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★ エキスパートプロの手によるカスタムロッドの製作!
 
 当店は確かな技術と経験を持った店主が、お客様としっかり相談してカスタムロッドを作製します。 お客様の御希望を最大限に具現化し理想のカスタムロッドを作る事をモットーとしています。
 

 半世紀のロッドビルディング歴を持つ気さくで職人気質の店主が、日本全国からロッドのカスタム製作をお請けしています。
 機能を重視したバランス・感度・操作性と耐久性のあるカスタムロッドの製作に心掛け、様々な御要望へ丁寧・迅速に対応しており、パーツが揃えば通常1〜2週間ほどでロッドを完成させています。

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 フルオーダーのカスタムロッド

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ロッドカスタム製作に関するお問い合わせは、直接の御来店のほか下記のTEL/FAX及びEメールでも構いませんので、どうぞお気軽にご連絡ください。 
 
BASS・STOP
〒494−0001 愛知県一宮市開明字杁西郭39−2  
   TEL/FAX 0586-45-8128   E-mail bassstop@orihime.ne.jp

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カスタムロッド完成例の写真集

 (記載してあるカスタムロッドの製作費用は製作時でのパーツ代・工賃によるものです。 パーツ代の値上がりや工賃の改定により、同様の物を製作した場合に費用が変動する場合があります。 ロッドのカスタム製作費用の見積もりに関しては、ご検討の際にお尋ね下さい。)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォアのグリップ形状

 愛知県の方からの依頼により、MHX社のブランクで製作したビックベイト用のカスタムロッドです。

 長さ8ftのビックベイト用で、6oz位までをキャストと出来るロッドが欲しいとの要望でした。 依頼者の方が選ばれたMHX社のSWB967はカタログデータ上は4ozまでですが、6ozクラスまで十分にキャスト可能と判断なされてお決めになられましたが、確かに十分な余裕があるブランクでした。 当初、依頼者の方は全長を少しだけ長く1〜2in延長を考えられておられていたのを最終的に延長なしでの作成となったのですが、ガイドとバットキャップを取り付けた結果ほぼ8ft1inに仕上がりました。

 リールシートは無塗装ACS-KN17で、EVA製フォアグリップはシェイプした上に中央部に指を載せ易い凹みを入れてあります。 ブランクの太さとデザインの関係でフォアグリップ上部のワインディングチェックの内側がバット部のスレッド巻きコーティングした部分に擦れそうだったのですが、ピッタリサイズのスペーサーをEVAで作成して入れて問題を解決してあります。 リヤグリップは上部がコルクで下部がEVAの半セパレート的なデザインで接合部のコルク側には集積コルクを使用し、接合部には幅1.5mm位のリングを取り付けてあります。 重量のあるブランクなので巻き物ルアー用に良いバランスになる様にエンド部内にウェイトを内蔵させて、バットエンドはラウンド型集積コルク製を取り付けてあります。

 ガイドは30Lb以上のラインを使用しても問題が起きない様にと、マイクロ系の小径ガイドではなくFujiのニューガイドコンセプト風サイズでのチタンフレームのMNトップとダブルフットのKWガイドでの11個設定とし、シンプルにブラック単色のスレッドで巻き上げてコーティングしてあります。

 費用総合計 ¥58507
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 依頼者の方が御要望になったリヤグリップのデザイン

 名古屋市の方からの依頼で作成した、ノースフォークコンポジット社のブランクを用いたカスタムロッドです。

 ブランクは当店が在庫していたノースフォークコンポジット社製のブランクの中から依頼者の方が選択されたMB666-1(IM)を使用し、狭いレンタルボート上でのショートピッチングで使い易い様にバット側をカットして6ft仕様でカスタムロッドを作成して欲しいとの御要望でした。

 グリップのデザインには依頼者の方に拘りがあり、フロント部分はフォアグリップレスでdepsのGPシリーズの様なローレット入りの金属製を御希望だったので、ジャストエース社のALH15-KN16Sを使用。 マタギ社でグロスブラック塗装されたECS-KN16リールシートを用い、ナット部からスクリュー部が飛び出さない様にとの御希望でスクリュー部をカットして部分塗装補修を施し、先端にパープルのスクリュー部専用ワインディングチェックを取り付け。 センターグリップはEVA製でエバーグリーンのヘラクレスFACT風、リヤグリップはABUガルシアのソルティーステージKR-Xエギンス風デザインで金属部はパープルとシルバーのパーツで組み合わせ。 リヤグリップは集積コルクも組み込んであり、セパレート部のパイプリングも含めると計7個のパーツを用いてあるので、この部分を作るのには少し時間が掛かりました。

 メーカー製ロッドのカッコ良いと思われるデザインに似せたいという要望は多いのですが、そのメーカー独自のパーツを使っている事が多く、入手可能な市販パーツを組み合わせる事で同じ様なイメージにカスタムロッドを仕上げるにはロッドビルダーのセンスが重要になります。

 ガイドはトップがT-MNST5で、以下T-KTSG5×3・同5.5、T-KWSG6・7・8・10のややセミマイクロ的なサイズでの9個設定。 バット部にはノースフォークコンポジットのシールを貼り付けコーティングしてありますが機種名とは長さが異なるので、依頼により諸元部分を切り取ってメーカーとマテリアルのシール部のみを貼ってあります。

 
費用総合計 ¥65030
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) セパレートタイプのリヤグリップ部

 愛知県の方からの依頼により作製した、ノースフォークコンポジット社のスイムベイト用ブランクで作成したビックベイトの為のカスタムロッドです。

 使用したブランクはノースフォークコンポジットのSWB808-1(IM)で、グリップデザインは依頼者の方が描いた図面に基に相談をしてパーツの選定とサイズ詳細を決めて作製しました。 リールシートはECS-SD17で、固定式フォアグリップとリヤ側がセパレートタイプと特に変わった形状ではなかったのですが、御希望のEVAのグレー色というカラーリングに問題がありました。 当店ではEVAグリップにジャストエース社とマタギ社のEVAパイプを切削加工して作製しているのですが、マタギ社の方のグレーのEVAが殆ど廃盤となっており、ジャストエース社の方は外径・内径が異なる2種類しか無かったことです。 フォア・センター・リヤのグリップはジャストエース社のEVAパイプを旋盤や棒ヤスリで加工して作り、バットキャップは当店で僅かに在庫していたマタギ社のEVAパイプと集積コルク板を組み合わせた物を切削加工して作成し、何とか依頼者が図面に描かれたカスタムロッドのデザインイメージに仕上げました。

 次に困ったのはセパレートパイプ部にブランクの諸元シールと当店ロゴシールを貼るスペースの問題でした。 グリップとセパレートパイプ部の境のパイプリングが、形状の問題で内径が最大17mmまでしかなく、極太のブランクでは取り付け位置が限定されてしまった事です。 この為に設計段階での各部位の長さではシールを貼るスペースに無理が生じた為に、グリップ長を5mm長くする事に予定変更し、何とかギリギリ貼り付けする事が出来ました。 余裕があればリングの前に飾り巻きスレッドを施すところでしたが、その余裕は全くありませんでした。 このブランクは肉厚で長い為に重く、重量バランスを取る為にグリップエンド内にウェイトを挿入接着してあります。 細いブランクだとウェイトも細長くなるのでエンド部に集中させれずロスが多いのですが、このブランクは極太の為にかなりの量のウェイトを入れてもエンド部に全て収めれたという良い点もありました。

 ガイドは御要望に従って、チタンフレームのT-MNSTトップとダブルフットのT-KWSGガイドを用い、スパイラルセッティングしてブラック単色のスレッドで巻き上げてあります。 フォアグリップ上部にはやはりブラックのスレッドを用いてフックキーパーを取り付けました。

 費用総合計 ¥68350
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) グリップエンド側からの全体像

 今までに何本もカスタムロッド作製を注文してくださった青森県の方からの依頼で、ノースフォークコンポジット社のブランクを用いて2ozクラスのルアーをカバー回りで使う目的て作成したバス用カスタムロッドです。

 ブランクは依頼者の方がMB889-1の(SM)か(IM)を御希望でしたが、どちらも輸入元は欠品中。 ですが、当手に(IM)の在庫があったので、それを用いて作製しました。 グリップデザインはゼナックのブラックアートに似せたいと言う事で写真をお送りになられ、リールシート・カラー・グリップの細かいサイズまで指定もありましたが、ほぼ御希望通りに作成し、完成後に「ここまで希望通りピッタリに作ってもらえるとは思いませんでした」とのお褒めの言葉を頂戴しました。 グリップはマットブラック塗装の外径14mmのカーボンパイプをベースにして、マットブラックに塗装させたPTS-MPS17型リールシートに16mmのやはりマットブラックのカーボンパイプをスリーブに使って作製してあります。 ロッド全長が6ft8inが御希望だったので、ブランクのエンド部を少しカットしてから、グリップに差し込み接着してジャストの長さに作ってあります。 ゴムボートフローターでも使い易い短めのグリップ長で、ロッドを立てて用いるとの事なので、ここも御希望yによりバットエンドにウェイトを入れてベストな重量バランスに仕上げてあります。

 PEライン5号にフロロカーボン10号のリーダー30pというシステムなので、トップガイドをガイドにTKGST-7を使用し、全体が重くならない様に以下はチタンフレームの軽量ダブルフットガイドであるT-LKWSGの7〜12で10個設定としました。 取り付けは御希望により右巻きリール用の左捻りのスパイラルで、ブラック単色のスレッドで巻き上げました。

 
費用総合計 ¥75572
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) Fuj製BRC-19を加工して作製したバットキャップ

 大阪府の方からの依頼で、ノースフォークコンポジット社のブランクのMB706-1(HM)とMB663-1(HM)の2本を用いて作製したカスタムロッドです。 左の写真は上側がMB706-1(HM)で、下側がMB663-1(HM)で作製したロッドです。

 以前ノースフォークコンポジット社のSWB807-1(IM)を用いてのカスタムロッドを注文された方からの再依頼で、ヘビークラスのバーサタイルロッドとスモールラバージグを主体で使うベイトフィネスロッドの2本を作製して欲しいとの注文でした。 グリップは前回作ったカスタムロッドの様なデザインにして欲しいと事でしたが、リールシートは前回より小さいACS-16でクラックル塗装されたものを使用。 その他のリールシート上部へのゴールドのリップスティック型ワインディングチェック取り付けと、セパレートパイプ部の御依頼により作製したネームシールを貼り付けコーティングする等は前回と同じでした。

 バットキャップも前回と同じ様にして、マタギ社製の葉釜型エンドキャップとリールシートリングを組み合わせした物とFujiのソフトキャップBRC19を切削加工した物を更に組み合わせてあります。 ただ、前回よりもワンサイズ小さい物を取り付ける事になり、パーツの内径・外径の問題でBRC19の切削加工が難しく、今回のカスタムロッド製作は前回以上に苦労しました。

 ガイドはチタンフレームKガイドで、MB706-1(HM)はオールダブルフット、MB663-1(HM)の方はバット部の4個がダブルフットで他はシングルフットとし、セミマイクロ的なサイズでスパイラルセッティングしてあります。 スレッドはMB706-1(HM)がブラックのメインスレッドにメタルパープルとシルバーの縁取りを入れ、MB663-1(HM)の方はブラックのメインスレッドにメタルパープルとシルバーの縁取りを入れて巻き上げてあります。 グリップエンドの内部にはカウンターバランス用のウェイトを内蔵させてバランスをとってあり、非常に軽快にロッド操作できる様に仕上げてあります。

 費用総合計 MB706-1(HM) ¥81720 / MB663-1(HM) ¥73527
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) GルーミスIMX風デザインのリヤグリップ

 下の写真と同じ埼玉県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社製のブランク MB706-1(HM) で作成したカスタムロッドの制作例です。

 依頼者の方が他店で購入されたブランクでのカスタムロッド作成依頼で、何度も要望に関して連絡を取り合った上で製作した物です。 デザインは最近のGルーミス社のIMX風に集積コルクリングを部分的に組み込んだコルクグリップ製でリールシートはACS-SD16の無塗装という依頼内容でした。 手間なのは1個ずつ厚みの異なる集積コルクリングを作ってはコルクパイプに接着する事と、硬さの異なるものを同時に切削加工するという削り難さでした。 重量バランスも打ち物系ルアー用に調整して欲しいという事なので、作業の最終段階でエンド部にウェイトを入れてバットエンド部を仕上げる必要がありました。 この際にエンド部とグリップが一体となる様に微妙にサイズ調整してパーツを削り出さねばならなかった事も手間でした。

 このロッドのブランクは7ftなのですがティップをもう少し硬くしたいという事で1inカットし、全長が6ft10仕様になる様にバット部もカットして欲しいとの依頼で作成してあります。 ガイドはチタンフレームKガイドでセミマイクロと言えるガイドセッティングにしてありますが下の写真のロッドは少しガイドサイズを変えてました。 なお、当店では持ち込みのブランクやパーツでもカスタムロッドの製作やロッドの改造作業を承っておりますが、ブランク・パーツを当店でご購入頂いた場合とは作業工賃が少し異なります。

 費用総合計 ¥42173 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含まず)
 
 
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) ネームシール貼り付けコーティング状態

 以前から何本ものカスタムロッド作製を注文してくださっている岡山県の方からの依頼で、ジャストエース社のブランクを用いて作製したバス用バーサタイルのカスタムロッドです。

 今回は3本のカスタムロッド作成を依頼してくださったのですが、依頼者御自身のロッドだけではなく釣り仲間グループのロッドもあり、この写真の他に上と下の段の写真のロッドも同時に依頼されたものです。 上の段のロッドと同じく前回作製した際に使用した当店オリジナルブランクが御希望だったのですが、在庫がもう無いので市販品ブランクの中からジャストエース社のTBS701MHCBを採用する事にしました。 このロッドも7ft2inにとの御希望だったので、7ftのブランクにカーボンパイプを継いで延長して作成しました。

 ガイドはやはり上の写真のロッドと同じくチタンフレームのKガイドをセミマイクロ的なサイズで上付けセッティングし、蛍光オレンジ単色のスレッドで巻き上げ。 グリップはEVAのセパレートタイプタイプで、リールシートはブラック/オレンジのクラックル塗装を施したACS-KN16を採用し、バットキャップはFujiのBRC-22を取り付け。 このロッドも1段上の写真のロッドと同じく金属パーツ類のカラーは全てゴールドとの注文でしたので、KDPSはまだ少し当店在庫がある廃盤色のゴールドの物を使いました。 毎度依頼されている当店の名前と釣りクラブの名前のシールをブランクバット部に貼り付けコーティングした他に、セパレートパイプ部にもオリジナルのネームシールを作成して貼り付けコーティングしてカスタムロッドを完成あせてあります。

