重量バランスが先重りになるので、その分は内部にウェイトを接着してバランスを調整してあります。 

 ステーズの方はノーマルのバットキャップを取り外し、Fujiの可変バランサーウェイト式のバットキャップTWBCを取る付けたものです。 TWBCは被せるタイプの構造なので、被せるのに必要な分だけEVAを剥ぎ取ります。 ノーマルのバットキャップはEVAの中に埋め込まれているのでEVAを剥がす必要があるのですが、深く剥がし過ぎるとEVAリヤグリップを作さねばならないし、浅いとTWBCの取り付けが甘くなるのでピッタリになる様に剥がさねばなりません。 その際にEVAの断面が凸凹になると仕上がりが醜く成るので、TWBCの取り付け作業よりEVAを剥がす作業の方が気を使いました。

 ガイドは御希望によりPタイプのステンレスフレームKガイドに交換し、取り付け位置は変えずにセミマイクロ的サイズにしました。 スティーズはブランクの肉が薄いので破損防止の為にダブルフットガイド部がダブルラッピングされており、その為にガイド交換費用はシングルラッピングのロッドより高くなりました。

 費用総合計 ¥7264 (写真左側上下 ヘラクレスHCSC67M-LTS
          ¥29363 (写真右側上下 スティーズのSTZ701HMXB 内、バランサー取り付け費用は¥4740)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (上の左右の写真) グリップを延長して可変バランサーを取り付けたグリップ
 (下左の写真)可変バランサー取り付け部 ・ (下右の写真)延長したコルクグリップ接合部

 岡山県の
方からの依頼で、メジャークラフトのソルパラSPS-B702H/TacoとバレーヒルのBKHC-67XHXのグリップを延長し、それぞれ可変式のウェィトバランサーバットキャップを取り付けるロッド改造をしたものです。

 メジャークラフトの方はEVA製グリップなのでリヤ側のEVAを全部剥がし、延長用カーボンパイプを接合してからシェイプ加工した新たなEVAグリップを被せてあります。 デコレーションの金属リングはノーマルの物を再利用し、やはりEVAパイプから削り出したエンド部を取り付けてからマタギ社の可変ウェイト式バランサーバットキャップWBPを取り付け、埋め込んだメスねじの周囲は樹脂で固めて綺麗に仕上げてあります。 

 バレーヒルの方はコルクグリップなので、ノーマルバットキャップ取り外しや延長パイプ取り付けに必要な分だけコルクを剥がし、延長用カーボンパイプの上にコルクを被せてあります。 延長分のコルクは予め必要な太さに加工して一旦パテ埋めし、接合した段差を無くす為にサンドペーパーで研磨した後に再度パテ埋め処理してあります。 メジャークラフトのロッドと同じ様にデコレーションの金属リングはノーマルの物を再利用し、やはりEVAパイプから削り出したエンド部を取り付けてからマタギ社の可変ウェイト式バランサーバットキャップWBPを取り付けてあります。

 費用総合計 ¥16729 (写真左側上下 メジャークラフトSPS-B702H/Taco
          ¥12741 (写真右側上下 バレーヒルのBKHC-67XHX
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
  左の写真) チャンピョン用フェルール取り付け状態 ・ (右の写真) 傷消し目的で巻き直したスレッド

 千葉県の
方からの依頼で、スミスのスーパーストライクFO-60のフェルールをスミスオリジナルのストライクグリップ用の物からチャンピョン対応タイプに交換したロッド改造です。

 このロッドは復刻版のスーパ^ストライクで、現行のスミスオリジナルであるストライクグリップ用のフェルールが付いているタイプでした。 チャンピョングリップ用フェルール付きのロッドは専用のコネクターを使う事でストライクグリップに取り付け可能ですが、逆にストライクグリップ用フェルール付きのロッドをチャンピョングリップに取り付ける事は不可能です。 そこで依頼者の方は御自身で交換を試みなされたのですが上手く行かず、当店に依頼される事になったものです。

 ブランクを傷付けぬ様、慎重に切断砥石を付けたルーターを用いてフェルールールに3本の切れ目を入れ、そこから割って取り外しました。 それでも微妙な傷が付いたりしますし、依頼者の方がかなり過熱して取りhずしを試みたとの事なので、念の為にブランク内側に補強用のカーボンパイプを差し込み接着してからフェルールを取り付けました。 フェルールは黒色の物を御希望でしたが、最近はグラスアイ社の物が入手しにくい上に当店在庫に合うサイズが無くなっていたので、シルバー色になりますがジャストエース社の物を使用しました。

 依頼者の方は御自信でロッドを改造しようとしてフェルールをヤスリで削り取ろうと試みておられ、その際にフックキーパー取り付けスレッドの下側までけずってしまっていたので、ここはスレッドを巻き直してコーティングしてあります。 スレッドの色をピッタリ合わせるのが困難だったのですが、多少色褪せするとほぼ同じ色になる様にスレッドカラーを選択してあります。

 費用総合計 ¥5338
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) リールシートとフォアグリップ部のアップ

 岡山県の
方からの依頼で、ダイワのブラックレーベルPF-701MHFBのグリップ改造したものです。

 依頼者の方が気に入って使っているロッドですが、感度・持ち重り感に不満があるので、エバーグリーン社のカレイド・スーパークーガー風デザインのグリップに作り直してバランスも見直してほしいとのロッド改造依頼でした。

 このロッドはブランクがグリップエンドまで入っている構造であり、太さ等を調べた結果で完全分解せずにリールシート後部で切断してから分解し、新たに作成したグリップに差し込み接着接合する工法で改造する事としました。 この工法だと費用が完全分解より安く、一般的には分解作業も少なくなって楽なのですが、このロッドは非常に手間が掛かりました。 リールシートとブランクの間のスペーサーにカーボンパイプが用いられており、これが頑丈に取り付けられていた為に削り取るのに大変苦労しました。 またバット部のリップスティック型ワインディングチェックも切断砥石をセットしたルーターで切り剥がさねばならず、ブランクを傷付けない様に慎重に行わねばならない作業でした。

 分解してしまえば組み立ては手慣れているので、バット部のスレッド巻き直しコーティングと言う作業はありましたが、特に問題なく進みました。 フォア部のパーツのカーボンリングは幅の狭いサイズが市販品にないので長い物を切って使用しています。 切るだけなら簡単ですが、真直ぐにカットしないと幅が狂って上下の金属リングとの間に隙間が出来てしまうので、旋盤を用いて誤差0.1㎜以下に抑えてあります。 全体を組み上げてから重量バランスを確認し、エンド部にカウンターバランス用ウェイトを内蔵させて打ち物・巻き物系ルアーの何れの使用にも使い易い様に仕上げてあります。 写真には載せてありませんが、エンドキャップの底側にはノーマルエンドキャップからダイワのエンブレムを移植してコーティングしてあります。

 依頼者の方からは 「最初からこの形のロッドだったと思える位です」 と喜んで頂けましたが、当店では改造したロッドを中古ショップに持ち込んで 「これは限定モデルです」 と言っても信じてもらえる位の仕上がりを心掛けて作業しております。 でも、折角改造したのですから、お客さまにはロッドが駄目になるまで使い込んで頂きたいと常々望んでおります。

 費用総合計 ¥27887
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のNWC-B78MH・ (右の写真) 改造前のNWG-B510L

 岐阜県の方
からの依頼で、ザクトクラスト社のナマズロッドNWC-B78MHとNWG-B510Lの2本をコルクのセパレートグリップからEVAのワンピースへとロッドのグリップ改造をしたものです。

 この2本のロッドは長さの差はありますが基本的に両方とも上右の写真のデザインで、依頼者の方はシェイプしたグリップが手に合わず、またEVAが好みなのでストレートのEVAグリップに改造して欲しいとの依頼内容でした。

 リヤ側は分解する際にバットキャップを外し難くかった以外は特に問題ありませんでした。 バットキャップはベースとなる本体アルミパーツからデコレーションリング・ゴム部・エンブレムプレートを一旦外してから熱処理を加えて本体部分を外し、その後に組み立て直して再使用しましたたが、チョット手間な作業でした。

 一番問題だったのはフォア部で、フロントのワインディングチェックが外し難く、フックキーパーや多くのガイドを取り外すだけでなくエンブレムまでも剥がさねばならない可能性があり、最悪の場合はフォアグリップのEVA変更は諦めると依頼者の方は申されました。 難しいと「面倒だ」と思いながらも挑戦したくなるものです。 運よくリールシート上部のデコレーションリングとワインディングチェックの外径が同じだったので、その径より僅かに細いEVAグリップを削り出し、やや強引に被せて接着して対応しました。 内部はコルクを剥がしてからコアテープを巻いてEVAグリップの内径に合わた太さに調整してあります。 EVAをピッタリサイズに削り出せねばならない事が一番気を使う作業でした。