 
費用総合計 ¥61229
 
 
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) ネームシール貼り付けコーティング状態

 何回もカスタムロッド作製を注文してくださっている岡山県の方からの依頼で、ジャストエース社のブランクを用いて作製したバス用バーサタイルのカスタムロッドです。

 今回は3本のカスタムロッド作成を依頼してくださったのですが、依頼者御自身のロッドだけではなく釣り仲間グループのロッドもあり、この写真の他に下2段の写真のロッドも同時に依頼されたものです。 前回作製した際に使用した当店オリジナルブランクが御希望だったのですが、在庫がもう無いので市販品ブランクの中からジャストエース社のTBS701MHCBを採用する事にしました。 このブランクの長さは7ftですが、7ft2inにとの御希望だったのでバットエンド部にカーボンパイプを継いで延長してあります。

 ガイドはチタンフレームのKガイドをセミマイクロ的なサイズで上付けセッティングし、蛍光ライムグリーン単色のスレッドで巻き上げ。 グリップはコルクパイプを切削加工してシェイプしたワンピースタイプで、リールシートはグリーン/イエローのクラックル塗装を施したACS-KN16を採用し、バットキャップはマタギ社ノユニバーサルラバーバットエンドを取り付け。 金属パーツ類のカラーは全てゴールドとの注文でしたが、KDPSやSDナットフードゴールドは廃盤色となっています。 ですが、まだ少し当店在庫があるので使う事が出来ました。

 
費用総合計 ¥58374
 
 
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) セパレートタイプのリヤグリップ部

 岐阜県の方からの依頼により、MHX社のブランクで作成したスピニングタイプののカスタムロッドの製作例です。

 琵琶湖でファットイカのノーシンカーやキャロライナリグを用いるので、パワーと食い込みを両立させたスピニングロッドが欲しいとの要望でした。 ブランク候補をカタログ等からリストアップし、その中から客様が選択なされたMHX社のSJ902-MHXを用いて作製しました。 7ft6inのブランクですが、御要望によりバットエンド部を少しカットして7ft4in仕様に仕上げてあります。

 リールシートはブラックに塗装したFujiのTVS-TK16で、フォアグリップ可動式ダウンロック仕様にする為にリールシートスクリュー部を1cm位カットし、タッチ部にはメッシュ柄カーボンパイプをスペーサーとして使用してあります。 スピニング用としてはブランクが太い為にスペーサー用カーボンパイプの内側を切削して広げる必要があったり、フォアグリップに取り付けたワインディングチェックでブランクが傷付かない様にEVA内径とバット部の飾り巻きコーティング部の太さを調整したりと、多少面倒な作業もありました。 リヤ部はセパレートタイプで、セパレートパイプ部となるブランクには御依頼より作成したネームシールとブランクの諸元シールを貼り付けてコーティング。 バットキャップは集積コルク製の物にデコレーションに金属リングとカーボンパイプをを組み合わせましたが、パーツ径の問題でラウンド型集積コルクバットキャップを切削加工して作ってあります。

 ガイドはFujiのKRコンセプトで組み込んでブラック単色のスレッドで巻き上げ、バット部には御要望によりフックキーパーを取り付けました。 ガイドは小型チタンフレーム軽かったですが元々がパワーのあるブランクなので持ち重り感が残り、感度・バランスの為にエンド部内にカウンターバランサー用のウェイトを組み込んでカスタムロッドを完成させました。

 費用総合計 ¥53104
 
 
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) MB663-1(IM)ブランク使用 ・ (右の写真) CB661-1(SM)ブランク使用

 山形県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社のブランクのMB663-1(IM)とCB661-1(SM)とを用いて造ったカスタムロッドの製作例です。 1本を完成させた直後に連続して2本目を依頼して頂けました。

 1本目はシャロークランクやジャークベイト用という事で、ブランクがノースフォークコンポジット社の物と指定があったので相談の上MB663-1(IM)を採用する事になりました。 グリップデザインは依頼者の方が描いた図と見本となる市販品ロッドの写真を何枚かメールに添付して送ってこられておりグリップパーツとガイドは相談しながら詳細を詰めていきました。 リールシートは無塗装ECS-SD16(IC)を用い、タッチ穴部とセパレートパイプ部にメッシュカーボンパイプを被せてあります。 フォアグリップレスのセパレートグリップでグリップ素材はグレーのEVA、金属パーツはブラックとダークガンメタリックの物を指定された箇所に取り付け、エンドキャップはラウンド型の集積コルク製です。 バット部にはフックキーパーを取る付け、セパレートパイプ部にブランク付属のロゴ・機種・諸元記載のシールを貼り付けてコーティングしてあります。 ガイドはチタンフレームS.I.C.リングのT-KGST4.5、T-KTSG4.5×3個・同5・同5.5、T-KWSG6・同7・同8・同10の10個設定でシンプルなブラック単色スレッドでまきあげました。

 2本目は小型のフラットサイドクランクという事で、ブランクはCB661-1(SM)で基本的デザインやパーツ・ガイドは全て1本目とほぼ同じに指定されていましたが、グリップの長さ、EVAグリップのシェイプデザイン・集積コルク製バットキャップの形状が異なります。 これ以外の違いは金属パーツのカラーが全てダークガンメタリックになった事と、ブランク付属のシールを切ってメーカーロゴマーク機種マークのみにしてバット部のフックキーパー上部に貼り付けコーティングした位です。 同じ様なデザインやパーツでも少し異なるだけでイメージも変ってくることが判る写真なので、今回はこの2本を同時に紹介しました。

 今回のロッドで手間取った作業はセパレートパイプ部に被せたメッシュカーボンパイプですね。 2本とも細めで軟らかいロッドなので、セパレートパイプ部をあまり太くしたくなくて外径13o内径11oの物を使用しました。 ですがブランクのセパレートパイプ部になる部分の径が11.5mm位あるので、被せるメッシュカーボンパイプの内側を削って広げる必要がありました。 棒ヤスリげ削っていくのですが、これが結構時間のかかる仕事でした。 他はCB661-1(SM)の集積コルク製バットキャップで、その薄い形状とグリップとの間にリングを入れる構造の為に、削り出すのだ意外に大変でした。 なお、下記費用の2本の差は、パーツ代・工賃はほぼ同じなのでブランクの値段の差です。

 費用総合計 MB663-1(IM) の方 ¥59712
       CB661-1(SM) の方 ¥52133
 
 
    
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) フォア側からのグリップ像 ・ (右の写真) グリップエンド側からのグリップ像

 島根県の方からの依頼による、ノースフォークコンポジット社のブランクのMB664-1(IM)を用いたカスタムロッドの製作例です。
 
 ノースフォークコンポジットの輸入元が発売している日本向きカスタムロッド J CUSTOM のNFX C66-M と同じ様なロッドを作って欲しいとの依頼でした。 NFXシリーズは輸入元のオリジナルロッドなので市販ブランクとは異なるブランクが使用されている可能性は高いですが、材質・アクション・パワー・レングスから同等と思われる MB664-1(IM) ブランクのロッドを使用する事にしました。

 グリップデザインもNFX C66-M と同型、グリップ材質はグレーカラーのEVAでセパレートタイプ、グリップ長は22pという条件でした。 グレーのEVAパイプは入手できるサイズが少なくて御希望に添えない場合もあるのですが、標準的なサイズのグリップだったので問題なく作れました。  ただ、EVAはカラーにより質感が異なる事が多く(同じカラーでもありますが・・・)クレーのEVAはブラックのEVAよりやや削り難いので、仕上げに若干余分な手間が掛かりますね。 リールシートは直接ブランクをタッチする構造のNFXに合わせて内径12oのECS-16をを使用してあり、組み込む際は太いバット部からは無理なので当然トップ側から組み込みます。 その際タッチ部の内径とブランク径を合わせると、リールシート先端部分の径とブランク径の差の問題が出るので、組み込む際に上からサイズ調整したスペーサー用のパーツ押し込まねばならないのでを、作業は手際よく行う必要がありました。

 パーツで問題になったのはフォアグリップレスタイプのナット部で、NFXと同型の市販パーツが無い事でした。 そこで比較的似ているジャストエース社のKDPS16用アルミフードALH15-KN16BKにマタギ社のK16-CB DOWNを組み込んだ物を使用しました。 センターグリップの下側には NFX C66-M と同じ様にフックキーパーを取り付け、その部分とバット部のシール前後のスレッドはメインにグレー、中央部にミディアムグリーンで巻いてあります。

 ガイドも NFX C66-M の様にとの事なので、ブルーピーク社のサイトに載っている写真から、トップPMNST5、以下PKWSG5×4個、PKBSG5×3個、PKWSG5.5、同7を用いたセミマイクロガイドと判断し、そのガイドシステムで取り付けてあります。 ガイド位置もブルーピーク社がノースフォーク用として推奨例示しているものに合わせ、全てグレーのスレッドで巻き上げました。 軽いロッドに仕上がっているので大きな問題は無いのですが、ベストバランスにする為に、エンド部の集積コルクバットキャップを取り付ける際に多少のバランサー用ウェイトを内蔵さてあります。

 費用総合計 ¥58169
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真)市販ロッドのグリップを利用したカスタムロッド ・ (右の写真)ブランクとグリップの接合状態


 京都府の方からの依頼で、デビジョンのグリップを利用してロッドを作成したもので、半改造とも言えるカスタムロッドです。 依頼さの方が所有する中古グリップを再生してまともな形にするのに一番苦労し、修理・改造例としてBASSリメイクページに載せた方が良いかもしれない例です。

 中古で入手したデビジョンのグリップを利用してカスタムロッドを作製欲しいとの依頼でしたが、送られてきたグリップは業者の目から見れば完全なジャンク品でした。 グリップエンドは切断され短くなっており、バットキャップ上部にあるはずのデビジョンのデコレーションリングはなくなっていました。 テーパーの付いているEVAグリップを切断しているのでバットキャップとEVAグリップの間には段差が生じており、Fujiのゴム製バットキャップの取り方法もグリップのカーボンパイプにビニールテープをグルグル巻きにした上に瞬間接着剤を大量に塗って無理やり組付けてありました。 その為、瞬間接着剤がバットエンドからはみ出して固まっている上にリールシートにも部分的に付着しており、SDナットのフート塗装も剥がれているという最悪状態でした。 まずはEVAとグリップパイプの接着剤を剥がし取り、リールシートに付着した接着剤はクラフトナイフで慎重に削ってはコンパウンド研磨を繰り返し、塗装の剥がれている部分は爪楊枝の先に付けた塗料を塗って乾かしてからコンパウンド研磨する作業をこれまた繰り返して対処しました。 リールシートより下側は御希望によりdepsのGP風のEVAグリップと集積コルク製ラウンド型バットキャップ仕様で作成し、デコレーションリングは幅5oのブラックのリングと1mmでシルバーのリング2個を組み合わせてデビジョン風に仕上てあります。

 ブランクの方は、ボートに乗ってポッパーや中大型ジャークベイトを用い、中型スピナ^ベイト等も引けるミディアムライトクラスのバーサタイルロッドにしたいという要望で、グラスか低弾性系カーボンでスロー〜レギュラーアクションの物というのが御希望でした。 候補とるブランクは何種類かありましたが、長さとグリップに差し込み接合できるかどうかの問題があり、なかまか決まりませんでした。 最終的には店に1本残っていた当店オリジナルブランクのKSW-Lのティップを1インチ詰めて使用する事になりました。 低・中弾性カーボンで肉厚・細めのレギュラー・スローアクションのブランクなので最適でしたが、接道部のグリップ側パイプとの径の差が大きいので、ここの処理は悩みました。 いろいろ検討した結果、ダークガンメタリックカラーの薄型ワインディングチェックとリップスティック型ワインディングチェックを組み合わせて取り付け、微妙な部分はスレッド巻きとコーティングで対処しました。 ガイドはオールダブルフットのKガイドでニューガイドコンセプト風設定にしましたが、ガイドサイズはやや小型にしてあります。

 正直言って、リールシートにプリントされたデビジョンのエンブレムを残したいという要望が無ければ、FujiのTCSリールシートに穴あき加工を施して塗装外注に出し、それで新しいグリップを作り直した方が遥かに楽だと思いました。

 
費用総合計 ¥49042 (グリップの一部パーツ代は含まれません)
 
   
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左側上下の写真) MHXのブランク使用 ・ (右側上下の写真) ジャストエースのブランク使用

 岩手県の方からの依頼により、MHX社のブランク(P904-2MHX)とジャストエース社のブランク(LST762UL)を用いて造ったカスタムロッドの製作例です。 ソルトウォーター用のMHクラスとULクラスの2ピースロッドで、2本まとめて制作を依頼された物です。

 2本ともグリップデザインは依頼者の方が図を書いてメールに添付して送ってこられており、パーツも概ね指定されておりました。 その内容を精査し、問題のる点は相談して部分的な変更をして作成する事になりました。 MHXの方はリールシートにガンメタ塗装を施したECS-KN16を用い、タッチ穴部はブランクその物です。 フォアグリップは指定されたマタギのEVAパーツで、リヤグリップはワンピース風であるが間にリングを入れたコルクのセパレートタイプで、金属パーツはシルバーとブラックの物を指定された箇所に取り付け。 ジャストエースLSTの方はマットグリーンブラッドの塗装を施したACS-KN16を使用し、フォアグリップ・センターグリップはコルクで、グリップのベースとリヤグリップはジャストエース社のモノコックカーボングリップ、金属パーツ類はシルバーとガンメタの物を指定された箇所に組付けてあります。 ガイドはどちらもチタンフレームS.I.C.のKガイドで、やや小径のニューガイドコンセプト仕様としてあります。

 依頼者の方のこだわりは、リールシートやグリップの接合部の段差を無くして欲しいという事で、完全に段差無しのフラットにする事は無理なので極力段差が無い様に作ってあります。 材質的にバラつきがある上に欠け易いコルクを段差が無くなる様にピッタリサイズに削るのは極めて困難な事で、粗削り・仕上げ削りだけでなく目穴のパテ埋めしてからのパテ削り落としの際の事も考えての削り作業なので非常に気を使いました。 少々残念な事はLSTのバットキャップ部でモノコックカーボングリップのエンド部の径が規格表示では27oですが実寸は26.5mm位の為に、同じジャストエース社の外径27oのエンドキャップと僅かな段差が出来てしまう事でした。 ただ、カーボンパイプは断面の角が硬い物に当たると裂けたり割れたりする事があるので、バットキャップの外径よりカーボングリップの方が太い方が問題なので、モノコックカーボングリップのエンド部の外径 ≦ バットキャップの外径は止むを得ない事です。 

 費用総合計 MHX P904-2MHX ¥56168
          ジャストエースLST762UL ¥53562
 
 
    
   
☆ カスタムパーツの完成例
 (左の写真) 作ったTVS-J16/ASH ・ (右の写真) パーツを組み付けたロッド

 石川県の方からの依頼でロッド改造をする際に作ったカスタムパーツの紹介です。 右側の写真のスピニングロッドの方なのですが、リールシートのロックナットをダブルナット仕様にしてあります。 パーツの形式で言えばフード付きナットのTVS-J/ASH、と緩み止めナットのLO-S/ANの組み合わせです。 別に何の不思議も感じさせないパーツですが、リールシート本体はTVS-17であり、これを作製した2021年3月初旬では17サイズ用ではFujiから市販されてないパーツなのです。

 ロッドに組み付けたパーツを形式的に正確に言えば、TVS-J17/ASHとLO-S17/ANの組み合わせです。 緩み止めナットのLO-S17/ANはベイト用リールシートのPTSに使われている物と共通なので問題ないのですが、フード付きナットの方は細いTVS-16用のTVS-J16/ASHなら発売されているのですが、太いTVS-17用のTVS-J17/ASHは存在しなかったのです。 釣り工房マタギさんの2021年版ウェブカタログには掲載されたのですが、問い合わせるとまだFujiから未発売で入荷時期も判らない様な状態でした。 そこで考えたのは同じ17サイズであるベイトタイプのPTS用パーツを流用できないかと言う事でした。 ダブルナット仕様で用いる緩み止めナットのLO-S17/ANと同じくダブルナット用パイプ型ナットのLO-K17ANを試しにTVS-17に取り付けてみると全く問題なし。 という事はPTS用のダブルナットのフード付きナットPTS-J17/ASHもナット部は問題なく使える筈である。 

 という訳で、左の写真の右上にあるPTS-J17/ASHを分解してナット部を、右下のTVS-S17/ASHを分解したフード部と接合し、左側の存在しない筈のTVA-J17/ASHを作ったのです。 理屈で言えばそれぞれの余ったフード部とナット部を組み合わせればベイト用のPTS-S17/ASHが出来上がるのですが、分解する際に接合部のリブや溝が潰れてしまうと使えなくなってしまうので、安全の為に余る方を割って破壊する事で分解しています。 同様の手法でSDナットとKDPSのフード部とナット部の組み合わせを変える事も可能ですが、分解・組み込みで無理をすると接合部をダメにしてしまう恐れがあるので、もし読者の方が御自身でやる場合は壊れても構わないパーツで何度か練習してからにしてください。

 下記の費用は使用したパーツ代+作業工賃ですが、Fujiから正式に市販されれば¥600位になる筈です。 然程に値段の高いパーツではないので作業代を含めても安価に収まりますが、ムダは無くしたいので早く市販して欲しいものです。 今回はこんな事もやっているという事を紹介する為に載せました。

 費用総合計 ¥1600
 
 
   
☆ カスタムパーツの完成例
 (左の写真) カスタム製作したバットキャップ・ (右の写真) デザインの見本

 大阪府の方からの依頼で、エンド部が集積コルクで出来ているラウンド型EVA製バットキャップとコンビネーションカラーのデコレーションリングを作製しました。 

 御要望の内容はエンド部が集積コルクのラウンド型EVA製バットキャップと、そのバットキャップとグリップの間に装着するシルバーの縁取りがある黒色で幅広の金属リングの作製して欲しいと言うものでした。 当店では市販のパーツを改造したり、EVAやコルクのパイプを切削加工してパーツを作り出していますが、接続するパーツと仮組して問題無いかを確認しながら製作するので、お客様御自身で作られるカスタムロッドのパーツや改造するロッドを店までお持ち込み頂いた場合にのみ依頼をお請けする事がありましたが、基本的にはパーツのみの作製依頼があってもお断りしてきました。 今回はメールによる依頼でしたが、同様の依頼が多いので試験的に作成販売した物です。 集積コルクはコルク粒の大きさゴム質部の割合などで色・質感・強度が変わるのですが、理想の物がなかなか入手出来ないので完全に御希望通りにはなっておりません。

 デザインは御希望と同じ様なパーツ使用のロッドの写真を何枚も送って頂き、サイズも外径・長さ・内径・奥行を全てmm単位で指定して頂きました。 完全に指定のサイズやデザインと同じにする事はできませんが、市販のEVA製バットキャップのエンド部を切り取ってから集積コルクを貼り付け、それを少しずつサイズを確認しながら切削加工してデザインを整えました。 デコレーションリングは素人の方でも組付け易い様に2種類・3個のパーツをセンターを出して接着一体化させ、バットキャップ側も加工してピッタリ接合できる様に加工してあります。 量産メーカーであればパーツを製作する下請け会社がコンピューター制御の旋盤を用いて同じ物を大量に造れますが、こちらは卓上旋盤とサンドペーパー・ヤスリを用いてノギスでサイズを確認しながらの手作業で作るために今回のパーツだけでも作製に数時間かかっており、価格は安くないのですが正直言って割に合わない仕事ですね。

 今回はパーツのサイズに関する詳細データを頂けていたので試験的に御依頼を請けたものであり、今後も同様の御依頼をお請けするか否かは未定です。 当店は全てを一人でこなしている個人店ですので限界がありますが、お客様の御要望の相談位はお受けしていきたいと考えております。 なお、下記費用には他の作成例と同様に送料等は含まれておりません。

 費用総合計 ¥4030
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) フォア側からのグリップ像 ・ (右の写真) グリップエンド側からのグリップ像

 秋田県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社のMB663-1(SM)というブランクを用いたカスタムスピニングロッドの製作例です。
 
 ノースフォークコンポジットのブランクのロッドを使ってみたいが費用をなるだけ抑えたいという御要望で、検討・相談した結果(SM)ブランクを用いて小型のステンレスフレームのガイドを組み込む方針にしました。 ブランクはMB6663-1(SM)に決定しましたが、6ft9inで作って欲しいとの事で、グリップを別に作り、そこへ不必要な部分をカットしたブランクを差し込み接着する構造で作成しました。 デザイン的にはリールシートにFuji純正塗装のTVS-TS16をアップロック仕様で用いたEVAのセパレートグリップです。 各部の金属リング類はブラックのカラーを用いましたが、バットキャップのみシルバーのリング付きのマタギ社製RBE26を取り付けてあります。 グリップのベースとなっているカーボンパイプはツヤ消しブラック塗装の物だたたのですが、セパレートパイプ部の下側に機種・諸元シールを貼って全体をコーティングしたのでツヤのあるブラックとなり、グリップ全体が光沢のあるブラック調に仕上がっています。

 ガイドはステンレスフレームS.I.CのKガイドで、トップPKGST4.5、以下PKTSG4.5×5個、PKISGL5.5L、PKLSGM6M、PKLSGH12H・同25Hで組み合わせ、10個設定のKRコンセプト系の10個設定とし、ブラック単色のスレッドで巻きあげてあります。 当店が良くやる手法ですが、操作性と感度を最良にする為にバットエンドン氏にウエイトを内蔵させて全体のバランスをとってあります。 

 費用総合計 ¥50280
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) バットキャップ部

 数か月前にカスタムロッドを1本作られた熊本県の方からの再度の依頼により、ノースフォークコンポジット社の2ピースブランクを用いて造ったスピニングのカスタムロッドの製作例です。

 ブランクはSMP762-2(HM)で、ソルトのメバル・小型のエギ・シーバスから、ブラックバス釣りまでマルチな用途にと言う御希望でした。 グリップデザインはdepsのサイドワインダーの様な短いフォアグリップで、リヤは同じくシェイプされたワンピースのEVAという要望で、それは然程に問題なかったですがエンドキャップは少し手間が掛かりました。 バットキャップは以前に大阪の方に作成したカスタムロッドに用いたのと同様の物を望まれたので、今回は切削加工したゴム製BRC-19とリールシート用の金属パーツ2点を組み合わせて作成した物を取り付けてあります。 毎度のことですがゴム製やゴムが多い集積コルクのパーツは切削加工に手間がかかり、高速回転の旋盤で削った際にでる削り粉は摩擦熱で高温になっているので手を火傷する事もあり、EVAやコルクと比べると結構大変な作業です。 リールシートは無塗装のVSS-KN16を用い、金属パーツ類は全てブラックのカラーで、グリップ上のバット部にはフックキーパーを取り付けてあります。 フォアグリップを回してリールをロックするタイプのロッドだと、フックキーパーが干渉しない様に取り付け位置やサイズに悩むのですが、今回はフォアの先端は大口径のリングを用いた事とブランクが細かったことで大きな問題は生じませんでした。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドで、トップはT-KGST5、以下T-KTSG5×5個、T-KLSGL5.L5、T-KLSGM6M、T-KLSGH12H・同25HのKRコンセプト系組み合わせ、スレッドはブラック単色で巻き上げてあります。 他にはバット部に機種・諸元シールを貼りつけ、重量バランスをベストにする為にグリップエンド内にバランサー用ウェイトを内蔵させてあります。

 費用総合計 ¥71028
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォアグリップ側からの全体像

 三重県の方からの依頼により作製した、ノースフォークコンポジット社のブランクで作成したカスタムロッドです。

 使用したブランクはノースフォークコンポジットのMB808-1(IM)ですが、7ft11in仕様にして欲しいとの要望でバットエンド部を1in分だけカットしてあります。 リールシートはブラックに塗装したFujiのACS-KN17で、フォアグリップ部は強い御希望により集積コルクリングを数個接合した物を切削加工して組付けてあります。 リヤ側はEVA製グリップのセパレートタイプと特に変わった形状ではなく、セパレートパイプ部にブランクの諸元シールを貼って全体をコーティング。 バットキャップはこれまた強い御希望により、ジャストエース社のEVAにアルミを被せた物のEVA部を集積コルクに付け替えて作った物を取り付けてあります。 ただ、バットキャップの集積コルクはサイズの問題でフォグリップ部とは異なる材質を使っており、質感・色ともに異なっています。

 ガイドはやや小径のT-MNSTトップとT-KTBSG・T-KTSG・T-KWSGガイドを組み合わせ、スレッドはメインがブラックでチェックにオリーブ色を用いて巻き上げてあります。 デコレーションの金属リング類は全てアルミ製のブラックカラーの物を用いていますが、フォsグリップ先端とセパレート部の2個のワインディングチェックは縁を削ってアルミ地のシルバーのラインが出る様に加工しました。

 費用総合計 ¥73969
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) 別角度からのグリップ全体像

 熊本県の方からの依頼により、ジャストエース社のブランク(TBS701HCBP)を用いて造ったカスタムロッドの製作例です。 足場の高い所から総重量1oz位になるリグのワームを遠投するロッドが御希望という事で、当方が参考として提示した数社・何機種かのブランクからセレクトして頂きました。

 御指定になられたブランクはグリップ着脱式の7フィートですが、延長して7ft3in仕様にして欲しいとの依頼でした。 まずメッシュカーボンパイプをベースに指定の長さデザインでグリップ作成し、それに元のグリップパイプを差し込み接着した上でブランクを接着接合する構造にしてあります。 問題になったのはブランクと元のグリップとの接合部がフォアグリップより上に飛び出してしまう事で、ここは接合部に細い金属リングを取り付けて前後にスレッドのイ飾り巻きコーティングする事で対応しました フォア部はdepsのGPの様なデザインが御希望でしたので、幅広の滑り止めローレット加工されたリングを2個をKDPSに被せる事で対応しました。 グリップは普通のセパレートタイプですが、御要望によりバットキャップはEVA製ラウンド型の物を加工してエンド部のみを集積コルクにしてあります。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドで、トップはT-MNST5、以下T-KTSG5×3個・同5.5・同6、T-KWSG7・同8・同10・同12で組み合わせ、スレッドはガイド部がブラック単色で、飾り巻き部はシルバーのチェックを入れて巻き上げてあります。 

 費用総合計 ¥67888
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) フォア部とリールシート

 広島県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社のSWB-8061(IM)というブランクを用いたカスタムロッドの制作例です。
 
 御指定nのブランクを使用し、グリップは以前に岐阜県の方からの依頼によりMHX社のブラックで作成したカスタムロッドの作成例と同じ様なデザインにして欲しいとの依頼でした。 異なる部分は金属パーツのカラーで、全てパープルにして欲しいという御要望でした。

 リールシートはブラック塗装を施したTCS-SD17で、フォアグリップレス仕様セパレートタイプ。 セパレートパイプ部に綺麗なメッシュカーボンパイプy柄を御希望なさっていましたが、ブランクが太過ぎた為にセパレートパイプ部はブランクその物です。 リールシート上部の金属パーツyは専用のワインディングチェックですが、サイズにお問題で2種類のパーツを組み合わせてあります。 当店の店主個人の好みではパープルの金属パーツを使用する事は無いのですが、第三者的な目で見ると綺麗ですね。

 ガイドは太めラインでも対応出来きる様にオールダブルフットのニューガイドコンセプトで対応し、トップがT-MNST5.5、以下T-KWSG5,5×3個・6・7・8・10・12・16の10個設定としました。 スレッドはブラックをメインにし、縁取りは金属パーツの色に近いメタルのパープルスレッドで巻き上げてあります。 セパレートパイプ部の上側にはブランクの型式・諸元シールを貼り付けてコーティングしました。 

 費用総合計 ¥67981
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) 別角度からのグリップ全体像

 三重県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社のMB704-1(IM)というブランクを用いたカスタムロッドの制作例です。
 