 NWC-B78Mの方は2ピースだったのでフォア部を改造する為に外したガイドはバット部の1個のみでしたが、2ピースが嫌いなので接着接合して欲しいとの要望があり、グリップの作業後にジョイント部の隙間が出来ない様に切削研磨してから接着接合しました。 NWG-B-510Lの方は元々ワンピースロッドで、フォア部を改造するのみ邪魔なガイドはバット部の2個でしたので、これを一旦外してから作業後に付け直してあります。 2本の費用金額差はこの様な理由によるものです。

 費用総合計 (NWC-B78MH¥8591 ・ (NWG-B510L)¥8591
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) コルクグリップへの改造後 ・ (右の写真) 改造前のEVAグリップ

 栃木県の
方からの依頼で、ロデオクラフト999.9のホワイトウルフのEVAグリップを、デザインを変えずにコルクグリップへと変更するロッド改造したものです。

 作業の為に2ピースロッドのバットガイドを外し、EVAグリップをすべて剥ぎ取ってから同じデザインに切削加工したコルクグリップを組み付け、最後に外したガイドを付け直す作業です。 同機種のロッドの改造例は多く、工法で悩む事は無い依頼内容でした。

 問題となるのは、コルクの切削加工に少々気を遣う事です。 市販パーツにあるFujiリールシート用のコルクパーツでは径が合わないので、全てコルクパイプからワンオフで削り出さねばなりません。 外形は当然ですが、フォア部・センター部リヤ部共に接合する金属パーツを組み込む関係で内側も削らねばならず、特にセンターグリップはリールシート側を厚さ1.5㎜位にまで薄く削る必要があり、コルクが割れないように細心の注意を払う必要があります。 外側はリヤグリップとエンドキャップの接合部の段差無しにピッタリサイズに削るのがなかなか難しく、これも気を使いますね。 今回はセンターグリップ作成時に僅かに削り過ぎてサイズが合わなくなった為に作り直しました。 無駄にしたコルクは市販価格で千数百円分であり、これは当方の負担となります。 お客様には判らない事なのですが、当店の店主も見えないところでは苦労しております。

 費用総合計 ¥15626
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップ全体 ・ (右の写真) EVAからコルクに変更したセンターグリップ

 神奈川県の
方からの依頼で、ツララ社・ディビジョン社のコラボレーションロッドであるエルホリゾンテ85RemixのセンターグリップをEVAからコルク製へと変更するロッド改造をしたものです。

 元々EVA製だったセンターグリップに熱収縮ゴムパイプを被せていたそうですが、EVAが潰れて細くるだけでなく長さも縮んでグリップ前後のリールシートとワインディングチェックとの間に隙間ができていました。 熱収縮パイプを被せると最初の頃はEVAの弾力の為にパイプがピッタリと付いていますが、圧迫され続けてEVAが収縮するとパイプが緩くなります。 そこでまた過熱してパイプを熱収縮させるという行為を繰り返した結果、EVAの内部の空気が外に出てしまって全体的に委縮してしまったものと思われます。

 センターグリップの交換には、バットキャップ・リヤグリップ・ワインディングチェック・飾り巻きスレッドコーティング等の全てを剥がし取って作り直すのが基本です。 ところが、バットキャップを剥ぎ取ったところ、グリップエンド部のパイプに厚い真鍮製のパイプが被せてありました。 カウンターバランサー用のウェイトなのでしょうが、これは熱処理をかけて接着剤を緩めて外そうとしても簡単には外れず、過熱し過ぎるとグリップのカーボンパイプが焼けてダメになってしまいます。 エバーグリーンのヘラクレスシリーズの中にも同様なタイプがあり、これは非常に困らせられます。 ルーターに切断砥石を取り付けて真鍮製ウェイトを半分に切断して外す方法もあるのですが、センターグリップをコルクに変更して欲しいとの要望だったので他の手段を用いました。

 用いた工法はピッタリサイズのコルク製センターグリップを作成し、それを縦に二分割した物をサンドイッチのように上下から挟んで接着するという工法です。 まずはEVAを剥がしてグリップパイプに残る接着剤を剥ぎ取って綺麗にし、次にピッタリサイズのコルクグリップを作ります。 短いと隙間が空くのでピッタリサイズに作らねばならないのが結構難しいです。 これを縦に真っ二つに切るのですが、コルクは部位で硬さが異なるので真っすぐ切り難く、無理をすると割れる場合があるので細心の注意が必要です。 接着も接着剤不足だと貼り合わせ面が開いて割れたりするので、タップリと接着剤を塗らねばなりません。 当然の様に接着剤がはみ出すので手をベタベタにしながら溶剤とペーパータオルとで拭き取るのですが、接着剤の硬化時間との勝負でもあります。 概ね接着剤が硬化したら、浸み込んだ接着剤を取る為にグリップ前後にマスキングテープを巻いて保護してからコルクの表面をサンドペーパーで切削研磨し、更に目穴をパテ埋めしてから切削研磨をして完成するのですが、このグリップ交換の工法は簡単な様で結構大変な作業です。

 費用総合計 ¥8927
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドの修理部 ・ (右の写真) 修理前の折れた状態

 三重県の
方からの依頼で、シーバスロッドの折れたバットセクションを補強材を介して接合するロッド修理をしたものです。

 依頼者の方が以前にナイター釣行した際、置いたロッドが金属柵の隙間に入り込んでいるのに気付かずに持ち上げてしまい、通常折れる事が考えられないバット部でポッキリ折れてしまったというロッドでした。 ロッドはダイワのモアザンAGS93KLで折れたまま放置してあったのですが、もったいないので何とか使える様にという依頼でロッドの修理をしました。

 幸い、折れたのはアクションに大きな影響を与え難くく丈夫な部位だった事と、破断部が大きく裂けたりせずに比較的綺麗な折れ方でした。 ブランクの内径ピッタリのカーボンパイプを探し出し、その中に更にカーボンを挿入接着して肉厚のジョイント補強材を作製。 そのジョイント補強材を介して折れたブランクを接着接合します。 それだけでは負荷が加わると折れた部位が裂けたりヒビが入る可能性もあるので、これまたブランクの外径にピッタリのカーボンパイプを探し出して薄く削り上げた物を破損部に被せ、その上からスレッドを巻き上げてコーティングして修理完了させました。 この方式だと修理部が太くなるのですが、元々太いバット部であり、スレッドもガイド部と同じ様なゴールド飾り巻きを入れてあるので大きな違和感を感じさせない仕上がりになっています。

 毎度書きますが、折れたロッドを接合して元通りにする事は物理的に不可能です。 接合は困難な場合が多くく、可能な場合でも外見・アクション・強度に問題はある事をご承知の上でのみ折れロッドの修理をお請けしています。

 費用総合計 ¥5320
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 改造したsパレートグリップ部

 岐阜県方からの依頼で、以前にグリップ延長改造したdepsヒュージカスタムH3S-73RF/FEをを再度ロッ改造したものです。

 以前の御依頼による改造はセパレートグリップのリヤ部を延長したもので、グリップの太さは変えずにデザインそのままに長さのみ延ばしたので、ノーマルと同じでグリップの太さはは細めでした。 お客様は細めでは使い難く感じられて熱収縮パイプを2重に被せて使用する様になられていたのですが、EVAの太くすると同時にデザインを一新する依頼でした。

 リールシートより下部は完全に分解してグリップパイプのみの状態に戻し、新たに御希望のデザインに切削加工したEVAグリップを組み付け、グリップとパイプの接点にはガンメタカラーのワインディングチェックを取り付け、更にその上側にガイド部と同じカラーリングでスレッドを巻いてコーティング。 エンド部はこれも御希望のFujiのゴム製BRC-22とガンメタカラーのデコレーション金属リングを取り付けてあります。

 このロッドはブランクが重たいのでノーマル状態だと非常に持ち重り感がします。 以前のグリップ延長改造で多少は改善されていたものの、まだまだ持ち重りを感じるのでバランスの取り直しも依頼されました。 延長してあるグリップに重いゴム製BRC-22を取り付けただけでは不十分だったので、グリップエンド内にウェイトを内蔵させてベストバランスに仕上げてあります。

 費用総合計 ¥13825
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) センターグリップ部のアップ像

 愛知県の方からの依頼で、他のショップで購入したばかりで新品のシマノ社製バンタム278MをコルクグリップからEVAグリップへと変更するロッド改造をしたものです。

 手が乾燥肌の為にコルクグリップでは濡れていないと滑り易いという事で、グリップ全体のコルクをEVAに変更しました。 このロッドはグリップ着脱式だったのでガイドの取り外し無しでフォグリップの改造ができたので、その点は楽でした。 問題はセンターグリップで、リールシートは一見するとFujiのVSSかと思えたのですがシマノ独自の物で、当然の様に市販のEVAパーツでは合う物がありません。 そこで、似ているVSS-16用のEVAパーツをルターを使って少しずつ切削加工して取り付けました。 完璧にピッタリとは合わず微妙な隙間ができてしまうのですが、何とか写真の程度位までに仕上げてあります。文章にすると簡単ですが、非常に面倒な上に神経を使い、この切削加工だけで1時間位を必用としました。 リヤグリップは御希望により少し細めにシェイプし、エンドキャップはこれも御希望で集積コルクの物を細めに加工して取り付けてあります。 セパレートパイプ部のワインディングチェックは強く接着されていて外し難く、依頼者の方が不要との事だったので切り取って外し、EVAグリップの内径をセパレートパイプ部の外径にピッタリ合わせて組み付けました。

 全長の割には操作性重視のショートグリップの上にグラスコンポジットのブランクの為に持ち重り感があり、これまた依頼によりグリッオプエンド内にカウンターバランサー用のウェイトを内蔵させてあります。 あと御希望により、ブランク側にフップキーパーを取り付けました。

 センターグリップの加工に非常に手間が掛かるで、あまり積極的にやりたい仕事ではありませんが、依頼されればお請け可能な仕事です。

 費用総合計 ¥15054
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ガイド交換したトップ部 ・ (右の写真) 交換したバットガイド

 ガイド交換を何度かお請けしている東京都の方からの依頼でフェンウックのELT70SLJのガイド交換をして、ニューガイドコンセプトからKRコンセプトヘとガイド交換のロッド改造を
したものです。

 元のガイドはステンレスフレームで、トップのFST5からバット部のYSG30までの9個設定のニューガイドコンセプトで、これをPE0.4~0.8+フロロリーダー4ポンド~6ポンドを約1.5M使用との事で、KRコンセプトへのガイド交換を希望なされていました。 KRコンセプトにすると7ガイドが小型化されて軽くなる為にロッドに張りが出易くなるのですが、軟らかな調子は極力変えたくないとの要望もあってステンレスフレームでの10個設定でKRコンセプト化しました。 チタンフレームのEカラーは徐々に廃盤となっている為に新しいPカラーを採用し、トップ側からPLGST-4.5、PKTSG-4.5×5個、PKLSGL-5.5L・PKLSGM-6M・PKLSGH-12H・同25H×各1個としました。
 スレッドカラーはノーマルと同じでメインスレッドがガンメタリックで、縁取りにシルバーのライン1本、中央にゴールドのライン1本を入れてあります。 意外に思われる方も居られるでしょうが、スレッド1本分だけのラインを入れるのはスレッドを何回か巻いて幅のあるラインを入れるよりも難しい作業なのです。

 単なるガイド交換ではなくガイド数を増やした事で取り付け位置が変わるので、元のガイドを取り外した跡の問題が起ます。 このブランクは塗装を施してないアンサンドのブランクであり、元のコーティング樹脂も柔軟性のある良質のものだったので、少し加熱しながら爪で根気に剥がすことによって全く跡が判らなくなりました。 全てのロッドがこの様に上手くいく訳ではありませんし、この作業も指が腱鞘炎を起こしたり爪が削れて割れたりするので、地味なのですが結構大変な作業ですね。

 費用総合計 ¥18881
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 作り直した集積コルク製エンドキャップ ・ (右の写真) バランスを取った重心位置

 大阪府の
方からの依頼で、depsサイドワインダーのハザードマスターGPにバランサー用のウェイトを内臓させて重量バランスを取り直すロッド改造をしたものです。

 以前から何本もサイドワインダーの重量バランス取り直しを依頼してくださっている方からでした。 グリップ着脱式であればグリップの上側からウェイトを入れる方法があるのですが、今回のロッドは完全ワンピースの構造でしたので、バットキャップを取り外してウェイトを入れる事になりました。 そこで、まず集積コルク製のエンドキャップを分解して取り外し、市販の集積コルクエンドキャップを切削加工して同型の物を作ります。 その後グリップエンド内にウェイトを入れてべストバランスなるウェイト重量を調べ、重量が決まったたらウェイトと新しいエンドキャップを接着して完成です。 このロッドはdepsのロッドの中では持ち重り感の少ないロッドでしたが、重心をリールシートの先端部に位置させた事によって、操作性・感度がアップしました。

 カウンターバランサー用のウェイトを入れるとロッドの自重が増えるので、ロッドが重たく感ずると思って嫌う方も居られます。 ですが、バランスの取れたロッドの使用感は逆に軽くなり、しかも感度もアップするので、是非試して頂きたい改造です。 グリップとエンドキャップの形状・構造・材質で工法が変わるので、今回の費用はあくまで参考値としてください。

 費用総合計 ¥3740
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ像 ・ (右の写真) 純正のロックナットパーツを再利用したフォア部

 
千葉県の方からの依頼で、Qu-onのスーパートリックスター・STS-511XL-ASというソリッドカーボン製ブランクのスピニングロッドをベイトタイプへとロッドの改造したものです。

 同じ機種のスピニングロッドをベイトタイプに改造した物を使用した動画を見て自分も実践しようとされた方からの依頼で、極小の3.5サイズのガイドをトップセクションに用いた13個設定のマイクロガイド仕様で、グリップのフォア部はエバーグリーンのヘラクレス・ファクトの様なデザインのセパレートグリップにして欲しいという御要望でした。

 まずはノーマルガイドを全て取り外し。 ブランクが挿し込み接着してあるグリップはリールシート部で切断して分解し、フロントのワインディングチェックのみ外さずに残しておきました。 外径12mmのメッシュ柄カーボンパイプをベースにグリップを作製し、リールシートはブラックに塗装されたECS-16で、ロックパーツはノーマルのKDPSにカーボンパイプを組み込んだ物を再利用。 ヘラクレス・ファクト風のフォア部は2種類のリールシートリング・メッシュカーボンを短く切って作ったリング・皿状に切削加工したEVAを組み合わせてあります。 金属パーツのカラーはノーマルに合わせたかったのですが、パープルのカラーが無いパーツもあるので、レッドとパープルを組み合わせて作りました。 リールシートから下部の長さは22cmとしたので全長は長くなっています。 更にバットエンド部にはカウンターバランス用のウェイトを内蔵させてあるので、持ち重りし易いソリッドブランクでのロッドでも非常に良いバランスとなり、操作性・感度が向上しています。

 ガイドはチタンフレームでトップからT-LGST3.5、以下T-KTSG3.5・4、T-KBSG4.5・5・5.5とシングルフットガイドを取り付け、バット部はT-KWSG6・8のダブルフットガイドです。 御希望に合わせて13個設定のマイクロガイド仕様としてありますが、極小ガイドをソリッド軟らかいティップ部に巻くのは結構面倒な作業ですね。

 費用総合計 ¥51849
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 下が完成した改造ロッドで上はデザイン見本 ・ (右の写真)加工作製した中央のリング

 長野県の
方からの依頼で、ロデオクラフト999.9というロッド2本のグリップを造したものです。 下2段目と3段目のロッドを依頼してくださった方で、当店の仕事内容が気に入ってくださり、またもやロッド改造を御依頼をして頂けたものです

 改造するロッドは既にグリップを分解されており、やはり分解されたロッドのリールシートとバットキャップを利用して見本ロッド風デザインとしてブルーのEVAで作製してほしいとも依頼内容でした。

 まずは未分解であったリールシートフォアのナット部をパーツとワインディングチェックに分解し、リールシート本体と金属製雄ネジ部を分解して残った接着剤を剥がし、組み付け部のサイズがブランク径と合わないバットキャップを加工する下準備をしました。 ブルーやレッドの色物EVAはパーツメーカーがどんどん廃盤にしているのですが在庫分はまだ入手できる状態で、なんとかブルーの適正サイズEVAを入手できました。 このロッドのリールシート部の径は見本ロッドより1mm細く、たかが1mmでも径が違うと同じデザインには加工できずイメージも狂って来てしまいます。 EVAの切削加工は見本と睨めっこしながら少しずつ加工して極力同じイメージになる様に配慮しました。

 グリップ中央部のリングは市販品に同サイズ形状の物が無い為に、前回は皿型のリールシートリングを2個揃えて使用しましたが、何とか見本と同じにして欲しいと強い要望がありました。 市販に無いパーツは何ともならないものですが、リブ付きの幅広リールシートリングでリブ部の径・幅が同じサイズの物を見つけ、このリブ部を切り取って使うアイデアを思いつきました。 切断面が見えない様に接合部のEVAを少し凹ませる等の細かい作業も必要になりましたが、写真の通り違和感のない仕上がりとなりました。

 費用総合計 ¥15663
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 三重県の
方からの依頼で、海外製のロッドであるe21キャロットスティックCCTX691M-M-CのリールシートをFujiのTBSに交換して、グリップをワンピースタイプに変更するロッド改造をしたものです。