 御指定になられたブランクは7フィートですが、延長して7ft4in仕様にして欲しいとの依頼だったので作ったグリップにブランクを差し込み接着する構造で作成しました。 デザイン的にはコルクグリップのセパレートタイプで、リールシートにはガンメタカラー塗装したTVS-TS16をアップロック仕様で用い、各部の金属リング類は全てコバルトブルーのカラーを用いてあります。 コルクグリップは細めにシェイプして、ラウンド型集積コルク製バットキャップも小さめで全体的にスマートなデザインに仕上げてあります。 グリップのベースとなるパイプはメッシュ柄のカーボンパイプでTVS-TS16の内径に合わせて15o径を用いましたが、このカーボンパイプの内径は13oです。 ブランクの不要な部分をカットして差し込み接着するのですが、カット部の径が13.5o以上あるので、このままでは取り付け出来ません。 ブランクを細く削るのは強度低下で破損の危険性があるので、リールシートで十分な強度が確保されているグリップパイプ内を必要分だけ削って広げる事で対応しました。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドで、KRコンセプトとニューガイドコンセプトの中間的な設定としてあります。 KRコンセプトの小型ガイドサイズは好みではないとの事だったので、トップはT-KGST5、以下T-KTSG5・5・6・7・8・10、T-KLSG16、T-KLSGH-25Hで組み合わせ、メインにブラック、チェックはメタリックのディープブルーのスレッドで巻き上げてあります。 バット部とセパレートパイプ部の上側にはオリジナルで作成したネームシールを貼り付け、セパレートパイプ部の下側にはブランクの型式・諸元シールを貼り付けてコーティングしました。 

 費用総合計 ¥62662
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) フォアグリップ部

 二段下の写真と同じ愛知県の方からの依頼により、お客様持ち込みのノースフォークコンポジット社製のブランクを用いたカスタムロッドの制作例です。

 今回はスイムベイト用のMB807-1(IM)という8ftのブランクのバット部を2カットして6ft5inでロッドを作製して欲しいとの要望でした。 今回はリールシートにブラック塗装のPTS-MPK17を用い、ナットのPTSK17にはカーボンパイプを被せて前後にゴールドの金属パーツを取り付けました。 EVA製のグリップは依頼者の方の御希望形状・太さに削り出し、リヤ部の長さはラウンド型集積コルク製エンドキャップを含まずで35pとしてあります。 それなりの重量があるブランクですが短い全長の割には長いグリップの為に、バランサーウェイト無しでも打ち物系ルアー用に使っても軽々と操作できるバランスで仕上がりました。。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドで、前回よりも小径のガイドを採用しました。 トップはサイズ5のT-MNSTで、以下は全てダブルフットのT-KWSGガイドを5×3個・5.5・6・7・8・10・12として、ダブルラッピングで巻き上げてあります。 スレッドはガイド部とバット部はメインにブラック・チェックと中間ラインにゴールドとし、セパレートパイプ部はゴールドをメインにして、パイプリングとの間にブラックのラインを入れてあります。 テーパーが急で幅広い個所に厚く均等にコーティングするのは難しいですが、セパレートパイプ部には型式・諸元シールを貼って一度塗りで厚手にコーティングしてあります。

 費用総合計 ¥54480 (持ち込みブランクの為にブランク代は含まず)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) フォアグリップ部

 沖縄県の方からの依頼により、タマンを狙うロッドを作って欲しいとの要望で、ノースフォークコンポジット社のMB708-1(IM)を用いて先制したカスタムロッドです。

 沖縄でタマンはルアーフィッシングの対象魚としてメジャーな様ですが、愛知県在住で沖縄へ行ったことのない店主にはどんなロッドが良いのか判らず、まずはタマンについて調べて勉強する事から始まりました。 何機種かブランクを選び出して何度もメール交信し、ノースフォークコンポジット輸入元のブルーピークス社と直接相談してもらったりしてブランクを決めました。 グリップはお好みのデザインのロッドの写真を送って頂き、それを元に相談を繰り返してパーツ・サイズ等詳細を決めて作成してあります。 リールシートはTVS-17でスクリュー部が見えない様にして欲しいとの御希望で、スクリュー部をカットすると同時にナット部の内部にEVAスペーサーを入れてガタ防止を計るなどしてあります。 セパレートパイプ部となるブランクに型式・諸元シールの貼り付け・コーティングをする事となったのですが、サイズ・パーツ・構造の問題で、リヤグリップの作成・シール貼り付けと飾り巻きをしてコーティング・スペーサーの内径を調整してナット部を作製してセパレート部に組み込み・リールシートと金属リングを取り付け、リングと飾り巻きコーティング部の隙間埋めと何段階にも分けて作業する必要があったので製造に日数が掛かってしまいました。

 ブランクのバット部には、ツララ社のロッドにある様なタコ糸を巻いた上に熱収縮パイプを被せた補助グリップを作って欲しいとの要望もありました。 グリップ用に市販されている熱収縮パイプでは太過ぎて細いブランク部を十分に締めきれないのでサイズの細い熱収縮パイプを何種類も用意し、太さの異なるナイロン製タコ糸を折れ竿などに巻いてから熱収縮パイプを被せてサンプルを作り、最終的な組み合わせを決めました。 熱収縮パイプはグリップ用の様に滑り止め加工がなされてないので、タコ糸をツララのロッドよりも目が細かいダブルクロスで巻き上げてグリップ時に手が滑らない様にました。 また配線などに用いる汎用熱収縮パイプのゴムは厚みが無いのでタコ糸の凹凸がが強く手に当たり痛く感ずる場合もあるので、パイプを二重にして厚みを持たせる事で多少なりともクッション性を確保してあります。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドでニューコンセプトガイドシステム的に組みました。 トップガイドはT-MNSTを使いたい所でしたがMNSTにはないサイズ7が御希望でしたのでT-KGSTの7を用い、以下はT-KGST7×3個・同8・同10・T-KLSG12・同20、ダブルフットガイドのT-KWSG30です。 7番ガイドのT-KLSG20は16Aするかで迷いましたが、極太のロングリーダーを用いるというラインシステムを用いるそうなのでサイズを20にしました。 ガイドをダブルラッピングする必要とするロッドは本当だと少ないのですが、このロッドの場合は念の為に負荷の掛かり易いバット側の3個だけダブルラッピングしてあります。

 過去に何回か沖縄の方から問い合わせはあったのですが、実際に御依頼を請けるのは今回が初です。 立ち消えになる原因は送料で、ただでさえロッドの様な長物荷物は運送会社が扱ってくれなかったり高額料金になるのに、沖縄や五島列島・伊豆大島等の離島だと運賃が極めて高くなります。 今回は沖縄西濃運輸の営業所止めにするという事で西濃運輸と交渉し、結構安く送る事が出来たので依頼者の方への負担を少なくする事が出来ました。 なお、どの完成例においても費用総合計の金額に送料や振込手数料などは含まず記載しています。

 費用総合計 ¥76036
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) フォアグリップ部

 愛知県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社のMB669-1(IM)というブランクを用いたカスタムロッドの制作例です。

 2ozのジグやヘビーウェイトテキサスなどをメリハリ良く動かしたいとの事で、マグナムヘビークラスのノースフォークコンポジットのMB669-1(IM)のティップを2inカットして6ft4inでロッドを作製して欲しいとの要望でした。 リールシートにブラック塗装のACS-KN16を用い、ナットのKDPSにはジャストエース社製のアルミのフードを被せ、リールシート先端にはスペーサーも取り付けてあります。 EVA製のグリップは依頼者の方がお使いになっておられるロッドの形状・太さに合わせて欲しいとの要望で、サイズを計測したデータに基づいてEVAパイプから削り出してあります。 微妙な違いはやむを得ないのですが、極力同じになる様に慎重にEVAを削り出しました。

 ガイドはチタンフレームS.I.CのKガイドで組みました。 トップはサイズ6のT-MNSTで、パイプ径にかなり太い物まであるのでテップをカットして太くなったブランクにも対応できました。 バット部のガイド4個はダブルフットのT-KWSG
7・8・10・12を用い、トップ部はシングルフットではあるが府ltyと分が長く幅広で頑丈なT-KBSG6を差採用しました。 KBガイドは本来マイクロガイドやKRコンセプトのベリー〜バット部に用いる目的で作られたものですが、エキストラヘビークラスのロッドにシングルフットガイドを採用したいときに時々使っています。 

 費用総合計 ¥62662
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) フォアグリップ側からの写真

 愛知県の方からの依頼で、MHXト社のNEPS82LMF-MHXという6ft10inのブランクを使い、ミノーや小型シャッド等の等のジャークベイト用カスタムロッドを制作した例です。

 リールシートはガンメタ塗装を施したTCS-KN16を用い、グリップは以前に当店で作成した作成したカスタムロッドと同じ様にして欲しいという事で、持ち込まれた図面に合わせて作成しました。 ブランクが細い為にリールシートのタッチ部での手への当たりが強くなるので、リールシートは内径15oの物を用いて内側に外径15mmのカーボンパイプをスペーサーとして組み込んでありますあります。 バットキャップは砂利やアスファルトの上でロッドを立て掛けても傷付き難い集積コルク製を用い、ジャーキングのロッドワーク時に支障が起きない様にラウンド型の物をほぼストレート型に切削加工して取り付けてあります。

 ガイドはS.I.C.チタンフレームのKガイド系をセミマイクロ的なサイズでスパイラルセッテングで手取り付け。 バット部にはブランクのシリーズ名の、セパレートパイプ部には機種・諸元のシールを貼ってコーティングしてあります。 またバット部には釣った魚の概ねのサイズを測るために、バットエンドから50p・55p。60pの位置に目印のスレッドを巻いてコーティングしてあります。

 費用総合計 ¥58803
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) リヤグリップ部

 岐阜県の方からの依頼で、MHXト社のSWB967-Blendというスイムベイト用8ftのブランクを使い、5oz前後のビックベイトを主体に用いるカスタムロッドを制作した例です。

 リールシートはブラック塗装を施したTCS-SD17で、グリップのリヤ側はセパレートグリップですがフォアグリップレスのすっきりとしたデザインになっています。 ブランクは元々スレート色に塗装されているのですが、セパレートパイプ部には綺麗なメッシュ柄を御希望でした。 非常に太いブランクなので外径18o・内径16oのメッシュカーボンパイプの内側を削って薄したものを被せて処理してあります。 リールシート部の金属パーツ類はフロント側にシルバーのリングを取り付けてリヤ側は無しと至ってシンプルでしたが、リヤグリップ部にはブラックにシルバーのラインを入れた金属パーツを使いたいとの御希望がありました。 最近この御希望をなさるお客様が多く、今回もセパレートパイプ部のワインディングチェックはアルミ製でブラックのアルマイト加工してある物の外周を削ってアルミ地をを出すことで対応し、バットキャップ上部のリングは専用のリングとリールシートリングを組み合わせてあります。 特に難しい作業を必要とするロッドではありませんでしたが、セパレート部に貼った付属の機種・諸元シールの白いプリンとインクがコーティング剤に含まれる溶剤の影響で少し流れ出し、これを綺麗に処理するのに手間取りました。

 ガイドはラインに25Lb位のフロロカーボンかナイロンラインをお使いになるのとの事で、あまり小径リングのガイドは好まないとの御要望でした。 そこでオールダブルフットのニューガイドコンセプトで対応する事にし、トップはT-MNST6、以下T-KWSG6・6・6・6・7・8・10・12・16の10個設定をブラック単色のスレッドで巻き上げました。

 費用総合計 ¥60536
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) リヤグリップ部

 以前にも何度かロッド製作依頼をしてくださった愛知県の方からの依頼で、ノースフォークコンポジット社のCB765-1(HS2)というブランクを用いたカスタムロッドを制作した例です。 太いブランクなので細かいパーツの選択と加工に少々悩みました。

 グリップは依頼者の方がデザイン・サイズを記した書面をお持ち込みになられたので、基本的にはそれに従って作成iしました。 リールシートは無塗装のECS-SD17で、ブランクが太いのでタッチ窓部はスペーサーを用いずにブランクを直接触れるサイズの物を使ってあります。 御希望になったグレーのカラーのEVAはマタギでは殆どが廃盤になっており、ジャストエースの方ではあるのですがサイズの種類が少ないです。 フォア・センター・リヤのグリップはジャストエース社のEVAで、外側を旋盤で切削加工してデザインを整えた後に内径をブランクを合わせる為に棒ヤスリで内部を削って広げてあります。 エンドキャップはマタギの方の太いEVAに集積コルク板を貼り合わせてから切削加工して創り出しました。

 金属パーツ類はブラックにシルバーのラインを入れたいとの御希望があり、ワインディングチェック類はアルミ製でブラックのアルマイト加工してある物の外周を削ってアルミ地をを出すことで対応し、バットキャップ上部のリングは専用のリングとリールシートリングを組み合わせてあります。 フォアグリップとリールシートの間のリングには専用の物にブラックのカラーが無い為に、他の部位用のサイズ的に合うパーツを探し出して流用しました。

 ガイドはマイクロガイドのスパイラルセッティングを御希望でしたが、この組み合わせは飛距離が低下する等の相性の悪さがあるので、少しガイドサイズを上げたセミマイクロのスパイラルセッティングに仕上げる事で問題を解決しました。 他にはバット部にフックキーパーを取り付け、セパレートパイプ部にはブランクの諸元シールと当店ロゴシールを貼ってコーティングしてあります。

 費用総合計 ¥64466
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) リヤグリップ部

 三重県の方からの依頼で、グリップが無くなっているデビジョンのPULS #1C 7.9ftXXH に新たなグリップを作成して組付けた半改造ともいえるカスタムロッドです。 この機種は熱にはあまり強くない軟質樹脂の一体形成で造られているグリップ素材だったのでグリップが収縮してしまうトラブルがあったようで、グリップのない訳ありロッドを入手されたお客様が新たなを作成してカスタムロッドとして仕上げてほしいとの依頼でした。

 リールシートはブラックに塗装したFujiのTCS-SD17を採用し、やはりブラックに塗装した外径17oのカーボンパイプをベースにしてあります。 ただ市販のカーボンパイプは長さが50p程度なので御要望のグリップ長には足らず、ジョイント材の肉厚カーボンパイプを差し込み接着してして延長してあり、接合部の外側も補強したいのでリールシート内で接合する方式で延長しました。 フォアグリップは細身に削ったEVA、センターグリップはリールシートとの接合部を集積コルクにしたシェイプしたEVA、リヤグリップはベースにするグリップに太いナイロンの編糸を螺旋状に巻いてから熱収縮ゴムパイプを被せ、3個のパーツを組んだリングをつけてからEVAと集積コルクを組み合わせたエンドキャップを取り付けてあります。

 リヤグリップはデビジョン社の独特のデザインのグリップと同じようにして欲しいとの要望でしたが、熱収縮ゴムパイプは常にベースとなるグリップを圧迫する為にEVAや軟らかいコルク等だと潰れて細くなって緩んでしまう可能性が高く、基本的には当店では使用しません。 そのためにデビジョン風グリップの作成や改造は通常お断りしているのですが、元々がデビジョンのロッドであるという事から例外的に作成し、グリップのベースは潰れ難く硬さと弾力を持っている集積コルクで削り出してあります。 チューブの端は万一縮んでも下地の集積コルクが出ない様に内側に折り込み、厚みや角を調整してあります。 集積コルクを貼り付けてから加工したセンターグリップとバットキャップ、3個のリングを組み合わせたデコレーションパーツの他、ブランク差し込み部が割れないようにフォアグリップ内のグリップパイプ上端にアルミパイプを取り付け、フォアとリールシート間のリングに依頼者ご希望の色のパーツがないので他のパーツを加工流用したりと、かなり手間と費用yのかかる作業でした。

 今回のロッドは本来だとグリップ着脱式構造なので、普段ならそのグリップを加工する改造作業になります。ですが今回は元のグリップが無いという事でカスタムグリップを作ったものです。 着脱グリップはグリップパイプの内径とブランク径が0,0数mm狂ってもクマく着脱できなくなるので、1o単位の市販カーボンパイプでは対応できません。 その為、ブランクとグリップは完全に接着してあり、全長が7ft10in〜7ft11in位のワンピースロッドとして完成させてあります。

 費用総合計 ¥32289
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) 持ち込みグリップを使用したカスタムロッド ・ (右の写真) ガイド部のネームシール


 岡山県の方からの依頼で、依頼者の方がネットで購入されたグリップを使用してさくせいした渓流釣り用のベイトタイプのカスタムロッドです。

 依頼者の方は以前にうメガバスのF0-60XPバガーニのグリップとガイドを利用して渓流用のベイトロッドを作成依頼してくださった方で、今回はネットで見つけたフェルールタイプのショートグリップを用いて新しいベイトタイプのカスタムロッドを作って欲しいとの御依頼でした。 前回はMHX社のスピニング用ブランクのS6010-MHXという機種でしたが、今回はもう少しだけ硬めという事で同じシリーズのS661-MHXを採用し、前回と同じ全長にしたいという御要望に合わせてブランクのバット部をカットして短縮調整しました。 カットする位置が決まってから依頼者の方に連絡し、そのサイズに合った内径のフェルールも手配して頂いて送ってもらいました。

 ガイドはKガイドを用いたセミマイクロ系のガイドセッティングで、バット部にはフックキーパーも取り付けてあります。 更に特注でネームシールをジャストエース社に作らせてブランクに貼り付けコーティングしてあるのですが、一般的なバット部だけではなくバットガイドの下側にも小さなシールを貼ってあります。 この部位のブランク直径は4mm程しかなく、貼り付けには結構気を使いました。 細い部位への貼り付けは少しでも硬くて厚みのある素材だとコーティングしている際に捲れ上がるので使い物になりません。 ジャストエースで作らせるシールは曲面にも貼り易い柔軟性が高く薄いので無事に貼り付けできましたが、貼り付け完了するまでは心配でしたね。 当然ですが、配付けるのと同じか細い位のカーボンパイパイプを用意し、それに同じ素材のシールを貼ってコーティングするというテストは予め行なっておりますけどね。 バット部に貼ったシールに作製にオリジナルの版が必用だったので、版代分だけチョット高いシールになっしまいましたが、非常に喜んで頂きました。

 
費用総合計 32407 (依頼者の方が用意したグリップ・フェルールの金額は含まれません)
 
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 2ピースのジョイント部

 群馬県の方から、本流域でのトラウト用に2ピースのベイトロッドが欲しいとの依頼で作成したカスタムロッドです。

 ブランクはジャストエースのLST762Mを候補に挙げておられ、当方の考えでも使用するルアーのウェイト等のご希望から適当であると判断してそれを採用しました。 ガイドはKガイドの右捻りスパイラルでサイズはお任せで、ECS-KN16(S)リールシートにメッシュカーボンパイプのスペーサー、金属パーツはシルバーで統一、リヤグリップは27pでシェイプしたコルク、エンドキャップはジャストエースのウッド製WEC-307Sという御希望条件でした。

 ガイドはチタンフレームS.I.C.で、機種・サイズは御相談の結果T-KGST5,5、T-KTSG5,5×4個・同6、T-KWSG7・同8・同10・同12・同16の11個設定としました。 フォアグリップもシェイプしたコルクとし、スレッドはブラックにシルバーの縁取りを入れてあります。 バット部バット部のシール等は無しですが、2ピースのジョイント部には合わせマークを入れてあります。 ジョイントをするには合わせマークだけでは不確かなのでガイド向きを確認しながら継ぐ方が良いのですが、位時にスパイラルガイドの向きを合わせるのは難しいので補助的な役割用としていれてあります。

 
費用総合計 ¥52006
 
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真)バット部のシール貼り付けコーティング状態

 お客さ者お持ち込みのノースフォークコンポジット社製ブランク SW807-1(IM) で作成したカスタムロッドで、このページに載せてありませんでしたが以前にも異なる番手で全く同じデザインで製作依頼をしてくださった方のものです。

 デザインデータは以前の物が残っていた事と、製作時の記憶もまだ新しいので大きな問題は無いのですが、前回製作したロッドと相違点が出ない様に注意する必要があるので、念の為に前回のロッドを持ってきていただいて細部を計測してから製作に着手しました。 リールシートはマットブラック塗装のACS-KN17で、ブランクタッチ窓部のブランク径が16mm強でスペーサーが使えない為に内径16mmの物をマタギ社で塗装させて使用しました。 フォアグリップはコルク製で先端が集積コルクで広がる形状、リヤグリップはテーパーのない完全ストレートで両端は5mmほどの集積コルク製です。 これらの集積コルク部は当店でコルクに集積コルクを貼り付けて切削加工してあるのですが、コルクパイプの外側と内側の穴の微妙なセンターズレの為に集積コルクを接合してから旋盤にかけるとコルクが削れてしまう事が往々にしてあります。 削れが多いとグリップの前後が歪に細くなってしまうので手作業での調整が必要となり、目立たぬ部分ですが手間が掛か値ます。

 ガイドはチタンフレームでS.I.C.リングで、小径ガイドはお嫌いとの事なのでトップにT-MNST、以下とT-KWSGがいどmの6〜16を組み合わせた10個設定で通常のブランクの上側にガンメタ単色のスレッドで巻き上げてあります。 基本的に前回のロッドと同じ仕様なので機種名のシールを見なくても区別できる様に、KDPSのフードカラーを前回のブラックからICチタンコートに、ワインディングチェックとデコレーションリングは前回のブラックからダークガンメタリックに変更しました。

 費用総合計 ¥49594 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含んでいません)
 
 
 
   
 ☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 2ピースのジョイント部

 岩手県の方から、バス釣りと海でのクロソイ狙いの巻き物ルアー用に兼用できる7ft〜7ft1inでヘビーパワー・ファーストアクションの2ピースロッドが欲しいとの依頼で作成したカスタムロッドです。

 まず問題となるのがブランクで、市販ブランクには2ピースモデルが少ない上にヘビーパーの2ピースとなると極めて稀である事でした。 ですがマタギが輸入しているMHX社ブランクの中にMB844-2MHXという7ft・Hパワー・ファーストアクション・2ピースという御要望にほぼピッタリの物があり、それを用いる事になりました。 リールシートはFujiのTCS-SD16でフォアグリップは短めのコルクでエバーグリーンのスーパースタリオン風で、リヤは集積コルク製のエンドキャップを含めて33pと長めのコルクのストレートグリップ。 ガイドはセミマイクロ的サイズでトップ部はシングルフット、バット部の4個はダブルフットのKガイドチタンフレームS.I.C.で10個設定としました。

 当初の御要望だと費用を4万円程度に収めたいという事でした。 MHX社のブランクは高性能なのにリーズナブルな価格なのですが、ガイドはソルトで使用してもj海水による腐食に強いチタンフレームをとしたいという事と、EVAよりも3倍以上高くともコルクグリップは譲れないという条件でしたので限界がありました。 その分、リールシートを無塗装とし、ガイドもトップ部をシングルフットにする事でガイド代と取り付け工賃を削減し、スレッドカラーも単色にして、当初は要望があったフックキーパーを無しにする等どして費用の削減に努めました。 その結果、派手さが無いシンプルなデザインとなりましたが、実用性を十分に持たせた仕上がりとなっています。

 
費用総合計 ¥45956
 
 
 
   
 ☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) バット部のネームシール貼り付け状態

 今までに何本もカスタムロッド作製を注文してくださった青森県の方からの依頼で、MHX社のブランクを用いてライトカバー狙いで作成したバス用カスタムロッドです。

 ブランクは依頼者の方が御指定になられたMHX社のMB752XF-MHXで、全体的にはdepsのFEタイプの様なデザインだがリールシートにはACS-16を用いて欲しいとの御希望でした。 今回はパーツの指定御希望も細かかったですが、何度も注文依頼をなされているので逆にパーツ選択をあまり悩まずに済みました。 写真では色の加減で判り難いですがフォアグリップレスの、リールシート上部のパーツにはジャストエースのWCA-D16を使っています。

 ガイドはチタンフレームのKガイドをセミマイクロ的なサイズでブランクの上側付けセッティングする事とし、上からトップガイドのT-MNST5に始まってT-KTSG・T-KBSGとシングルフットのガイドとダブルフットのT-KWSG(バットギドサイズは10としてあります。 写真には写っていませんがトップ部のガイド4個は視認性重視で御指定の蛍光ピンク単色のスレッドで巻き上げ、他のガイドはブラックにシルバーの縁取りで巻いてあります。 ピンク色のスレッドは透けないタイプのスレッドを採用していますが、それでも微妙に透けるので、透けるタイプのスレッドを透けなくする際に使う色止め剤を薄く一度塗ってからコーティングして発色を良くしてあります。

 
費用総合計 ¥44452
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 折り畳み式のフックキーパー取り付け状態

 福島県の方からの依頼によってジャストエース製ブランクのFSS681ULFを使用して製作したもので、シンプルなデザインのベイトフィネス用のカスタムロッドです。

 ブランクは依頼者の方が御指定の機種であり、それ以外にも 「リールシートはFujiのSB-PTSMPS17CSでリヤはシェイプされたワンピースコルクグリップで長さ14p、フォアグリップはコルクで3.5〜4cm、ガイはドFujiのトルザイトガイドのセットT-RVTG69と適合するトップガイドをガンメタカラーのスレッドで取り付け、ジャストエースから限定的に復刻発売されたFujiの折り畳みフックキーパーの取り付け、金属パーツは全てジャストエース社のガンメタカラー」 と細部に渡って指定なされました.。

 ガイドはスパイラルセッティングを御希望でしたが、指定されたガイドキットはKRコンセプト(Fuji流のマイクロガイドと言えるガイド設定)なので、背の低いガイドを捻って取り付ける事によりラインがブランクに干渉し易くなるのでで悩みました。 当店で推奨している60度ずつの捻りではどうしてもライン干渉が生じるので45度ずつの捻りとしましたが、ソリッドティップのブランクなのでガイド取付位置がある程度限定される上にセット物のガイド指定なのでサイズ・数も決められており、取り付け位置決定には非常に苦労しました。

 今回使用した折り畳み式のフックキーパーはジャストエース社がFujiに依頼して限定的に復刻生産させたMサイズです。 当店では古いSサイズも少量在庫しておりますが、可動部にコーティング剤が浸み込んで動かなくなる事もあるので取り付けには気を使うパーツです。  便利でカッコ良いパーツなので当店の店主も嫌いなパーツではないのですが、使い込むとガタが出る事もあるので積極的には推奨してはいません。

 費用総合計 ¥50245
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) セパレートパイプ部へのシール貼り付けコーティング状態

 岐阜県の方からの依頼で、ノースフォークコンポジット社製のブランクを使用して非常にシンプルながらもカッコ良いデザインに仕上げたカスタムロッドです。

 ブランクはMB807-1 (IM) で、リールシートには無塗装のTCS-KN16を用いました.。 このクラスのブランクだと17サイズのリールシートを使う事が多いのですが、依頼者の方の手が小さい事と、タッチ穴付きタイプのリールシートがお嫌いとの理由からTCSの16サイズを使用したものです。 グリップの材質はEVAでバットキャップは集積コルク製、金属パーツはセパレートパイプ部のパイプリングとバットキャップとグリップ間のデコレーションリングのみという非常にシンプルなデザインで、ブランクのバット部に御依頼で作成したネームシールを、セパレートパイプ部にはブランクごとに付いてくるメーカーの機種・諸元のシールを貼ってコーティングしてあります。

 ガイドはチタンフレーム・S.I.C.リングで、KGトップと全てダブルフットのT-LNSGの6〜16をニューガイドコンセプトのサイズ・数でスパイラルセッティングしてブラック単色のスレッドで巻いて取り付けてあります。 元々のFuji社のニューガイドコンセプトであればトップガイドはFトップという機種ですが、廃盤になった為に当店でも順次切り替え中です。 最近はマイクロの系ガイドやその発展型のFujiのKRコンセプトを御希望の方が増えてはいますが、20年も前に考えられたニューガイドコンセプトは今でもガイド設定の基本形になっていると店主は考えています。

 費用総合計 ¥66895
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) ロックナット部の処理状態

 下側の2例の写真と同じ愛知県の方からの依頼で、お持ち込みになられたノースフォークコンポジット社製のブランクで作成したカスタムロッドです。 依頼者の方が機種や諸元の記載されたシールを紛失されていたので、このブランクの詳しい機種名は不明です。

 グリップのデザインは依頼者ご自身が所有なされていたロッドの様な形状にしたいと言う事でしたが、リールシートがメーカーオリジナルの物だったので全く同じ形状は作れませんでした。 そこでデザイン的に似ているFujiのVSS-KN16のブラックに塗装された物を採用しました。 リールシートスクリュー部には2種類・3個の金属製リールシートリングを取り付けて処理してあります。 それ以外は比較的シンプルなデザインとしてセパレートタイプのグリップに組み上げました。