 このロッドのノーマル状態はスケルトンタイプのリールシートなのですが、ホールド感が合わず手が痛くなると言う事で、依頼者の方が最も手に合うと感じられているFujiのTBS-16タイプのリールシートに交換しました。 このTBS型リールシートは既に廃盤機種ですが、当店に在庫があったのでそれを採用しました。 元のリールシート上部のワインディングチェックと飾り巻きは残して、それより下側のグリップパーツは全て取り除きました。 残したワインディングチェックと飾り巻きを生かす為にフォアのFPパイプはカットギリギリまで短くし人差し指が当る部分に凹みを付けたEVAを被せてあります。 リヤはワンピースのEVAで、依頼者のお好みに合わせてシェイプ加工し、エンドキャップは荒れた地面に立て掛けても傷付かず滑らないラウンド型集積コルクを採用しました。 デコレーションパーツはFPパイプフォアグリップ上部の大口径ワインディングチェックと下側のリング、リールシート下側のリングの3点のみで、リールシートも無塗装のシンプルな作りです。 スマートでスタイリッシュに見えるノーマル状態に対し、改造後はズングリして太く見えるデザインなのですが非常にホールド感が良く、実用性重視と言えるロッドに仕上がっています。

 店主の個人的感想ですが、やはりロッドは道具ですので実用性重視が一番だと思います。 最新型のパーツや流行のデザインに改造するのも悪くは無いのですが、あえて廃盤になっていても手に合うリールシートを採用して実用性を追う依頼は作り甲斐を感じますね。

 費用総合計 ¥19331
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 下2本が改造ロッドで上はデザイン見本 ・ (右の写真) リヤグリップの見本との比較

 下の段の写真と同じ長野県の
方からの依頼で、2本のロデオクラフト999.9のグリップを改造したものです。 前回のロッド改造で当店の仕事内容が気に入ってくださり、すぐに次の御依頼をして頂けたものです

 見本となるのは左の写真上側のロッドで、これは前回の御依頼の時と同じ物です。 改造する1本は赤いEVAのワンピースグリップで、フォアグリップも見本より長いものでした。 材料となる赤色のEVAパイプは種類が少なく、このロッドに合う細い内径トシテマタギ社の物を使用したのですが、材質的に軟らかく切削加工が非常にやり辛かったです。 外側はまだ何とかなるのですが、リールシート下側は凹型に加工せねばならず、厚みも2mm以下まで削らねばなりません。 その為に僅かにでも削り過ぎると、接着した際に外側が凹んでしまうので極めて慎重に少しずつ削る必要があります。 正直何度か失敗作を作ってしまいましたが、何とか納得いく程度のものができました。 中央部のリングは市販品に適合するサイズ形状がないので、サイズ的に合うリールシートのスクリュー側用リングを2個組み合わせて対応し、エンドキャップは大きいEVA製エンドキャップを切削加工して組み付けてあります。 フォアグリップも見本と同じサイズにEVAパイプから削りだし、ノーマルはワインディングチェックがなかったので新品を取り付けました。 フォア部改造の為にバットガイド1個を取り外しましたが、取り付けは依頼者の方が御自身で行うという事で取り付けてありません。

 コルクグリップの方はリールシート下側にアワビ貼りのリングが取り付けられていますが、全長・サイズ的に見本と同じになる様に作製してあります 基本作業は上記の赤色EVAと同じですが、フォアグリップのワインディングチェックはノーマルに付いていた物を再利用してあります。 このロッドはバットセクションにガイドが付いていなかったので、フォアグリップ作業に伴うガイド取り外しはありませんでした。

 費用総合計 赤色EVAグリップ ¥12790 ・ コルクグリップ ¥15576
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 下が改造したロッドで上はデザイン見本 ・ (右の写真) リヤグリップの見本との比較

 長野県の
方からの依頼で、依頼者御自身が分解したロデオクラフト999.9のホワイトウルフのグリップを、同じく分解したロデオクラフトの52Lツーナインプラスのブランクに組み込み、EVAを黒色へと変更するロッド改造をしたものです。

 組み付けるグリップのフォグリップはそのままですが、依頼者の手によりリールシートはブランクが取り外されおり、EVAは剥がされた状態でした。 その分解作業がないだけ楽でしたが、金属パーツに残るEVAと接着剤が強固で取り去るのにはチョット手間がかかりました。

 フォアグリップはFujiリールシート用に作られた市販品では流用できないので、EVAパイプの外側と内側を切削加工してワンオフで作り出し、細いブランクとの間を埋めてガタツキを無くす為に集積コルク製アーバーを加工したスペーサーを内蔵させました。 リヤグリップもEVAパイプの外側だけでなく凸型の金属パーツがピッタリ填まる様に内側も切削加工して作り出し、バットキャップは市販のEVAバットキャップを切削加工して取り付けてあります。

 問題となったのがグリップとエンドキャップの接合部で、見本の様にEVAの色が異なれば良いのですが、同色だと接合部が線で残るので外見が悪くなります。 そこで通常は金属リングを間に入れるのですが見本と同じサイズでグリップにすると適合する径の市販品リングが見つかりませんでした。 しかし、過去に分解したグリップから外したパーツを捨てずに保管してあった物の中から、偶然に1個だけ合うリングが見つかったのでそれを取り付けてあります。 逆言えば同じ物をもう一度作る事になっても、このグリップとエンドキャプ間のリングで悩むことになりそうですね。

 費用総合計 ¥11490
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ像・ (右の写真) エンドキャップの処理状態

 長野県の
方からの依頼で、deps社サイドワインダーのフリッピングエディショング(FE)のセパレートグリップを同じdepsのグレートパフォーマーの様なシェイプされたワンピースグリップに変更し、同時に延長してエンドキャップを集積コルク製ラウンド型に変更するとロッドのグリップ改造をしたものです。

 このロッド改造も作業手順は難しいものではなく、リヤグリップのEVAを全て剥がしてから組み直すのですが、depsのセパレートグリップはワインディングチェックも飾り巻きも無いので取り外しは楽です。 ただ、セパレート部のメッシュカーボン柄はその部分だけなので、グリップパイプ状態にするとメッシュ柄カーボンを重ね巻きしてコーティングされた中央部のみ太いので、これを均一になる様に処理しないと新たなEVAを綺麗に被せて接着し難いという点はありました。

 組み込みの方はストレートのEVAパイプを旋盤でシェイプ加工し、デコレーションリングと市販の集積コルク製ラウンド型エンドキャップを取り付けてあります。 目には見えない部分ですが、EVAグリップもエンドキャップも凸型に加工してデコレーションリングにはめ込んであり、これによってセンターを出すと同時に隙間が出来ない様に処理しました。

 費用総合計 ¥8591
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後の2本のグリップ全体 ・ (右の写真) バランスを取ったロッドの重心点

 兵庫県の
方から2本のロッドの改造依頼を請けたもので、1本はdepsのサイドワインダー・ドムドライバーのオリジナルのグリップを延長して重量バランスを取り直してエンドキャップをFujiのBRC22に変更し、もう1本は同じくサイドワインダー・ドムドライバーのフリッピングエディショング(FE)のセパレートグリップをワンピースグリップに変更すると同時に延長し、やはり重量バランスを取り直し、エンドキャップをFujiのBRC22に変更するというロッドの改造をしたものです。

 この様なロッドの改造の依頼は比較的多く、慣れているので作業手順は難しいものではありません。 リヤグリップのEVAを全て剥がしてから延長用カーボンパイプを挿し込み接着し、その上から新たなEVAパイプ・デコレーションリング・BEC22バットキャップを組み付けます。 バットキャップを取り付ける前に重量バランスを確認し、最適な重量のカウンターバランス用の鉛ウェイトをグリップエンド内に挿入接着してあります。 手間な作業は元のEVAを剥がしてからグリップパイプに残る接着剤や太さ整用の糸を剥ぎ取る事でした。 ロッドの製造メーカーにより接着剤の種類も異なるのですが、このロッドは非常に硬くなる接着剤が使われていたので剥がし難かったです。 しかも、ロッドのグリップパイプは強く圧縮された高密度カーボンではない場合が多く、カッターナイフで接着剤を剥がしていく時にカーボンパイプの表面が竹を削る様にサクサク裂けてしまうので、非常に気を使いました。

 費用総合計 ¥10215 (写真上 ドムドラバー)
          ¥9791 (写真下 ドムドラバーFE)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 塗装し直してスレッドも巻き替えたロッド ・ (右の写真) 作業前のノーマルのロッド

 福岡県の
方からの依頼で、フェルール付きトップウォーター用ロッドのブランクを塗装し直し、それに伴いガイドの付け直しと新たにネームシールを貼り付けコーティングしたものです。

 このロッドはトイズフロッグのスーパーフローター4.8ftというもので、スカイブルーに塗装されたブランクにトップガイドと4個のダブルフットガイドがオレンジとホワイトのスレッドで巻き上げられていました。 当店自身ではブランクと装を行っていないので、ガイドを取り外し、他の飾り巻きスレッドやエンブレムシールまで全て剥がし、取り外しが困難なフェルールは付けたままでブランクを塗装させる為に専門業者の方へ送りました。

 数週間後に依頼通りのマット仕上げされたビターチョコレートの様なこげ茶色に塗装されたブランクが戻ってきました。 これに取り外してあったガイドを元と同じ位置に取りつけ、他の業者に依頼して作らせたオリジナルのネームシールを貼り付け、飾り巻きも施してコーティングしました。