 ガイドはチタンフレーム・S.I.C.リングのKGトップとKTガイドとKLガイドを組み合わせ、KRコンセプトの様な小径ガイドが好みではないとの事なので従来のニューガイドコンセプト仕様でセッティングしてあります。 スレッドはメインがブラックでレッドのチェックを入りとし、金属パーツ類はシルバー1色のみなのでスッキリとしたデザインに仕上がっています。

 費用総合計 ¥41498 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含んでいません)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真)バットガイドとジョイント部のガイド取り付け状態

 上と下の段の写真と同じ愛知県の方からの依頼で、持ち込みのノースフォークコンポジット社製ブランクで作成したカスタムロッドです。 サーモン用の2ピースタイプのブランクで、海でショアからの大物狙いにお使いの予定だそうです。

 グリップのデザインは上の段の写真と基本的には同じで、FujiのVSS-KN17のブラックに塗装された物を採用しました。 リールシートスクリュー部には、やはり2種類3個のリールシートリング類を取り付けて処理してあります。 これも比較的にシンプルなセパレートタイプのグリップなのですが、かなりのロンググリップの為に上の写真のロッドとは少しイメージが変わって見えます。

 ガイドは大物向きソルトウェーター用として、チタンフレーム・S.I.C.リングのKGトップとKWガイドを組み合わせた11個設定でセッティングしてあります。 スレッドは、やはりメインがブラックですがチェックはグリーンでを入りで、バット側の3個のみダブルラッピングで巻き上げてあります。 金属パーツ類もシルバー1色なのでシンプルデザインに仕上がっていますが、ガイドが全てダブルフットのKWガイドなので、トップ部のサイズ7からバットガイドのサイズ40までと口径が大きいのでガイド代とオールダブルフットの取り付け工賃によりかなり高い費用となりました。

 費用総合計 ¥71272 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含んでいません)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) シール貼り付け部のコーティング状態

 上側2段の写真と同じ愛知県の方からの依頼により、持ち込みのノースフォークコンポジット社製ブランクで作成したカスタムロッドで、こちらはブランクはバス用にMB705-1(HM)を用いたロッドです。

 グリップは以前に当店で作成したカスタムロッドと同じ様に、ストレートタイプのコルクグリップでシンプルなデザインが御希望でした。 リールシートはタッチ穴がお嫌いという事なのでTCS16を採用し、ナット部にはFPパイプタイプが御希望でした。 問題はこのFPパイプナットで、数年前に廃盤となり入手できない事でした。 ただ、当店には改造で分解したパーツ等を若干保管しているので、中古ですがTBS-16用のFPパイプを見つけ出して採用しました。 リールシートは御希望で無塗装であり、グリップもシェイプ加工などが無いので、比較的費用を抑える事ができました。

 ガイドはチタンフレームでS.I.C.リングのLGトップ・KTガイド・KWガイドを組み合わせたセミマイクロガイド使用で、左巻きリール用のスパイラルセッティングしてあります。 スレッドはメインがブラックでチェックにグリーンのカラーを、金属パーツはシルバーでスッキリとした仕上げになっています。

 費用総合計 ¥38357 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含まず)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 現行のGルーミス社GLX風に作成したフォアグリップ

 上の写真と同じ埼玉県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジット社製ブランクの MB664-1(HM) で作成したカスタムロッドです。

 依頼者の方が他店で購入されたブランクを用いてのカスタムロッド作成依頼で、かなり細かい要望で何度も連絡を取り合った上で製作した物です。 グリップはコルク製で、リヤ側のデザインはレイドジャパンのロッドの様なタイプのセパレート、フォア側は最近のGルーミスのGLX風のデザインでリールシートはECS-KN16のブラック塗装という依頼内容でした。 基本的には難しい作業ではないのです、最近多い集積コルクを部分的に使っているので、1段上の写真のロッドと同じくコルクとの接着作業の手間と硬さの異なるものを同時に切削加工するという削り難さでチョット製作時間がかかってしまいました。 やはり1段上の写真のロッドと同じく重量バランスを最後に調整してあり、集積コルク製エンドキャップがコルクグリップと一体化する様に微妙なサイズ調整しながらの切削加工にもチョット気を使いました。

 このロッドのブランクは6ft6inなのですが、御希望によりバット部を少しカットして6ft5inに仕上げてあり、ガイドはチタンフレームKガイドでセミマイクロ的なサイズでセッティングにしてあります。

 費用総合計 ¥44809 (依頼者所有のブランクなのでブランク代は含まず)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真)市販ロッドのグリップを利用したカスタムロッド ・ (右の写真)ブランクとグリップの接合状態


 岡山県の方からの依頼で、使わなくなったメガバス社製の市販ロッドを分解し、グリップとガイドを利用して新らしく渓流用のベイトロッドを作成したもので、半改造とも言えるカスタムロッドです。

 依頼者の方が現在は全く使用していないというメガバスのF0-60XPバガーニですが、グリップデザインは気に入っているのでグリップとガイドを利用して渓流用のベイトロッドを作成して欲しいと依頼でした。 折れ竿のグリップや着脱式のグリップ利用してカスタムロッドを作る事は年に何回かあるのですが、何の問題もないワンピースロッドを分解(切断)して作る事はまずない事なので,、依頼を請ける事を躊躇しました。 グリップにブランクを差込み接着してあるロッド構造ならまだ改造の可否判断が付け易いのですが、現物を精査すると完全なワンピース構造だったので判断がはかなり難しかったです。

 御希望なさっておられるのは5ftクラスの渓流でウルトラライトのベイトロッドでした。 グリップを利用するバガーニというロッドは元々ブランクの細いロッドだったのですが、グリップ上部でブランクを切断して極細ブランクを差し込めれば何んとか作成する事が出来そうでした。 そこで適合ブランクを探したところMHX社のウルトラライト〜ライトクラスのスピニング用ブランクシリーズの中のS6010-MHXという機種が適当だと思え、調べた結果このブランクでロッドを作成した場合のグリップ上部のブランク径は5.4mm位でした。 問題はバガーニのブランク切断部分の内径ですが、これは切断してみないと正確に判りません。 外径すらスレッドを巻いてコーティングしてある部分なので正確な径が判らなかったのですが、何ヶ所かのブランク外径計測とテーパーから切断する部位の外径を割り出し、一般的ブランクの肉厚から推測したところ内径は5.4〜6mmであろうと結論付けました。 切断してからブランク内径が推測より細く差し込み不可能だと取り返しがつかなくなるので、依頼者の方に最悪事態が起こる可能性を説明して納得して頂いた上で作業に入りました。

 実際にグリップの上部でロッドを切断したところ、ブランクの内径はギリギリ5.4mmでした。 差し込む新たなブランクは不要部分を切り取ってからテーパーの関係で少し太くなる差し込み部先端の塗装を剥いで細くし、グリップ側の差し込み口は内側を少し削って広げて調整しました。 差し込む際はギリギリの径にしても、十分な接着しろの分だけ差し込めば径の差がでてガタ付きが生じます。 ここは微妙にコアテープで太さ調整してセンターを出しました。 接合が完了してもブランクの太さの違いによる段差の問題があり、ここはサイズの異なるリップスティック型ワインディングチェックを加工し、スレッド巻きコーティングで上手く段差が判らない様にしょりしました。 ガイドは9個のノーマルガイドから1個除いて8個設定で取り付け、バット部にはブランクのエンブレム・諸元シールを貼ってあります。

 依頼者の方からは何があっても納得して頂ける了解を頂いてはいるのですが、ある程度の確証があっても万一の場合は使えるまともなロッドをダメにする事になるのでブランクを切断するのは躊躇しますね。 今回は結果オーライで良かったのですがが、ノミの心臓の店主としては精神衛生上には良くない作業でしたね。(笑)

 
費用総合計 ¥26089 (当然ですがグリップ・ガイドのパーツ代は含まれません)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) 集積コルクを何ヶ所も組み込んだリヤグリップ部

 滋賀県の方からの依頼により、MHX社製のブランク (MHX MB873) で作成したカスタムロッドです。

 1/2ozクラスのミノーの中層デットスロー巻き、フローティングバイブのワーミングバイブ用に、ファーストアクションで7〜7.2ft位のMHのロッドが欲しいとの要望でした。 ハイテーパーのブランクスが好きという事で、リストアップし、ブランク候補をカタログ等からその中から客様が選択されたブランクのMHX MB873を用い、7ft3inのブランクですが問題ないという御意向で長さを変えずに製作してあります。

 グリップは依頼者の方のお好みデザインのロッドの写真数枚をメールで送って頂いており、それを見本にして作業を進めました。 リールシートはブランク径に内径を合わせた無塗装のACS-SD16で、グリップはコルクに集積コルクを部分的に入れ、エンドキャップ部も集積コルクでリヤグリップと一体化させてあります。 コルクパイプと集積コルクリングを繋ぎ合わせるのも手間ですが、旋盤を用いても硬さの異なるコルクと集積コルクを同時に切削して滑らかな表面にするのは結構難しく、特に握った感触が重要なセンターグリップの作成には気を使いました。

 ガイドはFujiのKガイドでセミマイクロ的にという要望で、T-KGST4.5、T-KTSG4.5・5・5.5、T-KBSD6、T-KWSG7・8・10を組み合わせ、シンプルなブラック単色のスレッドで巻き上げてコーティングしてあります。

 費用総合計 ¥53912
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) ラ極太ウンド型フォアグリップと材料にしたEVAのパーツ

 三重県県の方からの依頼で、マタギ社ブランクのTラッセル・ブラキアを用いて作製したバットジョイント式ベイトタイプのシーバス用カスタムロッドの完成例です。

 ブランンクはお客様が選択なさったマタギ社Tラッセル・ブラキアのTR-76-MH(R)で、オールダブルフットのKガイドを用いたニューガイドコンセプトでとの御要望でした。 トップ部はあまり大口径にしたくないとの事でT-MNST5.5、以下T-KWSG5.5〜同16までを組み合わせた10個設定とし、スレッドは御指定の単色グレーのスレッドで巻き上げコーティングしてあります。

 グリップの方は、リールシートにマットブラック塗装されたのカーボンパイプをスペーサーに入れた無塗装のECS-17にブラックカラーのフードのSDナットを組み合わせ、リヤはストレートのEVAとFujiのゴム製BRC22バットキャップという非常にシンプルな作りです。

 依頼者のこだわりと手間取った作業は、丸い球形のEVA製フォアグリップの作成でした。 市販パーツの中に流用可能な形状・大きさのEVAパーツが無いので普通ならお断りする御要望ですが、丁度直前に他の方から同様な相談があった為に色々と方策を考えていたところでした。 考えた事はソルトロッドや雷魚・ビックベイトロッドなどに使う大型のEVA製バットキャップを加工する事です。 如何にエンド部のセンターに穴を開けて旋盤に取り付けるかという事と、上手く綺麗な球形に削り出せるかが問題でしたが、何とか一発で削り出しに成功しました。 右側の写真が、材料としたのと同じEVA製バットキャップと完成したフォアグリップとの比較です。 今回は直径約38oとなりましたが、同じ物を作れと言われてもワンオフの削りだし作業なので同じ径で作るのは難しいでしょうね。 とりあえず失敗作を作らずに済んだので、「我ながら良くできました」と店主自身で自分を誉めてやりたいロッドのカスタム作業でした。

 費用総合計 ¥46202
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) デザイン見本のロッド<上側>と完成品との比較

 以前にも同様の依頼をしてくださった栃木県の方から、グラスのブランクを使った6フィー ト・2ピースでEVAグリップのウルトラライトロッドを、全体的にトラウトアイランド社のスカイソード2と同じ様なデザインにして欲しいとの依頼で作製したカスタムロッドです。

 ブランクはジャストエース社のTUJ622ULが御指定でしたが、長さが6ft2inなのでトップ部とバット部で1inずつカットしました。 トップを1inカットするとロッドの硬さがかなり変わって感じられるのですが、張りの少ないグラス素材のウルトラライトロッドだったので影響は極めて少なかったです。 ブランクのカラーは本来だとマットブラックなのですが、ホワイトを御希望でした。 ジャシトエースに塗装を依頼すると焼付け塗装で丈夫なのですが費用が少々高くなるので、御予算の関係で前回と同じ様にマタギ社へ送って吹き付けでホワイトに塗装。 リールシートはIPSタイプで、在庫していたマジョーラカラーに廃盤となったマタギのスタッグフレームのコバルトブルーカラーを組みつけて使用し、デザイン見本としてお送り頂いた以前にEVAグリップへ改造したスカイソード2と同デザインになる様にEVAパーツを切削加工して組み付けてあります。

 ガイドは見本と同じチタンフレームのMNトップ・Lガイド・ATガイド・Yガイドを組み合わせて取り付け、コバルトブルーとシルバーのメタルスレッドで巻き上げてあります。

 
費用総合計 ¥54394
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) ネームシール貼り付けコーティング状態

 以前から何本ものカスタムロッド作製を注文してくださっている岡山県の方からの依頼で、当店オリジナルのブランクを用いて作製したバス用バーサタイルのカスタムロッドです。

 今回は依頼者御自身がお使いになるロッドではなく釣り仲間グループの中の方の為のロッドということであり、まだ初心者に近いレベルなので6ft6in〜6ft9inクラスのバーサタイルロッドを¥45000位で作ってほしいとの依頼内容でした。 基本的に全てお任せしたいとの事でしたので、ブランク選定は色々と悩みました。 当店オリジナルのブランクは在庫がほとんど無くなっていましたが、多段テーパーで抜群の食い込みと異常と思えるほどのバットトルクを誇るWBB-Mが運良く残っていたので、それを採用する事にしました。

 ガイドはチタンフレームのKガイドをセミマイクロ的なサイズで上付けセッティングし、シンプルにブラック単色のスレッドで巻き上げ。 ブランク本体は6ftだったのでカーボンパイプを接合してグリップを作成。 シェイプしたEVAワンピースグリップと、コストダウンの為にECSリールシートは機能に関係ないので無塗装としました。 最後に、毎度依頼されている当店の名前と釣りクラブの名前のオリジナルシールをブランクバット部に貼り付けコーティングしてカスタムロッドを完成させました。