 大きな問題はありませんでしたが、フェルールが取り付けられたままでの塗装の為に、フェルールとの接点が塗料で凸凹しておりスレッドが巻き難い状態でした。 シルバーのスレッドで巻くという御希望であったのですが、メタルスレッドは下地の凹凸影響で光の反射具合が変わって凹凸がある事が判ってしまうのです。 そこでカッターナイフとサンドペーパーを用い、フェルールとスレッドを巻かない部分に傷を入れぬ様に注意しながらブランク表面を滑らかにしてから作業を進めました。

 費用総合計 ¥22524
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ブランクを差し替えた修理したロッド ・ (右の写真) 替えたブランクとの比較写真

 岡山県の
方からの依頼で、トップ部を折ってしまったカスタムロッドのグリップとガイドを利用して同じブランクでロッドを作り直したもので、ロッド修理と言うよりカスタムロッドの再作製とも言えるものです。

 このロッドは以前に何本もカスタムロッドを注文して頂いている岡山県の方からの依頼によりジャストエース社のBHT701HHを用いて作製したカスタムロッドで、1番ガイドの下側で折れて先端がなくなっていました。 今回の依頼は折れたロッドの使えるパーツは全て使って、同じブランクで全く同じロッドを作り直して欲しいという内容でした。

 このロッドのブランクはグリップパイプに挿し込み接着するタイプであり、グリップを分解せずにそのまま使えないかと考えました。 フォアグリップ上部でブランクとグリップパイプが接合してあるので、ダメな場合はグリップごと作り直すつもりでブランクの抜き取りを試みました。 簡単な作業ではありませんが、ブランクを切断してから挿し込み部を削り出して取り去り、なんとかグリップを無傷で再利用できる様にしました。

 その後は新しい同じ機種のブランクを挿し込み接着して接合し、欠損しているトップと1番ガイドは新品で、他は元のブランクから外したガイドを取り付け、元と同じネームシールを作って貼り付けコーティングしてあります。 元のロッドに使っていたスレッドは廃業したグデブロッド社のオリーブカラーなの入手できない物でしたが、幸いにも今回使う分だけは当店に在庫があったので全く同じ仕様で作れました。 グリップまで分解してパーツを再利用したのであればカスタムロッド完成例の方へのせる作業ですが、ブランクの差し替え修理という事なのでロッド改造・ロッド修理の完成例として載せる事にしました。

 費用総合計 ¥31450
 
 
 
☆ ロッド改造 ・ ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造後のグリップ全体像 ・ (右の写真) セパレートタイプの方の部分的アップ

 一段上の写真の修理ロッドと同じ岡山県の
方からの依頼で、既に一度グリップ改造を施してあるツララのロッド2本を再度グリップ改造したものです。

 左の写真上の1本はセパレートタイプを延長した上で極太ストレートのワンピースタイプに改造してあった物ですが、下のグリップと同じ長さにして外径28mmのEVAパイプをシェイプ加工したワンピースグリップへと再改造しました。 延長はカーボンパイプを被せてある物だったので、削り取って処理してあります。 エンドキャップは前の改造の時の極太EVAグリップに合わせて接合部の外径が31mmもあるFujiのBRC25が取り付けられていたので、これも接合部外径28mmのBRC-22に交換してあります。

 左の写真下側のグリップはセパレートでしたが同じ様に外径31~32mm位の極太EVAに改造されていたものでした。 これを外径28mmのEVAをシェイプ加工したセパレートタイプに再改造し、やはりバットキャップもBRC22に交換しました。 ツララのロッドのブラウンの塗装は剥がれ易い部類なので、セパレート部のワインディングチェック前の飾り巻きを剥がす際に非常に近い位置のエンブレムまで影響が出そうな事が問題でした。 元の改造も多分同じ処方手法で当店で行ったものと思いていますが、ワインディングチェックを外さずにEVAグリップを交換しました。 取り付け部のグリップパイプにコアテープを巻いてかさ上げし、EVAグリップの内径をワインディングチェックの外径より0.5位細くになる様に調整した物をやや強引に被せて接着するのです。 取り付けるグリップの長さもジャストサイズ+0.5mm位で作る必要があるので切削加工が一番大事な作業となりますが、ピッタリ決まれば右の写真の様に綺麗に仕上がります。 これは弾力のあるEVAだから可能な事で、コルクだと隙間が出来たり割れてしまうので適しません。

 費用総合計 ストレートタイプ (左の写真上側) ¥8242
         セパレートタイプ (左の写真下側) ¥9350
 
 
 
ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れロッドの修理部 ・ (右の写真) 修理前の破損状態

 熊本の
方からの依頼で、ダイコー社製シーバスロッドのサラシモンスター1263HSの折れたトップセクションを補強材を介して接合するロッド修理をしたものです。

 この依頼者の方は、「折れたロッドの接合修理するのは可能でも元通りには決してならない事と、ある程度のリスクがある事は承知の上です」、と仰ってロッドの修理を申し込まれてきました。 どの様な状況でロッドが折れたのかは判りませんが、ダブルフットガイドのガイドフット間 (下側のフットの付け根位置) で折れており、これは非常に珍しい位置での破損でした。

 今回の修理も下の写真のロッドと同じ様にガイド取り付け位置で折れたものだったので、接合部へガイドを取り付ける事でアクションへの影響が少なく、外見的にも違和感の少ないなく修理が可能でした。 破損部のガイドとスレッドは既に外されていたので、まず断裂部とブランク表面を綺麗に処理し、内側はソリッド状のカーボンを削って作製したジョイント材を差し込み接着し接合。 外側は接合部にピッタリの内径のカーボンパイプを用意し、旋盤で表面を削って厚さ0.3~0.4mm位まで薄く加工し、それを接合部に被せて補強。 そのカーボンパイプにブランクと同じ様なマットブラック塗装を施し、その上にガイドを載せてノーマルと同じカラーリングでスレッド巻きコーティングして修理を完了させました。 補強パイプとのサイズ・位置関係の問題で、ガイド取り付け位置がノーマルより5mmほど下に移動していますが、ロッドの全長などには殆ど変化はありません。

 折れたロッドの修理は難儀な事が多いのですが、このロッドや下の写真のロッドの様な破損部位や状態であれば、比較的ロッドアクションや外見に悪影響少なく修理できると言う例です。 逆を言えば折れた部位と破断状態では修理困難であり、たとえ修理できても強度・アクション・外見的な問題が生ずるので修理の御依頼をお請けし難いとも言えます。

 費用総合計 ¥5100
 
 

 
ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドを接合した修理部 ・ (右の写真) 修理前の破損状態

 東京都の
方からの依頼で、折れてしまったロッドのトップセクションを補強材を介して接合するという、ロッドの修理をしたものです。

 このロッドは数年前に当店で作製したカスタムロッドなのですが、折れてしまったので何とか直したいとの御依頼でした。 以前から何度も書いておりますが、折れたロッドを元通りに接合するのは物理的に不可能な事です。 補強材を介して接合する事は可能ですが、外見・アクション・強度に問題が起こる可能性があるなど困難な場合も多く、ある程度のリスクを御承知の上でのみお請けしているロッド修理です。

 今回は折れたのが2番ガイドの直ぐ上の部位だったので、ガイドを接合部へ取り付ける事でアクションへの悪影響を軽減しました。 まずガイドを外し、折れて裂けた部位を切断し、ソリッド状のカーボンをジョイント材として差し込み接着し接合します。 ただ、細いソリッドカーポンだけでは強度が保てないので、同時に接合部の上に細い金属パイプを被せて補強します。 それぞれのパーツにはサイズ的に微妙な差があり、しかも完璧に真っ直ぐな形状ではないので、接合時にセンターを上手く出すのが難しいです。 その為に接合した先がどうしても上下左右のいずれかに曲がってしまうので非常に気を使います。 後は補強パイプの上にノーマルと同じカラーリングのスレッドを巻いてガイドを取り付けるのですが、これもブランクと補強パイプの段差を隠さねばならないので巻き難い作業でした。

 費用総合計 ¥4850
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) フォアグリップレス・セパレートタイプへの改造後 ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 一段下の写真のロッドと同じ奈良県の
方からの依頼で、depsのストラッグルアーツFXXX86・サムライニンジャハラキリフジヤマのグリップを延長した上で、フリッピングエディショング風のフォアグリップレスでセパレートタイプのグリップに変更するロッド改造をしたものです。

 このロッドは2ピースなのでバット部に取り付けられていたガイド2個を外してからフォア部を改造し、作業後に外したガイドを再取り付けしました。  まずノーマルのKDPSで作られたフォアグリップを取り外して、ICカラーのフードが付いたSD16ナットに交換。 フォア部はリールシート上部のブランクにガンメタカラーのアルミ製スペーサーとワインディングチェックを組み合わせてブランクに取り付け、その上側にスレッドを巻いてコーティングしてあります。

 このロッドのバット部にはフックキーパーが付いているのですが、依頼により取り外し、外した跡はコンパウンドで研磨処理して目立たなくなくしました。 同時に依頼を請けた下の写真のドムドライバーとは異なりグリップパイプが細いのでセパレートパイプ部は外径12mmのメッシュカーボンパイプを被せ、同じ様にそのまま延長パイプとしました。 グリップも同じくEVAパイプを切削加工して取り付け、エンドキャップはノーマルの再ものを取り付けてあります。

 費用総合計 ¥17110
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) フォアグリップレス・セパレートタイプへ改造後のグリップ ・ (右の写真) 改造前のグリップ

 一段上の写真のロッドと同じ奈良県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダー・ボアコンストリクターのグリップを延長し、更にフリッピングエディショング風のフォアグリップレスでセパレートタイプのグリップに変更したロッドの改造です。

 このロッドのリールシートはスクリュー部を短くカットしてある為に、そのままでは改造できないのでグリップを完全に分解して作り直しました。 新品のブラック塗装されたTCS-SD17型リールシートを取り付け、その上部にガンメタ系カラーのアルミ製スペーサーとリングを組み合わせてグリップパイプに取り付けてフォア部を処理してあります。 このロッドのグリップパイプは太いのでセパレートパイプ部は外径18mmメッシュカーボンパイプの長い物を被せ、そのまま延長パイプとしました。

 グリップはEVAパイプを切削加工して取り付け、エンドキャップはノーマルの再ものを取り付けてあります。 depsのフィリッピンエディションの様にセパレートパイプ部との接点にワインディングチェックも飾り巻きスレッドもありません。 その分だけ作業が楽にも感じますが、EVAグリップの内径とセパレートパイプの外径は製品ごとに0,5mm位のサイズ誤差があります。 その為に最大1mm位の隙間ができてしまう事もあり、これを熱処理などで調整せねばならぬ場合もあるので、一概に楽とは言えないですね。。 

 費用総合計 ¥18225
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) セパレート部の処理状態

 岐阜県の
方からの依頼で、ウィットマーダウンラップXXXのグリップ改造をしたロッドです。 シンプルなデザインなので一見しただけでは判らないのですがフル改造してあり、工法を考え出す事と実際の作業にはかなり苦労したロッド改造例です。

 リールシート位置を数cm上に移動させ、フォアグリップをシェイプした短い物に変更し、リヤグリップはセパレートタイプにロッドを改造して欲しいとの御要望でした。

 このロッドのリールシートはTCS-SD17(内径17mm)なのですが、最初の難問はブランクエンド部の径が17mmを超えていた事で、リヤ側からのパーツ組み込みが困難だった事です。 ブランクの上側からパーツを組み込むなら問題無いのですが、それだと多くのガイドを外さねばならず費用が大幅にアップしてしまうので、何とかリヤ側からの改造手法を検討する事になりました。 リールシートに関しては内側を削って内径を少し広げ、ブランクも肉厚に十分な余裕があったのでエンド部の幅数cmの表面を削って僅かに細くする事で対応しました。 当然の事ですが、強度は十分に配慮してあります。

 次の問題はシェイプした短いフォアグリップの取り付けに関してで、御希望の長さだとリールシート位置を上に数cm移動させても上部の飾り巻きスレッにまで届かないので、元のフォアグリップを外した後を処理せねばならない事でした。 ここはスレッドを巻き上げてコーティングすれば良いのですが、、リヤ側から組み込むフォアグリップの内径が大きいので、ブランクとの間に隙間ができてしまいます。 金属製のワインディングチェックはの様にリヤ側から組み込めず、元々のゴム製ワインディチェックはボロボロで再利用できなかったのですが、店主が個人的に持っていたゴム製ワインディングチェックがリヤ側から組み込めたので、何とかなりました。

 最後の問題はセパレート部で、やはりブランク径が太いリヤ側から組み込むEVAグリップの内径と、強いテーパーの為に細くなるセパレート部のブランクとの隙間でした。 ここはまず飾り巻きのスレッドを先に巻いてセパレート部全体をコーティングし、セパレート部の径がブランクエンド部とほぼ同じ太さになる様に厚くコーティングしました。 これによりEVAグリップを組み込むと7ピッタリ合うサイズになる様に処理して対応しました。

 フロント側から行えば何の問題も無い作業なので、写真を見ただけでは作業の大変さは判らないと思います。 今回の様に太くてテーパーが強いブランクでリヤ側から作業すると厄介な問題が起こりますが、お客様の要望に対して少しでも無駄な費用をかけず応ずる様に当店では勤めています。 なお、今回のロッドはお客様が中古で入手されたもので、変形したガイドの修正・付け直し2箇所や、ヒビの入ったスレッドコーティングの補修も行っております。

 費用総合計 ¥22781
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) バランスを取り直したロッドの重心位置

 岐阜県の
方からの依頼で、depsのサイドワインダーFEボアコンストリクターのグリップを延長し、同時にウェイトバランスを取り直して操作性と感度アップを向上させたロッド改造です。

 リヤグリップを4cm延長してエンドキャップをEVA製の物に交換し、グリップエンド内にカウンターバランス用のウェイトを内蔵させて重量バランスを取り直して欲しいという御要望でした。

 ノーマルのEVA製リヤグリップとエンドキャップを取り外し、グリップパイプ内へ延長用の肉厚なカーボンパイプを挿入接着。 新たにEVAパイプから切削加工して作ったリヤグリップと市販品を加工したEVAバットキャップを取り付け、その間には幅5mmの金属リングを組みつけてあります。 外見からでは判りませんが、リング接合部はグリップ・エンドキャップともに凸型に切削加工してセンターを出してあります。 パーツ組み付ける際に予め調べておいた重量の円柱状にした鉛のウェイトを内部に挿入接着して重量バランスを取り直してあります。

 もし、お手持ちのロッドが持ち重りで操作性の悪さや感度が悪いと思われる方は、グリップエンドに錘をテープで仮止めし、写真と同じ位の位置が重心をとなる様にしてみて下さい。 操作性も感度もアップする事が期待できます。 中にはかなりの量のウェイトを必要とするロッドもありますが、シマノのDCモデルとMGモデルのベイトリールを付け替えても極端にタックル重量が変わったと感じない様に、多少の自重アップは気になりませんし、バランスが良くなった為に逆に軽く感じる様になります。

 費用総合計 ¥8200
 
 
 
☆ ロッド修理・ロッド改造の完成例
  (左の写真) 交換したガイドの取り付け状態・ (右の写真) 割れたコルkを交換修理したフォアグリップ

 新潟県の方からの依頼で、ティムコでは扱ってないUSAモデルのフェンウック社イーグルのスチールヘッド用EGTT902XHVYというロッドで、取り付けられているハードクロームリングのガイドをFujiのS.I.C.リングのKガイドにガイド交換し、割れたフォアグリップのコルクを交換するロッド修理をしたものです。

 全てダブルフットのステンレスフレームKガイドへとガイド交換し、ガイドのサイズはお任せという御要望でした。 そこでガイドの基本位置は変えずに、トップガイドはEMNST‐6として以下EKWSGー6×4個、同7×2個、同8・10・12・16×各1個の11個設定としました。 スレッドはノーマルと同じブラックの単色で、バットガイドのみやはりノーマルと同じでコパーの縁取りラインを入れてあります。 フレームの幅の違いにより同じガイド位置でもスレッドを巻く位置が異なるので、元のスレッドを剥がした跡の問題が起きました。 剥がれたツヤ消しクリアーの塗膜補修の為に市販のツヤ消しクリアー塗料を塗ったのですが、塗料によってツヤ消しの程度が異なるので写真の様にガイドフット間と他の部分ののブランクの表面の感じが微妙に異なっています。

 このロッドのリールシートはFuji製に似ているフォックスグラファイト社製の物ですが、FujiのKDPSに相当するパイプ付きナットのパイプ部が非常に短くしてありました。 この為、リール着脱の際にフォアグリップを回す際にグリップ先端を握って回すとコルクのみの部分を回す事になり、その結果コルクが割れてしまう事が起きます。 このロッドも同じ原因でフォグリップが割れており、割れ方が酷かった為にコルクを交換する修理を施しました。 市販パーツを切削加工する事は毎度の仕事であるので問題は無く、ガイドも交換するので外しましたが、バット部のフックキーパーをエンブレム部を傷付けずに取り外して付け直すのにチョッとテクニックを要しました。 他にリヤグリップの目穴が目立つ様になっていたので、パテ埋め研磨処理してあります。

 費用総合計 ¥32188
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 角度を変えた位置から写したグリップ

 名古屋市の
方からの依頼で、ツララ社のロッドMonstruo75のグリップをを完全に作り替えるというロッドのグリップ改造した例です。

 ツララ社のロッドのセンターグリップは細めにシェイプされたデザインの為に、グリップを太くしたいと言う方がは結構多くおられますが、このロッドの依頼者の方もそうでした。 それだけならリールシートから下部だけの改造なのですが、短いEVAフォアグリップをコルクにした上でもう少し長くして、リールシートのスクリュー部を少し隠したいとの要望もありました。 リールシートのタッチ窓部のグリップパイプは15mmなのですが手への当たりが悪いそうで、ここも太くしたいという事で外径17mmのカーボンパイプと内径17mmの塗装を施したACS-SD17型リールシートに交換しました。