 
費用総合計 ¥44641
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) 蛍光ピンクの目立つスレッドでガイドを巻いたトップ部

 以前から何本もカスタムロッド作製を注文してくださっている青森県の方からの依頼でノースフォークコンポジットのブランクを用いて作製したベイトフィネス用のカスタムロッドです。

 当初の依頼内容は、ノースフォークコンポジットのSB5100-1(SM)を使用してベイトフィネス用カスタムロッドを作成して欲しいと言うものでした。 輸入元にブランク在庫が1本だけ在ったので取り寄せて作業する事になったのですが、そのブランクが不可抗力のトラブルで使えなくなり、依頼者と相談のうえでブランクの機種をワンクラス上のSB5100-1(IM)に変更する事になりました。 ブランクの価格は少し高くなるのですが、輸入元の御好意もあったので費用はSB5100-1(SM)を使ったのと同じにしてあります。

 デザインは毎度の依頼と同じ内容で、サイドワインダーFE風グリップでフォアグリップレス部はアルミ製の幅広リールシートリングとワインディングチェックを組み合わせて処理してあります。 ガイドはチタンフレームKガイドで、セミマイクロサイズの10個でスパイラル設定し、バット〜ベリー部のスレッドカラーはメインにブラック、縁取りはシルバーですが、トップ部は見易い蛍光ピンクのスレッドで巻いてあります。 蛍光ピングのスレッドは透けない処理済のスレッドなのですが、それでも多少透けて下地の色の影響を受け、ブランクのカーボン地の色でスレッドが黒ずんでしまいます。 それを防止する為に、チョット一工夫してスレッド本来の明るい蛍光ピンク色を保たせてあります。

 
費用総合計 ¥48601
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) ネームシール貼り付けコーティング状態

 以前から何本ものカスタムロッドの作製を注文してくださっている岡山県の方からの依頼でノースフォークコンポジットのブランクを用いて作製したベイトフィネス用のカスタムロッドです。

 ノーシンカーや軽量プラグを扱い易い6.6ftのブランクを御希望という事で、相談の結果MB662-1(HM)を使用する事になりました。 他の御要望は、「ガイドにはチタンフレームでのセミマイクロ設定で、イエローのスレッドで巻き上げ」 「リールシートは黒・黄のクラックルペイントを施したECS-16で、タッチ窓部用にゴールドの金属パイプをスペーサーとして組み込み」 「コルクグリップでリヤグリップは強めのシェイプ」 「金属パーツは全てゴールドで、エンド部はマタギのWBP-2(G)取り付け」 「バット部に以前に作ったロッドと同じネームシールを作製して貼り付け」 と言う依頼内容でした。

 リールシートは塗装をマタギ社に依頼したのですが出来上がるまでには2週間位かかるので、それまでにリアグリップのシェイプ加工と取り付けやネームシールの貼り付けコーティングなど可能な作業を全て先に済ませておき、リールシートが入荷してからは2日で完成させました。 写真では見えない部分ですがフォア部のKDPSの中にはEVAでスペーサーを作って入れてあり、バット部の飾り巻きコーティングをした部位の径にピッタリ合わせてあるのでフォア部のガタツキが無い様に作製してあります。 なお、KDPSのフードのゴールドカラーは廃盤になりつつあるのか入手困難となってきており、当店でまだ在庫している物で対応してあります。

 
費用総合計 ¥68858
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) リヤグリップとツートンカラーにしたバットキャップ

 20年来の常連様で何回もカスタムロッド作製依頼してくださっている愛知県の方からの依頼により、ノースフォークコンポジットのブランクを用いて作製したカスタムロッドです。

 ブランクはノースフォークコンポジット社のFlip766-1 (HM) で、グリップは依頼者の方が描いた図面に基づいたデザインになる様にパーツを選定して作製しました。

 御要望のグリップデザインは特に変わった形状ではないので困る事は少なかったのですが、バットキャップのカラーリングに問題があり、デビジョンのロッドにある様なグレーのEVAでエンド部のみブラックのバットキャップが御希望でした。 同じような形状・カラーリングの市販パーツが無く、ブラックのEVA製バットキャップとグレーのEVAパイプを加工して作製しました。 グレーのEVAパイプの太さの限界の為、デビジョンの物よりエンド部のブラックの部分の割合が多くなってしまいますが、近いイメージにする事ができました。 良く使われるFujiのゴム製BRC22等は重いのですが、EVAは軽量の為に先重りバランスになり易くなります。 元々ある程度の重量があるブランクなので、エンド部内にカウンターバランサ用ウエイトを内蔵させてあります。

 ガイドは御要望に従ってチタンフレームのKガイドを用い、セミマイクロ的なサイズの設定でスパイラルセッティングしてあります。 スレッドはブラック1色なので、巻くのには苦労は無かったですが、セパレート部に貼り付けコーティングした依頼者持込みのシールには難儀しました。 当店がシール作製を依頼しているところは薄く軟質のシールなので細い曲面でも貼り易くプリント文字の上にラミネートされているので溶剤で文字インクが溶け出すこともありません。 時々持ち込みシールを貼って欲しいとの依頼があるのですが、シールが厚く硬く貼り難かったり、コーティング剤を塗ると文字が溶け落ちてしまう物が多く困らせられます。 今回のシールはラミネートされていたので文字の溶け出しは無かったのですが硬い為に曲面に貼り難く、厚みもあるのでコーティングも厚く塗らないとシール周辺に段差が出来てしまいます。 また硬く張りがある為に、粘着剤がコーティング剤の影響を受けるとシールが捲れ上がってしまいました。 その為に塗ったにコーティング剤を全て拭き取ってシールを剥がし、再度新しいシールを貼ってコーティングし直しましたが、再々度やり直しがない様に非常に気を使わねばないませんでした。

 この様なトラブルが発生する事もあるので、カスタムロッドの制作やロッド改造においては、お客様ご自身が持ち込みなさったシールが上手く貼れない場合も多い事を御承知置きください。

 費用総合計 ¥76663
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) グリップレスタイプで作ったフォア部の形状

 何度もカスタムロッド作製を依頼してくださっている青森県の方からの依頼で、今回もノースフォークコンポジット社のブランクを用たカスタムロッドの制作例です。

 以前にもソフトカバーエリアでのフロッグゲーム用ロッドとしてノースフォークコンポジットの MB669-1 (SM) で1本カスタムロッドを作製しているのですが、小型のバス主体となるエリアではオーバーパワーだと言う事で、パワーを1ランク下げた MB668-1 (SM) で新規に1本カスタムロッドを作成することになりました。

 今回も御希望によってバット部を少しカットして6ft4in仕様で作成し、毎度の御依頼と同じくでサイドワインダーFE風グリップで、フォアグリップレス部は短くカットしたステンレスパイプアルミ製ワインディングチェックを組み合わせて処理してあります。 グリップサイズは御要望に合わせ、以前のロッドのデータを基にサイズで作製してあります。 ガイドも以前のロッドと同じくトップにT-MNST6、以下T-KWSG6〜12の総ガイド数10個のスパイラル設定で、スレッドカラーもdeps風にメインにブラック、縁取りはシルバーとしてあります。 外見的にはバット部に貼った諸元シールを確認しないと前回作製したカスタムロッドと区別できない仕上げとなっています。

 費用総合計 ¥56584
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) 合わせマークを入れたジョイント部

 和歌山県の方からの依頼でジャストエース社製のソルトウォーター用ブランクを使用してロックフィッシュ用に作製した、2ピースでベイトタイプのカスタムロッドです。

 大型のメバルやロックフィッシュをメインターゲットにするがシーバスまで狙えるロッドを作りたいう御希望で、依頼者の方が指定されたジャストエース社製ブランクの LST872M を用いてカスタムロッドを作製しました。

 グリップはノリーズのストラクチャーシリーズの様なデザインで、フォアグリップのみスレートタイプのコルクとの御希望でした。 ロングロッドを用いた縦捌きの釣りスタイルの為にロッドの重量バランスは非常に重要であり、御要望により取り付けたFujiのWBCウェイトバランサーキャップだけでは不十分だったので、グリップエンド内にも少しウェイトを内蔵させて調整しました。 これにより非常に良い重量バランスとなり、感度のアップが期待できるロッドに仕上がりました。 ただFujiのWBCは2015年のカタログから載っておらず廃盤になった様なので、当店の在庫が無くなり次第で今後は使えなくなるパーツです。

 ガイドはチタンフレームS.I.C.リングのKガイドをニューガイドコンセプトとKRコンセプトとの中間的なガイドサイズで組み合わせてスパイラルセッティングで組み込みました。 PEライン使用でのリーダーノット部を考慮してトップガイド.はT-MNST5とし、T-KTSG5gが4個・同5.5が2個、以下はT-KBSG6とT-KWSG7・同8・同10・同12を1個ずつ組み合わせた12個設定としてあります。
 通常の上側に取り付けられたガイドであれば2ピースロッドの接合時でもガイド向きを合わせる事が簡単ですが、スパイラルガイドだと少々合わせ難くなり、しかもナイター釣行で暗い場所だと尚更です。 そこでピッタリと合わせる事はは困難でも、概ねの向きが簡単に合わせられる様にジョイント部に白い合わせマークを入ました。 また写真には写っていませんが、概ねの魚のサイズを測る為にマーキングとしてのスレッド巻きコーティングをバット部に数箇所施してあります。

 費用総合計 ¥58197
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ全体像 ・ (右の写真) Fujiのゴム製BRC-19を切削加工したバットキャップ

 大阪府の方からの依頼によって、ノースフォークコンポジット社のスイムベイト用ブランクSWB807-1(IM)を用いたカスタムロッドの製作例です。

 1〜5ozクラスのビックベイト用で7ft6in位の長さのロッドを作りたいとの御依頼でした。 依頼者の御希望によりノースフォークコンポジッ社トのスイムベイト用に作られた8ftのブランクのエンド部を6in分カットして作製する事になりました。
 グリップは他所で作られたカスタムロッドの様なデザインにして欲しいと写真をお送り下さったので、基本的なデザインはそれに合わせてあります。 その他の指定はリールシートにマタギ社が扱っているアンドリュース社のコブラスキン柄のACS-17を、リールシート上部にはゴールドのリップスティック型ワインディングチェック取り付け、セパレートパイプ部に御依頼で作製したネームシールを貼り付けコーティングする等でした。

 送られてきたデザイン見本用のロッドの写真だと、エンドキャップは2種類の金属パーツと集積コルクエンドキャップを組み合わせてある様な構造でしたが、依頼者の方はコルクが嫌いなので集積コルク部をゴム製にして欲しいと言う御要望がありました。 依頼者の方はマタギ社の葉釜型エンドキャップを候補としておられたので、それとリールシートリングを組み合わせましたが、どうしてもゴム部が見本の写真のイメージとは異なり違和感を感じました。 そこでゴム部をFujiのBRC19ソフトキャップを切削加工して作製しましたが、ゴムは弾力がある為に切削加工がし難く、この部分は結構苦労しました。 パーツとして市販されていないものは加工して似た物を作って使用する、これがロッドのカスタムを得意とする当店の良いところですかね?

 ガイドは全てダブルフットKガイドのステンレスフレームPKWSGで、これをFuji推奨のニューガイドコンセプトのガイドサイズでスパイラルセッティングし、スレッドはブラックのメインスレッドにフクシアとシルバーの2色で縁取りを入れて巻き上げました。 少し短くしたとは言え肉厚で重みのあるブランクなので、エンド内部にカウンターバランサー用のウェイトを内蔵させて重量バランスをとってあり、非常に軽快にロッド操作できる様に仕上げてあります。

 費用総合計 ¥72952
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) 御希望のカラーリングに仕上げたロックナット部

 福島県の方からの依頼で、ジャストエース社製のソリッドティップのブランクを用いて造ったスピニングタイプのカスタムロッドの製作例です。

 今回使用したブランクは、偶然にも同時期に依頼を請けた一段下のカスタムロッド完成例の写真のものと全く同じ機種のブランクであり、しかも同じ福島県の方からの依頼だった為に、依頼内容を混同して間違わない様にせねばなりませんでした。 ちょっと忙しい時期だったので少々気を使いましたネ。

 グリップデザインは依頼者から送られてきた他のロッドの写真を基にして、細かい御希望を取り入れて作製してあります。 メタリックなパープルカラーを基調としたいと言う御希望により、リールシートはマタギ社が扱っていたが今は廃盤となったFujiのIPS-KN16のIPチタンコートカラーで、当店が在庫していた最後の物を使用しました。 リールロック部のKDPSに被せるパーツはカーボンパイプ+パープルカラーのパーツが御希望でしたが、パープルを目立たせる為にシルバーのライン入りパーツや小型のシルバーのパーツを組み込んでデザインしてあります。

 ガイドはチタンフレームS.I.C.リングの物をKRコンセプトで組み、細いPEライン使用との事でしたがリーダーノット部を考慮してトップガイドは4.5サイズとし、バットガイドの方もリーダーノット部に干渉しないので20のサイズを採用。 スレッドはブラックをメインにメタリックのパープルを縁取りに入れてありますが、やはりパープルを目立たせる為にブラックとの間にシルバーのラインを巻き込みました。

 ロッドを立てての釣りでの操作性感度を考えると重量バランス的にはやはりバランサーは必用なので、グリップエンド内にバランサー用ウェイトを挿入接着し、更にバットキャップにはマタギの可変ウェイトバランサータイプのバットキャップWBPを取り付けてウェイト微調整出来る様にしてあります。

 費用総合計 ¥55321
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップの全体像 ・ (右の写真) フォアグリップとフックキーパーの取り付け状態

 福島県の方からの依頼で、バス用のウルトラライトでソリッドティップのブランクを使用して作製した管理釣り場トラウト用のカスタムベイトロッドの完成例です。

 ブランクはジャストエース社のFSS681ULFで、偶然にも同時期に別の福島県の方から同じブランクでロッド作製を依頼されていたので、仕様を決めるメール交信で内容を間違えない様に気を付けねばなりませんでした。 偶然と言えば偶然なのですが、似た様な事は良くあるので不思議に感じます (釣り人のバイオリズムか?)。