 作業の為に外したEVAリヤグリップも御要望によりコルクで作り直し、エンドキャップもノーマルのFujiBRC-22からラウンド型集積コルク製に変更し、重量バランスが変わった分はウェイトをグリップエンド内に装着することで見直してあります。 リールシート機種やグリップの位置関係等の基本部分は変わっていないので一見すると大幅な改造には思えませんが、フォアグリップ上部のスレッド巻きコーティングされたグリップパイプと、エンブレムが書かれたセパレートパイプ部以外は全て変更してあります。

 費用総合計 ¥25813
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造前のグリップ ・ (右の写真) プレッソAGS風セパレートグリップへの改造後

 
栃木県の方からの依頼で、ダイワのブレイゾン662LBのリヤグリップを同じダイワ製のプレッソAGSベイトロッドの様なデザインのセパレートタイプのグリップへとロッド改造をした例です。

 元のグリップ内のカーボンパイプ(ブランク)はEVAやコルクを剥がした上で接着剤も取り去らねばならず、その表面は非常に醜くなる事が多いです。 その為にセパレートタイプへの改造は、グリップパイプが細ければ綺麗な太いパイプを上に被せ、グリップパイプが太い場合は細くて肉厚で綺麗なパイプを差込接着してセパレートパイプ部とします。 しかし、どちらの方法も適さない太さのグリップパイプの場合もあり、今回がその例でした。

 単にセパレートタイプにするのであれば綺麗なパイプを被せる手法が使える太さでしたが、リヤグリップ上部を太さの異なる二段カーボンパイプのデザインが御希望だったので、セパレートパイプ部は細くする必要がありました。 しかし差し込み方式では細くなりすぎて強度が保てなくなる恐れもありました。 そこでセンターグリップの中心位の位置でグリップパイプを切断し、内側と外側に補強材としてのカーボンパイプを介して、グリップパイプと同じくらいの太さのメッシュカーボンパイプを接合する事で対処しました。

 後の問題は二段カーボンパイプの段差部に取り付ける金属パーツなのですが、これらはワインディングチェックとリールシート用スペーサー等のサイズを検討して組み合わせる事で対処してあります。 常々、どこをどうすれば依頼者の方の御希望に沿えるのかを考え出すセンスがロッド改造やロッド修理をするビルダーには重要だと感じています。

 費用総合計 ¥17045
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) ガイドを交換したバット部分 ・ (右の写真) ガイドラッピング状態のアップ写真

 高知県の
方からの依頼で、少し古いスポーツザウルス社のSS96BF-3を古いガイドシステムからKガイドへのシステム変更するガイド交換のロッド改造をした例です。

 元のガイドもチタンフレームで、トップガイドは今も現行のFSTでしたが他は既に廃盤となっているLVSGガイドが主体で、バット部はSVSGという古いタイプでのガイド構成のロッドでした。 相談によってトップ部のみワンサイズ下げる以外はガイド位置・数は基本的に変えない事となったので、ガイドのリングサイズと背の高さを考えてトップはMNST-6、以下KTSG6・7・8・10、KLSG12・16・20、KWSG30L にガイド交換ました。

 今回のガイド交換作業をする上で少々厄介だった事は、トップガイド以外の全てのガイドがダブルラッピングされている事でした。 ガイド外すにも取り付けるにもシングルラッピングの倍近い手間と時間が掛かるので手間のかかる作業なのです。 通常ダブルフットガイドをフット間の狭いSVSGから広いKWSGに交換すると、フット間に残る元のガイド取りつけ跡の問題があります。 ですがダブルラッピングだとフット間も下巻きスレッドを巻き直してコーティングするので、写真の通り綺麗に仕上がっています。 ただ、欠点はどうしても費用が高くなってしまう事ですね。

 費用総合計 ¥33771
 
 
 
☆ ロッド改造 & ロッド修理の完成例
 (左の写真) 延長前と延長後のグリップ比較 ・ (右の写真) 傷の補修をしたブランク

 滋賀県の
方からの依頼で、2本のダイコー製バローズ711Hのコルクグリップを延長するロッド改造をして、その内の1本はブランクにある3箇所の小傷を目立たなくするロッド修理をしました。

 グリップ延長のロッド改造には二通りの方法があります。 一つはグリップ内部のパイプが太い場合で、パイプ内に延長用の一回り細くて肉厚のカーボンパイプを挿入接着する方法です。 二つ目はグリップ内部のパイプがが細い場合で、こちらは一回り太いカーボンパイプを被せて延長する方法です。

 このロッドのグリップパイプの外径は約17mmあったので、通常であれば細めのパイプを差し込みます。 しかし、このロッドはテレスコピックタイプの為に延長パイプを差し込むと仕舞い込みの差し込みが浅くなり、延長分も合わせると仕舞い込み寸法が大幅にアップしてしまい、持ち運び時のメリットが無くなってしまいます。 結果的に太いグリップパイプにより太いパイプを被せねばならないのですが、市販のカーボンパイプに適合するだけの太さの物がないという問題がありました。 そこで太くなれば曲げにも強く軽いアルミパイプを採用して延長しましたが、外径が20mmもあるので、その上に被せるコルクの厚みが当然の様に薄くなり、細いシェイプ部の切削加工と接続作業ではコルクを割ってしまわぬ様に細心の注意が必要となるロッドのグリップ改造でした。

 ブランクの傷隠しの依頼は米粒大の傷3箇所のを補修するもので、依頼者御自身でエポキシ樹脂をほんの少し塗って修理を試みてある状態でした。 とりあえずそのエポキシを削り取ってから新たな樹脂を少量塗り、凸状の表面をナイフ・サンドペーパー・コンパウンドで切削研磨して平らに仕上げました。 言葉では簡単に聞こえる作業ですが、実際の作業は非常に神経を使う疲れるロッド修理の仕事です。

 費用総合計 ¥18465 (グリップ延長¥8120×2本=¥16240、ブランク傷補修¥2225)
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 改造・修理が完了したグリップ ・ (右の写真) グリップの修理前の状態

 京都府の
方からの依頼で、古いレスターファインの破損したコルク製ガングリップを修理し、グリップを切断した他のロッドのブランクを専用のフェルールに接合して完成させたたロッド修理&ロッド改造の完成例です。

 依頼者が御自身の手でロッドの改造をなされようとしたのですが、接合予定のブランクのバット部に取り付けられていたワインディングチェックが外せないので、グリップに差し込んだフェルールを固定するフードを通せない状態でした。 まずはワインディングチェック上部のスレッドコーティングを少し剥がし、ブランクを傷めぬ程度にワインディングチェックを加熱して接着剤を緩めて取り外しました。 スレッドとコーティングを剥がす際に、残っているコーティング断面がフェルール接合でピッタリになる様にヒビ割れもなく真っ直ぐ切り取るのが肝になる作業です。 そこまで行けば、後はセンターを合わせて接着し、依頼に従いブランク断面の穴もEVAで埋めておきました。

 グリップの方は接着剤不足が原因でコルクの接合部が剥がれたものですが、周囲のコルクも部分的に割れている状態でした。 これは割れた部分にも十分にエポキシ接着剤を塗って張り合わせ、欠けてしまった部分と目穴はパテ埋めしてサンドペーパーで研磨処理して仕上げました。 下手にボンドなどで応急修理がなされていると厄介なのですが、何もなされていなかったので助かりました。 ロッドの修理は御自身の手でやりたくなるものですが、手に負えなくて作業途中の状態で依頼なされる事も多いです。 本音で言わせて頂くなら、ロッド修理は今回の様に何も手を付けずにそのまま依頼して欲しいです。

 費用総合計 ¥3500
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) バランサーウェイト取り付け直前 ・ (右の写真) ウェイト・パーツを組み付け完成した状態

 大阪府の
方からの依頼で、deps社サイドワインダーのグレートパフォーマーのグリップエンド内に、バランサー用のウェイトを埋め込むロッドのグリップ改造をしたものです。 重量バランスの悪いロッドは、たとえ自重が軽くとも持ち重りの為に感度・操作性共に劣るので、バランサー用ウェイトを入れる事によって使い良い別物のに変わったと喜ばれる方が多いロッドの改造例です。

 depsのロッドはグリップ着脱式の物が多いので通常はグリップ上部からウェイトを入れる手法を取るのですが、このロッドはグリップが着脱できないワンピース構造だったのでエンドキャップを外しての作業になりました。 エンドキャプを外すと言っても、集積コルク製のエンドキャップを傷付けずに外すにはEVAグリップ側を剥がさねばならなくなるので、エンドキャップを分解して剥ぎ取ってからウェイトを挿入接着し、その後に新しい集積コルク製エンドキャップを取り付けまいた。

 まず、金属リングを傷つけぬ様に集積コルクエンドキャップと接着剤を慎重に剥がし、新たに取り付ける市販のラウンド型集積コルクエンドキャップの内側を削ってブランク径合わせ、更に接合部が金属リングに填まる様に凸型に切削加工します。 鉛のウェイトを何種類か入れて仮組みして適正なウェイト量を調べ、そのウェイトを叩いてブランク内径に合わせた円柱状に成型し、最後にそれをエポキシ接着剤を用いて接着するのですが、接着剤を塗ると内部の空気が抜けずに挿入したウェイトや被せたバットキャップが押し出されてしまったり、圧力で接着剤が滲み出てくるので、意外に接着がやり難い作業です。

 費用総合計 ¥3744
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォアグリップレスト部のアップ

 
長野県の方からの依頼で、フェンウック社製テクナGPのTAV-GP64SXUL-Jのグリップを、最近の国内メーカーのロッドに多いフォアグレップレス仕様のデザインへとフルにロッドのグリップ改造をした例です。

 フェンウックオリジナルのグリップが全く手に合わず痛くなるとの事で、御本人が気にいって使用されているABUのスチュディオスシリーズの様なデザインのFuj社製iVSS-16リールシートを用いたグリップに作り変えて欲しいと言う依頼内容でした。

 然程難しい作業ではありませんでしたが、フォアグリップレス部の処理をどの様にするかでイメージが大きく変わるので悩みました。 色々と考えた結果、ジャストエース社のリールシートリングとマタギ社のワインディングチェックを組み合わせる事で対処しましてあります。 このガンメタカラーのパーツはジャストエースとマタギの物とでは色合が異なりますが、大きな違和感はありません。 このロッドのバット部にはフックキーパーが付いており、これを取り外さずに行ったフォア部の作業はチョットやり難かったですネ。

 費用総合計 ¥19302
 
 
 
ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) 折れたロッドの修理部 ・ (右の写真) 異なる角度から写した修理部

 愛知県の
方からの依頼で、シーバスロッドの折れたトップセクションを補強材を介して接合するロッド修理をした例です。

 ロッドは5番ガイドの上側数cmの箇所でが完全に折れている状態で、これを内側と外側に補強材を用いて接合しました。 まず破損部の完全に裂けている部分は前後合わせて1~2cmカットし、ガイドを取り外して周囲の塗装を剥がします。 ブランクの内側に肉厚カーボンパイプを挿入接着し、外側には薄く切削作加工したカーボンパイプを補強材として被せて接合しました。 再取り付けするガイドは全部のフットを被せたカーボンパイプの上に乗せ、ノーマルと同じカラーリングのスレッドで巻き上げ、エポキシ樹脂でコーティングしてあります。

 折れロッドの修理依頼は良くあるのですが、以前にも書いた通り折れたロッドのブランクを接合して完全に元通りにする事は物理的に不可能です。 接合は困難な場合が多く、接合自体は可能でも外見・アクション・強度に問題はある事をご承知の上でのみお請けしているロッド修理です。

 費用総合計 ¥5616

 このロッドの修理依頼と同時期に、別の方から接合修理が困難なロッド修理の依頼がありました。 そのロッドはグリップから折れたブランクを取り外し、そのグリップにに新しいブランクをみ込んでガイドも再利用して新しいロッドを作りました。 このロッドカスタムロッド工房のページに写真を載せてあるので、カスタムロッド完成例写真集も一度のぞいて見てください。 ⇒ カスタムロッド完成例写真集へ

 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) バランサーウェイト部のアップ写真

 岐阜県の
方からの依頼で、ツララ社のロッドのグリップに取り付けてあるゴム製FujiのBRC22バットキャップをマタギ社の可変式バランサーウェイト式バットキャップのWBPに交換し、それに伴いリヤグリップもコルクからEVAに変更したロッドの改造例です。

 ノーマルのリヤグリップはコルク製のグリップで、バットキャップはFujiのゴム製ラウンド型のBRC22が取り付けらていました。 これをマタギ社の可変式ウェイトバランサータイプのエンドキャップのWBPに交換して、それに伴って加工が必要なリヤグリップはEVA製に作り直して欲しいという御要望でした。 構造的に然程難しいものでは無かったので、グリップが届いたその日の内に改造作業を完了させました。 短時間で作業を終えていますが、メスネジ埋め込み部の隙間も黒い樹脂を流し込んで処理して綺麗に仕上げてあります。

 なお、このウェイトプレートには5mm・2mmの2種類の厚みがあってカラーもゴールドとシルバーの2色があるので、本体雄ネジ部はしシルバーでウェイトプレートは各種1枚ずつという御注文でお請けしておりました。

 費用総合計 ¥9161
 
 
 
☆ ロッド改造・ロッド修理の完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォア部からリールシート部のアップ像

 名古屋市の
方からの依頼で、シマノ社のジャッカル・ポイズンアドレナのビックベイト用のロッドをガイドからグリップまでをロッドを完全に改造した例です。

 ノーマルはグリップ着脱式なので、本来ならグリップとブランクガイド部を別々に作業するのはずだったのですが完全に固着してブランクをグリップから抜く事が出来ず、色々と試みましたが無理してして外そうとするとするとブランクを傷める恐れがあったので、少々苦労する作業ですがグリップを破壊して取り外し、新たに製作したグリップにブランクを差し込み接着してあります。 グリップはメッシュカーボンパイプをベースに塗装したECS-KN17を組み込み、カーボンパイプ型のフォア、EVAセパレートグリップ。BRC22エンドキャップで構成してあります。 ガイドはバット側のサイズを1クラスアップしてスパイラルセッティングで全て巻き直しました。

 バット部のエンブレムを全て剥がして取り、飾り巻きスレッドを巻き直してネームシールを貼り付けコーティングするという御要望があったのですが、ブランクを傷つけぬようにエンブレムを剥がすのが一番大変でした。 ロッドをリメイクする際に、ブランクのメーカー名・機種名等のエンブレムを消したいという要望は時々あるのですが、ユーザーの方がお考えになるよりも遥かに大変な作業です。

 費用総合計 ¥41494
 
 
 
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★ リールの修理・メンテナンス

 リールの修理・メンテナンス基本料金

   修理・調整     ¥1500~
   オーバーホール  ¥4000~
  <部品交換が必要な場合は部品代別途>

    
 (上記金額は消費税を含みます)
 
 当店ではメーカー純正品以外のパーツを組み込む改造は行っていません。 また御自分で純正品以外のパーツを組み込んだり加工して改造したリールの修理・整備はお断りする場合があります。


☆ リールの修理・メンテナンス作業
  ベイトリール・スピニングリールのオールドから新型まで、基本的にノーマル状態で対応可能なものならば、お引き受けいたします。 リールが壊れた場合は諦める前に、まず御相談してみてください。 但し、修理・整備は現物のリールを見てみないと正確な判断が出来ないのが事実です。 この為、一旦依頼をお請けした後でも現物を精査した結果、修理・整備が困難・不能と判断した場合は御依頼をお断りして返送する場合があるので御了承願います。
 
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※ なぜ、BASS-STOPのオーナーがカスタム・ロッドの製作や 改造をする様になったのか?
 
  BASS-STOPのオーナーは43年以上前の学生時代から独学で自分自身のロッドの改造や修理を行い、何本ものカスタムロッドを自作してきました。 ショップを営む様になってからは、某ロッド・メーカーのアドバイザー8年間を勤め、その間に素材の特性をはじめ更に多くの事を学びました。
 その中の一つが 「市販品は万人向きに作られた物が多いが必ずしもそれが各個人に合うとは限らず、特定の人がプロデュースした商品や限定品になれば、逆に個性が強すぎて合わない人も多くなる」 という事です。
 市販品は種類が豊富で良い物も沢山あるが、釣り人の体格・体力・クセ・好み等はまさに 「十人十色」 の為、市販品では満足しきれない方も少なくありません。
  釣道具は釣りの為の 「道具」 です。  「道具」 は使い手の 「釣り人」 に合う物でなければ、満足のゆく結果は出し難いというのがオーナーの考え方となり、そして たどり着いたのが、カスタム・ロッド製作や改造です。
  「釣り道具」 でお悩みの方は是非ご相談ください。 むろん相談する事で 「使い易い市販品」 を見つけ出せるかもしれません。
 
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※ 通信販売に関しては、Tel,Fax.Mail いずれでも構いませんのでお問い合わせ下さい。  まれに返答で送ったメールがエラーで送れなかったり、「迷子」になり届かない例もありましたので、もし1~2週間経過しても返答がない場合はTel等で確認してください。
 改造・カスタムロッドの作製はお客様の要望を最大限に具体化したいので、実際に作製依頼なさる場合はイメージ図・デザインの参考になる市販ロッドの写真・長さや太さの希望数値等をお送り頂ければ幸いです。 無論、当方に完全「お任せ」で作製依頼なさる方もおみえになえりますが、それもOKです。
  現在のところお支払いは銀行口座への振込みか現金書留に限っておりますので、ご了承下さい。
 

 
   

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