 リールシートはFujiのACS-16の無塗装タイプで、タッチ部は手への当りが痛くならない様に最大内径15mmの機種にカーボンパイプをスペーサーとして挿入してあります。 全体的なデザインやサイズは御希望により廃業したUFMウエダ社のWBS-68TB風に仕上げました。 手間だったのはフックキーパーの取り付けで、完全ワンピースブランクでフォアグリップが動くKDPS仕様なので、デザイン上の問題もあってまずフックキーパーを取り付けて、その後にリヤ側からグリップのパーツを組み込まねばならなかった事です。 ガイドやバット部に巻いたスレッドと金属パーツは御希望に合わせてブルーとシルバーを基調に組み合わせてデザインしました。

 ガイドは御要望によりトルザイトリングのKガイドで、ティップ部のサイズ4から始まってバットガイドは10というマイクロガイドとニューコンセプトガイドの中間的なガイドサイズ構成で、これをスパイラルセッティングしてあります。 この場合S.I.C.であればバットガイドはKWSG10なのですが、トルザイトはリング内径が広い為に同サイズだとラインがブランクに近づくのでスパイラルの逆方向にロッドが曲がった際にラインがブランクに干渉し易くなりました。 そこでバットガイドは通常のKWSG10より背の高いKWTG10-Mを採用してラインとブランクが干渉しない様に配慮してあります。

 このロッドは長さの割にショートグリップの為に軽いガイドを用いても先重り感があるので、グリップエンド内にバランサー用ウェイトを挿入接着し、更にバットキャップにはマタギのバランサーウェイト可変タイプのWBPを取り付けてウェイトの微調整が出来る様にしてあります。 この様な事を配慮しながらロッドをカスタムしていくのがロッドビルダーのセンスだと思います。

 費用総合計 ¥55345
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) ガイドの取り付け状態 ・ (右の写真) 飾り巻きとシール貼り付けコーティングの状態


 石川県の方からの依頼で、依頼者御自身が用意なされたソリッドグラス製のブランクの表面にコーティングを施し、ガイドをスパイラルセッティングで取り付けてバット部に飾り巻きと当店のロゴシール貼り付けコーティングしたカスタムロッドです。

 依頼者の方がお手持ちのソリッドグラスのブランクに2ピース用の雄側の金属ジョイントを取り付けて、御自身で既にお造りになられたグリップに雌側のパーツを組み込んだジョイントタイプのロッドを作製しようとなっている方からの依頼ででした。

 既にジョイント用の金属パーツはブランクに接着してある状態で、このブランクの表面にクリアーのコーティングを施し、御自身で用意なされたガイドをスパイラルセッティングで取り付け、バット部に飾り巻きと当店ロゴシールの貼り付けをして欲しいとの御要望でした。 まず透明度が高いエポキシ系コーティング剤を染み込ませたナイロン製の布でブランクを拭き上げ、ある程度硬化したら同じ作業を繰り返し5回行い、薄くて丈夫な皮膜を作るコーティング作業を行いました。

 ガイドの取り付け作業そのものは難しくありませんが、指定された9個のガイドを5ftでという短さでウルトラライトクラスの軟らかいブランクに取り付けるのには位置を決めるのが大変でした。 それ以外にもバット部のシール貼り付けと飾り巻き部は、既に取り付けられているジョイントパーツの先端部から僅かにはみ出している接着剤の小さな段差の為にスレッドが巻き難かったですね。

 お客様御自身が途中まで作業したものを仕上げてカスタムロッドを完成させて欲しいと言う要望は時々あるのですが、次の作業がやり易い様に総合的に考えて処理されて無い場合は結構大変な仕事になる場合もありますね。

 
費用総合計 ¥12787 (ブランク代は持ち込みの為に金額は含まれておりません)
 
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) バット部へのシール貼り付けコーティング状態

 以前から何本もカスタムロッド作製を注文してくださっている岡山県の方からの依頼を請け、今回はジャストエース社製ブランクのCTG66MRを用いて作製したカスタムロッドの完成例です。

 このブランクの長さは6ft6inなのですが、全長を6ft5inで作成して欲しいとの依頼でしたのでバットエンド部を1in程カットしてあります。 リールシートはマタギ社でクラックル塗装したACS-16を使用し、タッチ窓部にはゴールドのカラーパターン入りメッシュカーボンパイプをスペーサーとして入れてあります。 グリップは少しシェイプ加工したコルクで、金属パーツカラーは全てゴールドで、エンドキャップはマタギのユニバーサルバットエンドを採用しました。

 ガイドはトップにはT-MNST5.5を、以下T-KTSG5,5×4個、同6、T-KWSG7・8・10・12の10個設定でスパイラルガイド仕様。 ガイド部及び飾り巻きは蛍光ライムグリーンのスレッド単色で巻き上げ、バット部には依頼によって作ったネームシールを貼り付けてコーティングしてあります。

 同じ依頼者方から何本もカスタムロッドの制作依頼を請けると、その方の好みやデザイン的なパターンが判ってきます。 その為に半年毎位の御依頼であれば、記憶もハッキリしているので回数を重ねるほど作業速度が速くなりますね。

 
費用総合計 ¥57966

 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) フォアグリップレス仕様のバット部


 岐阜県のお客様が御自身が所有されているマグナムクラフト社製のブランクをお持ち込みになられ、そのブランクを用いて作製したカスタムロッドの完成例です。

 グリップはサイドワインダーのFE風デザインが好みですがグリップの材質はEVAでなくコルクという御希望で、このところ同じよなデザインのグリップを作る作業が続いていました。 以前は似たデザインのロッドはこのページに続けて掲載にない様にしていたのですが、今回はあえて載せて違いを比較して頂こうと思っています。

 このブランクはグリップ着脱式なのですが依頼により接着してあり、接合部は金属リングとスレッド巻きコーティングで段差が気にならない様に処理してあります。 パーツやブランクが持ち込みだと工賃計算が異なり、全て当方でお買い求めになられた場合よりやや割高にはなりますが、基本的に何処のブランクであってもカスタムロッドの制作をお請けしております。

 費用総合計 ¥45786 (ブランク代は持ち込みの為に含まれておりません)
 
   
☆ カスタムロッドの完成例
 (左の写真) グリップ部の全体像 ・ (右の写真) フォアグリップレスのバット部

 以前にも何回か当店を利用してくださっている青森県の方からの依頼で、ソフトカバー攻め用にノースフォークコンポジット社のブランクを用いて作成したカスタムロッドの製作例です。

 前回の御依頼で作成したロッドがカバーの濃いエリア向きだったので、もう1本それよりも薄いカバーのエリアでのフロッグゲーム用のロッドを作りたいという御希望で製作したカスタムロッドです。 依頼者の方と数回メールで相談した結果、ブランクは前回使用したノースフォークコンポジットの同じシリーズからMB666-1(SM)を選択し、前回と同様にバット部をカットして6ft4in仕様で作成しました。 グリップデザインも前回と同じのサイドワインダーFE風でサイズも同じに作り、ガイドの機種・サイズも全く同じにしました。 異なる部分はブランクに付属していた型式・諸元のシールで、前回はシルバー文字の転写式シールでしたが今回はゴールド文字の貼り付け式シールで、サイズも異なるので飾り巻きの位置も少し変わりましたが、それ以外は区別が付かない仕上がりです。

費用総合計 ¥54194
 

★ カスタムロッド製作の費用等に関して

 カスタムロッドは、お客様の用途・好み・予算等の御要望をお聞きして、納得して頂けるタックルに仕上げております。 ブランクやパーツは当店で用意させて頂く物の他、お客様が持込まれる物でも基本的にはOKですので、カスタムロッドの作成をお考えであれば御相談ください。 ロッドメーカーのアドバイザーとして市販ロッドのプロデュース経験のある店主が、御相談の対応からカスタムロッド製作の作業まで責任を持って行っており、ブランク・リールシートの塗装以外は外注に出す事なく全て一貫して当店で実施いたしているので安心です。

 ロッドの改造・修理・リールメンテナンスに関しては ⇒ BASSリメイクのページへ

★ ガイド関係基本工賃 <消費税別>(パーツ代別途)

   ☆ ガイドの取り付け
 (ガイド1ヶ所に付き)

      トップガイド                ¥1000
      シングルフットガイド           ¥1000
      ダブルフットガイド            ¥1500
    ※ ダブルラッピングは
       シングルフット¥600プラス・ダブルフット¥1000プラス


   ☆ ガイド部以外の化粧巻き

      幅5p未満 ¥600 ・ 幅5p以上で10p未満 ¥1000
      10p以上は応談

   ※ 上記金額は単色スレッドの場合です
      縁取り・ライン入れ・多色になる場合
        1ヶ所または1色増すごとに¥100プラス
      ダイヤモンドラッピングなどの特殊な巻きなどは応談 

   ※ ガイド ・ ネームシールなどのパーツをお持込みの場合
       費用は25%アップになります。

      取り外したガイドを再利用する場合も25%アップなります。

      通常在庫していないガイドを取り寄せる必要がある場合
       送料の一部を負担願います。


 ★ グリップ関係基本工賃  <消費税別> (パーツ代別途)

    ☆ グリップの取り外し・取り付け基本工賃

       リールシートの取り付け
        パイプシート ¥1500  ・ スケルトン ¥2000 〜

       リヤグリップの取り付け
        30p未満 ¥1000 〜 ・ 30p以上 1500 〜
        ゼパレート ¥2000 〜

       フォアグリップの取付け
        ¥1000 〜

       金属パーツの取り付け
        パーツ1個に付き ¥500 〜

    ☆ グリップのシェイプ加工など (特殊な加工については応談)

        フォアグリップ
             コルク  ¥500 〜 1500
              EVA   ¥300 〜 1000

        セパレートグリップ  (センター or リア)
              コルク  ¥500 〜 1500
              EVA   ¥300 〜 1000
           
        ワンピースリヤグリップ
              コルク  ¥1000 〜 2500
               EVA   ¥800 〜 2000

    ☆ ロッドの重量バランス調性

        基本工賃      ¥1500

      ※ パーツ代・取り付け付随作業の費用は別途 
        グリップ取り付けに付随する場合はその工賃で


      
 ※ パーツをお持込みの場合の費用は25%アップになります。

         取り外したパーツを再利用する場合も25%アップになります。

         通常在庫していないパーツを取り寄せる必要がある場合
          送料の一部を負担願います。


★ カスタムロッド用の取り扱いブランク・パーツ

 ジャストエース社オリジナルブランク、マタギ社のオリジナルブランク・同社取り扱いのMHXブランド等のブランクや、ブルーピークス社取り扱いのノースフォークコンポジットのブランクの他、一部当店オリジナルブランクでカスタムロッドを製作致します。 
基本的にコルク・EVAパーツはは当店で削り出した削り出した物を、ワインディングチェック等の金属パーツ類は<Justace>と<マタギ> の製品を、 ガイドやリールシート等は<Fuji> 製品 を使用していますので、各社のホームページからウェブカタログも参考にご覧になってください。

  〇 ⇒ Fuji ウェブカタログへ
  〇 ⇒ MATAGI ウェブカタログへ
  〇 ⇒ JustAce ウェブカタログへ
  〇 ⇒ ノースフォークコンポジット社ブランクのリストへ

★ 納期について


 通常は数日〜2週間程度の時間を頂きます。
 パーツの取り寄せや多忙な場合は稀に3週間以上必要な場合があります。


★ お支払いについて

 遠方の方の場合は、指定口座にお振込み頂き入金確認後に発送させて頂いております。
 ブランク代や高額なガイド・パーツや高額パーツ使用の場合は、一部費用を前金で頂きます。
 残りの費用は基本的には完成後にお支払い頂いております。


★ 遠方の方への完成ロッドの送料に関して


 当方から完成したロッドを送る場合は送料の安い業者のサービスを調べて送ります。 通常は<佐川急便の長物特例><基本料金を契約している西濃運輸の営業所止め>のどちらかを利用する事になるでしょう。 サイズ・送る地域で変わりますが、ワンピースロッドだと当方からの返送費用は通常¥1000〜3000位になるとお考え下さい。 ロッド改造・ロッド修理などで長尺荷物を当方へ送る際の運送業者や料金でお悩みの方は「BASSリメイク」のページの記載を参考にしてください。 ⇒ ロッドの送料に関して

カスタムロッドに関するお問い合わせ、ご注文は
  Q&Aのページを見て参考にし、オーダーページからどうぞ

    Q&Aへ  カスタムロッド・オーダーへ



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※ なぜ、BASS-STOPのオーナーがカスタムロッドの製作や 改造をする様になったのか?
 
 BASS-STOPのオーナーは45年以上前の学生時代から独学で自分自身のロッドの改造や修理を行い、何本ものカスタムロッドを自作してきました。 ショップを営む様になってからは、某ロッド・メーカーのアドバイザー8年間を勤め、その間に素材の特性をはじめ更に多くの事を学びました。
 その中の一つが 「市販品は万人向きに作られた物が多いが必ずしもそれが各個人に合うとは限らず、特定の人がプロデュースした商品や限定品になれば逆に個性が強すぎて合わない人も多くなる」 という事です。
 市販品は種類が豊富で良い物も沢山あるが、釣り人の体格・体力・クセ・好み等はまさに 「十人十色」 の為、市販品では満足しきれない方も少なくありません。
  釣道具は釣りの為の 「道具」 です。  「道具」 は使い手の 「釣り人」 に合う物でなければ、満足のゆく結果は出し難いというのがオーナーの考え方となり、そして たどり着いたのが、カスタムロッド製作やロッド改造です。
  「釣り道具」 でお悩みの方は是非ご相談ください。 むろん相談する事で 「使い易い市販品」 を見つけ出せるかもしれません。
 
 

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※ 通信販売に関しては、Tel,Fax.Mail いずれでも構いませんのでお問い合わせ下さい。 Eメールの場合はウィルスに感染していると自動削除されますし、 まれに返答で送ったメールがエラーで帰ってきてしまったり、「迷子」になり届かない例もありました。 もし1〜2週間経過しても返答がない場合はTel等で確認して下さい。 
 改造・カスタムロッドの作製はお客様の要望を最大限に具体化したいので、実際に作製依頼なさる場合はイメージ図・デザインの参考になる市販ロッドの写真・長さや太さの希望数値等をお送り頂ければ幸いです。 無論、当方に完全「お任せ」で作製依頼なさる方もおみえになえりますが、それもOKです。
  現在のところお支払いは銀行口座への振込みか現金書留に限っておりますので、ご了承下さい。

 
   

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